「大阪市の廃止・解体に反対する」意見表明 日、各界、各分野で活躍する方々に、 「大阪市の廃止・解体に反対する」との意見表明への 各界、各分野の方々から賛同、メッセージ 大阪市をよくする会は、4月 5(月 日現在 大阪市をよくする会 公(表可の方、五十音順、敬称略、 ・ ・ ・ 大阪はひとつひとつや 大(阪市は永遠に不滅です。 ) ) ) 井村身恒 オ(ダサク倶楽部代表 ) 上から目線の「大阪都」なんて要らない。自由都市・堺はひとつ! 伊藤誠 経(済学者 ) 言令色鮮矣仁 こ(うげん れいしょく すくなしじん 」)とあります。 口先がうまく、たくみな言葉にまどわされてはなりません。 五十嵐隆明 社(会福祉法人同和園理事長 ) 126年の歴史ある大阪市の火を消してはなりません。論語に「巧 体・廃止されてはなりません。 文 化 施 設 の 保 護、 保全 と 一 層 の 発 展を 期 す る 上 から も 、 大 阪 市 は 解 だけでなく、全国民、世界の民衆にとってもかけがえのない宝です。 2015年5月 賛同を呼びかけました。次の方々から賛同とメッセージを頂きましたので紹介します。 嵐圭史 俳(優 ) 大阪市民の皆さんの良識を信じます! し(かし、過去のいくつかの ア)ジテ 選 挙 を 見 る と 、 そ の 思 い に 若 干 の 不 安 も よ ぎ る ので す が ーターとしての橋下氏は確かにその弁説力を有しています。その〝 ) 弁説仮面〟を、是非徹底的にひっ剥がして下さい! 安斎育郎 安(斎科学・平和事務所所長 悔いを残すまい。 池内 了 名(古屋大学名誉教授 ) 「 都 」 構 想 は 、 ま す ます 行 政 の 集 中 化 と 経 費 節 約 の 口 実 に よ る 文 化・福祉の切り捨てになることは、今の大阪市の先取り行政を見て も、明らかなことで絶対反対です。 自治力 の 強い大阪 市をなくそうとするこ とは 、住民 自治にとっても 上杉孝実 教(育研究者 ) 戦時中に集権化のために解体された東京市のように、開発のため、 た 生 ま れ 故 郷で す 。 私 の 思 い 以 上 に 大 事 な の は 、 古 代 史 、 中 世 史 、 大 阪 市 民 の 命 と 暮ら しを 守 る た め に も 、 大 阪 市 の 廃 止 ・ 解 体 に 反 宇都宮健児 (弁護士・元日本弁護士連合会会長) 大きな問題です。 化遺産の上に育まれてきた都市だということです。この重要な文化 遺 産 の 保 護 ・継 承 ・ 発 展 に 尽 力 し て き た 多 く の 文 化 施設 は 大 阪 市 民 -1- 13 近世史の中心舞台になったことによって、蓄積されてきた大切な文 石部正志 関(西文化財保存協議会代表・元宇都宮大学教授 ) 大阪市は私が物心ついて以来、ずっと久しく愛してやまないでき !! 29 対します。 大江洋一 弁(護士 ) 政 策 内 容 に も 問 題 点 が 多 々 あ り ま す が 、 そ の 進 め 方 が 余 り に 強引 であるうえ、言うことがころころ変わって、反省がありません。 「綸 言汗の如し」と真逆の姿勢におそろしさを感じます。 大阪民衆史研究会会長 大原穣子 方(言指導 ) 大阪市は私の大切なふるさとです。 尾川 昌法 (おかわ あきのり) 関西大学客員研究員 大阪 の文 化とく ら し 、民主 主義 を破壊す る 「 大阪 都」 構想に 反対 します。 角橋徹也 (かくはし てつや) 民 投 票 に は 「 反 対 」 と 投 票 し て 、 橋 下 と 大 阪 維 新 の 会が 考え る 改 革 ではなく、大阪市民がこぞって大阪市改革に臨むことの出発としま しょう。 木津川 計 雑(誌「上方芸能」発行人 ) 金石範 作(家 ) 日下部吉彦 音(楽評論家 ) 久世仁士 (くせ ひとし 文化財保存全国協議会常任委員) 橋下知事の時代に児童文学館は閉鎖され、弥生文化博物館も閉館、 売却 さ れ よ う と し ま し た 。 大 阪 市 に は 質 の 高 い 美 術 館 、 博物 館 が 数 多 く あ り ま す 。 大 阪 府 に 統 合 さ れ る と 、 財 政 難や 効 率 化 の 名 の も と に 閉 館 さ れ る 施設 が 出 て 来 る こ と が 予 想 さ れ ます 。 文 化 施設 は 都 市 ここ の バ ロ メ ー タ ー で す 。 大 阪 の 都 市 格を 牽 引 し て き た 大 阪 市を 廃 止 す ることには大反対です。 小林亜星 作(詞・作曲・編曲家 ) 無知なくせに、うぬぼれの強い所は、Aさんにそっくり -2- 都市の文化や歴史を理解しない身も心も粗野な「市長」の追放に 民の かまどに立 つ煙 にも平成のファシストが居た。 こ れ は 大 阪 だ け の 問 題 で は な い の で す 。 日 本 中 をむ し ば む ヤ ン キ ー 斎藤貴男 ジ(ャーナリスト ) 半可通の思いつきで、世の中を勝手に動かされてはたまりません。 り住民自治に反します。 小森陽一 東(京大学教授 ) 大阪 市を 破壊す る 「 大 阪都 」構 想は、 地方 自 治と 地方 分 権 、 何 よ 小林康二 笑(工房代表 ) 市民の良識で、橋下に止めの一撃を! しまったら取り返しがつかない。 小林 節 慶(応義塾大学名誉教授・弁護士 ) コストのわりに実益のないことが明白になっている。一度やって !! 声を上げよう 金森重裕 大(阪文化団体連合会事務局参与 ) 〝 高 津 の 宮 の 昔 よ り 代 々 の 榮 を 重 ね きて 賑わいまさる大阪市〟この大阪市歌を失くすことはなりません。 「大 阪市の市章は、みおつくし 澪(標 だ)。川底の深さを示し、川を運行す る 船 の 安 全 を 守 る 標 識 だ 。も の ご と の 表 面 の 様 子 に 惑 わ さ れ ず 、ほ 朝日新聞 んとうに大事なものを知り、それを守るという志を表す。澪標は『身 を尽くす』という語にも通じる」とある 2(015・4・ を守りましょう。も 認識しないのではないでしょうか。 Osaka City うひ と つ 、 都 市の 抱え る 問 題 は いろ いろ あ る で し ょ う 。 目 の 前 の 住 市は City 、市民は Citizen といいます。外国の方に聞いてくださ 府 で)は通じないだろうし、人が住まいする都市とは い。 Prefecture( 神を失くしてはなりません。 『折々のことば・鷲田清一』の要旨 。)まさに後々の人たちに受け継 がれていくべき心構えが謳われています。この大阪市、大阪市の精 28 政治にいいかげんピリオドを打つためにも 佐野彰義 最(勝寺住職 ) 歴史ある大阪市をなくすことに反対します。若者が安心して暮ら せる大阪市にしましょう。 椎名慎太郎 山(梨学院大学名誉教授 ) 重森 暁 大(阪経済大学名誉教授 ) 大阪の地方自治の歴史において、とりかえしのつかない愚挙とな らないことを祈っています。 杉原泰雄 一(橋大学名誉教授 ) 市町村最優先の事務配分・財源配分こそ、地方自治の要点です。 大 阪 市 制 を 堅 持 し 、 住 民 自 治 を 強 化 し 、 そ の 文 化 の 維 持 ・発 展 に 努 めてください。 もっとも日本的な第一人者的都市の大阪市・近隣都市をゼヒ守って 下さい。ゼニ・カネ主義のまちづくり絶対反対! 辻尾榮市 (つじお えいいち 大阪府立大学院) 都出比呂志 (つで ひろし 大阪大学名誉教授) 鶴田廣巳 関(西大学教授 ) 「大阪都」が実現すれば、魔法のように大阪の経済力が高まり、 活性化するというのでしょうか。それは全くの幻想か、単なるまや かしです。東京の特別区が一人前の自治体となることをめざして都 から独立することを主張している時代に、権限と財源のある政令市 である大阪市をつぶして、わざわざ権限も財源も弱い つ 5 の特別区 に 分 割 さ れ れ ば 、 大 阪 市 民 に 待 っ て いる のは 行 政 サ ー ビ ス水 準 の 低 下と市政 区(政 の)混乱だけでしょう。 自 治 体 の 合 併 ・ 廃 止 で 、 文 化 行 政 ・ 教 育 行 政が よ く な っ た例 は あ 大阪を私物化しようとしている橋下徹大阪市長に鉄槌を加えましょ 大阪の歴史と伝統を破壊する「大阪都構想」の住民投票を否決し、 勅使河原 彰 (文化財保存全国協議会常任理事) りま せ ん 。 健 全 財 政 の 為 な ら 国 の 税 制 を 変え て 、 税 の 配 分 を 地 方 有 う。 鈴木重治 (すずき しげはる 元大阪府立大学非常勤講師) 利にする必要があります。大阪市の存続に期待します。 十菱騣武 (とひし しゅんぶ)山梨学院大学客員教授・元文化財保存 大阪都構想では大阪城天守閣、大阪歴史博物館、大阪市文化財研 高畑 勲 ア(ニメーション映画監督 ) 竹中恵美子 大(阪市立大学名誉教授 ) 大阪 市の 廃止・ 解体 に つな がる 「大阪 都 」 構 想に 、憤 りを覚 え 、 究 所 の 廃 止 ・ 解 体 が 図 ら れ 、 絶 対 反 対で す 。 す で に ピ ー ス 大 阪 は 被 とは許されない。歴史と伝統を尊重すべきである。も(ちろん、文化、 中川哲男 元(天王寺動物園園長 ) 元 関 市 長 、 池 上 市長 の 偉 業 、 大 大 阪 を 築 い た 実 績 を 崩 壊 さ せ る こ ださい。 下げ、大阪市・大阪府を併行して存続させ、地方分権を生かしてく を 行 っ て い ま す 。 大 阪 に ル ー ツ を 持 つ 者 と し て 、 大 阪 都 構 想を 取 り 害の面のみの展示とし、加害の面を隠し、歴史を修正する歴史展示 全国協議会代表委員 強く反対致します。当然ながら「大阪都」構想に反対する意見表明 に全面的に賛同です。 ) 元島根大学教授 田中康子 た(なかやすことおはなし会主宰 敬老パスの有料化反対 地下鉄の民営化反対 カジノ誘致絶対反対 田中義昭 (たなか よしあき) 何万年、何千年と民が苦労して創り上げて来た、日本を代表する、 -3- !! 教養施設を含め ) 大阪都と特別区の二重行政は起こりうる。現実に東京がそうであ る。政令指定都市の横浜市 大(阪市より人口が多い、貿易高も や)神戸 市が 都 構 想 と して 問題 提 起 して い る か ? 何 故 、 大 阪 、 橋 下 市政 、松 井府政が騒ぐのか? 永井憲一 法(政大学名誉教授 ) 中谷哲造 日(本キリスト教団牧師 ) かつて小泉純一郎さんが総理であったとき、 「障害者自立支援」と いう名の法のもと、著しく障害者支援の予算を削ったことを思い出 す 。 低 所 得 者 の 経 済的 締 め 付 け や 、 高 齢 者 、 障 害 者 、 子 ど も へ の 福 祉 の 見 直 し 、 府と 市 の 二 重 行 政 の 無 駄と 言 い つ つ 、 大 学 や 医 療 施 設 の 併 合 を は か る な ど 橋 下 市長 の 維 新 行 政 は 小 泉 の 新 自 由 主 義 を 補 完 章の記事を思い起こしている。 那須正幹 作(家 ) 西谷 敏 大(阪市立大学名誉教授 ) 野田正彰 精(神病理学者 ) 橋 下 は 多 く の 府 民 、 市 民 が 予測 し たと お り 、 大 阪 の モ ラ ル を 解 体 し 、 ま じ め に 働 いて き た 少な か ら ぬ 府 ・ 市 職 員 を 絶 望 的 な 思 い に さ せてきました。この責任を大阪市民は自覚しましょう。 ヨロシク 大阪を守ろう 博物館を守ろう 文化財を守ろう 運 動 を 広く 強 芳賀 陽 日(本考古学協会会員 文化財保存協議会全国委員 ) 長谷川俊夫 天(理教教師 ) 浜田博生 ( はまだひろお 奈良歴史遺産市民ネットワーク世話人代表) く 藤川矢之輔 劇(団前進座俳優 ) まずは文楽さんへの対応、文化に対する姿勢を正して頂きたいと 思 いま す 。 大 阪 の 歴 史 と 伝 統 を 守 る た め に 、 皆 様 の 活動 を 支 持 し 、 -4- する目的へと向かっているように見える。 わたしは今、旧約聖書の列王記上 賛同の意を表します。 美術・絵本評論家 松島隆裕 文(化財保存全国協議会常任委員 ) なぜ大阪市を解体するのでしょう。納得のいく説明をしてくださ い。 たけし) わ た し は 敗 戦 直 後 か ら 、 戦 災 復 興 の 名 のも とで 百 舌 鳥 古 墳 群 の 多 元文化財保存全国協議会代表委員) 彼 ら に 仕 え て そ の 求 め に 応 じ 、や さ し い 言 葉 を か け るな ら 、 彼 ら は くの古墳が破壊されるのを目の当たりにしてきました。その背景に すすむ いつまでもあなたに仕えるはずです」と言った。しかし、レハブア は 心 の 荒 廃 が あ り ま し た 。 効 率 や 経 済効 果 、 競 争を 社 会 発 展 の 基 礎 松本 猛 ( まつもと 宮川 徏 ( みやかわ ム王はこの長老たちの勧めを捨て、自分に仕えている若者たちに相 思いやりやじっくりとした熟成で育つような大阪と文化を切り捨 廃と言う形で出てきていると思います。 害を激化したように、今また形を変えた「公害」という精神的な荒 だとするとき、かって臨海工業地帯造成が多くの文化財を破壊し公 中野冬美 女(性のための街かど相談室ここ・からサロン共同代表 ) と。 談して宣言するのである。 「わたしの小指は父 ソ(ロモン の)腰よりも 太い。父がお前たちに課した思い軛よりもさらに重い軛を負わせる」 いた長老たちに相談すると、 「あなたがきょう、この民の下僕となり、 た過酷な労働、重い軛 く(びき を)軽くしてください。そうすれば私た ちはあなたに仕えます。 」レハブラム王は先代のソロモン王に仕えて アムはこう言った。 「あなたの父上 ソ(ロモンのこと が)私たちに課し はソロモンに次ぐレハブアム王に面接する機会を得たので、ヤロブ ソロモン王の厳しさに耐え得ずエジプトに逃亡していたヤロブアム 12 ) てるような都構想の方向性名は反対です。 宮城泰年 本(山修験宗管長 宮本憲一 大(阪市立大学名誉教授 ) 大 阪 市 を 廃 止す る こ と は 関 西 の み な ら ず 、 日 本 の 経 済 、 社 会 、 文 化にとって大きな損失となり、とりかえしのつかない失敗となるで しょう。 村井敏邦 元(大阪学院大学教授 ) 権力集中が教育分野にまで拡大し、子どもをはじめ、すべての人 の自由が失われていく大阪市を見たくありません。橋下改革を是非 とも阻止しましょう。 茂木俊彦 東(京都立大学名誉教授 ) 森岡孝二 関(西大学名誉教授 ) 橋下 維新の改革は大阪から 元気を奪ってき ました。弱った大阪を 死に追いやるような乱暴な解体手術に反対します。 森田俊彦 (もりた としひこ 平和・戦跡ガイド) 文 化 財 や 文 化 施 設 を 金 も う け の た め の 集 客 施 設 にす る 橋 下 市 政 の や り 方 に 憤 り を 覚 え ま す 。 市 民 の く ら し や 教 育 に 真に 活 か せ る よ う 大 阪市を文化都市として発展させたいものです。 森村誠一 著(述業 ) 都 は 一 國 に つ い て 一 都で 充 分 。 現 に 京 都 は 江 戸 に 都 を 譲 り 東 京 都 にな っ た 。 大阪は 熱い 心を持 っ た 市民の 町で あ り 、 市民 文 化の 結晶 であり、政 ま(つりごと は)、似合いません。大阪は生粋の街であり、 人間の坩堝 る(つぼ )東京とはちがいます。大阪市は大阪だけのもの ではなく日本全國の街です。大阪市を勝手に廃止しないでください。 山崎龍明 (やまざき りゅうめい 武蔵野大学名誉教授) 私な り に 種 々 考 え ま し たが 、 京 大 の 藤 井 先 生 の ご 高 説 が も っ と も 適格なものとして賛同します。同時に橋下氏の以前からの考えに不 信感をもっています。拝。 ) ) 山家悠紀夫 暮(らしと経済研究室主宰 ) 大阪市を解体する「大阪都構想」は、住民自治を破壊するもので 元(大阪歴史博物館館長・大阪大学名誉教授 元(大阪城天守閣館長 ) 日(本キリスト改革派千里山教会牧師 ) 元(大阪市立美術館館長・関西学院大学名誉教授 す。断固阻止しましょう。 弓矢健児 吉村元雄 脇田 修 渡辺 武 -5-
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