CPSF B2 canta 親 Richieさん

人を追尾して雨から身
を守るDroneの実装
CPSF B2
canta
親 Richieさん
概要
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人を検知して自動追尾し、雨から身を守ってくれる
Droneの実装
背景
•
スマートフォンやタブレットなどから制御できるマルチコプ
ターの普及
管理PCを用いてマルチコプターを自動制御するシステムの普
及
※無人航空機をロボットを意味する「Drone」と名付けること
が多く、マルチコプターはDroneの一種でもある
•
関連研究
Droneの自律制御システムの関連研究の存在
•
[1]東京都市大学横浜キャンパス情報メディアジャーナル 2014. 4 第 15 号
http://www.yc.tcu.ac.jp/ cisj/15/assets/15_09.pdf
待ってて!
•
[2]東京大学大学院情報学環 暦本研究室 Flying eyes
http://doi.acm.org/10.1145/1979742.1979627
しっかり撮るで!
問題意識
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傘をさすために、手を使わなければならない
•
日中の雨を想定した場合、常に傘を携帯しなければ
ならない
目的
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ハンズフリーな傘を実装すること
機能要件
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ハードウェア
Droneが雨を防ぐ構造になっていること
•
ソフトウェア
動作の始動と終了のプロセスが制御できること
人とDroneの位置関係を検知できること
位置関係からDroneを制御する命令を送れること
アプローチ
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ハードウェア
AR Droneの上部に傘を搭載(Drone傘)
•
ソフトウェア
1.スマートフォンの傘アプリを起動することにより、屋外の
Drone傘を呼び出す
2.スマートフォンとDrone傘に設置したGPS受信機の位置情報を リアルタイムに管理PCへ送信
3.二点の位置関係を元に管理PCからDrone傘に制御コマンドを
送信
4.Drone傘が人(スマートフォン)を自動追尾
5.人が目標地点に到達したとき、Drone傘も元の位置に戻る
予備実験(ハードウェア)
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Roling Spiderの上部、下部に近い位置に円形の固
定物を設置→上昇できない
マルチコプターの特徴
•
ヘリコプターと原理は同じだが、羽の多さで安定感
を維持し、推力、抵抗、揚力、重力の4つの力の均
衡を取り、制御する
•
よって、マルチコプターを飛行させる上で4つの力
を阻害するような構造にはできない
現状(ハードウェア)
•
mini Drone(Roling Spider)の上部15cmに農業
用ポリエステルを貼り付けした円形の傘を搭載
↓
AR Droneの上部に
直径0.5mのビニール
を張り巡らす
(本機体と一般的な傘
の直径とほぼ等しい)
システム構成図(自律追尾)
電波
GPS衛星
GPS送信
Wi-Fi
(UDP通信)
GPS送信
GPS受信機
目標座標
始点座標
GPS受信機
2点の座標を分析して
制御命令を送信
GPSデータ解析
Drone制御PC
制御
目標座標追尾Drone
始動,終了のプロセス
起動
イベント送信
制御PC
スマートフォン
傘アプリ
制御コマンド
送信
(動作完了まで)
待機場所
行くで!
Drone傘
指定座標へ移動
仕事終わった
着いたわ
元の位置へ移動
稼働終了
目的地
自動追尾
助かるわ
実装環境
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Drone傘
AR Drone 2.0
傘,固定棒
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GPS受信機
目標座標→スマートフォン(iPhone6)
始点座標→Arduino, Wi-Fi Shield, GPS module
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GPSデータ解析, Droneへの制御コマンド送信機
制御管理PC(Macbook Air)
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言語
Java & C
評価方針
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評価実験における想定
天気→雨 場所→デルタからタウまでの直線距離 •
定量的評価
どの程度の降水量、風力まで耐久性を維持できるか
Drone傘の追尾性の検証
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定性的評価
被験者10人に、手持ち傘と本デバイスの両方を使用して
もらい、どちらが快適であるかをアンケートを用いて比較
今後の課題
•
自律追尾システムを実装する上で管理PCではなくスマートフォ
ンのアドホック通信を利用したい
→スマートフォンでDroneを制御するためのシステムが整備
されていない
まずはシステムが豊富な管理PCでの制御で実装を進めたい
•
風向きを検知して様々な角度から雨を守れるようなDrone傘を
実装したい
→現時点で風向風速発信機の搭載は難しいと推測
実装が進み次第Arduinoの気象観測センサー
(Weather Metersなど)を使用してみたい
実装スケジュール
12月中旬
まで
AR Droneにハードウェアの機能要件を満たした傘を実装
12月下旬
管理PCを用いてAR Droneの自律追尾システムを実装
1月上旬
Drone傘の完成
1月下旬ま
で
評価実験と最終発表のスライドを纏める
ご静聴ありがとうござ
いました