LEXUS TEAM WedsSport BANDOH 第1戦レポート

2015 AUTOBACS SUPER GT Round1
「OKAYAMA GT 300km RACE」
■開催日 予選 4 月 4 日(土) 決勝 4 月 5 日(日)■開催地
■入場者数 予選 9,300 人 決勝 17,000 人
岡山国際サーキット
桜前線が北上する最中、SUPER GT が待ちに待った開幕戦を迎えた。GT500 クラ
スが DTM と車両規定を統一し、2 シーズン目を迎える今年は 1 年かけて熟成され
たマシンの進化を問われる。LEXUS TEAM WedsSport BANDOH は、エースド
ライバーに脇阪選手を、セカンドドライバーに関口雄飛選手を迎え、昨年と変わら
ず息の合った師弟コンビで挑むこととなる。週末にかけての雨予報が心配され、そ
の心配が的中するレースウイークとなってしまうが、予選は、14 位と標準を合わ
せきれず厳しい結果に終わったが、決勝では、攻めた作戦が功を奏し 10 位でフィ
ニッシュし開幕戦で貴重なポイントをゲットした。
【公式予選】
天候:曇り | コース:ドライ | 気温/路面温度 Q1 開始時 23℃/28℃、Q2 開始時 23℃/28℃、
Q2 終了時 22℃/27℃
午前中に行われたフリー走行で
は走り出しは雨だが、次第にドラ
イに変わり難しいコンディショ
ンの中行われたが、予選が始まる
15 時にはすっかり、春の陽気に
なり、絶好のコンディションで始
まった。まずは GT300 クラスの
予選が 14 時 50 分から 15 分間行
われた後、15 時 10 分から GT500
クラスの Q1 が始まった。いち早
くコースインしたライバル 2 台
を除く 13 台のマシンは足並みをそろえるように、15 時 18 分ごろには次々とコー
スイン。Q1 をアタックする関口雄飛選手も同じくピットを後にした。先にコース
インした 24 号車がまずはトップを取るが、予選終了間際には、LEXUS 勢がトッ
プに連なり 6 号車、37 号車、1 号車、36 号車と上位をしめ、19 号車「WedsSport
ADVAN RCF」も 1'20.461 のタイムで 8 位に攻め込む走りを見せるが、終了間際
のライバルの追い上げに苦しみ、14 位にポジションを置くこととなった。
Q2 の結果、ポールポジションは 37 号「KeePer TOM’S RCF」、2 位 6 号車「ENEOS
SUSTINA RCF」、3 位 38 号車「ZENT CERUMO RCF」という結果に。
【決勝】
天候:曇り/雨 | コース:ウェット | 気温/路面温度 開始:18 度/20 度>途中:20 度/19 度
決勝を迎えた朝は予報通りの雨
となった。その雨は次第に小康
状態になり、決勝がスタートす
る前にはすっかりやんだが、乾
く気配が感じられない。各チー
ム、タイヤ選択に苦しむ状況と
なるが 19 号車「WedsSport
ADVAN RCF」を含む 14 台は
レインタイヤを装着。しかし 1
台だけはドライタイヤを選択し、
あえて勝負に出たが、のちに失
敗に終わることとなった。
決勝は、14 時半から岡山県警のパトカー2 台と白バイ 10 台によるパレードランの
後、もう 1 ラップ、フォーメーションラップを終え、いよいよ決勝の幕が上がった。
19 号車 WedsSport ADVAN RCF のステアリングを握るのは関口雄飛選手だ。関口
選手は、上位陣が混乱を極める中、冷静な走りでオープニングラップでは 11 位に
ジャンプアップを果たし、2 ラップ目にはさらに 1 台を交わし 10 位へ。しかし、
ライバルの追い上げで 10 ラップ目には 12 位へとポジションを変える。その後も
順位の変動はあるものの、スリッピーな路面を攻略し、またタイヤマネージメント
に集中して走った関口選手はレースの中盤にはトップと変わらぬタイムを刻み、む
しろレース序盤よりもいいタイムで安定した走りをみせた。そして、28 ラップを
過ぎたときには最低周回数をクリア。脇阪選手が戦闘態勢を整える。いつ雨が振り
だしてもおかしくない状況に合わせ、ピットインのタイミングを図る。そして 35
ラップを過ぎたころにはライバル達がピットインしたタイミングも手伝い、ポジシ
ョンを上げていく。それと同時に雨が振りだした。まだ小雨の状況ではあるが状況
を判断しながらのレースは続くことになるが、関口選手のペースが安定しているた
め、チームはタイヤ無交換でレースを続行することを決めた。そして 48 ラップ目
にピットイン。ピットロスを最小限にとどめ、脇阪選手を戦列送り出した。この時
点で 7 位にポジションを構えることとなるが、レースが進むにつれ、次第に雨粒が
大きくなり苦しい状況に。あちこちでコースオフするマシンが目立つようになるが、
19 号車「WedsSport ADVAN RC F」を操る脇阪選手は順位を入れ替えながらも冷
静にレースを展開し、10 位で 19 号車「WedsSport ADVAN RCF」をゴールへと
導いた。
開幕戦の優勝を飾ったのは 37 号車「KeePer TOM’S RCF」、2 位 100 号車[RAYBRIG
NSX CONCEPT-GT」、3 位 38 号車「ZENT CERUMO RC F」となった。
【脇阪寿一選手コメント】
決勝スタート時点では雨は降っていませんでしたが、午
前中に降った雨のためまだ路面が乾いておらず、難しい
コンディションでのスタートになりました。スリックタ
イヤも検討しましたが、結果的にウェットタイヤを選択
してレースに臨みました。スタートしてしばらくはブリ
ヂストン勢、ミシュラン勢のペースが良く、路面の水量
が徐々に少なくなるにつれて我々ヨコハマ勢のペース
も良くなってきましたね。他車がレース折り返し前後か
らルーティンのピットインをする中、我々は終盤に再び
雨が降るという予報を睨みつつ、また関口選手もコンス
タントにラップタイムを刻んでいたので、ピットインを
ギリギリまで引っ張り、さらに表彰台を狙える可能性が
あるタイヤ無交換というチャレンジをしました。しかし終盤に予想以上に強い雨と
なってしまい、我々にとっては非常に厳しいコンディションになってしまいました
ね。正直クルマをコントロールすることに集中せざるを得ない状況でした。最後は
ポイント獲得圏内の 10 位でチェッカーを受けるべく、細心の注意を払ってのドラ
イビングに徹しました。この難しいレースでしっかりとポイントを獲得できたこと
はシーズンを考えるとものすごく大きい事です。オフシーズンのテストを経てライ
バルに追い付いたと思いましたが、周りも同様に進化しているという現実がありま
したので、来週の菅生テストで色々とトライし、課題をクリアにして次戦富士に挑
みたいと思います。
【関口雄飛選手コメント】
結果的には 10 位完走でポイントを獲得することができ
ましたが、勝ちを狙っていただけに、やはり悔しいです。
柔らかめのレインタイヤで行ったことで、序盤のフィー
リングはとても良く、ポジションも上げていくことがで
きました。雨が降ったり弱まったりで、厳しい状況では
ありましたが、小さなミスひとつなく、与えられたステ
ィントで自分なりにしっかりと攻めのレースが出来ま
した。苦しい状況の中で集中力を保ち、冷静な走りが出
来たことは収穫も大きく、次にチャンスが来た時の準備
は整ったと思います。表彰台を狙うにはタイヤ無交換作
戦しかなく、それをマサ監督も選んでくれて、寿一さん
も頑張ってくれました。最後は雨が強くなってきたから、
無交換のタイヤではかなり厳しい状況になっていたはずです。今年は強いレースが
出来るという、自信を深めた開幕戦でした。
【坂東正敬監督コメント】
まずは今年も SUPER GT GT500 の舞台に立つことが
出来ました。㈱ウェッズさんを始めとする多くのスポン
サー様、並びに LEXUS 及び TRD そして横浜ゴムさん
には本当に感謝しています。今年は結果を残す勝負の年
なので全力で頑張ります。シーズンオフはドライのコン
ディションで約 3000km走行しました。エンジンも1
5バージョンという事でかなり感触も良く、予選は上位
を目指していましたが、想定していた気温や路面温度で
はなく、かなり低い状況でした。その為、決勝重視の予
選になってしまいました。決勝ウェットに関しては雨量
の読みが甘かったです。雨が止むだろうとタイヤ無交換
で勝負しましたが裏目に出てドライバーにはつらい思
いをさせてしまいました。チームの団結力や雰囲気は昨年よりも良い状態ですので
今後が楽しみです。岡山はポイントゲット出来ましたが富士は表彰台目指して頑張
ります。今年も沢山の応援宜しくお願い致します。