2015年度 公立高校入試【後期選抜 講評】

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平成2726年度
年度宮城県公立高等学校前期選抜入試
平成
宮城県公立高等学校後期選抜入試 講評
講評
英語
評
難易度はやや易レベルであり、中学 2 年生でも 50 点は取れる。昨年度と比べると、長文は難化したが、問題は易化した。選択問題が増え、
その配点は 53 点から 64 点に上がった。そのため、今年度の平均点は昨年度の 52.6 点よりやや高くなることが予想される。出題形式に大きな
変更はないが、語形変化や文整序がなくなり、今年度の前期選抜試験と同様に大問数が 1 つ増えた。新設された第五問ではグラフの読み取り
が新しく出題された。全体的に、実戦ゼミや直前特訓ゼミをしっかり復習していれば十分解ける問題であった。英作文は、冬の特別講習で行
った英作文添削の効果を期待したい。
難易度・出題形式・解法のポイント
【第一問】会話文の適文補充〈易〉
昨年度並
〈20 点→21 点〉
出題形式は、昨年度と同様に全て選択問題であった。問題数は 10 問から 7 問に減ったが、配点は各 2 点から各 3 点に増えた。これは、今年
度の前期選抜の配点と同様である。
1. イラスト付きの返答補充問題(2 問) 非常に易しい。中学 1 年生でも解ける。
2. 短めの会話のセリフ補充((2 問) 易しい。中学 2 年生でも解ける。1 番のア Get well soon.「すぐに良くなるよ。
」は直前特訓ゼミ第 4 回
でも出題されている。
3. 長めの会話の返答選択(3 問) 易しい。中学 2 年生でも解ける。
【第二問】会話文における適語補充〈易〉
昨年度並
〈22 点→15 点〉
出題形式は、昨年度と比べると記述問題がなくなり、選択問題のみとなった。問題数は 9 問から 5 問に減ったが、配点は各 2 点から各 3 点
に増えた。これは、今年度の前期選抜の配点と同様である。1 は副詞、2 は疑問詞、3 は前置詞、4 と 5 は時制の選択問題であった。1 は中学 2
年生でも解ける。2 は中学 1 年生でも解ける。3, 4, 5 の問題は、教科書の本文と酷似しているので、非常に解きやすかった。
【第三問】長文読解〈標準〉
昨年度並
〈25 点→26 点〉
出題形式は、下線部説明・適語補充(選択)
・適文補充(選択)
・語順整序・英問英答・内容一致であった。昨年度と異なる点は、語形変化と
適語補充(記述)がなくなったことである。長文が会話文からスピーチ文に変わったためにやや難しくなっているが、問題の難易度は昨年度並
である。1 は、因果関係を考える問題。十分な時間がないことが原因で文句を言う結果になると考え、enough を選べばよい。4 は、指示代名
詞 that の内容を書かせる問題。直前の文を訳せばよい。
【第四問】長文読解〈標準〉、 易化
〈33→27 点〉
出題形式は、下線部説明・適語補充(選択)
・適語補充(記述)
・語順整序・英問英答・内容一致(選択)であった。昨年度と比べると、語順
整序が増えて、文整序がなくなり、英作文が第 5 問に移動し、英問英答が 2 問から 1 問になった。問題数が 8 問から 7 問になり、英作文もな
くなったことから、やや易しくなっている。
1 は、具体例を書く問題。先生のセリフ 5 行目 For example 以下を訳せばよい。3 は、逆接に注目する問題。We know ・・・. However, we think
the young man doesn’t (
) ・・・. 「私たちは・・・を知っている。しかし、その若い男性は・・・を知らない。」と考え、know と書けばよい。4
は、語順整序問題。We don’t need perfect English to understand each other.「お互いを理解するために、完璧な英語は必要ない。」が正解で
ある。We don’t need to understand perfect English each other.「お互いに完璧な英語を理解する必要はない。」と間違えやすい。文法的には、
each other の前に前置詞が必要である。7 は、内容一致の新傾向問題で、各グループの主張を選択させる問題。キーワードを探すだけなので
易しい。
【第五問】グラフの読み取りと英作文〈標準〉、
新設
〈11 点〉
グラフの読み取りは、新傾向であったが易しかった。英作文の配点(内容 5 点・表記 3 点)は昨年度と同様である。英作文のテーマは「高
校に入学してからやりたいと思っていること」であり、定番の内容である。①答え( 例:I want to study English hard. )、②理由( 例:My dream
is to be an English teacher. )、③補足や展望(例:I hope it will come true. )の順で書けばよい。
p
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平成 27 年度 宮城県公立高等学校後期選抜入試
講評
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昨年度に引き続き,大問 4 つであった.超難問はなく,基本から標準程度の設問がほとんどだった.動点の問題が数
年ぶりに出題され,関数と図形が組み合わされていたが,特段難しいものではない.
全体的に,季節の講習会や実戦ゼミ,直前特訓ゼミ等で扱ったものの類問が多く出題されており,日頃の復習をしっ
かり行うことが高得点につながる試験だったといえる.
難易度・出題単元・解法のポイント
【第一問】計算問題,等式変形,連立方程式,因数分解,展開,比例,弧長,確率〈易〉34 点
72°
=4π cm.
360°
8
中心角 36×2=72°から,半径 10cm の円周の割合を考えて,2π×10×
9
2 つのさいころの出た目の数で一方が大きくなるのは,ぞろ目を除く 36-6=30 通り.このうち a の目が大きいの
は,30÷2=15 通りだから,
15 5
= .新みやぎ模試 2 月号に全く同じ問題が出題されていた.
36 12
【第二問】資料の整理,y= a x 2,相似・体積を求めること,規則性〈易〉29 点
1(2) 相対度数とは,全体の度数に対する,各階級の度数の割合のこと.
1 8
3(2) 結局,底面は半径 1cm の円 D で,錐体の高さは 8cm だから,π×1 2 ×8× = π cm 3.
3 3
4(2) n 段 n 列目のマスのとき,マス目は n 2 個あり,白い碁石は(n-2)2 個で,残りが黒い碁石 n 2-(n-2)2 個となる.
よって,(n-2)2=n 2-(n-2)2+41 と立式でき,n>2 より,n=11.
【第三問】1 次関数〈易~標準〉19 点
1
点 P は 1 秒で 4cm 動くから,60cm 動くのにかかる時間は 15 秒.
2
状況が変わるときを考えて,点 P が①AG 上,②GH 上,③HF 上に達したときを考えればよい.②のとき高さは
変化せず,①と③のときは一定の割合で変化することから直線で結べばよい.
3(1) 点 P が G に達するのは 1 より 15 秒後.点 Q は 10×15=150cm 動くから,点 Q は DH 上の H から 50cm 動いた
場所にある.よって DQ=10cm となるから,高さは 60×
1
=5cm.
12
3(2) 点 P と点 Q の動きを表すグラフをそれぞれ描いて,交点を考える.
【第四問】平面図形〈標準~やや難〉18 点
2
△DOE∽△ACO.相似比 1:2 より DE=AO×2 となり,DE=12cm.
3(2) 四角形 OGDC=△FCD-△OFG.また,△OFG=△FCD×
FO FG
FO FG
×
より,四角形 OGDC=△FCD×(1-
×
)
FC FD
FC FD
DC
より,△ECF の面積は,EF を底辺と見ると,高さが AB となる.また,△EBD∽
EC
5
△EFC から相似比 4:5,OF//BD がいえるので,△OGF∽△BGD で,相似比 :4=5:8.
2
1
1
1 5
189 2
よって,四角形 OGDC= ×15×12× ×(1- × )=
cm .
2
5
2 13
13
となる.△FCD=△ECF×
★出題単元の履修学年毎の割合は,中 1 内容 28 点,中 2 内容 27 点,中 3 内容 45 点であった.各単元からまんべんな
く出題されたが,中 3 の「標本調査」からは出題されていない.
p
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問題の順番が変更。第一問 物語文、第二問 説明文、第三問 古文、第四問 言語知識(漢字)
・俳句の鑑賞、第五問 作文、の順
番(昨年までは「古文」が四番目、
「言語知識(漢字)」が三番目)。各大問の配点は昨年同様。第一問、第二問(文章読解)合わせ
ての配点が、抜き出し記述 18 点(昨+6 点)と増え、また、選択肢問題 17 点(昨-1 点)、自由記述 13 点(昨-5 点)と減った。
自由記述に関しては、平成 25 年度入試までは第一問
問六「三十字以内」問七「五十字以内」、第二問で問三「二十五字以内」問
五「五十字以内」と四問の出題だったが、今年度は第一問、第二問共に「五十字記述」のみに減ったため、点数が取りやすい。
難易度・出題単元・解法のポイント
【第一問】文学的文章
《易~やや易》
〈選択肢 7 点(昨-1)、抜き出し 9 点(昨+2 点)、自由記述 8 点(昨-1 点)〉
問四
(二)
「せいやんが~満足そう」→「伝えることでつながりを持ち始めることができたから」→「何十年後かに実際に山を見て
いる世代である喜樹に
問五
計 24 点
B
している」⇒答:期待
「ああ、もちろん、見えるともよ!」の直前、「にやりとすると、晴れ晴れとした声で」に注目。「にやり」は「喜樹が山のこ
とに興味(関心)を持ってくれたことが嬉しい」気持ち。「晴れ晴れと」は多少難しいが、「自分(庄蔵)の仕事を誇らしく
思う」気持ち。それぞれを読み取り、まとめる。
【第二問】説明的文章
《やや易》
〈選択肢 10 点(昨同様)、抜き出し 9 点(昨+4 点)、自由記述 5 点(昨-4 点)〉
問六
計 24 点
「日本人が場所に応じて履き物を脱いだり履いたりするのは、どのような感覚を持っているからだと考えていますか。」に対
し、二段落「靴(履き物)を脱ぐことで~」「公共的(パブリック)な空間」とを分けることができ、五段落「履き物を脱ぐ
ことは、」「清潔感や汚れ、あるいは浄不浄感」を分けている感覚であると記述する。
【第三問】古文
《易》
〈選択肢 2 点(昨-3 点)、抜き出し 3 点(昨なし→昨年は現代仮名遣い)、自由記述 3 点(昨同様)〉
計8点
(あらすじ)ある翁に「この人は良い人ですか」と聞けば、どんなに悪い人でも「良い人だ」と言うので、理由を聞いてみると、
「十
のうち、五良いことがあれば良い人であり、一、二でも良い人である。十全部悪ければ悪い人と心得ている」と言うの
で、これ(どのような人かと聞かれたときに「良い人」と言うこと)は人をこのように見るからである。
問三
「人をみるときには、その人の
【第四問】言語知識・俳句の鑑賞
べきだということ。」この翁の発言から、「良いところを見る」ことがわかる。
《易》
〈漢字 16 点(昨同様)、俳句の鑑賞 6 点(昨なし)、言語活動 2 点(昨-6 点)〉
計 24 点
問一
②赴く「おもむ(く)」、④畏敬「いけい」が難しい。
問二
(二)句切れを探すためには切れ字「や・かな・けり」を探せばよい。→俳句に関する知識が必要であった。
(三)「確かに、~。でも、…。」というBさんの発言が、一度Cさんに共感してから、「でも」と自分の考えを述べている。
(四) 3
4
あなたから受け取るバトン秋の空
→
かあちゃんのおでん目がけてペダルふむ
「空」の体言止めに余韻
→
「かあちゃん」という目を引く表現に素朴さ・愛情
俳句の出題で一瞬困惑した生徒もいると思うが、句切れも切れ字も定期試験レベルの出題。【句会】の内容も易しい。
【第五問】作文
《易》
計 20 点
「あなたの考える『大切な時間』とはどのような時間ですか。そのように考える理由も含めて、百六十字~二百字で書きなさい。」と
いう題材。
「友達と過ごす時間」
「家族と過ごす時間」などを題材に、そのように考えた理由を体験を通じて書くことができれば良い。
平成 27 年度 宮城県公立高等学校
後期選抜入試 講評
総 評
過去の一般入試と比べ、出題形式については変化なし。全 33 問中 19 問が選択問題となっており、基本的
な問題がほとんどであった。計算問題は 4 問出題され、基本~標準の内容であったが、目新しいものではな
かった。記述問題は 3 問出題され、多少書きづらさがあったものの、教科書を隅々までチェックしていれば
難なく答えられるものとなっていた。今回、全体を通して基本的な問題が多く出題されており、昨年度と同
様易しい内容であった。そのため平均点は昨年並みと予想される。教科書内容を把握し、問題集等で基礎固
めを十分に行えていれば高得点が見込める。これから受験生になる生徒には、夏までに中 1・2 内容の基礎固
めを行い、秋以降で中 3 内容の基礎固めを行うよう心がけてもらいたい。来年度も同じ難度で出題されると
は言い切れないので、応用・発展問題、過去の入試問題にも多く触れておくことをお勧めしたい。
難易度・出題単元・解法のポイント
【第一問】
生殖・電流のはたらき・地層・身のまわりの物質〈易〉 36 点
基本的な問題がほとんどであり、選択しづらい問題もなかった。2(3),4(3)にて計算問題が出題されたが、
いずれも基本的な計算問題となっていたため、ここでは着実に得点を稼ぐ必要があった。
【第二問】
自然と人間 〈易〉 15 点
自然と人間の単元からの出題。分解者である菌類・細菌類と環境保全に関する内容が出題されたが、比較
的記憶に新しい単元のため、解きやすかったと考えられる。全答を目指したい。
【第三問】
酸とアルカリ 〈易~標準〉 16 点
うすい硫酸とうすい水酸化バリウムの反応に関する問題が出題。1,2,3 はいずれも基本事項を問う問題で、
確実に正答したい問題となっていた。4 では、硫酸イオンとバリウムイオンが結合して硫酸バリウムができ
ることと、グラフよりうすい水酸化バリウムを 30cm3 加えたときに過不足なく反応することに注目すれば、
硫酸イオン・バリウムイオンが最小になるは C のビーカーであることがわかる。5 は硫酸と水酸化バリウム
の反応比が 5:3 であり、硫酸 20cm3 に対して水酸化バリウムは 12cm3 反応するとわかる。また、水酸化バリ
ウム 30cm3 に対して硫酸バリウムが 0.6g 生成することに注目すると、30:0.6=12:x⇒x=0.24g となる。
【第四問】天気・地球と宇宙
〈易~標準〉 17 点
1 は天気分野の中でも台風に関する問題が出題。(1)(2)は基本的内容なので、確実に正答したい問題だった
が、(3)は台風が温帯低気圧に変わる過程で前線をともなう理由を説明する記述問題となっており、うまく対
応できた生徒は少ないと予想される。比較的、書きづらい問題となっていた。2 は南中高度に関する問題が
出題。いずれも基本的内容を問うものになっていた。
【第五問】
力のはたらき 〈やや易~標準〉
16 点
ばねに関する問題が出題。1,2,4(1)は基本問題で、フックの法則や作用反作用の関係などを問う内容となっ
ていた。3 はグラフを利用し、ばねの伸びが 2cm になるときに注目すると難なく正答までたどり着ける。4(2)
のばねの伸びにおける記述問題では、ばねが直列につながれていることに注目すると、ばね A,ばね B はそれ
ぞれ 1N の力がはたらいていることに気づくので、長さは変わらないとわかる。
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平成 27 年度 宮城県公立高等学校後期選抜入試
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全体として、明らかに易化している。短文記述問題は昨年度の 9 題から 5 題と減少。中でも第 3、4、5 問の問題は過
去に類題にふれた経験がある生徒もいたと思われる形式の問題。一方で選択肢問題が昨年度の 12 題から 21 題と増加
している。また、年代等の並び替え問題は今年度、出題されていない。学年・分野横断問題があるため目安ではあるが、
中 1 内容 29 点、中 2 内容 34 点、中 3 内容 37 点となり、地理分野 37 点、歴史分野 32 点、公民分野 31 点となってい
る。定期テストの延長レベルの問題も多く、平均点は昨年度よりも上昇すると思われる。
難易度・出題単元・解法のポイント
【 第一問】中国・四国地方
《易》
〈選択肢 15 点、短文記述 5 点〉
計 20 点
基本的な内容を問う問題がほとんどで、頻出事項を押さえていれば問題なく解答できる。記述でやや差がつきやすくなっている。
1(2)瀬戸内は年間降水量が少なく冬も温暖という気候の特徴を読み取る定番問題。(3)瀬戸内工業地域で石油化学コンビナートが
特徴的であることは基本事項として押さえておきたい。2(2)過疎への対策がなぜ人口減少を防ぐことにつながるのかを問う問題。
観光業の発達や特産物の商品開発により、雇用を創出することができることに触れることができるかがポイントとなる。
【第二問】貨幣の発行とその流通
《易》
〈語句 3 点、選択 12 点、短文記述 5 点〉
計 20 点
テーマは貨幣についてだが、実際は政治、外交、文化史について問われており、非常に解答しやすい問題。
3元寇は自国を守る戦いであり、御家人に十分な恩賞を与えることができなかった→御家人の窮乏化→徳政令により救済という流れ
は頻出事項。5やや迷うかもしれないが、
「上方」をキーワードに元禄文化と判断し、井原西鶴、松尾芭蕉、近松門左衛門、菱川師宣
の 4 名とそれぞれの主な作品名は押さえておきたいところ。6「営業税を取った」、「銅の販売を幕府が独占した」等から「幕府が財
政を立て直そうとしている」ことは読み取る。
【第三問】明治~大正、日本国憲法
《易》
〈選択 15 点、短文記述 5 点〉
計 20 点
第一、二問に比べてやや迷う選択肢もあるかもしれないが、重要事項を把握できていれば解答できる。
1(2)大日本帝国憲法で人権は「法律の範囲内」で認められていた。日本国憲法では「侵すことのできない永久の権利」と定められ
ている。3(1)日本国憲法の施行が1947年5月3日、教育基本法の制定も1947年。(3)公共の福祉:社会全体の利益→人権
が制限される場合がある。但し、必要以上に、基本的人権が制限されることはあってはならない。
【第四問】世界地理《易》
〈選択肢 15 点、短文記述 5 点〉
計 20 点
資料の読み取りがメイン。選択肢を先読みして資料を確実に読み取ることがカギ。
1(2)国境線の中には。植民地時代に地図上の緯線・経線に沿って定められたものがある。この内容の記述は、直前特訓ゼミでも
解いている。2(2)ODA…政府開発援助。発展途上国へ、資金や技術の提供を行う。
NGO…非政府組織。民間人や民間の団体の作る
組織で、主に国際的な活動をする。「国境なき医師団」が代表例。3(2)資料 C の国は、機械類や自動車を多く輸出。また、原油や
野菜・果実なども輸出している。それに対し資料 B は、エチオピアのコーヒー豆、タンザニアの金のように特定の品目の割合が高く、
鉱産資源や農産物への依存が大きい。これらを踏まえて記述。
【第五問】公民《易》
〈語句の記述 9 点、選択肢 6 点、短文記述 5 点〉
計 20 点
地方自治がメイン。語句とその内容がわかれば解答しやすい。記述は講習会・社会のレギュラー授業でも触れられている内容。
2「価格が上昇」するときは、品物の量が少なく、消費者が求めている量が多い時。3「知る権利」に即していれば、○。4(1)
直接請求権は、参政権の一つ。
(2)地方自治:住民が国から独立して地方自治体を運営すること。資料からは、住民が自ら政治に参
加している点に着目。政治に実際に参加して、民主政治について学ぶ事ができる。