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福島県立湯本高等学校
進路指導部
発行日:平成27年5月15日
私立難関校です。平成18年度には早稲田大学教育学部に1名、東京理科大学理学
部第二部に1名進学しています。
第2号(5月発行)
新年度が始まって一か月経ちました。1年生のみなさんは少しずつ高校生活に慣れて
●MARCH(マーチ) ・
きたところでしょうか。また、2・3年生のみなさんも新しいクラスでの生活に慣れた
GMARCH(ジーマーチ)
マーチは『明治大学(M)』
『青山学院大学(A)』
『立教大学(R)』
『中央大学(C)』
でしょうか。4月に希望とやる気を持ってスタートした気持ちを忘れずにいてほしいと
『法政大学(H)
』の5大学の頭文字をとって呼ばれます。これに『学習院大学』を
思います。
加えて最近ではGMARCHと呼ばれることもあります。偏差値は 60 くらいです。
さて、今回は大学について触れてみましょう。日本には 780 近くの4年制大学があり
一昨年度は法政大学に1名合格しています。
ますが、みなさんはどれくらいの大学を知っているでしょうか?
●日東駒専
『日本大学』
『東洋大学』
『駒沢大学』
『専修大学』の4大学を指します。関東の私
●旧帝大
旧帝大という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。旧帝国大学の略で、
立大学で、MARCHと大東亜帝国との間のランクとされています。偏差値は 52~
55 くらいです。
『東京大学』『京都大学』
『北海道大学』『東北大学』『名古屋大学』『大阪大学』『九
州大学』の七大学を指します。もちろん難関大学です。
●大東亜帝国(大東亜帝國)
『大東文化大学』『東海大学』『亜細亜大学』『帝京大学』『国士舘大学・國學院大
●旧一期校・旧二期校
旧一期校・旧二期校というのは、1979 年に共通一次試験(センター試験の前身)
学』の5校もしくは6校を言います。首都圏の中堅私立総合大学です。偏差値は 40
代後半~50 代前半です。
が導入されて廃止されました。
旧一期校は旧帝大や『筑波大学』『千葉大学』『広島大学』
『新潟大学』など、
旧二期校は『福島大学』
『茨城大学』
『山形大学』『宇都宮大学』などです。
本校から【日東駒専】は毎年合格者を出していますが、
【MARCH】レベルの合
格者がなかなかいません。
昨年度、旧一期校の『広島大学』に1名入学しました。これは大変すごいことです。
5月になって3年生は早朝課外、放課後の平常課外、土曜課外と忙しくなります
ちなみに旧一期校に合格したのは平成19年度に『新潟大学』に1名、浪人で合格
が、ひとつひとつをしっかりこなすことによって知らない間に学力はつくものです。
して以来ということになります。
早めに志望校を決定し、進路希望を実現させよう!
●公立大学
地方公共団体が設置する大学で、規模の小さい大学が多いです。昨年度は本校か
ら『会津大学』に 2 名、
『福島県立医科大学』(看護)に 1 名合格しました。
~
平成 26 年度 進路データ編 『SPRING』
発行しました ~
みなさん、
『SPRING』はもう読んでみましたか。5ページから 16 ページには
過去 5 年間の「大学別学部・学科合格者数」が載っています。卒業生がどのような大学
に進学したか一目瞭然です。さらに「合格体験記」が 39 ページから 56 ページにあり
ます。このなかには先輩方からみなさんに向けて、貴重なアドバイスがつまっていま
す。ぜひ参考にして下さい。
●早慶上理
『早稲田大学』
『慶應義塾大学』
『上智大学』
『東京理科大学』を指します。在京の
※裏には【大学入試の仕組み】があります。引き続き読んでね!
「小論文」など、幅広い選抜方法が実施されます。特に、国公立大の小論文はかな
●ライバルは日本全国の受験生
高校受験では自宅から通える範囲の高校を受ける人がほとんどでした。大学受験
りレベルが高く、文章表現力・読解力とともに論理的思考力も求められます。日頃
から「文章を読む・書く・論理的に考える」ことを意識しておくことが大切です。
では受験生は日本全国の大学を受験することができ、浪人生も入ってきます。日本
全国の受験生との競争になります。
【 一
般 入 試
】
●センター試験で出願の幅を広げよう!
毎年1月中旬頃に全国で一斉にセンター試験が行われます。高校で学んだ基礎学
[ 国公立大学 ]
[ 私立大学 ]
力を測るのが目的で、解答はすべてマーク方式です。国公立大学を志望する受験生
各大学が実施する試験
は受験する必要があります。センター試験利用入試を実施している私立大への出願
もできます。大学進学を考えている生徒はセンター試験を受けるのは当たり前だと
思って下さい。
センター試験
+
または
受験が必要な試験形式
各大学の2次試験
●国立大、センター試験は5教科7科目が主流
平成27年度入試では、国立大の 95.1%がセンター試験で5教科7科目以上を課
しています。これに対し、私立大は3教科での受験方式が主流です。
●同じ大学を複数回受験できる!
国公立大では、募集人員を前期・後期日程に分けた「分離・分割方式」が採用さ
れています。また、私立大では複数の入試方式、日程が設定されていることが多く、
学外試験、試験日自由選択などの制度がある大学もあります。つまり、同じ大学を
センター利用の場合は
指定する教科の試験
センター試験は5教科7科目
(地歴公民と理科 2 科目ずつ)
が中心
入試科目
3 教科型が主流
定員数
多い
+
各大学の2次試験科目
少ない
複数回受験することが可能です。
低い
●大学でも推薦入試を実施している!
高校入試と同じように大学でも推薦入試を実施しています。また、AO入試とい
う学校長の推薦の必要がない入試形式もあります。しかし、その出願条件や方式は
(初年度納付金 約 82 万円)
大学・学部による授業料の
高い
学
費
(初年度納付金平均 132 万円)
大学・学部によって異なる
差は少ない
大学によって様々です。国公立大は「推薦は落ちて当たり前」という覚悟が必要で
す。倍率も高いです。まずは、一般入試を視野に入れて勉強しておくことが大切で
す。
国公立大と私立大との大きな違いは、なんといっても入試科目です。次に、入学料や
授業料といった学費にかかわる部分。また、国公立大は、教員一人に対する学生の数が
比較的少ないため、アットホームな雰囲気で勉強できるという特色があります。一方で、
●教科横断型などのいろいろな選抜方法
大学入試では、英語、数学などの教科ごとに出題される試験だけでなく、複数の
教科にまたがって出題される「総合問題」や、論理的思考力や表現力を見るための
独自のカラーをもつ私立大には、様々な学部・学科があり、学びたい分野をより深く習
得できるなどの特徴があります。同じ学部でも大学によって大きく違います。情報を集
め、オープンキャンパスに参加してみなさんに合う大学を選ぼう。