C+テーブル@367(渡辺・高崎)

Spring Seminar 2015 5th C+テーブル総評
担当ジャッジ:渡辺(成蹊 4) 高崎(上智 4)
≪テーブルメンバーとその順位≫
1 位 大杉(立教 3)
2 位 鈴木(青学 3)
3 位 山田(芝工 2)
4 位 坂口(東女 3)
5 位 飯塚(慶應 2)
6 位 飯田(慶應 3)
7 位 小野(立教 3)
8 位 川崎(芝工 3)
9 位 長谷川(芝工 3)
≪全体の総評≫
1.議論の流れ
6 人が OP 候補になり、結果、大杉くん(立教 3)のベーシックなオピシが
選ばれました。ASQ では山田くん(芝工 2)の元気で勢いのある Q が目立
ち、その他マスト Q や def 詰め等 OP のアイデア理解に関する Q も多く
見られました。また、大杉くん(立教 3)、鈴木さん(青学 3)、山田くん(芝
工 2)を始め、皆が one by one を心がけていたため、ごちゃりが少なかっ
たように思います。NFC では飯塚くん(慶應 2)と小野さん(立教 3)により
2 つのアイディアが提示されたものの、Goal が Sol や DA のための T/C
であったため比較的スムーズに収束しました。そして、Plan では Sol で
4つのアイデアが提示され、鈴木さん(青学 3)の浸透率の良いカンファメ
が光りましたが、坂口さん(東女 3)のアイデア理解に時間がかかり、約 1
時間ここで使ってしまったのは勿体なかったように思います。さらに、
AD Get の為とは言え、飯塚くん(慶應 2)のアイデアを皆で検証しないま
ま Add Spike としてしまったのは今まで皆の意見を丁寧に treat してい
た分、残念に感じました。AD 立論後は時間が残っていなかったため、
DA アイデアの gather で終了しました。
2.局面に対するコメント
<Narrowing>
ナローで飯塚(慶応2)による“M/S/B なら Spike Plan がありか?”という Q
ないし、提案があり、小野(立教3)によるゴールの確認、大杉(立教3)に
よる PLAN Side への流しがあった。今回のようなナローイングでのアイディ
アは検証に時間をかけると泥沼にはまり、3時間時間を使うということも珍し
くないため、今回のように素早い介入は評価できた。アイディアの理解も大切
だが、結論が得れなければ元も子もないので迅速な対応を心がけて欲しい。
<NFC>
NFC では飯塚(慶応2)の“APA で手術の件数は伸びず、患者が減らない”と
いうアイディアと小野(立教3)の“SQ でのドナーとその家族の決定権が侵害
される”というアイディアが提示された。飯塚のアイディアは鈴木(青学3)
のカンファメにより、Worka で話すべきこととして流され、小野のアイディア
は山田(芝工2)のインテの確認、鈴木のダウトにより、ドナーが自身の、家
族がその家族の臓器摘出を認める決定権があることの同意をとり、次に進むと
いう結果に至った。どちらのアイディアもすぐに収束し、今回の議論において
重要な価値は認められなかった。時間を裂いてアイディアを検証しようとする
以上、そのロジックを用いてなにをしたいのかを考え、提示するようにして欲
しい。
<SOL>
SOL では4つの意見が提示された。まずは山田(芝工2)の“B/D を death と
することで killing が起き、憲法違反になる”というもの。大杉が憲法違反かど
うかは T/PLAN 後に起きる話であるから、コンクルを得たあとで話そうと提案
し、山田も受け入れたが、
それとは別にコンクルに応じて、B/D を T/P なら death
に Not T/P なら alive にしようという提案が出る。それに対し、鈴木が QL 以外
で話すケースもあるから一概に言えないというダウトが提示され、①A/C かど
うかは after CCL で②鈴木のダウトはその状況になったらトリートしようとい
う大杉の提案で収束した。
次に坂口(東女3)が身体に関する決定権はドナーと家族にあるため、それを
奪うと日本政府のスタンスに反するという意見が提示された。それに対し、大
杉が死に方、
死ぬことを認めていない死刑や積極的安楽死が例外に当たるかの Q
があったが、例外にならないと坂口が返答し、検証には至らなかった。全体的
に坂口のアイディアの理解に時間を要し、結局は PLAN の実行可能性は否定で
きないから次に行こうと大杉が提案。坂口は妥協として、コンパリの基準に“権
利”を加えることを提案するが、鈴木が権利の話は TG で話せると主張し、大
杉がとりあえず TG で話してみて、難しければ分けようと提案し、収束した。
次に長谷川(芝工3)の移植手術の件数は医者の多忙により伸びないという主
張だが、大杉の Q により、A/L/1 の増加は否定できないとして流された。
次に、飯塚のアーギュメントは Spike Plan を目的としており、時間がないこ
とからほとんど検証されず、Spike を OP の大杉が受け入れ収束した。
Sol は今回の議論で一番時間を割き、結論につながる話も多くあった。山田、坂
口は主張の後に自分の目的を持っていたが、それは鈴木が指摘したように、必
要性が薄いものであったり、論理性に穴があったりなど不完全なものであった
ため、もう少し熟考し、改善できると良いと思う。それに対し、前に議論を推
し進めようとする大杉、相手の意見を注意深く聴き、懐疑的な姿勢を見せた鈴
木は良かったと思う。
3.全体を振り返って
今回の役割は大杉が OP として議論の土台を作り、積極的な介入で相手の主張
とタスクのズレを示唆し、議論を推進、山田、坂口、飯塚が自分の考えに基づ
くアイディア、S の提示、それに対し、鈴木がテーブル全体の理解を揃えるカン
ファメと主張に対し、ダウトで修正するという構図になっていた。大杉は非常
に推進力があり、全体を牽引してはいたが、相手の主張を丁寧に扱うときとそ
うでないときの差が極端であり、時間がないこともあったが終盤は雑なトリー
トが目立った。山田、坂口、飯塚は前述のとおり、自分の目的を明確化した上
でもう少しアイディアを練るべきであろうと思われる。鈴木は懐疑的な姿勢を
常に持ち、議論の重要な役割を担っていたが、大杉や山田に比べ介入が限定的
であったため、もう少しコンスタントに介入できるといいだろう。
他のテーブルメンバーは明確な役割をもって、テーブルに臨めていないように
感じられた。今回のような、アイディアが飛び交い、一人が突き進めようとい
うテーブルでは、全体の理解を揃えるカンファメが有効であるため、もう少し
その役割を担う人が居てもよかったのではないかと思われる。アッセンでは自
分の長所を活かし、明確な役割を持って、テーブルに臨めるように頑張って欲
しいと思う。
4.順位と選定理由
1 位 大杉くん(立教 3)
理由:まず、OP として議論の基盤を作り、コンスタントな介入と話し方の提案
が出来ており、議論の中心となって動いていたため、1 位に選定しました。最初
は 1 人 1 人の丁寧に検証していたものの、時間が無くなってくると雑な流し等
になっていた事は残念であったため、タイマネに注意して、議論を進める力を
付けていって欲しいと思います。
2 位 鈴木さん(青学 3)
理由:前半の介入が少なかったものの、浸透率の良い C や議論が停滞した時の介
入を評価し 2 位に選定しました。鈴木さんは一人一人のアイデアを丁寧に理解
し、それぞれのインテンションを汲もうとする姿勢が多く見られました。前半
から介入し議論を引っ張っていく存在になって欲しいと思います。これからは、
Doubt 提示で終わりのではなく、先の S に繋げていって欲しいと思いました。
3 位 山田くん(芝工 2)
理由:前半からコンスタントな介入と豪快な Q によりテーブルを明るくさせてく
れました。しかし、介入もマスト Q や自分のアイデアに関わる話のみの介入が
多かったので次からは人の話に入っていけるようにすればもっと良くなると思
います。また、プレゼンテーションに関しても少し落ち着きがないのでゆっく
り分かりやすくを心がけてください。
4 位 坂口さん(東女 3)
理由: Sol でのアーギュメントで自分のアイデアを出したことは評価できました。
また、2.3 回ではありますが Clear-Unclear 等のカンファメで議論のまとめ役を
少なからず果たしていた様に思います。しかし、3 位までとは介入量に大きな差
があったため、Sol のアーギュメント以外にも他人の話に入っていって欲しいと
思いました。
5 位 飯塚くん(慶應 2)
理由: アイデアを提示した際に分かりにくい部分がありましたが人の話に入ろ
うとする意欲が見られました。良い指摘等もあったのですが、説明が若干回り
くどいため、プレゼンは要改善だと思います。CCF 等に気をつけて頑張ってく
ださい。また、Doubt を提示するだけでなく、その後どう議論に関係してくる
か等の Necessity まで示せればよりよくなると思います。
6 位 飯田さん(慶應 3)
理由:プレゼンは分かりやすく良い視点を持ってると感じたのですが、 介入量が
限定的でかつ、その視点をテーブル内に落とせていないのが残念でした。自分
が疑問に思ったことは自己完結させるのではなく、テーブルに落とすようにし
ましょう。折角良い視点を持っててもしゃべらないと皆に伝わらないのでアウ
トプットを頑張ってください。
7 位 小野さん(立教 3)
理由:OP 決めで time limit を設定する等、時間内にコンクルを得ようとする姿
勢 1 番が見られました。が、他人の話への介入が部分的であったのが残念でし
た。プレゼンは分かりやすく、浸透率も良いので、是非アッセンでは C に磨き
をかけて、S まで自分で持って行けるような存在になって欲しいと思いました。
8 位 川崎くん(芝工 3)
理由: 介入量が少なく、自分のアイディアをテーブルに提示できていなかった点
が残念でした。Q やカンファメだけで終わるだけではなく、それを活かして次
にどう繋がるかまで提示できると良かったと思います。今回はどんどんミクロ
な話になっていたのでマクロな視点を持った役割を担って欲しかったです。
9 位 長谷川くん(芝工 3)
理由: Worka で自分のアイデアを提示していたのは良かったのですが、それ以外
は介入量が少なかったように思います。OP に選ばれなかった際に、どう議論に
貢献できるかを考えながらプレパをして欲しいと思います。チャートを見るか
らに分かりやすくまとめることには長けていると思うので、是非カンファメ等
を積極的に頑張って欲しいと思います。