佐倉市防犯カメラの設置及び画像の取扱いに関する要綱（趣旨）第１条この要綱は、佐倉市犯罪のない安心して暮らせるまちづくり条例（平成１５年佐倉市条例第７号）に基づき地域の犯罪抑止力を高めて安全で安心なまちづくりを推進するため、市が防犯カメラを設置すること及びその撮影された画像の取扱いに関し必要な事項を定めるものとする。（定義）第２条この要綱において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。（１）防犯カメラ犯罪を防止するため街頭の特定な場所に設置するカメラ装置であって、画像の表示及び録画のために必要な関連機器で構成されるものをいう。（２）画像防犯カメラにより撮影し、録画された画像をいう。（管理責任者及び取扱担当者）第３条防犯カメラ及び画像を適正に取り扱うため、防犯カメラ管理責任者（以下「管理責任者」という。）を置き、防犯カメラの管理を担当する所属の長をもって充てる。２管理責任者は、防犯カメラ及び画像の取扱いを適正に行うため、防犯カメラに関する事務を統括する。３管理責任者は、前項の事務を適切かつ円滑に進めるため、所属職員のうちから防犯カメラ取扱担当者（以下「取扱担当者」という。）を指定する。４管理責任者及び取扱担当者は、防犯カメラ及び画像の取扱いにより知り得た情報を漏らしてはならない。その職を退いた後も同様とする。（防犯カメラの設置）第４条防犯カメラを設置する場所は防犯カメラの設置が犯罪の抑止となることが見込まれる区域とし、防犯カメラを設置する台数及びその撮影する範囲は必要な最小限度に限るものとする。２防犯カメラを設置したときは、当該防犯カメラの付近に、防犯カメラを設置している旨並びに防犯カメラの管理を担当する所属の名称及び連絡先を表示するものとする。（画像の管理及び保存期間）第５条防犯カメラは、２４時間稼働させるものとする。２画像の保存期間は、録画した日の翌日から起算して２週間以内とする。この場合において、保存期間を経過した画像は、防犯カメラに新たな画像を録画することにより消去するものとする。３前項の規定にかかわらず、必要があると認めるときは、管理責任者は、画像の保存期間を変更することができる。４画像は、撮影した状態のまま編集又は加工をしないものとする。５管理責任者は、画像の記録媒体の保管に際しては、施錠により防護された場所に保管する等盗難の防止のために必要な措置を講じなければならない。６管理責任者は、画像の記録媒体を廃棄するときは、破砕、溶解その他の方法により、記録媒体から画像が再生できないようにしなければならない。７前各項に定めるもののほか、管理責任者は、防犯カメラ並びに画像及びその記録媒体について、漏えい、盗難、紛失等を防止するため必要な措置を講じなければならない。（取扱いの制限）第６条管理責任者及び取扱担当者以外の者は、防犯カメラを操作し、及び画像を取り扱ってはならない。２画像は、管理責任者の定める場所で取り扱わなければならない。（苦情の処理）第７条管理責任者は、防犯カメラの設置及び画像の取扱いに関し苦情を受けたときは、迅速に対応し、適切に処理しなければならない。（個人情報保護条例の遵守）第８条管理責任者及び取扱担当者は、佐倉市個人情報保護条例（平成１７年佐倉市条例第３号。以下「条例」という。）の趣旨にのっとり、防犯カメラの設置及び画像の取扱いが市民等の権利を侵害することのないようにしなければならない。（提供の制限）第９条市長は、刑事訴訟法（昭和２３年法律第１３１号）第１９７条第２項の規定により文書で捜査機関から報告を求められた場合その他の条例第９条第１項に規定する場合を除き、画像（複製したものを含む。以下この条において同じ。）を提供しないものとする。２市長は、画像を提供する場合において、必要があると認めるときは、相手方に対し次に掲げる事項を遵守するよう求めるものとする。（１）画像を目的以外の用途に利用しないこと。（２）画像の記録媒体を適正に管理すること。（３）画像又はその記録媒体を第三者へ提供しないこと。（４）画像が必要でなくなったときは、速やかに記録媒体を返却し、若しくは物理的に破壊し、又は記録媒体から画像の記録を完全に消去すること。（補則）第１０条この要綱に定めるもののほか必要な事項は、別に定める。附則（平成２５年２月１日決裁２４佐防第１０５９号）この要綱は、平成２５年２月１日から施行する。附則（平成２５年６月２５日決裁２５佐防第２５６号）この要綱は、平成２５年６月２５日から施行する。