平成29年1月発行

(平成29年1月発行)
~退職資金事業
加入者の皆さまへ~
本年もよろしくお願い申し上げます
【もくじ】
〇 私学財団ネットをご利用されていない
学校(園)のご担当者様へ
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・電子手続化に関するアンケート実施のお願い
・私学財団ネット操作研修のお知らせ
〇 お知らせ
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・退職資金仮計算リストについて
・3 月に退職する教職員の退職資金交付に関する手続き
・ID 及びパスワードの適正な管理について
〇【報告】平成 27 年度財政決算について
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〇 コラム ~退職金制度のあらまし~
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【私学財団ネットをご利用されていない学校(園)のご担当者様へ】
〇 電子手続き化に関するアンケート実施のお願い
同封の「平成 28 年度電子手続き化に関するアンケート」にご協力下さい。
・回答期限:平成 29 年1月 31 日(火)※詳細は同封のアンケート用紙をご覧下さい
〇 私学財団ネット操作研修のお知らせ
私学財団ネット操作研修を開催いたします。
・日時:平成29年2月21日(火)
平成29年3月17日(金)※詳細は同封の開催案内をご覧下さい
★職員が操作のサポートをしますので、安心してご参加ください!★
【お知らせ】
〇 退職資金仮計算リストについて
退職届の手続きが完了している教職員については、仮計算リストが出力できません。
そのため、仮計算リストが必要な場合は、あらかじめ退職届の手続きを行う時に出力
してください。
なお、退職届の手続きが完了している教職員については、「退職資金交付明細書」
に記載されている退職資金交付額にてご確認ください。
書面により依頼する場合、年度末は事務が集中するため、お手元に届くまでにお時
間がかかります。また、仮計算リストは個人情報に該当するため、電話による回答や
会計事務所などに送付することはできません。あらかじめご了承ください。
〇 3 月に退職する教職員の退職資金交付に関する手続き
現在、3月に退職する教職員の「届出教職員退職届兼退職資金交付請求」の手続き
が可能です。当財団では「届出教職員退職届兼退職資金交付請求」を教職員が退職し
た日の翌月 10 日までにご提出いただければ、退職日翌月 20 日前後に、退職資金を
交付いたします。電子手続きでは、3か月前から受付しています。速やかに退職金を
支払うためにも、お早目の手続きをお願いします。
〇 ID 及びパスワードの適正な管理について
私学財団ネットは、ID とパスワードで管理されています。事故防止のため、パス
ワードは定期的に変更されることをおすすめします。また、ID コードも担当者が変
わった場合などには必ず変更してください。セキュリティ保護のために、ID 及びパ
スワードの適正な管理をお願いします。
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【平成27年度財政決算】
退職資金事業では、事業財政が健全に推移しているかを検証することを目的とし
て、毎年、年金数理による財政決算を実施しています。
平成27年度の財政決算における責任準備金は 1,028 億 7,800 万円、保有率
が 101.5%となり、積立資産とほぼ均衡しております。なお、当財団の財政決算
は、平成 27 年度より時価基準で実施しています。
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【コラム】
~退職金制度のあらましVer.7
前回は退職一時金制度を取り巻く状況についてお話ししました。
今回は昭和 40 年代からの動きについてお話しいたします。
昭和 37 年の税法改正で、実施されることになった(税制)適格退職年金は実態的には退職金
の社外積立制度でしたが、昭和 40 年の厚生年金保険法改正で、その後の我が国の企業年金の中
核をなす制度となった厚生年金基金制度が創設されました。
この制度は、国の厚生年金の一部を国に代わって支給する(代行給付)義務を負うことを条件
に、企業の実情に応じて、独自の追加的な給付を上乗せできるとする制度で、企業には、退職金
を終身年金として支給できることになりました。さらに、退職者のより手厚い老後保障を実現で
きることになるうえ、高度成長期に国の債務を代行することで資産運用のメリットもあって広範
に普及し、平成 10 年前後には基金数は 1,800 を超し、加入者数も 1,200 万人を超える規模にな
りました。
ところが、バブルの崩壊を機に、資産運用のリスクが急速に高まり、実施事業者の間では国の
代行給付の義務を返上したいという声が高まりました。これを受けて、平成 13 年の確定給付企
業年金法で、国の年金の代行をしない企業年金を実施できることとなり、多くの厚生年金基金が
確定給付企業年金に制度移行しました。これが「代行返上」です。
平成 24 年には適格退職年金も廃止されて確定給付企業年金などへの移行が進み、平成 27 年 3
月末現在、確定給付企業年金の数が 13,883 基金となり、加入者数は 782 万人となっています。
一方、厚生年金基金は 444 基金、301 万人となっています。
また、労働者が自らの判断と責任で自分の年金資産の運用を行う、確定拠出企業年金制度も創
設され、平成 27 年 3 月には 505 万人が加入しています。加えて、年金の制度設計も自由度が高
まっていてハイブリッド型やリスク分担型など多様化が進んでおり、企業や労働者にとっての選
択肢が増えてきています。同時に、退職金をどのように考えるかということは単に年金制度の問
題にとどまらず、仕事と処遇のあり方にまで広がりを見せてきており、国の年金制度と併せて、
企業年金についても、今後の動きから目が離せません。
【参考文献】 日本労働研究雑誌 2009 年 4 月号(No.585)特集:その裏にある歴史 なぜ退職金や賞与制度が
あるのか(大湾 秀雄 須田 敏子)
(発行)〒162-0823 新宿区神楽河岸 1 番 1 号セントラルプラザ 11 階
公益財団法人東京都私学財団
退職資金事業部
電話 03(5206)7924 FAX 03(5206)7927
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