AEF1103 EMS審査員登録再認証申請の手引

AEF1103(15版 )
2015/4/1
環境マネジメントシステム審査員登録 再認証 申請の手引
(審査員、主任審査員用※)
※審査員補の再認証は「環境マネジメントシステム審査員補登録再認証申請の手引(AEF1105)」によります。
1.登録再認証とは
「環境マネジメントシステム審査員評価登録センター」(以下、「CEAR」という。) に登録している「環境マ
ネジメントシステム審査員」(以下、「環境審査員」という。)が、3年ごとに継続して力量を持ちCEARの
登録要件に引き続き適合していることを確認して資格更新することをいいます。
(「環境マネジメントシステム審査員の資格基準(AE1100)」 7.3.2項)
2.登録再認証手続
お知らせ:「登録再認証申請手続のお知らせ(ADF1213-3)」は身分証の有効期限の約6か月前
に発送されます。
申請締切日:登録証の有効期限の2か月前の末日(12月のみ15日)(以下、「申請締切日」とい
う。)までに、3項に示す書類をCEARへ提出(簡易書留など記録の残る送付手段又
はCEARへ持参)してください。
(申請受付日時:平日9時~16時30分(12時~13時を除く)となります。ただし、年
末最終日及び年始初日は午前中にお願いします)
奇数月ごとに評価判定を行って、月末に登録証と身分証をお送りします。
3.提出書類
提出書類は下表のとおりです。
原紙と指定されている申請用紙は、署名又は記名押印の原紙(コピー不可)を提出してください。
鉛筆書きされている原紙書類は認められません。
提出された書類等は返却いたしませんので注意してください。
申請書及び証明資料に不正があった場合は申請受理の停止・資格の停止となります。資格要件
への適合の証明・説明責任は申請者にあることを併せて確認いただき、正確かつ分かりやすい申
請書を作成してください。
なお、提出文書類、判定、登録等に係る情報は機密扱いとして適正に管理致します。
項番
項目
(申請用紙)
注 意 事
項
3.1
登録再認証申請書
(ADF1201-3 原紙)
1)氏名:署名又は記名(ワープロ可)押印のこと。
2)申請資格:従来の登録資格と異なる資格の申請をする場合(審査
員・審査員補への降格等)、その資格を記入。
3)登録情報:変更がある場合は記入する。
4)異議申立て及び苦情:前回申請後、監査先から異議申立て及び/又
は苦情を受けたかどうかをマークする。受けた場合は3.9項に記入し
て提出する。受けていない場合は3.9項の提出は不要。
3.2
誓約書
(QDF11001 原紙)
1)署名又は記名(ワープロ可)押印のこと。
3.3
3.4
2)署名日は申請日以前1年以内のこと。
3)原紙を提出。コピーを所持して、誓約事項を順守すること。
CEAR承認リフレッシュ 申請締切日以前1年間のCEAR承認リフレッシュコース修了証明書の写
コース修了証
し。
リフレッシュコースは別途定めた要件を満たしたIAF加盟認定機関か
ら認定を受けているマネジメントシステム認証機関(以下、「MS認証機関」と
いう。)の研修でも可とする。その場合、研修修了証明書(ADF1204)
の原紙(コピー不可)を提出すること。
監査実績総括表
記入件数は再認証に必要な実績件数(次の2)号)を確認し、2倍以下の
(ADF1209) 件数に絞ること。
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1)申請する実績として3.5項の「環境監査実績記録(ADF1205)」及び3.6項の「環境監査実績
記録に添付すべき証明資料」がある実績について記入すること。
3.5
2)申請締切日前3年間における3回以上の監査実績(その中に申請締切日以前1年間に1回以上
の監査実績)が必要。
3)主任審査員昇格のための訓練リーダーの実績は、主任審査員及び審査員の再認証の実績
として使用可能。主任審査員昇格申請時には原紙を提出済みである場合、その旨メモす
る。
4)第3者審査の第1段階審査実績は、再認証申請では対象でないので記入しない。証明資料
も添付しないこと。
5)同一システムの1年以内の繰返し監査は9か月以上間隔が空いていれば対象。
環境監査実績記録
個々の監査/審査実績の要件は4項を参照のこと。
(ADF1205 原紙)
1)氏 名
:申請者名を記入。
2)監査組織名:監査を実施した組織を記入。自組織監査の場合は「組織名」のみでよい。
3)監査年月日:現地監査初日を記入する。第 3 者初回認証審査では第 2 段階初日を記入。
4)監査の種類:第 1 者監査、第 2 者監査、第 3 者審査の区分をマーク。また、コンサルタ
ント監査の場合はマークすること。「環境マネジメントシステム審査員の資格基準
(AE1100)」6.2 項 5)号に基づく、マルチサイトのサイト個別監査実績を 1
回として申請する場合はマークすること。
5)現地監査日数:
・現地監査に要した実績日数を記入。
・現地監査は 1 日に 6 時間以上行っても 1 日と計上。なお、現地監査が 2 日以上にわた
って行われる場合で、6 時間に満たない日についてはその合計時間を 6 時間で割って
0.1 日単位で計上してよい。
・品質マネジメントシステムなどとの複合監査や統合監査においては、初回会議、調整会議、最終
会議は全ての時間を計上することができるが、それ以外の部分は当該の環境マネジメントシス
テムの監査実績として計上できる部分のみが有効となる。これらの合計時間が 1 日(6 時
間)に満たない実績は対象とならない。
6)システム管理部門名及び環境管理責任者名:
システム管理部門とはシステム全体の活動を管理や、システム全体の文書・記録を管理
したりする、部門・部署又は事務局等をいう。被監査組織の連絡先として必ず記入する
こと。
7)監査チームでの役割:
任命チームリーダーは「チームリーダー」に、メンバーは「メンバー」にマークする。
また、訓練中のリーダーに該当する場合は「訓練リーダー」に、訓練リーダーの指導に
該当する場合は「訓練リーダーの指導」にマークする。該当する項目はすべてマークす
ること。なお、部門別リーダーはシステム監査のリーダー経験とはならないため「メン
バー」に分類すること。
8)主任審査員氏名:
指揮指導を受けた主任審査員名(CEAR 登録主任審査員以外は対象とならない。)と CEAR
登録番号を記入。申請者が主任審査員の場合は「本人」と記入し、本人の CEAR 登録番号
を記入。
9)被監査者の証明:
本監査実績記録の記載内容に間違いがないこと、及び監査の原則( JIS Q 19011(ISO
19011)4 項)を順守した監査を行ったことの証明として、被監査者の責任者(経営層、環
境管理責任者又は事 務 局 の 責 任 者 )より署名又は記名(ワープロ可)押印をもらうこと。
3.6
環境監査実績記録(ADF1205)に添付すべき証明資料
1)第1者・第2者監査経験の場合
2
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個々の監査経験が要件を満たすことを証明する添付資料の例を以下に示す。
①被監査組織がJIS Q 14001(ISO 14001)に基づく環境マネジメントシステムを構築していることを
証明する資料:
登録前の監査の場合はマニュアル(組織名、制定年月日が分かる部分の抜粋)、登録後
の監査の場合は登録証の写しなど
②監査がJIS Q 19011(ISO 19011)の手順に従って行われ、それに参加したことを証明する
資料:
a)チームリーダーの作成・関与が認められる監査計画書、その他必要に応じ実施通知、
実施要領など
b)システム全体の初回会議、最終会議及び部門監査への参加状況並びに参加時間が確認
できる監査スケジュールなど
③JIS Q 14001(ISO 14001)への適合性監査であることを証明する資料
a)チームリーダーの作成・関与が認められる、JIS Q 14001(ISO 14001)への適合性監査
(パフォーマンス監査は不可)であることが確認できる監査報告書(部門報告、指摘の
全部は不要)、その他必要に応じチェックリスト(監査した代表的なもの)など
b)主任審査員の場合は、加えてJIS Q 14001(ISO 14001)全要求項目についての監査であ
り、監査結論又は監査総括が行われていることが確認できる監査報告書、必要に応じ
チェックリスト(監査した代表的なもの)など
④マルチサイト個別監査の場合
監査した工場・事業所サイト単位ごとに提出
a)当該サイトの個別マニュアル(又はシステム文書)の表紙及び方針
b)当該サイトの経営層による見直し記録の監査時最新版の写し
⑤コンサルタント業務での監査の場合
監査依頼者との取交し文書
⑥代理人監査及び外部参加の監査の場合
監査先からの依頼書、計画合意書、任命リストなど
2)第3者審査経験の場合
①審査実績の証明資料
申請するすべての審査について、MS認証機関が発行する次の文書の写しを提出。
審査計画書又は審査報告書等の審査先・審査の種類・審査区分・チーム編成と役割・
審査スケジュール(タイムスケジュール)が分かる部分の写し
複合審査・統合審査では時間配分の分かる資料が必要。
審査結果等は塗りつぶし可。
②拡大審査の場合の証明資料
「構築された環境マネジメントシステム全体のJIS Q 14001(ISO 14001)への適合性監査の全過程に
参加した実績であること。」を証明する審査範囲、審査項目等の資料
③IAF加盟認定機関からの認定がない認証機関の審査経験の場合の証明資料
C E A R で は 、 第3者審査経験となりません。
第1者・第2者監査経験として申請し、3.6項1)の資料の提出が必要。
3.7
推薦書
審査員:推薦書-2
(ADF1202ー2 原紙)
3.5項の実績に係るすべての監査における推薦書を提出
1)指揮指導を受けたCEAR登録主任審査員から、署名又は記名(ワープロ
可)押印を得ていること。
2)主任審査員昇格のための訓練リーダー実績の推薦書もそのまま再
認証に使用可能。昇格申請時は提出済みである旨メモすること。
3)推薦日は、監査の終了日以後に推薦を得て、その日付を記入。
主任審査員:
推薦書-4
(ADF1202ー4 原紙)
1)MS認証機関、監査依頼者(第2者監査のみ)又は被監査者(受審者)の
責任者から署名 又は記名(ワープロ可)押印を得ていること 。(すべ
ての監査実績が同一のMS認証機関、監査依頼者である場合はMS認
証機関又は依頼組織の責任者による推薦書-4(ADF1202-4)は1名
分でよい。)
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2)推薦日は、申請する全監査実績の終了日以後に推薦を得て、その
日付を記入。
3)監査年月日は、監査ごとに推薦を得る場合、その監査の現地初日
を記入。一括して推薦を得る場合は記入不要。
3.8
専門能力の継続的開発
(CPD)実績記録
(ADF1208)
3.9
異議申立て
及び苦情報告書
(ADF1206)
3.10 身分証用写真
「専門能力の継続的開発(CPD) の手引(AEF1110)」に従って申請締切
日以前1年間の実績15CPD時間以上を記入。(申請日前ではないので注
意) ※3.3項でCEAR承認リフレッシュコース修了証の写しを提出した
場合は、提出不要。
前年のサーベイランス申請後に監査先から異議申立て及び/又は苦情
を受けた場合、その内容を記載してください。3.1項で「受けていな
い」にマークした場合は提出不要。
5×4cm(4.5×3.5cmも可)、1枚
既提出写真を継続使用の場合は提出不要。
写真の差替えを希望する場合は、写真裏面に氏名・登録番号を記入
して提出。
3.11 返信用はがき
受理通知及びスケジュール連絡用(希望者のみ提出)
(宛先記入)
3.12 登録再認証料納入証明 申請料・登録料の振込記録の写し(詳細は4項を参照)
4.登録再認証に必要な費用
登録再認証料金(申請料・登録料)及び振込み先の銀行口座は、「登録再認証申請手続のお知ら
せ(ADF1213-3)」に記載しています。なお、審査員補、審査員へ降格する場合の料金は、ホームペ
ージの「料金表(AD140)」でご確認ください。
振込み記録の写し(記録を入手できない場合は申請者が利用した金融機関名・振込日・振込金額・
振込者名を記載したメモ)を申請書に添付して申請してください。振込みの際の手数料は申請者にて
ご負担願います。万一登録再認証が認められなかった場合、登録料は返納されます。領収書が必要な
場合は、「領収書希望」と「領収書の宛名」を、振込記録の余白に記入するか又はメモを添付して
ください。後日領収書を発送いたします。
5.監査/審査実績の要件
(1)個々の監査実績の要件は次の(2)号に定めるが、基本要件は「環境マネジメントシステム審査員の資格基準
(AE1100)」 7.3.2項2)号を参照してください。
(2)要件の詳細
1)監査時間
監査実績に日数要件はないが、1日(6時間)以上/回の実績であること。また、品質マネジメントシステ
ムなどとの複合監査や統合監査においては、3.6項の証明資料により当該の環境マネジメントシステムの監
査実績として計上できる部分のみが有効となります。これらの合計時間が1日(6時間)に満たな
い実績は対象となりません。
2)第1者・第2者監査実績の審査員
システム全体の一括監査経験で、かつシステム全体の初回会議及び最終会議へ参加した監査
経験であること。ただし、1回はシステム全体を管理する部門を担当した監査であること。
3)第1者・第2者監査実績の主任審査員
システム全体の一括監査のリーダー経験で、かつシステム全体の初回会議及び最終会議を指
揮したリーダー経験であること。ただし、2回はシステム全体を管理する部門を担当した監査
であること。なお、部門の監査のリーダーや、リーダー代行(正式リーダーが別にいる場合)は
実績の対象となりません。
4)第3者審査実績の審査員
初回認証審査における第2段階審査の実績又は再認証審査の実績が1回以上あること。残りは
サーベイランス審査の実績でも可。また、すべての実績は「システム全体の初回会議から最終
会議へ参加(出席)」したものであること。ただし、マルチサイト審査の場合、初回会議のみサ
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イトの初回会議への参加でも可。
5)第3者審査実績の主任審査員
すべてリーダー実績で、初回認証審査における第2段階審査の実績又は再認証審査の実績が1
回以上あること。残りはサーベイランス審査の実績でも可。
6)リーダー経験者の指導実績
主任審査員へ昇格申請するための訓練リーダーを指導した主任審査員の監査実績は、監査計
画又は監査報告書等で証明された場合はリーダー実績と認めます。ただし、3回中の1回までで
す。また、第3者実績では本人がリーダーを務めた初回認証審査における第2段階審査の実績又
は再認証審査の実績が1回は必要です。
6.資格の失効
① 申請締切日までにこの再認証手続を行わなかった場合、資格は失効します。
② 猶予期間(身分証の有効期限から6か月)内に実績が積める見込みの場合は、失効期間が発生
しますが、その実績をもって現資格で再認証申請することが可能です。なお、猶予期間中
の監査実績、CPD実績は、以下のとおりとなります。
 監査・審査実績
3.4項2)の「申請締切日以前」を「3年前申請締切日翌日から申請日前」と読み替える
こととします。ただし、最初の実績から最後の実績は3年以内に入っていることが必要
です。
 リフレッシュ研修実績、CPD実績
3.3項、3.8項の「申請締切日以前」を「1年前申請締切日翌日から申請日前」と読み替
えることとします。ただし、CPD実績の場合、最初の実績から最後の実績は1年以内に
入っていることが必要です。
③ 猶予期間内にこの手続を行わなかった場合、再登録申請又は新規申請となりますので注意
してください。(「環境審査員に関する資格停止・失効・取消規程」(CD150)参照)
7.監査・審査実績、CPD実績及び/又はリフレッシュ研修実績が積めなかった場合
(1)審査員補で継続して登録を希望される場合は、登録再認証申請書(ADF1201-3)の申請資格欄に
「審査員補」と記入し、審査員補として必要な資料及び審査員補登録料の納入記録の写しを添付し
て、指定期日までに提出してください。
(2)審査員で継続して登録を希望される場合は登録再認証申請書(ADF1201-3) の申請資格欄に「審査
員」と記入し、審査員として必要な資料及び申請料と審査員登録料の納入記録の写しを添付して、
指定期日までに提出してください。
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図1
登録再認証手順
申請者
受
CEAR
登録再認証申請のお知らせ
申請書類一式
領
申請書類作成
申請料・登録料納入
訂
正
提出
不 適 (不 備 通 知 )
受
領
確
認
適
書
不合格通知
不適
判
審
査
定
適
(登録料返納)
受
類
登録証・身分証発行
領
登録者リスト掲載
環境審査員の申請・登録における個人情報の取扱いについて
ご提出いただいた個人情報は利用目的(環境審査員登録業務)以外での利用はいたしません。個
人情報を適切に管理し、申請者・登録者の同意を得ている場合及び公共の利益のために必要であ
ると考えられる場合を除いて第三者に提供することはありません。また外部委託に関しては、利
用目的の達成に必要な範囲内で行い、守秘契約を締結し、適切な管理を実施します。
個人情報の確認(開示)・訂正等を希望される場合は、CEARホームページの「EMS登録審査員
専用コーナー」をご利用いただくか、問合せ先までお申し出ください。
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