兵庫県立光風病院 地域医療連携ニュース 2014年第1号 発行:兵庫県立光風病院 〒651-1242 神戸市北区山田長上谷上字登り尾 3 TEL (078)581-1013 FAX (078)583-3797 URL http://www.kofu-hosp.jp/ 光風病院近況報告 副院長 葛山秀則 兵庫県立光風病院にとって平成25年は、変化の年でした。 児童思春期センター「ひかりの森」を開設し、児童病棟25床、思春期病棟40床に加え、外来療 育、思春期デイケアを開始しました。 外来は新しいフロアーに移動し、児童思春期外来と成人外来を区分けしました。 外来予約制と院外処方箋の本格的導入を行ない、これまでの重要課題であった外来待ち時間の短縮 ができました。 同時期に電子カルテ移行を行いました。精神科単科病院での電子カルテ使用は前例が少なく、行動 制限中の診察を他の診察と区別する等、独自に工夫を要する点が多くありました。クリニカルパス導 入準備を含め、現在も修正、改良を重ねています。 今年4月には、精神保健福祉法改正があり、非自発的入院の流れが大きく変わりました。入院当初 から早期退院を目指した手続きが導入され、病院内の多職種での関わりはもちろんのこと、地域生活 支援、援助事業者の方々と協力して退院支援をするよう法律に明記されました。当院職員一同、入院 時から退院後の生活イメージを持ち、本人の希望を大切にした治療、回復の支援を行って参ります。 また、地域医療連携体制を充実させ、関係医療機関との間で患者紹介や診察依頼が相互にスムーズ に行えるよう努力いたします。 これからも、ご支援ご協力賜りますようお願い致します。 看護部長 松山恵子 4 月に着任致しました新人看護部長です。どうぞよろしくお願いします。 新しい職場に対する期待と不安で一杯ですが、病院を囲むすばらしい 環境に感動し、緑に色づく山々やソプラノ気味の鳥の声に「しっかり しなさいよ」と励まされております。 約 76 年の歴史を持つ光風病院は、地域の中核病院として、変化する 社会情勢に柔軟な対応を心掛け、地域の皆様のご協力、ご理解を頂き ながら病院機能を果たして参りました。 精神疾患の増加と多様化、心の病などの増加によって、精神医療の社会的役割は益々 高まっています。患者様の自立を支援し、回復に役立つ専門性の高い看護のあり方につ いて常に研鑽する姿勢が大切であると感じています。 少しだけ自慢をさせていただきますと、光風病院を支える看護師は、専門的知識と愛情を備え たすばらしいチームです。疾患の難しさを踏まえ、患者様のことを真剣に考えています。そのチ ームを取りまとめる看護企画室の今後の課題は、患者様やご家族が、困られた時にいつでも光風 病院をご利用して頂ける仕組み作りであると考えます。 強まる日差しに負けないように力を合わせてがんばりたいと思います。 専攻医 松田耕平 専攻医の松田耕平と申します。出身は大阪で、鹿児島大学を卒業し、市立加 西病院で初期研修を受けました。その後は精神科として加西で2年間の後期 研修を経て、本年度よりこちらでお世話になります。総合病院のために激し い精神症状の方を最後まで診ることは困難だったので、経験できなかったこ とをこれから勉強できればと思います。皆様にはいろいろご指導いただくこ とになると思いますが、よろしくお願いします。 専攻医 廣田兵庫 皆様初めまして、私の名前は廣田兵庫といいます。 この春から県立光風病院に専攻医 1 年目として勤務しております。病院か ら望む北区の景色が素晴らしいと日々感じております。もとは尼崎で生まれ 育ちました。神戸には中高時代と初期研修時代に少し馴染みがあります。高 槻の大阪医科大学を卒後、昨年度まで東神戸病院、尼崎医療生協病院で初期 研修を終えました。趣味はバスケ、フットサル等です。何卒宜しくお願いい たします。 専攻医 澤田友佳子 専攻医1年目の澤田友佳子です。 神戸で生まれ育ち、2006 年に神戸大学医学部に入学、学生時代は合気道 部とワンダーフォーゲル部に入部していました。卒業後は市立加西病院に初期 研修医として 2 年間勤務し、2014 年の春から県立光風病院に採用となりま した。 趣味は映画鑑賞(主に邦画)、美術鑑賞、旅行です。時々思い立ったよう に舞台やミュージカルを見に行くことも好きです。未熟者ですが、これからど うぞよろしくお願いいたします。 初診時年齢別人数 年齢 19 20 17 48 15 11 9 7 7 7 ~5 15 12 20 33 30 5 (大2) 32 13 学年別人数 学年 60 41 中2 小6 小4 小2 20 40 60 63 64 61 67 65 (高1) 9 未就学 0 35 36 (高3) 69 67 72 80 0 13 12 18 23 30 32 20 40 60 80 (人) 病名別人数 (人) 180 171 F0 F1 F2 F3 F4 F5 F6 F7 F8 F9 G4 168 160 140 120 100 69 80 60 40 22 20 (人) 症状性を含む気質性神経障害 精神作用物質使用による精神および行動の障害 統合失調症、統合失調型障害および妄想性障害 気分(感情)障害 神経症性障害、ストレス関連障害および身体表現性障害 生理的障害および身体的要因に関連した行動症候群 成人のパーソナリティおよび行動の障害 精神遅滞[知的障害] 心理的発達の障害 小児期および青年期に通常発症する行動および情緒の障害 てんかん 34 20 19 17 6 5 2 F6 G4 F1 0 F4 F8 F9 F2 F5 F3 F7 その他 (外来の内数) 入院数(91 名) 17% 月 入院移行割合 通院のみ (442名) 83% 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月 1月 2月 3月 計 外来(初診) 入院移行数※ 33 41 40 54 41 41 60 53 40 36 47 47 533 7 2 6 16 4 4 13 8 10 9 7 5 91 (人) ※「入院開始日」が平成26年3月までの人数 月 火 水 木 金 鈴木 塚田 鈴木 塚田 成人外来担当 午前① 1診 午前② (初診) 午後 松田 松下 松田 松下 午前① 曽我 射場 曽我 射場(アルコール) 2診 午前② (初診) 午後 石橋(第2週以外) 渡部徹 平良 置塩(アルコール) 木尾(第1,3週のみ) 坂口 藤田(第2,4週のみ) 藤田(第2,4週のみ) 坂口(成人発達) 3診 (再診) 午前 平良 鈴木 曽我 葛山 藤田 午後 平良 鈴木 曽我 葛山 藤田 4診 (再診) 午前 石橋 持田 松田 白井 川上 午後 石橋 持田 松田 白井 川上 5診 (再診) 午前 木尾 中井 小笠原 置塩 松下 午後 木尾 中井 小笠原 6診 (再診) 午前 三田 和田 坂口 午後 和田 坂口 7診 (再診) 午前 柴田 幸地 午後 柴田 幸地 関口 8診 (再診) 午前 塚田 補永 午後 塚田 11診 (内科) 午前 濱田 松下 渡部徹 射場 射場 濱田 濱田 濱田 藤田 石橋 渡部徹 午後 救急入院 渡部徹 藤田 児童思春期外来担当 1診 2診 3診 午前 小林 (初診) 午後 午前 渡邉敦 (初診) 持田 (初・再) 石橋 (初・再) 補永 (再診) 渡邉敦 (再診) 持田 (初・再) 石橋 (初・再) 川上 (初診) 補永 (初診) 渡邉敦 (初診) 午後 川上 (再診) 補永 (再診) 渡邉敦 (再診) 午前 石橋 (再診) 小林 (初・再) 和田 (再診) 小林 (再) 和田 (初・再) 午後 川上 (初診) 補永 (初診) 編集後記 ”温故知新”という言葉があります。光風病院も新たなスタッフを迎え、新しい光と風が吹き 込まれました。法改正や診療報酬の改正などの社会環境の変化と共に、古きよき伝統も大切 にしながら、病院が良い形で飛躍できるように取り組んでいきます。そのために、外来診療枠 を増やすなど、当院に患者さんを紹介いただいてから受診までの一層の時間短縮に努めて おりますので、ご紹介お願いします。
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