しみずの教育「ちょっといい話」の6月号を掲載しました

【平成27年6月号】
清水小学校
きれいな学校にするために
校長
山
下
勇
本校は毎日、給食後の20分間清掃活動を行っています。子どもたちは、教室や廊下、ト
イレ・手洗い場などを分担しています。班員で手分けし、協力しながら一生懸命に清掃をし
ています。その中で特に、2 年生は廊下を雑巾がけしています。バケツの中で雑巾をゆすぎ、
絞って、雑巾をかけています。結構大変で、肩や背中、太ももなどが筋肉痛になるほどです。
それでも、
「きれいな学校にしよう」と、雑巾がけをしています。
私は始業式の時、子どもたちにしっかり掃除をしてきれいにすることを伝えました。また、
日常的にも掃除の大切さを伝えています。私自身、職員室前の廊下を校内一きれいにするた
めに、子どもたちに負けまいと雑巾がけをしています。掃除することの大切さや楽しさ、よ
さが全校に広がり、掃除力が高まっていくことをめざしているところです。
掃除で、
「体力=丈夫な体、筋力」
「心力=我慢強さ、忍耐力、やり抜く力」
「能力=思考力、
判断力」そして「感性=美的感覚、清潔感」を高めていきたいと思っています。
『環境こそ指
導力である』という教育理念の基に。
御影小学校
歴史をつなぐ!
∼開校100周年記念事業協賛会設立総会∼
校長
近
藤
弘
子
4月の終わりに左の切り絵が届きました。送り主は、
中村吉美先生です。中村先生は御影で卒業し、昭和 20
年3月に17才で小学校の助教になり、14年間御影
小学校に勤めた方です。当時は剣山によく登ったそう
です。その時のことを思い出して、この剣山のちぎり
絵を作ったそうです。さらに校庭のかしわの木のこと
を気にかけておられました。御影小学校を卒業したご
家族で中村吉美先生をご存じの方もいるのではないで
しょうか。70 年の年月を経ても思い出し、懐かしん
でいただけるのは、大変光栄なことだと思いました。作品は校長室前に展示してあります。
さて、御影小学校は来年、開校100周年を迎えます。私自身、この節目に関われること
に大きな喜びを感じています。また、子どもたち、保護者・地域の皆様にとって重要な意義
があると思います。100周年のお祝いをすることは、大切な思い出づくりと100年の歴
史と伝統を振り返り、記録を整理し、後世につなぐことです。
この事業を進めるために、去る5月 29 日「開校100周年準備会相談会・開校100周
年記念事業協賛会設立総会」を開催しました。総会では会則が確認され、100周年記念事
業協賛会長には田中俊英さん、副会長には安田薫さん、大石幸徳さん、監査には池田元治さ
ん、近藤裕樹さんが選出されました。事業としては(1)記念式典及び表彰の実施(2)記念祝賀
会の開催(3)記念誌の発行(4)記念事業の実施(5)学校が行う記念事業に対する協力等を行い
ます。上記の事業を進めるために、総務部・事業部・式典祝賀部・記念誌部・事務会計局が
置かれ、会長より各部員が委嘱されました。今後、具体的な企画を立て、総会で承認いただ
き、本格的な活動が始まります。保護者・地域の皆様と学校が一丸となり、地域の温かさや
豊かさを活かした地域総ぐるみの100周年事業を進めていきたいと思いますので、ご支援
ご協力お願いします。
清水中学校
校長
宝
輪
博
継
体育祭終了
体育祭が無事終わりました。とは言え、今年も練習準備の段階で何人かのけが人を出して
しまい、当日、見学となってしまった生徒やその保護者の皆さんには、たいへん申し訳なく
思っています。体育祭の目標・目的に向かって、精一杯頑張った結果の「けが」なのですが、
しょうがないというわけにはいきません。今年もそうであったように、これからも、けが防
止練習マニュアルに改善を加え、十分に配慮しながら、指導に当たっていきたいと考えてい
ます。
そんな中でも、体育祭では、たくさんの保護者・地域の皆様に生徒たちの頑張りを見てい
ただくことができました。練習では何度も何度も転んで擦り傷の絶えなかった「心ひとつに」
が、すべてのクラスが一度も転ばずに完走できたことや、組体操でピラミッドがひとつも崩
れなかったことなど、練習から見守ってきた
からこその感動もたくさんありました。
競技部門で 2 年生のクラスが優勝を果たす
という初めての快挙。しかし、3 年生は腐る
ことなく、笑顔で互いの健闘をたたえ合って
いました。勝ち負けだけではない体育祭をと
おして生徒の身に付けたい「大切な価値」を
しっかりと見つめてくれていたものと思いま
す。
5年ぶりの快挙
6月6・7日に開催された「中学校対抗陸上競技大会」。本校陸上部男子が平成22年以来
となる男子総合優勝を果たしました。
(①清水73点、②帯南町70点、③下音更64点)中
でも3年生の三上くんは、四種競技(110m
H、砲丸投、走高跳、400m)で、従来の大
会記録を39点上回る2089点で大会新記録。
見事、優勝を飾りました。
翌日の十勝毎日新聞にも大きく取り上げてい
ただき、三上くんのインタビュー記事が掲載さ
れました。
※
生徒たちの様々な活躍は、5月から始めた学校公式ブログに細かく掲載しています。
スマホからでも見られますので、是非ご覧ください。http://shimizujhs.blogspot.jp/
御影中学校
やる気が道を切り開く
校長
寺
島
康
博
「何か勉強のコツでもあるのかな」「どうすれば1年で偏差値を 40 も上げることができ
るのかな」童心に帰ったようにワクワクしながら話題の「ビリギャル」の映画を観てきた。
金城学院高校(女子高)に通っている主人公の工藤さやか。金髪にピアス、ヘソ出し、ミ
ニスカという、いわゆる素行不良のギャル。そんなさやかの日常は、勉強は全くせずに朝ま
で友達と遊ぶというもの。さやかの成績は、学年でビリ。高校 2 年生で小学 4 年生程度の学
力しかなかった。さらには、家庭の不和などが原因となり、非行は加速し、無期停学を言い
渡されるまでに。
娘の大学進学が危ないと思った母は、塾へ通わせることを決意する。そこには、塾講師・
坪田信貴先生との出会いが待っていた。坪田先生は、「勉強が嫌いでも、出来なかったこと
が出来るようになることが嫌な子はいない」の信念のもと、学習指導でこれまでに大勢の子
どもたちを個別指導し、短期間で成績を急激に上げることで注目されている。その教え子の
一人が、ベストセラー「学年ビリのギャルが1年で、偏差値 40 上げて慶応大学に現役合格
した話」の主人公さやかだ。通称「ビリギャルさやか」は、高校 2 年にして学力は小学レベ
ル。聖徳太子を「せいとくたこ」と読んで「あのさー、この女の子、超デブで超かわいそう
じゃねぇ」と言い、周りの大爆笑を誘った偏差値 30 の女子高生。そのさやかが坪田先生の
指導を受け、やる気に目覚め、慶應義塾大学に現役合格するまでの1年半を追った実話だ。
私にも、ビリギャルほどではないが同様の教え子が数人いる。その内の一人は、引っ込み
思案で、声も小さい。提出物は何度も忘れ、当然のごとく宿題はやってこない。中2の前期
中間テストでは、ほとんどの教科で、100 点満点で一桁という結果だった。帯広市内の高校
に進学したいと言っていたが、過去の進路資料と照らし合わせてみると彼の成績で合格でき
る高校はなかった。そのことを聞くと彼は大変落ち込んだ。肩を落としている彼に、「夢を
諦めるのか。まだ時間はあるぞ。」と声をかけた。彼には、基礎問題集を渡し、全部やって
くるように伝えた。二学期の始業式の日、彼は私との約束を果たし、自信のある顔でノート
を提出した。その後の彼は、人が変わったように授業に集中し、休みの日は 10 時間ぐらい
机に向かった。中 3 の学力テストで、好成績を上げ、希望している高校に見事合格した。
子どもたちは、出来なかったことが出来るようになることを望んでいる。最初から子ども
たちの夢や可能性を諦めてはいけない。子どもたちの「やる気が道を切り開く」ことを大事
にして教育活動を進めていきたい。
清水高等学校
「見つめる」
∼
視線がもたらすもの
校長
西
嶋
潤
一
5月21日(木)から高体連集約大会が行われ、6月8日(月)には賞状伝達式と全道大
会に向けての壮行会が行われました。27日から高野連支部大会に出場する野球部も併せて
の壮行会です。陸上競技男子棒高跳びで4位、1年次の三好健太君(清水中出身)と男子や
り投げで5位、3年次の菊地啓祐君(清水中出身)、弓道男子個人3位、2年次の本間遼斗
君(陸別中出身)が全道大会に出場します。陸上競技は札幌市厚別公園競技場、弓道は湿原
の風アリーナ釧路が会場となります。練習で鍛えた持てる力を最大限発揮して、競技に臨ん
で欲しいと考えています。
惜しかったのが女子の弓道、団体3位、個人で6
位入賞の3年次、山本明日香さん(清水中出身)が
ギリギリで全道には届きませんでした。この他、新
人戦3位の男子バスケットが帯広工業に3点差で
逆転負けするなど、1年次から練習を積み重ね、残
念ながら支部大会で敗れた部活動も多くあります。
男子バスケの3年次、藤森凌佑君(芽室中出身)
は帯広選抜のメンバーとして国体北海道予選に出
弓道部
対面式での演武
場することになりましたので紹介します。
全校生徒の前で賞状伝達が行われ、全校生徒で壮行します。栄誉を讃え、清高、十勝の代
表として全道での健闘を祈り、でも、生徒諸君にはそれだけではない大きな意味を話しまし
た。
「見つめる」ことで、今までの自分を振り返って欲しいし、次は自分が、という強い意志
を持って欲しい。1、2年次生であれば次の大会に向けての決意固めでもいいし、大会が終
わった3年次生は、次は何を目指し舞台の上を目指そうとするのかを考えて欲しい。
高校生の大きな利点は、頑張っていれば必ず自分の順番が来るということです。
5月末、6月初めと町内の小中学校の運動会、少しの時間ですがそれぞれ参加させていた
だきました。子どもたちの一生懸命さはもちろんですが、開会式の挨拶をじっと「見つめる」
子どもたちの視線がとても印象的でした。清水中学校では演台のすぐ横で挨拶を聞かせてい
ただき、生徒全員が「見つめる」視線の強さに圧倒されました。「見る」のではなく「見い
る」意志の力、清中生、特に印象的だった司会の女子生徒のまっすぐな視線が、今回の題名
につながりました。
強い意志で目標に向かう清水の子どもたち、高校教育で大事に育てなければなりません。
総合学科の5つの系列のうち、「生産技術系列」中心に生徒が町内で活躍しています。
清水幼稚園に出かけ幼稚園児と一緒にジャガイモを
植え、温室で育てたマリーゴールドやサルビア、百日
草の苗で通学路や町の花壇を作ります。幼稚園児の見
つめる先に、どんなお兄さんお姉さんがいたでしょう
ね。「あ・こ・が・れ」られたかな。
6月6日(土)、「十勝若牛アスパラまつり」では、
牛肉の部位を説明できる手作りの木工品を持って行っ
て、着色体験等に沢山の参加者がありました。満寿屋
のピザ釜の前ではそろいの実習着でピザ作り体験を一
幼稚園でのジャガイモ植え
生懸命説明し実際に手伝う生徒達、いずれも、お客様を大切に丁寧な言葉を使い、相手のこ
とを考えながら接客していました。
ここでは、見つめられることが大きな成長につながりましたね。
地域の人に見守られながら、素敵な清高生が頑張っています。
清水幼稚園
園長
清水高校生の皆さん
福
原
幸
江
今年もありがとうございます!
5月7日(木)幼稚園の畑耕しに清水高校の先生が来てくださいました。
畑が落ち着いた 18日(月)には、3名の先生と8名の男子生徒が来園してくださり、園
舎の南側の畑に園児と一緒に種芋を蒔いてくださいました。また、うさぎ小屋横の畑には、
年長∼ひまわりと大根、年中∼人参、年少∼枝豆の種を蒔きました。日曜参観の振り替え
で休園とした25日(月)には花壇に花も植えてくだ
さいました。先日の雨の恵みで素敵な花が咲いていま
す。また、6月9日(火)には、年長さんがサツマイ
モの種芋を植えに清水高校に行ってきました。
この後も一年を通していろいろな体験をさせていた
だく計画となっています。貴重な体験をさせていただ
けることに感謝しています。
年少組(たんぽぽ)
:枝豆の種 3 粒を手にもらい「落さないようにしっかり持ってね」と
言われながら…いざ種まきへ!上手に2回蒔きました。…上手に蒔きましたねと終わった
はずだったのですが、2 回分の種 6 粒をしっかり握ったままのお友達がいてみんなびっく
り!!どんなお芋や枝豆ができるのが楽しみです。
(学級だよりから)
父母と先生の会事業から
5 月17日(日)春の環境整備(ボランティア活動)が、30数名の保護者の皆様のご協
力をいただき行われました。
あいにく断続的な雨となってしまいましたが、うさぎ小屋への土入れ、グラウンドの除草、
園舎裏の排水溝の枯葉除去、園舎周りの枝払い等、約1時間の作業をしてくださいました。
うさぎのみみちゃんやよつばちゃんも大喜びで穴掘りしています。
あしながおばさん
ありがとうございました
毎年のように園児のために心温まる贈り物をいただき
あしながおばさん
と呼ばせてい
ただいていた女性の方。お名前をお聞きしても町内に住んでいらっしゃることしかわからず
ご厚意にお答えするように行事の学びなどに役立たせていただいていました。
先日、息子さんがいらっしゃり、お母(山田カズミ)様の遺言でとお使いになっていた品
を届けていただきました。長い間本当にありがとうございました。