地球温暖化と京都議定書

地球温暖化と京都議定書
E020303 豊川 拓生
目次
動機;議定書の発効が可能になったこと
 内容

– 温暖化の過程と現状
– 京都議定書の内容
– 各国の削減基準
– EU各国の削減政策
– 京都議定書の評価

結論;世界各国が協力して削減するべきだ
温暖化の過程と現状①
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

主な温室効果ガス-二酸化炭素・メタン
一酸化炭素・フロンガス
地球は元々、水蒸気や二酸化炭素が存在
する温暖な星だった。
産業革命以降、大気中に含まれる温室効
果ガスの濃度は上昇し、大気の温度を上昇
させている。
この100年間で、0.3~0.6℃上昇したとい
われている。
温暖化の過程と現状②

温暖化に対して、現状のまま何の対策もしな
い場合、2100年までの間に、気温が1.4~
5.8℃上昇するといわれている。
京都議定書の内容
先進国の温室効果ガス排出量について、法
的拘束力のある数値目標を各国ごとに設定。
 国際的に協調して、目標を達成するための仕
組みを導入(排出量取引・クリーン開発メカニ
ズム・共同実施など)
 途上国に対しては、数値目標などの義務は
導入していない。
 基準年は1990年。
 目標期間は2008年~2012年の5年間。

各国の削減基準
EU諸国(イギリス・ドイツ・フランス・イタリア・
オランダなど)-8%
 アメリカー7%
 日本・カナダ-6%
 クロアチア-5%
『先進国全体ですくなくとも5%削減を目指す』

EU諸国の削減政策

温暖化対策税-ドイツ・イタリア・イギリスなど
– 主な課税対象〔ガソリン・天然ガス・石炭・重油〕
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2005年1月よりEU域内で共通排出量取引
制度が導入予定
– 今までは、イギリスやデンマークで個別の排出取
引制度だった。
京都議定書の評価

途上国は年率2%程度の速さで排出量を増
加させている。
– 先進国が目標を守っても、全体の排出量は増加
を続ける。
– 京都議定書の目標だけで、気候変動を食い止め
ることは難しい。

気候変動問題に対する重要な第一歩である。
– 早期の対策に積極的なEUと対策に消極的なア
メリカとの間の溝は非常に深いものであった。
結論
各国が協力して削減を進めるべきである。
 国民一人ひとりが気候変動に対する関心と
理解を深め、問題意識と危機感を持つべきで
ある。
 積極的に気候変動対策に関わっていこうとす
る態度を育てるべきである。

– 環境教育が有効な手段である。