第 18 回統一地方選挙終了にあたって 第 18 回統一地方選は、前半戦4月 12 日の道県知事選、都道府県議選、政 令市長選、政令市議選、後半戦は4月 26 日、市町村長選、東京特別区区長選、 区議選、市町村議選を終えた。 JR総連は、推薦候補者全員の必勝を期して選挙戦を闘い、推薦候補者 180 名中 150 名が当選(12 日投票 118 名中 94 名、26 日投票 62 名中 56 名)、組 織内・準組織内候補は7名が当選を果たした。 JR総連推薦候補者の必勝を期して、職場や地域で奮闘された組合員・家 族、OB連絡会、そして議員団会議をはじめとする全ての皆様にお礼と感謝 を申し上げる。 私たちは今回の統一地方選を、昨年末の衆院選と同様に今後の日本の将来 を決する分水嶺として位置づけ、推薦候補者全員の必勝と組合員の政治意識 を高めることを目標に取り組んできた。大企業や一部富裕層のみが潤う「ア ベノミクス経済政策」や、「特定秘密保護法」「集団的自衛権行使容認」な ど「戦争のできる国づくり」、さらには「原発再稼動」など安倍政権の強権 的な政治手法の成否が問われなければならない選挙であった。にも関わらず 無投票当選が過去最高、投票率は過去最低だった前回 2011 年(52.97%)を 下回り、政治への不信、無関心がさらに深刻化している。 今後も安倍政権による、労働者保護ルールの改悪、集団的自衛権関連法案 の強行、原発再稼動など多数の国民の意思を無視した政策が強行されること は必至である。これまで以上にJR総連の組織強化と連合をはじめとする多 くの仲間や市民運動との連帯を拡大し、全組合員で「戦争のできる国=する 国」へと突き進む安倍政権の暴走を食い止める取り組みを強化していかなけ ればならない。 私たちは正しい目で社会を見る感性を高め、田城参議院議員をはじめ、厳 しい選挙戦を勝ち抜いた地方議員との連帯を強化しようではないか。そして JR総連が掲げる政策実現に向けて奮闘すると共に、今回の統一選で培われ た団結をさらに強固なものへと打ち固めていくことを改めて決意し、集約に あたっての見解とする。 2015 年4月 28 日 全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)
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