平成26年度校内研究紀要研究のまとめ 作業学習グループ

 平成 26 年度 作業学習グループ 研究のまとめ 農業科:矢津田慎二、玉田良太、三宅恵、清水啓太、藤川隆志 産業科:千葉修子、廣田葉美、山本京子、村中裕之、山岸由夏 木工科:中村章宣、小池和泉、相原哲、中村修一、中村智一 工業科:梶上薫、川村あゆみ、三好昇、松原正幸、畑中悠助 生活窯業科:小林忍、菅原聡美、伊藤志穂、千葉十史朗、太布梢 生活家庭科:石田恭子、青木博志、木下直之、森田はるみ、大泉祐里 研究部:今野史拓 Ⅰ 研究テーマ キャリア教育の視点による教育課程の改善と授業づくりの実践研究 〜今、既にある「宝」を洗い出そう!〜 Ⅱ 研究の概要 1研究の内容 ① 基底指導計画の見直し、整理 ② 工程表の作成 ③ ステップアッププランチェックリストの作成 ④ 公開授業 2研究の方法 各学科の作業学習のおさえや目標、指導内容を明確にして共通理解を図るとともに、 各作業学習における基底指導計画をキャリア教育の視点や今の生徒の実態に合わせた 作業内容や題材の選定、見直しを行う。 Ⅲ 結果と考察 <結果> ○ 現在、本校で行われている作業内容について、キャリア教育の視点を含めて見直す
ことで、指導内容や題材の精選が行えた。 ○ 学科制に意向して3年目ということで、3年間の実践や基底指導計画の見直しから、
3年間の学習に系統性を持たせたモデル年間指導計画の案を作成することができ
た。 ○ 各学科の各題材に応じて必要な工程表の作成を進めることができた。 ○ ステップアッププランの観点及び段階表の作成と併せて、基底指導計画の指導内容
を関連させることができた。 ○ 各学科での基底指導計画の見直し作業は進めることができたが、本校の作業学習の
位置付けや全学科を通した作業学習の押さえが明確になっていない(見直しをして
いない)ことが分かった。 <考察> 作業学習においては、現在本校で使われている基底指導計画では、生徒の実態や進 路状況、現行の授業内容と相違のあることが明確になった。そこで、今年度の研究で、 基底指導計画に見直し、モデルとなる年間指導計画の立案、工程表の作成を行い、系 統性をもった作業学習を展開できる案を作成することがきた。また、ステップアップ プランの関連を図ることができた。 作業−1 Ⅴまとめと今後の課題 学科制に移行して3年が経ち、今年度の研究によって、各学科の基底指導計画やモデ ル年間指導計画の案をまとめることができた。また、学科ごとに必要な工程表の作成を 進めることで、誰でも作業学習を実施しやすくなった。 しかし、本校における作業学習のおさえや教育課程上の位置付け、学科全体としての 作業学習のおさえなどが十分ではないことや、産業科の作業学習について検討していく 必要があることが分かった。 次年度については、本校の学科全体の作業学習のおさえや教育課程上の位置付け、モ デル年間指導計画の試行、工程表の活用を図り、作業学習全ての基底指導計画を完成さ せる必要がある。 また、3年目の研究では、完成した基底指導計画を使った、授業研究などを行って検 証していく必要があることを確認した。 参考・引用文献 特別支援学校学習指導要領解説 総則等編(高等部)平成 21 年 12 月文部科学省 株式会社東洋館出版社 新しい教育課程と学習活動 Q&A 特別支援教育【知的障害教育】平成 22 年 5 月全国特別支援学校知的障害教育校長 会 株式会社東洋館出版社 作業−2