「バリュー・ネットワーキング」構想と「CSV」の推進で

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⼭山内雅喜
(ヤマトホールディングス社⻑⾧長)
「バリュー・ネットワーキング」構想と「CSV」の推進で、 新たな価値を⽣生み出し、 ⽇日本経済の持続的な成⻑⾧長と豊かな社会の実現に貢献します。
当社は、2019年年に創業100周年年を迎えます。ヤマトグループを⼀一⾔言で表現すると、「お客様第⼀一の視点で、
世のため⼈人のためになる、新たな価値を創造するDNAを備えた会社」です。事実、ヤマトグループのすべて
の事業が、お客様第⼀一の視線から創造され、その結果としてこの100年年、世の中の⼈人々や企業にさまざまな新
しい価値を提供してきました。 当社はイノベーションを繰り返して成⻑⾧長した企業です。振り返れば、⽇日本国内にトラックが204台しかなかっ
た1919年年、当社は、東京・銀座でトラックを4台保有する運送会社として創業しました。創業10年年⽬目の1929
年年には、第1のイノベーションである、複数の荷物を積み合わせて定期・定区間運⾏行行する「路路線便便事業」を⽇日
本で初めて開始しました。物流流サービスを事業の規模を問わず気軽に利利⽤用できるようにすることで、ビジネス
を強くする。その前提となるネットワークを提供したのです。 その後1976年年には、第2のイノベーションである「宅宅急便便事業」を開始しました。企業・個⼈人を問わず、⼩小
さい荷物を中⼼心に「送りたいものを送りたい場所に届けられる」サービスは、「クール宅宅急便便」「ゴルフ宅宅急
便便」「スキー宅宅急便便」「時間帯お届けサービス」などお客様のニーズに合った新たなサービスを次々と⽣生み出
しました。 そして今、ヤマトグループが、第3のイノベーションとして取り組み、その姿を現し始めているのが「バ
リュー・ネットワーキング」構想です。⾼高度度IT社会の定着や、輸送の⼩小⼝口多頻度度化、eコマースの伸び、ボー
ダーレス化、労働⼒力力⼈人⼝口の減少などの背景がある中で、物流流を「単なるコストではなく、バリュー(付加価値)
を⽣生み出す⼿手段」に進化させ、企業の国際競争⼒力力を⾼高め⽇日本の成⻑⾧長戦略略に貢献することを⽬目指しています。 「バリュー・ネットワーキング」構想の実現においても、ヤマトグループがこれまで⼤大切切にしてきたお客様第
⼀一の視点は変わりません。お客様とともに課題に取り組み、そして世の中の⼈人々や企業のお役に⽴立立てる新しい
価値を創造したいと考えています。
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物流にイノベーションをもたらす「バリュー・ネットワーキング」構想
⽇日本のものづくりの強さは健在です。また、⽇日本のサービス産業の品質の⾼高さは世界に例例を⾒見見ません。企業
は、製造コストや⼈人件費などを徹底して削減してきました。急速に進むグローバル化やボーダーレス化に対
応するために、⽣生産拠点の分散化を図ったのも、こうした努⼒力力の⼀一環でした。 しかし、製品が出荷された後の物流流におけるコスト・コントロールは⼗十分になされてきませんでした。多く
の企業は荷物が⼯工場を出た後は第三者任せで、未だ総在庫量量のマネジメントを含めた「物流流の最適化」には、
⼤大きな課題が残されています。 さらに、国内外を含めた物流流全体を⾒見見渡せば、コスト削減の鍵を握る“宝の⼭山”はまだたくさんあります。 そんな状況に対して、われわれは2013年年に稼働を始めた⽻羽⽥田クロノゲート、厚⽊木ゲートウェイ、そして沖
縄国際物流流ハブが⽣生み出す圧倒的なスピードと、ヤマトグループが備える独⾃自のLT(物流流技術)、IT(情報
技術)、FT(⾦金金融技術)、そして⽇日本とアジアに広がるラストワンマイルネットワークを有機的に融合さ
せることで、個⼈人のお客様だけでなく、企業物流流の領領域にもイノベーションをもたらし、物流流の最適化を実
現したいと考えています。 業界全体で利用できる物流プラットホームの構築
「バリュー・ネットワーキング」構想により、「国内外を問わず在庫・出荷場所を選ばない」「スピードと
品質が増してもコストが増えない」「BCP(事業継続計画)の観点から在庫を分散しても総在庫が増えない」
「⾃自前での過⼤大な物流流投資を必要としない」などのメリットを持つ最適な物流流体制が実現できます。 さらに、「バリュー・ネットワーキング」構想は、単に企業単位での「物流流の改⾰革」を⽬目指すものではあり
ません。業界特有の事情を解析し、そこに当社のLT・IT・FTの機能を組み合わせて、業界が結集できる物
流流プラットホームを構築することもできます。 その結果、⾃自社ネットワークを持たない中⼩小企業や、繁忙期の間だけネットワークを利利⽤用したい企業などが、
さまざまな状況でわれわれのサービスをご利利⽤用できメリットを享受していただけるようになります。
「CSV」の推進による、新たな価値の創造
現在、⽇日本では少⼦子⾼高齢化、地⽅方の過疎化による都市と地⽅方の格差拡⼤大、農業や地域産業の衰退などの社会
課題が発⽣生しています。また、核家族化や共働き世帯の増加などの⽣生活環境の変化による新たなニーズも発
⽣生しています。 このような新たに発⽣生した課題やニーズに対して、これまで地⽅方⾃自治体や⺠民間企業は独⾃自に対応策を考えて
実⾏行行してきました。しかし、ニーズや課題がより複雑多岐にわたるようになったため、1つの団体・組織が
持つ機能だけでは⼗十分な対応はできません。 そこでわれわれは、ヤマトグループが持つ全国ネットワークと各社のLT・IT・FTの機能を組み合せた物流流
のプラットホームをつくり、地⽅方⾃自治体や⺠民間企業と連携をして、新たな価値を提供する「CSV」
(Creating Shared Value=共通価値の創造)の取り組みを積極的に推進しています。
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その1つの事例例が地⽅方⾃自治体と連携して⾏行行っている「プロジェクトG(government)」です。現在、地⽅方では
過疎化、少⼦子⾼高齢化が進み、さらに財政状況の悪化なども重なり、地域住⺠民へのサービスが低下したり、サー
ビスの維持⾃自体が難しい状況すら発⽣生しています。そこで、ヤマトグループが提供するプラットホームを活
⽤用し、⾼高齢者の⾃自宅宅に宅宅急便便を配達する際に健康状態の確認を⾏行行う「⾒見見守りサービス」や、商店と⾃自宅宅が離離
れているうえ交通網がなく買い物難⺠民となってしまっている⾼高齢者へ⽣生活⽤用品を宅宅急便便で配達する「買い物
代⾏行行サービス」などのサービスを、地⽅方⾃自治体と連携して⾏行行っています。 地域産業⽀支援としては、地⽅方⾃自治体・地元企業・ヤマトグループの3者で連携を⾏行行い、地域産業の国内外で
の競争⼒力力強化を⽬目的とする取り組みを⾏行行っています。この取り組みを推進するにあたっては、ヤマトグルー
プはあくまで必要な機能を提供するだけにとどめ、地域の同業企業とも共存していくことを⽬目指しています。
現在、⿃鳥取県⽶米⼦子市、秋⽥田県秋⽥田市などで、輸出⼊入業務や倉庫内業務に関する⽀支援を⾏行行っています。 もう⼀一つは、⺠民間企業と連携による新たな価値の創出です。 例例えば、⼤大規模ビルなどのディベロッパーやビル運営会社と連携して⾏行行う「ビル・タウンマネジメント事業」
がそれにあたります。近年年、郊外型の⼤大規模ショッピングモールが相次いで建設されています。しかし、そ
の運営にあたっては多くの課題が発⽣生していました。納品会社ごとに別々の時間帯にテナントへ納品を⾏行行っ
たり、複数の納品業者が⼀一般のお客様がいるビル内で作業をするなど、⼊入居しているテナントや来場された
お客様が不不便便に思う状況が発⽣生していました。 そこで、ヤマトグループはビルへの納品⾞車車両の管理理から、館内の納品や出荷に関する物流流を⼀一⼿手に引き受け、
スペースの効率率率化や、テナントの販売促進を⽀支援するソリューションを提供しています。テナントへの納品
に関しては、複数の配送業者から納品された商品をテナントごとに⼀一括納品することで納品に関する業務負
荷軽減が可能になります。さらに⾞車車両の管理理やビル内の物流流エリアの管理理を1社で⾏行行い、有効スペースの最
⼤大化を実現しています。現在は⼤大規模ビルで⾏行行っている取り組みですが、これをプラットホーム化し、今後
は街(タウン)全体の活性化や環境対策、安⼼心安全の取り組みも展開していきたいと考えています。 「宅宅急便便」の⽣生みの親であったヤマト運輸元社⻑⾧長の⼩小倉昌男は、かつて「⿃鳥の⽬目」という⾔言葉葉をわれわれに
語りました。渋滞が続き、逃げ道がないように思えても、空を⾶飛ぶ⿃鳥の⽬目から⾒見見れば、迂回路路は⾒見見えるもの
だ。同様に、⾃自社だけでは⼿手⼀一杯で改善に限界があるように思えても、⿃鳥の⽬目で⾒見見れば、より⼤大きな視点で
改善策を発⾒見見でき、そして、まだ⽬目には⾒見見えていないニーズを発⾒見見することもできるというのです。 ここでご紹介させていただいたのは、あくまでヤマトグループが展開するサービスの⼀一例例です。今後もわれ
われは「バリュー・ネットワーキング」構想と「CSV」の取り組みを推進し、地⽅方⾃自治体・⺠民間企業と協⼒力力・
連携し合い、新たな価値を創出し、豊かな社会の実現に貢献していきたいと考えています。 是⾮非、どのようなお困りごとでも結構ですので、ヤマトグループにお問い合わせをいただければ幸いでござ
います。 Copyright © 2015 YAMATO HOLDINGS Co., Ltd. All Rights Reserved.
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