学生相談センターだより - No.29 2015 年度 春夏号 - 新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。 在学生のみなさん、今年度もよろしくお願いいたします。 スタッフの紹介 中道 嘉彦 センター長 趣味の1つに畑仕事があります。植物を育てていると癒されます。 佐藤 仁志 副センター長 日頃の仕事を忘れて気分転換したいときにはドライブをしています。 阿部 千香子/専任カウンセラー/月~金 旅が好きです。新しい風を受けるのが好きな のです。学生さんたちの声に、春の新風が吹 いてきたことを知らされました。しばらく旅 はお休み。ここにいて、お待ちしています。 吉原 啓/専任カウンセラー-月~木 やりたいことはありますか?自分のこころ が望んでいることに耳を傾けられる場を提 供していきたいと思っています。こころと体 のつながりを大切に! 荒井 庸子/非常勤カウンセラー/月 12:00-15:00 最近、呼吸の大切さに目ざめました。誰も呼 吸をしないわけにはいきません。そんな同じ 人間として、相談の場を共有したいと願って います。どうぞよろしく。 髙石 美代子/非常勤カウンセラー/木 10:30-16:30 ちがうものどうし、にたものどうしをいっし ょにすると、1+1 が 2 以上。いいかも、という 方へもう一歩動いてみようというのがマイブ ーム。いろいろ発見している日々です。 河合 由貴子/非常勤カウンセラー/金 9:30-16:30 春だ!とうきうきしたり、春だ…と憂鬱に なったり。いろいろな気持ちがわいてきます よね。こころの移ろいを怖がらないで、面白 がれるように、ご相伴したいと思います。 鷲見 恵美子/精神科医/月 1 回 戦後 70 年で百花繚乱する歴史ものの文学や 映像を楽しんでいます。女性の哲学者の映画 2 本、「ハンナ・アーレント」「サルトルと ボーヴォワール」はお勧めです。 入学時特別面接のお知らせ 4/13(月)~5 月中旬 新入生や編入生の特別面接を行います。 センターからお手紙が届いた方は来てください。 おすすめします -マンガ『海街 Diary』吉田秋生(小学館)- 知人に勧められて読みました。祖母の遺した鎌倉の家で暮らす三姉妹のところに、蒸発した父親 の訃報が届くところから物語は始まります。やがて異母妹がやってきて、三姉妹は四姉妹に。しっ かり者の長女、はっちゃけた次女、元気者の三女、そして、人より少し早くおとなにならなくては ならなかった四女。この姉妹を主軸に、家族や街の人々が次々と登場します。描かれるのは普通の 人々のそれぞれの事情、 「それぞれの物語」です。それはけっして強引に暴かれるのではなく、 「語 ってもいい」とその人が思ったとき、 「語ってもいい」と思える街の誰かに物語られます。語られ た物語は、受け取った誰かの物語に関与して、また新たな物語が作られていきます。今、まさに今、 書きながら、 「カウンセリングみたい」と思いました。私も日々、誰かの物語を受け取り、それは 私の物語に関与し、新しい物語が生まれ、それがまた誰かの物語に関与するのです。 さらりと描かれる街や海の風景が、海の香りや風の温度を伝えてくれ、読み手が彼らに想いをは せるのを手伝ってくれます。優しい海風が吹くこの街に十分に想いをはせ、本を閉じてあたりを見 回せば、わたしの住む街もきっと同じ、と気づきました。どんな人もでこぼことした道を歩んでい て、誰ひとりやすやすとは生きていない。いつも幸せそうで羨ましいあの人だって、失ったり、得 たりして、泣き笑いで生きている。ふと、優しい気持ちになります。優しく、そして泣きたく。 あまりにも多くを失いながら、善きものを得ることをあきらめなかった学生さんに、別れ際にこ の本を勧めました。私たちのでこぼこの物語にも、ときおり優しい風が吹くよう、願って。 (専任カウンセラー阿部) ≪ 2015 年度前期のイベント ≫ 『ランチアワー』 開講期間の水・金 12:10-13:00 @こころの休憩室 お昼ごはんを食べながら交流する会です。学生、教職員、どなたでもどうぞ。 いろいろな種類のお茶を用意しています。昼食は持参してください。 参加者の希望によってはイベントも行います。 『みんなでシャボン玉!』 5/13(水)12:10-13:10 @図書館横芝生 童心にかえって、みんなで大小さまざまな大きさのシャボン玉を作りましょう!
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