為替災害対策提案書 2015年1月6日 BLUEDOT株式会社 背景 • 急激な円安が輸入を中心に行う中小、ベンチャー企業に経 済的に、心理的に大きな打撃を与えている。わずか2年で1 米ドルが70円台から120円になり、最近では約2カ月で100円 から120円に変動するなど、世界的に見ても稀な為替変動で ある。 • 中小、ベンチャー企業の経営は厳しい状況に置かれ、政府 の政策実行にもマイナスの力が働く。 • 過去の急激な円高は、輸出企業の国際競争力を低下させ、 日本の産業界の地位低下を招いた。 1.基本認識 • 次の為替状態は「災害」である。 – 急激な為替変動 – 過度な円安または円高 ※ 「災害」とは人の対応力を超えた、抵抗できないほど大きな力を示す。 2.為替変動の認識図 円高 変動速度 円安 3.為替災害領域 円高 円高 災害 変 動 変 動 変動速度 災 害 災 害 円安 災害 円安 4.専門部会の設置 • 為替災害対策の専門部会を設置する。 – メンバーは関連省庁、日本銀行、民間金融機関、 知識人、企業経営者で構成する。 • 専門部会は為替災害の認定基準を策定する。 • 専門部会は「為替災害対策法」を立案する。 • 同法を運用する監督省庁を定める。 5.為替災害対策法 • 目的 – 急激な為替変動、過度な円安・円高を防ぐ、または起きた場合に支 援することで、企業の本業集中を助ける。 • 災害認定 – 為替変動が一定速度を超えた場合、または過度の値に達した場合、 「為替災害」と認定する。 – 監督省庁より各金融機関に対して、警報を発令し、各行は取引先に 対して融資・返済について緩和策を実施する。 6.工程 • 専門部会を設置、開催する。 • 為替災害対策法を立案し、制定する。 • 国際協調により、世界的な為替の安定に寄与する。 以上
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