Dante Virtual Soundcard の既知の問題

Dante Virtual Soundcard の既知の問題
2015年4月の時点で下記の問題があるため、VT-EtXXXシリーズでのDante Virtual Soundcardのサポート
は中止とさせて頂いています。ヤマハ(株)製の AIC-128D をご使用下さい。
その1(Ver. 3.7.1.3)
DVS(Dante Virtual Soundcard)はPCのネットワーク機能を利用して動作するWindowsサービスです。PC起
動直後で、必要なネットワーク機能の準備ができる前にMPP.NETを利用すると、DVSのWindowsサービス
が正しく起動できない場合があります。
具体的には、MPPで再生を開始した場合に、画面上のレベルメータには信号が出ているように表示されて
いるが音がでないという現象が発生します。つまり、DVSのASIO機能は動作しているが、実際にネットワー
クに信号が送られていないという状況になります。
このようの状況が発生した場合は。DVSのコントロールパネルを開き、DVSを再起動する必要があります。
具体的には Stop ボタンをクリックしDVSを停止させます。次に Start ボタンをクリックし、DVSを再開させ
ます。再度、MPP.NETを起動することで正しく再生を開始することができるようになります。
このような現象は、WiFi付のPCを使用している場合に発生することがあります。その場合は、WiFiを無効に
してご使用ください。
その2(Ver. 3.7.1.3)
DVSはスペック上、サンプリング周波数が192KHzと176.4KHzの場合は8IOとなっています。つまり、4つのス
テレオ入力と4つのステレオ出力が可能ということです。しかし、これらのサンプリング周波数ではPCの能
力によってIO数が制限される場合があります。
これまでの事例では、入力の数を3チャンネル以上使用すると出力の音が途切れるという現象がみられま
した。192KHzと176.4KHzというサンプリング周波数で外部入力の再生や録音を行う場合、もしくは5ウェイ
以上のシステムを構築する場合は、PCIeカード版のAIC-128Dをお使いください。つまり、VT-EtDDCやVTEtDAC(入力付)を192KHzと176.4KHzで操作させる場合はAIC-128Dが必要となります。
ヤマハ(株)製の AIC-128D をお使いください。