り ん ご 生 産 情 報 (6月号)

平成 27年 6 月 17日
り ん ご 生 産 情 報 (6月号)
JA つがる弘前北地区営農係
りんごの肥大は平年を大きく上回る状況です。来年の花芽形成や果実品質向上のため仕上げ摘果は7
月上旬頃までに終えるようにしましょう。
管内一部園地でダニの発生が確認されました。予察を行いダニ剤の散布が遅れないようにしましょう。
《 ふ じ の 肥 大 状 況 (6/11 現在) 》
新 和
鬼 沢
十 腰 内
三 和
JA平均
りんご研
本年
3.5
3.5
3.2
3.4
3.5
3.8
つがる
平年
2.6
2.5
2.4
2.4
2.5
2.7
平年比
135%
140%
133%
141%
140%
140%
単位:㎝
本年
3.4
3.7
3.3
3.5
3.5
-
ジョナ
平年
平年比
2.6
131%
2.4
154%
2.5
132%
2.5
140%
2.6
136%
(2.8)
-
肥大は好天に恵まれたことから平年を大きく上回っております。
◆6/1~6/10 までの気象 ・平均気温 17.7℃(平年比+1℃)日照時間
《 摘 果 》
王林
平年
2.4
2.5
2.4
2.5
2.5
-
本年
3.2
3.8
3.4
3.0
3.4
-
平年比
133%
152%
142%
120%
135%
-
ふじ
平年
2.2
2.2
2.1
2.1
2.3
2.4
本年
2.8
3.2
2.6
3.2
3.0
3.4
平年比
127%
145%
124%
152%
135%
142%
80.3 時間(平年比 123%)
『適正着果』 りんご 1 果で葉っぱ 50 枚必要です。
果実の形質(肥大・形状・サビ・キズなど)が見極められる時期となりました。適正着果量を目安に強くスグルようにしましょう。
また、今年は黒星病の果実病斑が散見されます。見つけ次第摘み取りましょう。
王林やきおうなどは着色させる必要がないため着果量が多くなる傾向があります。仕上げ摘果後も見直し摘果を行いおいしい黄色りんごを作り
ましょう。
《 袋 か け 》
袋かけ前にもう一度見直し摘果を!
袋と袋がぶつかるような間隔では成らせ過ぎとなります。袋かけ前にもう一度着果量の見直しを行いましょう。
袋をかける場合は、スス斑スス点病予防のため、薬剤散布後5日以内にかけましょう。薬剤散布から 5 日以上あいた場合は、チオノッ
ク、オーソサイドなどで実洗いを実施してください。また、袋かけは 7 月 10 日頃までに終えるようにしましょう。
ふじさだば、
『一発袋』だの『一度はぎ
二重袋』やればいべさっ、
でも、焼けばまねよ❤
ふじの一発袋の取り組み
除袋は一度で済むため、除袋作業時間が従来の二重袋より約半分で済みます。
除袋に時間がかからないため省力的です。ぜひお試しください。
(1 万枚除袋時間の目安:二重袋
30 時間
、
一発袋
15 時間)
《 ダ ニ 対 策 》
倍数
年間使用
回数
リンゴハ
ダニ
ナミハダ
ニ
ボルドー
液混用
2,000 倍
1,000 倍
2,000 倍
1,000 倍
1回
1回
1回
1回
○
○
○
○
○
○
○
○
不可
不可
不可
※可
薬剤名
本年は春先からの高温干ばつ傾向により、ハダニの発生が早まっています。 スターマイト
予察を行い密度が高い場合はダニ剤の散布は遅れないようにしましょう。
ダニサラバ
丸葉ではドギのバヤで増殖中です。ドギバヤは今月中にむしり取りましょう。 ダニゲッター
また、殺ダニ剤散布 3 日前までには草刈りを行いましょう。
コロマイト乳剤
※コロマイトは 6 月下旬までの使用を避ける
※コロマイトはボルドー液と混用の際、散布直前に混用する
《 薬 剤 散 布 》
モモシンクイガの産卵が始まっています。モモシンクイガ防除剤は無袋栽培では毎回防除剤を使用し「7 月初め」の防除剤には合成ピレスロイ
ド剤(サイハロン・イカズチ・バイスロイドなど)を使用しましょう。
散布時期
7
7 月初め
無ボルドー方式
薬剤名及び混合順序(倍数)
1000 ㍑当量
1200 倍
835g×1 袋
サイハロン
2000 倍
500g×1 袋
7
サイハロン
2000 倍
500g×1 袋
スターマイト
2000 倍
250cc×2 本
7 月上旬
コロマイト
1000 倍
500cc×2 本
770 倍
1.3kg×1 袋
1200 倍
835g×1 袋
オキシンドー
8
50 倍
防除上の注意
5kg×4 袋
ICボルドー
50 倍
フェニックス
4000 倍
250 ㏄×1本
バリアード
4,000 倍
250g×1 袋
オキシンドー
1200 倍
835g×1 袋
ダーズバンDF
3000 倍
167g×2 袋
・アブラムシが多い場合はコルト
6,000 倍またはウララ 4,000 倍
を加用する
5kg×4 袋
8
フェニックス
9
7月末
ICボルドー
1000 ㍑当量
オキシンドー
カルマッチ
7月半ば
散布時期
ボルドー方式
薬剤名及び混合順序(倍数)
カルマッチ
4000 倍
250 ㏄×1本
770 倍
1.3kg×1 袋
ナリア WDG
2000 倍
250g×2袋
ダントツ
4000 倍
250g×1袋
7 月中旬
9
7 月中旬
・前年に褐斑病が発生した園地
や、発生が懸念される園地では、
トップジン M 水和剤 1,500 倍を
基準薬剤に加用するようにしまし
ょう。
平成27年産りんごの予約申込みを受付しております。申込みは7月23日までとなります。今年は結
実・肥大順調です。多数ご予約お願いいたします。