向日市庁舎における安全カメラの設置及び運用に関する要領

向日市庁舎における安全カメラの設置及び運用に関する要領
(目的)
第1条
この要領は、向日市庁舎管理規則(昭和48年規則第20号)第2条
に規定する庁舎に安全カメラを設置し、適正に運用することにより、犯罪の
予防、犯罪発生時等の検証、緊急時の状況確認及び職員への不当な圧力を排
除することを目的とする。
(定義)
第2条
この要領において、次に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定
めるところによる。
( 1)
安全カメラ
カメラ及び画像表示装置、通信装置、録画のために必要
な記録装置等の関連機器で構成する装置をいう。
( 2)
記録データ
安全カメラにより録画し、記録装置に記録した画像デー
タをいう。
( 3)
管理責任者
安全カメラの取扱い及び記録データを管理する者をいう。
(設置及び撮影範囲等)
第3条
安全カメラの設置台数は、第1条の目的を達成するために必要最小限
の台数とする。
2
安全カメラは、原則として常時作動させるものとする。
3
安全カメラの画像表示装置は、管理責任者席及び警備員室に設置するもの
とし、記録装置は管理責任者席に設置するものとする。
4
安 全 カ メ ラ の 撮 影 範 囲 は 、第 1 条 の 目 的 に 照 ら し て 最 も 適 切 な 範 囲 と す る 。
5
安全カメラの撮影対象区域の見やすい場所に、安全カメラが設置されてい
る旨を明確かつ適切な方法で表示するものとする。
(管理責任者)
第4条
安全カメラを適正に管理するため、管理責任者を置き、総務部長をも
ってこれに充てる。
2
管理責任者は、安全カメラの記録データの漏えい、滅失及び改ざんの防止
その他記録データの適正な管理のために必要な措置を講ずるものとする。
3
安全カメラの操作は、管理責任者が指定する職員(以下「操作担当者」と
い う 。) が 行 う も の と し 、 管 理 責 任 者 は 、 操 作 担 当 者 以 外 の 者 に 安 全 カ メ ラ
を操作させてはならない。
4
管理責任者は、操作担当者に対して、この要領を遵守させなければならな
い。
5
管理責任者又は管理責任者であった者は、安全カメラの画像及び記録デー
タから知り得た内容をみだりに他人に知らせ、又は第1条に定めた目的以外
に利用してはならない。
(操作担当者の責務)
第5条
操作担当者は、管理責任者の指示に従い、安全カメラを操作しなけれ
ばならない。
2
操作担当者は、管理責任者の指示なく記録データを見てはならない。
3
前条第5項の規定は、操作担当者について準用する。
(保守に従事する者の責務)
第6条
第4条第5項並びに前条第1項及び第2項の規定は、安全カメラの点
検及び故障時に対応する保守従事者について準用する。
(記録データの取扱い)
第7条
記録データは、撮影時の状態で保存するものとし、当該記録データを
修正し、又は加工してはならない。
2
記録データの保存期間は、7日間とする。ただし、管理責任者が必要であ
ると認めた場合は、7日間を超えて保存することができる。
3
保存期間を経過した記録データは、速やかに消去するものとし、当該記録
装置に上書きする方法によりこれを行うものとする。
4
第2項ただし書の規定により、7日間を超えて保存する場合は、記録媒体
に複写してこれを保管するものとし、その理由、年月日、記録データの内容
を記録するものとする。ただし、保管の必要がなくなった時点で速やかに破
砕等の適切な方法により破棄するものとする。
5
記録装置を交換し、又は処分する場合は、保存されている画像を完全に消
去した後、行うものとする。
(記録データの利用及び提供の制限)
第8条
記録データは、利用及び外部への提供をしてはならない。ただし、次
の各号のいずれかに該当する場合は、この限りでない。
( 1)
庁舎で発生した犯罪の捜査又は事故の原因究明のため、警察等の捜査
機関に協力する場合
(2)
刑事訴訟法(昭和23年法律第131号)第197条第2項その他法
令に基づく照会があり、管理責任者が認めた場合
(3)
個人の生命、身体又は財産の安全を守るために緊急かつやむを得ない
と管理責任者が認めた場合
2
管理責任者は、前項ただし書の規定により記録データを利用し、又は提供
した場合は、その理由、期日、提供した相手方の名称、記録データの内容等
を記録するものとする。
3
記録データは、安全カメラの記録装置から出力し、他の記録媒体に複写し
てはならない。ただし、前条第4項の規定により複写する場合及び第1項た
だし書の規定により外部へ提供する場合は、この限りでない。
附
則
この要領は、平成27年4月1日から施行する。