退職資金事業部だより

(平成 27年3月発行)
~退職資金事業
加入者の皆さまへ~
【退職資金事業の制度が変わります】
平成27年4月1日から、交付指数の変更のほか、他の制度の一部が改正されます。
制度改正に伴う事務の変更点につきましては、「退職資金事業の事務の手引き(平成
27年3月)」及び「退職資金事業制度改正に伴う事務の注意点」をご確認ください。
【新規採用者の届出(登録)はお早めに】
4月採用者の届出(登録)は、4月30日(木)までにお願いします。「教職員届出
【登録】」の手続状況が「申込済」になっているかご確認ください。
紙申請校につきましては、「教職員届出書」を必ず、4月30日(木)までにご提出
ください。
教職員の加入期間は退職資金の計算基礎となります。提出が遅れると、退職資金の算
定額が不利益となる場合がありますので、お早めにお願いします。
【給与月額の金額について】
「教職員届出【登録】」の手続きの「給与月額」には、本給相当額をご記入ください。
「給与月額」には、管理手当、扶養手当、通勤手当その他これらに準ずるものは含みま
せんのでご注意ください。ただし、各学校(園)が定める退職金規程により、退職金算
定の基礎とされている場合の調整手当などは算入することができます。
私学共済(日本私立学校振興・共済事業団)に届け出る給与月額とは基準が異なりま
すので、ご注意ください。
【私学財団ネットにおける教職員異動処理について】
私学財団ネット(退職資金事業電子手続き)における各種手続きは、異動日の翌月ま
でにお願いします。
<例>
3月異動の各種手続き→4月30日(木)まで入力可能(5月1日以降は不可)
4月異動の各種手続き→5月31日(日)まで入力可能(6月1日以降は不可)
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【3月退職者の手続きはお済ですか?】
3月に退職する教職員の退職資金交付スケジュールは下記のとおりとなります。
「届出教職員退職届兼退職資金交付請求」の手続きをお忘れのないようお願いします。
~3月
4月
10日まで
20日前後
5月
下旬
20日(予定)
教職員の退職
3月31日までにご請
求いただいた退職資金
を振込みます。
「届出教職員退職届
兼退職資金交付請求」
の手続き
4月11日から
5月11日までに
ご請求いただいた
退職資金を振込み
ます。
4月1日から
4月10日までに
ご請求いただいた
退職資金を振込みます。
「届出教職員退職届
兼退職資金交付請求」
の手続き
① 請求書を受理した日で処理します。郵送の場合は、振込日が遅れることがあります
ので、ご了承ください。
② 退職資金は、登録されている、学校の指定口座にお振込みします。
③ 負担金が未納の場合や既退職者の「退職金支給報告書」が未提出の場合は、退職資
金の交付ができませんので、ご注意ください。
【コラム】
~退職金制度のあらましVer.2~
前回は、「のれん分け」とされる恩恵的、報償的性格であった退職金制度が福
利厚生制度に姿を変えるまでを掲載しました。今回は、明治中期の退職金制度に
ついてお話しします。
明治中期には、殖産興業政策が進み、労働需要が拡大しました。繊維工業など
は農村からの出稼ぎ労働者に依拠してきましたが、劣悪な雇用条件を嫌い契約期
間内の逃亡や経験者の引き抜きが問題となっていました。そこで、労働者を囲い
込む手段として、賃金から天引きをして雇用期間満了まで企業が保管するという
強制貯蓄が、退職金あるいはそれに準ずる制度として広まっていきました。
これは、現在の退職金の法的性格でもある「賃金後払い的性格」と似ていますね。
この後、退職金制度はその性質をさらに変えていきます。そのお話はまた今度。
次回の退職資金事業部だよりで掲載する予定です。
【参考文献】日本労働研究雑誌 2009 年 4 月号(No.585)特集:その裏にある歴史 なぜ退職金や賞与
制度があるのか(大湾 秀雄 須田 敏子)
全国私学退職金団体連合会「創立 20 年史」
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【「退職金支給報告書」に関する注意事項】
(1)添付書類について
原則として、金融機関への振込記録(写し)を添付してください。ただし、振込
記録がない場合には、退職所得の「源泉徴収票・特別徴収票(写し)」の添付や、支
給報告書での退職金受領者の署名捺印でもけっこうです。なお、退職所得の「源泉
徴収票・特別徴収票(写し)」を添付する場合は、退職者本人に交付した「源泉徴収
票・特別徴収票」の写しを添付してください。
(2)「退職金支給報告書」に印字された退職者名と、添付書類に記載された氏名や
署名捺印された氏名が異なる場合について
「退職金支給報告書」の印字が旧姓で、添付書類や署名された氏名が現在の氏名
である退職者については、「退職金支給報告書」と併せて、
「届出教職員変更届」を
ご提出ください。
「退職金支給報告書」の印字が現在の氏名で、退職金の振込先口座名義人が旧姓
である場合は、「退職金支給報告書」の備考欄にその旨を記入してください。
(3)退職金額の記入について
「4 退職金額」の欄は、退職金総額(学校(園)が退職者に退職金として支給
した金額)を記入してください。学校(園)が、退職資金(財団が交付した額)と
は別に支給した金額ではありませんのでご注意ください。退職資金(財団が交付し
た額)と退職金として支給した金額が同額であっても記入してください。
また、支給に際し、所得税等の源泉徴収を行った場合は、源泉徴収前の金額を記
入してください。
※「4
退職金額」について
3の「退職資金交付額」を含む退
職金総額を記入してください。
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【退職資金仮計算リストについて】
退職届の手続きが完了している教職員については、当該教職員の仮計算リストが出力
できません。仮計算リストが必要な場合は、あらかじめ退職届の手続き時に出力してく
ださい。
退職届の手続きが完了している教職員については、「退職資金交付明細書」に記載さ
れている退職資金交付額にてご確認ください。
また、紙申請校につきましては、年度末につき、皆さまからのご照会が集中し、仮計
算リストの発行に時間を要するため、お手元に届くまでお時間がかかりますのであらか
じめご了承ください。なお、退職者の個人情報に該当しますので、お電話による回答や
会計事務所などに送付することはできません。ご理解、ご協力をお願いします。
【私学財団ネット操作研修会のご参加ありがとうございました】
1月28日・2月27日及び3月10日で、私学財団ネットをご利用されていない学
校(園)向けに操作研修会を行いました。
当日は、私学財団ネットを利用するうえで重要となるポイントやその利便性を実際に
体験していただき、参加校(園)の8割が私学財団ネットにお申込みいただきました。
多くの学校(園)の皆さまにご参加いただき、今年度の操作研修会は大盛況のうち終了
いたしました。
来年度も開催する予定ですので、私学財団ネットをご利用されていない学校(園)は
是非ご参加ください。
(発行)〒162-0823 新宿区神楽河岸 1 番 1 号セントラルプラザ 11 階
公益財団法人東京都私学財団 退職資金事業部
電話 03(5206)7924 FAX
東京都私学財団
03(5206)7927
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