第1号 - 東京都立町田の丘学園

進路だより
都立町田の丘学園校長 村野 一臣
進路指導部 第4号 平成27年7月16日発行
これから本格的な夏を迎えます。急な温度の変化で体調を崩しやすい時期ですので、睡眠時間の確保、
水分補給などを忘れずに体調を整えて、体調を崩さないように気をつけましょう。
高等部では1学期のインターンシップ、現場実習が終わりました。地域の福祉施設、
各企業の皆様に支えられ、実り多き実習となりました。「できた」「難しかった」
「もうちょっと頑張れた」など、個々の思いは様々でしたが、この経験を学校生活に
活かして、それぞれの目標を設定できたらと思います。保護者の皆様にも様々な
ご協力をいただき、ありがとうございました。
さて、いよいよ夏休みです。夏休みは、自分の好きなことに挑戦できる良い機会です。
7 月中に計画をたて、何かひとつチャレンジできる夏休みになると素敵ですね。暑さが気になるところで
すが、積極的に外に出て、自分なりの楽しみを見つけてみましょう。
~インターンシップ・現場実習を終えて~
生 徒 た ち の 声 !!
B 部門高等部 2 年組
矢野 雄大
僕は、インターンシップで「千代
田開発株式会社」に行きました。僕
は封入作業と名刺作成をやりまし
た。仕事は楽しいものだと思ってい
ましたが、5 日間やるとすごく大変
でした。でも、会社の人が優しく教
えてくれたので、しっかり作業がで
きましたので良かったです。今回の
インターンシップで働く大変さ、働
くことの醍醐味がわかって良かった
です。
A部門
B部門高等部2年組
土田 藍子
私は実習で「パルシステム多摩セ
ンター」に行きました。保冷剤を入
れる作業や、チラシ入れ、段ボール
たたみをやりました。一番大変だっ
たのは、チラ シを入れる 作 業でし
た。でも、頑張って取り組みました。
保冷剤を入れ る作業を一 番 頑張り
ました。手がビショビショになりま
した。今回のインターンシップで、
チームワーク の大切さを 学 びまし
た。
高等部2年B組
渡邉 志穂里
5日間「かがやき」でいろいろな仕事に挑戦してきました。
パッキンはずし、タオルたたみ、花の水やり、肥料の袋詰め、
チラシ折り…、たくさんありすぎて毎日へとへとになり、仕
事(作業)の大変さを知りました。でもその分、みんなと一
緒に仕事をする楽しさや、「できた!」という達成感、褒めら
れて嬉しい気持ちもたくさん感じてきました。
<Q&A コーナー>
Q「一番がんばったことは?」 → A「パッキン!」
Q「お仕事どうだった?」
→ A「たのしかった!」
Q「また、かがやきに行く?」 → A「はーい!」
実習最終日に、笑顔で、大きな声で先輩方や職員さんに挨
拶ができたことがこの5日間を物語っているようでした。
A部門
B 部門高等部 2 年5組
小泉 桃花
私は3日間「わかくさ保育園」に行
きました。寝かしつけや絵本読み、お
着替えの手伝いなどやらせてもらい
ました。子どもたちとのふれあいはと
ても楽しかったですが、お仕事は大変
でした。初めは緊張して、声が小さか
ったです。でも少しずつ慣れてきちん
とできるようになり、またわからない
ことも質問できるようになりました。
これからの学校生活では、コミュニ
ケーション力を伸ばし、頑張ります。
高等部2年C組
辻
海人
「花の家」で現場実習を行いました。職員さんと話し
たり、先輩方と一緒に作業したりするうちにだんだん慣
れてきて、最終日には笑顔が出ました。鉢植えに肥料を
やったり植え替えをやったり、お店に必要なものを買い
出しに行ったりしました。仕事は大変だったけど、頑張
ったことを褒められたり、先輩のようにやってうまくで
きたりした事がとてもうれしくて最後の挨拶では声でお
礼が言えました。
PTA進路部主催
リゾートトラスト株式会社
進路研修会
東京人事総務部
報告
事務支援課
東京事務支援センター
課長
センター長
北澤
健
様
『企業就労の現状と企業就労に求められる力』
~障がいが重くても働ける、中・重度の方が働く姿~
6月25日(木)
リゾートトラスト株式会社における障がい者雇用の取り組みと現状について、北澤様ご自
身の就労支援センターでの経験や障がいのあるご兄弟の話を交え、具体的なお話しをきくこ
とができました。
雇用に関しては、現場実習によるマッチングを大切にして進められています。その中で支
援機関や学校からの情報提供はとても大切で、お互いをしっかりと知ることにより適切な配
慮ができることにつながっています。また、雇用の安定のためには、必要な配慮はきちんと
伝えていく必要があり、東京事務支援センターでは、工程分析により業務の単純化、明確化
を行うこと、働く環境を整備すること、家庭や支援機関との情報交換、体調の管理など様々
な配慮を行っています。しかし、社会的に許容されないこと(犯罪等)への配慮については
難しく、支援機関との連携が不可欠と言えます。
様々なニーズに応えて、働くこと(社会参加)が最大のリハビリテーションと考えられて
おり、これが出来なければ、ということはなく多様な障がいを受け止めていく。また、ツー
ルの工夫や職場の理解により中度・重度知的障がい者も活躍しています。学校から社会、社
会から福祉、福祉から社会と様々な形でその時々に必要なバトンをいかに上手く渡していく
のかが大切で、それによって社会参加を支えることができます。例えば、学校卒業後すぐに
就職は難しいが、積極的な思考でプラス2年の就労移行支援を利用すれば働けるケースもあ
ります。
その他、本校の卒業生の事例(愛の手帳2度)をはじめ、支援者の課題や会社の課題、家
族の課題にも触れていただき、協力者を増やしていくことの大切さをお話しいただきまし
た。将来に向けて期待感のもてる話を具体的な事例をもとに聞くことができ、とても貴重な
講演会となりました。
※学校で身につけてほしいこと
・労働習慣の獲得(時間を守る、身だしなみ)
・自己分析(自分に何があっているのか、できるか、相談する)
・自己解決能力の向上(就職先は自分が決める)
・成功体験の積み上げ(やってみたいと思う、やってみる)
・就労意欲の向上(自分が働く、楽しい、やりがい)
・豊かな就労生活(就労はゴールではなくスタート)
◎アンケートにて素敵な感想をたくさんいただきましたので、裏面に感想の一部を掲載
いたしました。是非ご覧ください。
〈アンケートの一部を紹介させていただきます〉
◎子どもの失敗に目が向きがちですが、少し見方を変えて対応すると良いのかな?とお話を聞きなが
ら思いました。少し成長すると、これくらいはできるはずと思い、できないと注意したくなります
が、余裕を持って対応しようと思いました。成功体験を沢山持たせてやりたいと思いました。就労
はまだまだ先のことですが、主治医の先生や支援機関とのつながりの大切さがわかりました。あり
がとうございました。
◎一人ひとりの特性を丁寧に考えて下さっている事に感動しました。自分の子どもには福祉作業所以
外は考えられないと思っていましたが、企業就労の道も少しずつ開けているのかもし れません。ま
だ理解されない部分の方が多いと思いますが、悲観せず、注意深く調べていきたいと思います。
◎とても明るい気持ちになりました。ありがとうございました。まだ小学生ですが、今から出来る事
をしっかり考えて頑張っていこうと思います。作業や仕事だけではなく、人柄がやっぱり大切なの
ですね。わが子をまっすぐ育てたいと思います。
◎北澤センター長のお人柄あふれる講演会、あっという間でした。わが子は重心(しかも医ケアあり)
なので企業就労とは真逆の世界ですが、お話を聞くことにより視野を広げる事が出来ました。つく
づく思う事ですが、毎日の学校教育・家庭教育での積み重ねの大切さを再認識しました。
今年度は「第5次 町田市障がい者計画」を策定する年です。
まずは、「障がい者計画」って何かを簡単に・・・
町田市障がい者計画は、町田市の障がい者施策における理念や基本的な方向性を示す計画です。
今年度は、その「第5次 町田市障がい者計画」を策定する年になり、2016年度からの5年間の
計画として策定します。
ちなみに、昨年度は、2015年度~2017年度の3年間の障害福祉サービスの需要見込量や達成
目標、具体的な施策や事業について示す「障がい福祉事業計画(第4期計画)」を策定しました。
これは「第4次 町田市障がい者計画」に基づいて策定したものです。
前計画の「第4次 町田市障がい者計画」は、2011年度から2015年度までの計画です。その間に様々な
障がい福祉に係る国内における法律が整備され、2014年1月には障害者権利条約が批准されました。今
回の計画は、障害者権利条約が批准されてから初めての計画策定となり、障害者権利条約を意識して策定さ
れることになります。是非、注目していただきたいと思います。また、昨年度策定した「障がい福祉事業計
画(第4期計画)」は町田市のホームページから見ることができます。是非ご覧ください。
町田市の障がい福祉についてはどのような場で検討されるのでしょうか??
障害者施策を総合的に協議するため、市の附属機関として「町田市障がい者施策推進協議会」を設置
しています。委員は、学識経験者、福祉関係団体の代表、保健医療関係の代表、教育関係団体の代表、
関係行政機関の代表などで構成されています。
「町田市障がい者施策推進協議会」を親部会として、その下に専門部会「障がい福祉事業計画部会」
「就労・生活支援部会」「相談支援部会」「障がい児部会」を設置し、協働して検討をしています。
今年度は「第5次 町田市障がい者計画」を策定する年になりますので、加えて「障がい者計画部会」
が設置され、検討されていきます。
~地域のイベント情報~
ボワ・アルモニー
夏祭り
日時 : 平成27年8月8日(土)
11:00~15:00(雨天決行)
※木曽中の駐車場をお借りしています
場所 : ボワ・アルモニー 本体(建物内)
住所:町田市木曽西2-9-18
電話:042-791-0144(代表)
内容 : 焼きそば、くるくるフランク、焼き鳥、枝豆、いか焼き、かき氷、綿菓子、ジュース、ビール、野菜、を
販売の他、お楽しみ抽選会等も設けます。また催し物として、根岸町内会で活動されている皆
様をお招きし、重要無形文化財「こなや」の舞踊の披露を予定しています。
『 The Swing Girls Project@Machida 』
※特別支援学校の保護者と教員が始めた、ビックバンドを目指した? アンサンブルバンドです♪
スイングジャズを中心に、子どもが好きな曲、大人もノリノリな曲などなど幅広い
レパートリー盛りだくさん!!(を目指しています♪)
テナーサックス、ギター、ドラム 大募集 !!
学生時代にブラスバンド部や軽音楽部、JAZZ研だった方
お家に楽器が眠っている方! 音楽が好きな方ならどなたでも♪
もう一度楽器を手にして、JAZZしませんか!!
お子様と一緒に練習参加もOKです(保育はありませんが・・・)
※連絡先
町田の丘学園高等部教諭
町田の丘学園卒業生保護者
小島
石橋
042-737-0570
042-720-4812
さらに・・・お祭りやイベントなど・・・呼んでいただけたら「喜んで~♪♪」盛り上げに参ります☆
町田の丘学園進路だよりでは、地域の施設や支援機関、保護者の皆様からの情報をお待ちしております。
掲載希望の情報がございましたら、進路指導部
<東京都立町田の丘学園>
森山
知也
までお寄せください。
【電話】042-737-0570 【FAX】042-737-0580