府中町が設置した防犯カメラの運用に関する取扱基準（目的）第１条この基準は、府中町が設置した防犯カメラの運用について必要な事項を定めることにより、防犯カメラの取扱いの適正化を図ることを目的とする。（定義）第２条この基準において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。（1）防犯カメラ犯罪の予防を目的として、特定の場所に継続的に設置する撮影装置であって、撮影した画像を表示し、又は記録する機能を有するものをいう。（2）画像防犯カメラにより撮影され、又は記録された画像をいう。（管理責任者の設置）第３条防犯カメラを設置した施設には、防犯カメラの管理責任者（以下「管理責任者」という。）を置く。２管理責任者は、防犯カメラを設置した当該施設の管理者とする。ただし、施設の管理を地方自治法（昭和２２年法律第６７号）第２４４条の２第３項に規定する指定管理者に行わせる場合は、この限りでない。（管理責任者の責務）第４条管理責任者は、防犯カメラの運用に関し、個人情報及びプライバシーの保護に努めなければならない。２管理責任者は、画像の不当な使用の防止その他画像の安全管理のために必要な措置を講じなければならない。３管理責任者は、防犯カメラを設置した施設に、防犯カメラが作動中である旨を表示するものとする。４管理責任者は、画像から知り得た情報をみだりに他に漏らしてはならない。管理責任者でなくなった後においても同様とする。（防犯カメラの操作等の制限）第５条管理責任者以外の者は、防犯カメラの操作等を行うことができない。ただし、管理責任者が必要と認めた場合は、この限りでない。２防犯カメラの撮影は、特定の個人の監視として行うことがないようにしなければならない。（画像の取扱い）第６条管理責任者は、次に掲げる場合を除き、画像を利用し、提供してはならない。（1）法令に基づく照会等を受けた場合（2）捜査機関から犯罪捜査の目的のため、文書により提供を求められた場合（3）個人の生命、身体又は財産の安全を守るため、緊急かつやむを得ないと認められる場合（4）前３号に定めるもののほか、犯罪が発生した場合、又は発生するおそれがあると認められる場合（5）その他町長が必要と認める場合２画像の保存については、次に掲げるとおりとする。（1）画像を保存する場合は、当該画像を加工してはならない。（2）画像の保存期間は、画像記録装置に記録されたときから１０日間程度とし、保存期間終了後は画像記憶装置毎の上書きによる消去又は破砕等による廃棄処分を確実に行うこととする。３管理責任者は、第１項各号の規定に該当し、利用又は提供する場合を除き、画像を複製してはならない。４管理責任者は、画像を提供した場合は、当該日時、目的及び画像を提供した者の氏名並びに提供した画像の範囲等を記録し、１年間保管するものとする。５画像を提供された者は、画像から知り得た情報をみだりに他に漏らしてはならない。６画像を提供された者は、画像を目的外使用してはならない。（苦情処理）第７条管理責任者は、防犯カメラの運用に関する苦情又は問い合わせを受けたときは、適切かつ迅速な対応に努めるものとする。附則この基準は、平成２７年２月１日から施行する。