C+テーブル@362(野本)

Spring Seminar 2015 5th C+12 番テーブル 総評
ジャッジ:野本(WESA4)
テーブルメンバー
中 村 紀 ( 東 女 3 )、 依 田 ( W ESA2 )、 成 松 ( W ESA2 )、 宮 口 ( 武 蔵 3 )、 加 藤 ( 武
蔵 3 )三 木( 立 教 2 )、原( 上 智 3 )、古 瀬( 青 学 2 )、中 村秀( フ ェ リ ス 3 )、 計9
人
①議論の全体的な流れ
オピニオンプレゼンターに4人(中村紀、依田、宮口、成松)が立候補した。オプレを
決める方法において、三木が平等性の観点から Voting に対する疑問を投げかけ、結果とし
て誠実に Vote しようという結論の元、臓器移植の Ordinal なオピシの中村紀がオプレに選
ばれた。ASQ では、三木が SOH において患者の S/M の Degree の増減を理由に反論がな
され、NFC で改めて議論することに落ち着いた。また、Cause の脳死が死かどうかという
定義において、原が Fact の観点から疑問を投げかけた。また、ASQ 全体に関する質問にお
いて、患者は臓器移植を受けられる可能性がないのかどうかという観点から質問をしたが、
いわゆる Consider or not の話で混乱が少し生じた。NFC では、医者不足の観点から成松
と依田が反論をし、原が脳死は人の死か曖昧なので殺人の可能性があるという理由から反
論をした。最後に三木が SQ 上でも A/W は無くなるという理由から反論をし、依田が残り
時間が少ないので Situation コンパリゾンをしようと提案したが、コンパリの内容が浸透せ
ず流された。Sol においては、原が NFC と同様に殺人の可能性の観点から×Practicability
の反論を行った。残り時間が少なくなったことから中村紀の提案により、Voting によって
原の Procedure のもと脳死が死かどうかの決定をテーブルの結論としようということが決
められ、その検証途中で Discussion は終了した。
②順位と選定理由
1 位 中 村 紀 ( 東 女 3 )
オピニオンプレゼンターとして議論の土台を作り、ほぼ全ての場面において介入し、着
実なセオリー理解に基づくサジェスチョンを常にテーブルに掲示し、今回のテーブルの進
行において不可欠な存在であったと考えるため、1位とした。プレゼンもとてもアトモス
よくでき、また傾聴力もあるのでテーブルメンバーを味方に付けることが上手く、オピニ
オンプレゼンターとして申し分無かったのだが、傾聴力があり過ぎて、というより全ての
話をちゃんと聴こうとする姿勢のあまり、特に NFC において介入が少なくなってしまい、
議論が停滞してしまった感がある。オプレの視点から、つまり ASQ の def の観点から流せ
る場面が多々あったと思うが、他の人のトリートにも傾聴してしまい介入しないという場
面が目立った。他人のトリートをも包括するようなマクロな、つまりセオリーを使ったハ
ンドリングをする能力があると思うので、他人がトリートを始めた時に自分がどうできる
かをアッセンまでの期間で考えてプレパして欲しい。
2 位 依 田 ( W ESA2 )
ほぼ全ての話に特にカンファメーションを使って介入し、議論を整理しようとする姿勢
を評価し2位とした。1位との差は適切なサジェスチョンが出来るかどうかということで
ある。サジェスチョンを通すには、正確なセオリー理解や適切に相手のアイデアの意図を
汲み取る能力が必要である。カンファメはできるので、あとはセオリー理解と傾聴力とい
うものを意識してアッセンまでプレパしてください。
※ Situation コ ン パ リ ゾ ン に つ い て
依田が NFC において、残り時間を考えて sit コンしようという提案をしたが、却下され
た。そこで sit コンについての自分の見解を述べる。Sit コンを出すとき、もしくは誰かが
出した時の一つの参考にして欲しい。
→まず、大事なのは普通のコンパリとの差である。これがないと、普通にコンパりしよう
というSで流されてしまう。よって普通のコンパリとの差、特にその sit コンのメリットを
テーブルに提示することが大切である。次に大事なのは、sit コンの結果によって何が結論
として導かれるかである。ただ単に SQ と APA を比べましょうといっても、その2つの状
況を比べた結果何が得られるのかを明確化しないと、それは Discussion ではなくただのア
イデア披露大会になってしまう。またナローのコンセンサスとして、オプレのアイデアの
AD と DA を比べて「結論」を得ましょうというものがあるので、その「結論」にその sit
コンがどう関係するかを明確化しなければ、Necessity が生じないので流されてしまう。次
に大事なのは、何と何を比べるかを明確化することである。単に SQ と APA を比べましょ
うといっても、SQ の何と APA の何をどのようにして比べるかが明確でないと、結局どう
していいかわからず混乱が生じてしまう。
3 位 宮 口 ( 武 蔵 3 )
議論の話し方の掲示やコンクルカンファメを通じて、テーブルに貢献したが一貫した介
入がなく、また自分のアイデアを掲示できなかったので3位とした。今回のような役割を
通じてテーブルに貢献するには、全ての話にコンクルカンファメをするとか、全ての話の
仕方を掲示するなどもっと徹底した介入が必要だと思う。どーしても単発気味になってし
まうので、評価がされにくくなってしまう。ち な み に 3 位 4 位 5 位 の 差 は 僅 差 で あ る 。
また自分のアイデアがコンパリでしか話せないものだとしたら、いかに効率よくコンパリ
までテーブルを導くかを考える必要が有る。そうしないと、今回のように自分のアイデア
を出せないまま終了してしまうのである。いかに自分のプレゼンスをテーブルで発揮する
か、そしてアイデアをいかにテーブルで話せるようにするかを考えて欲しい。
※ Consider or not に つ い て
宮口が ASQ 全体の質問において Consider の観点から混乱が少し生じたので解説したい
と思う。宮口がオプレの患者の def において、患者に臓器移植を受ける可能性がゼロなのか
どうかという質問をした時に、オプレが×Consider=×related to get AD として答える必
要がないとしたが、宮口がそれでは納得できず混乱が生じた。これは QA ミートしていな
いから混乱が生じたのである。もちろん中村紀の×Consider=×related to get AD という
理解は正しいのだが、考えて欲しいのは×related to get AD の意味である。少なくとも2
つの解釈ができる。一つは def の範囲外であるということ、もうひとつは def の範囲内では
あるがなんでも良いということである。前者であれば話す必要はないのだが、後者であっ
たら def の中の話なので確認する必要があるのである。今回で言うと、患者は臓器移植を受
けられる可能性がゼロなのかというものであり、冷静に考えて明らかにオプレの def の中で
その可能性がゼロなのかどうかの議論の余地があるため、後者としてとらえることができ
る。よって、オプレは杓子定規に×Consider だから話す必要がないと流すのではなく、そ
の質問の選択肢が def に含まれるかどうかということを考えてほしい。両方含まれるという
意味で×Consider という答えをするならその説明を加えて答えるべきである。宮口は患者
は可能性がゼロなのかという質問の仕方ではなく、可能性がゼロの患者は def に含まれるの
かどうかという質問のしかたにすべきであった。
4 位 三 木 ( 立 教 2 )
SOH と NFC において一貫したアイデアを掲示し、自分のアイデアに対する反論にもう
まく対処し、自分の話をテーブルで話すことができたが、他の人の話に介入する機会がほ
とんどなく、つまり自分の話をすることしかできなかったと判断したため4位とした。自
分のアイデアに対するプレパは申し分ないと思うので、他人の話にどう介入するか、つま
りカンファメやサジェスチョンをいかにするかということを考えてプレパして欲しいと思
う。
5 位 原 ( 上 智 3 )
三木と同じように NFC や Sol で一貫したアイデアを掲示したが、自分のアイデアをテー
ブルに浸透させる能力が乏しかったため、最後に Voting で選ばれた自分のプロシの内容も
テーブルメンバーに理解されずに終わってしまった。考えて欲しいのは、sit コンの解説と
似ているのだが、自分のプロシの1つ1つの意味をテーブルメンバーにしっかり理解させ
るようなプレゼンやチャートが必要であるということである。単に脳死が死かどうかを今
パリで決めましょうというだけでは理解されないので、どのようにコンパリするのかを明
確化する意識を持ちましょう。もちろん、三木と同じように他の人の話に介入するプレパ
もしましょう。もう一度言いますが、3位4位5位の差は僅差です。また1位2位と3位
以下の差は自分のアイデアを言えるかどうかにプラスして、他の人の話に介入できるかど
うかということです。
6 位 成 松 ( W ESA2 )
議論への参加がほぼ NFC の反論だけであったので6位とした。医者不足に対するストラ
テをもっと ASQ ですること、そして他の人の話にどう介入するかということを考えてプレ
パしてください。
7 位 加 藤 ( 武 蔵 3 )・ 古 瀬 ( 青 学 2 )・ 中 村 秀 ( フ ェ リ ス 3 )
三人とも議論への参加が数回の Q だけであったので、同率7位とした。もう一度、どう
したら議論に参加できるか、自分の話ができるかを考えてプレパしてみてください。
春セミ、おつかれさまでした。自分の結果に納得いかないこと、納得できることが各人あ
ると思うので、それを忘れずにアッセンや一年後の春セミに向けて頑張ってください。詳
しいリフレやケアは呼んでくれればするので、気軽に連絡ください。
WESA(4) 野本
Mail : [email protected]