平成21年度審議事項

平成21年度審議事項
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年5月19日
薬剤師
薬剤師
副薬剤科長
佐 藤 公 彦
佐 藤 公 彦
内野悦夫他2名
09-01 転倒リスクにおける睡眠導入薬、抗不安薬の薬学的因子の分析
研究の概要
判定
当院の入院患者では、骨・運動器疾患を中心とした患者が多く、転倒
事故も多く見られ、それに伴う入院日数の長期化などに影響を及ぼす
ことも少なくない。睡眠導入薬は転倒との因果関係が強いとされるが
抗不安薬は催眠作用が弱いためか、睡眠導入薬ほど重要視されていな
い傾向がある。しかし、当院では抗不安薬の処方が多く、転倒患者の
中にも多く見られることから、抗不安薬等と転倒事故の因果関係を探
り転倒防止に役立てるか検証した。
承認
審議年月日
平成21年6月16日
申請者
看護師長
西 村 由 紀
代表者
看護師
森本 あずさ
共同担当者
看護師
古澤恵美子他2名
各勤務開始時・終了時の挨拶による看護師の意識の変化~患者からの暴言・暴力
09-02
の経験から、接遇について考える~
研究の概要
判定
挨拶を中心とした働きかけにより、看護師の患者や看護に対する意識
に変化をもたらし、患者との関係の向上を図る。
承認
審議年月日
平成21年6月16日
申請者
生体機能制御解析室長
村 岡 慶 裕
代表者
生体機能制御解析室長
村 岡 慶 裕
共同担当者
病理学研究室長
笹 崎 義 弘
人工股関節置換術前後における骨盤アライメント・股関節と体幹可動域・股関節
09-03
周囲筋力の変化
研究の概要
判定
人工股関節置換術後(THA)症例の姿勢および骨盤アライメント・
股関節と体幹可動域・股関節周囲筋力の術前・術後の変化を把握する
ことで、これらの症例に対して正常なアライメントでの荷重を促す効
果的な治療方略を検討する。
継続審議 平成21年7月21日 承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年6月16日
臨床研究センター長
臨床研究センター長
町 田 正 文
町 田 正 文
09-04 骨強度に関する研究:マイクロCT下での椎体圧縮強度実験
研究の概要
判定
マイクロCTを用いて骨強度を正確に診断し、椎体骨折を予測するこ
とができる因子を確立する。
継続審議 平成22年1月19日 承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年6月16日
整形外科医長
整形外科医長
齋 藤 治 和
齋 藤 治 和
09-05 MH-ロッキングネイルシステム使用成績調査
研究の概要
判定
現在、使用されている機器は、輸入されている事が多く、インプラン
トのサイズが日本人適合されていない事があります。使用した機器の
情報からより日本人に適したインプラントのサイズ・デザインに改良
する為、調査する事を目的とします。
継続審議 平成21年7月21日 承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
副 院 長
副 院 長
相模原病院臨床研究センター
山 縣 元
山 縣 元
古川 宏他30名
09-06 関節リウマチにおける薬剤性肺障害発症に関わる遺伝子の探索
研究の概要
判定
継続審議
関節リウマチ(RA)には、時に重篤な合併症として間質性肺病変
(ILD)の発症をみることがある。また、その一部は薬剤誘発性で
ある。本研究は、一塩基多型(SNP:single nucleotide
polymorphism)解析法を用いて間質性肺病変の発症に関わる遺伝的素
因を探索することにより、抗リウマチ薬の選択基準の作成に寄与する
とともに患者生命予後の改善を図ることを目的としている。
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
看護師長
看護師長
看護師
山下 文子
山下 文子
久保田紗耶佳他3名
09-07 矯正固定術を受けた側弯症患者に対する腹痛、腹部膨満緩和の援助の考察
研究の概要
判定
側湾症の矯正固定術の術後は、術式により腹痛や腹部膨満の訴えがあ
る。それに対して看護援助として腹部温罨法、体位変換、直腸ブ
ジー、浣腸、腹部マッサージを行っているが、その援助方法、援助時
期は看護師によって様々であり、統一した看護援助が行われていな
い。看護援助を統一させることにより、患者の腹痛、腹部膨満が緩和
できると考えたため。方法は側湾症で矯正固定術を受けた患者で腹
痛、腹部膨満症状が見られた割合の統計を出し、看護師の介入状況の
データを収集し、実施した効果を評価する。
継続審議 平成22年4月27日 承認
審議年月日
平成21年7月21日
申請者
看護師長
西村 由紀
代表者
看護師長
西村 由紀
共同担当者
看護師
神澤美咲他3名
看護師の効果的な退院指導方法の検討-脊髄損傷患者の褥瘡予防に関する退院指
09-08
導を通して-
研究の概要
判定
看護師の退院指導に向けた褥瘡予防の知識を向上させて、効果的な個
別性のある退院指導方法を見出す。
条件付
承 認
審議年月日
平成21年7月21日
申請者
看護師長
清水 弘子
代表者
看護師長
清水 弘子
共同担当者
看護師
三輪定子他4名
高次脳機能障害患者との目標の共有を試みて~ウオーキングカンファレンスを取
09-09
り入れて~
ウオーキングカンファレンスをすることで、受け持ち看護師が患者の
反応・看護計画のアセスメントを記録に残し、看護計画の評価・修正
に生かすことが出来る。事前に看護師・患者にはウオーキングカン
ファレンスの目的や方法、日時を説明する。週1回のウオーキングカ
研究の概要
ンファレンスを行い、話し合ったこと、日時・時間・参加者・看護師
の説明内容、患者の発言内容などを2号用紙に記載し、看護計画の評
価・修正・追加を行う。研究終了時に患者の反応、アセスメントの記
載、看護計画の修正・評価の程度を調べる。
判定
継続審議 平成22年4月20日 条件付承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
看護師長
看護師長
看護師
近藤 才子
近藤 才子
増田智恵他4名
09-10 脊髄損傷患者の足趾の陥入爪に対する予防ケア
研究の概要
判定
脊椎損傷患者の爪の経過を観察し、要因を明らかにすることで、陥入
爪予防につなげる。
条件付
平成22年3月16日 承認
承 認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
看護師
看護師
看護師
杉本 香織
杉本 香織
勝俣香織他2名
09-11 脊髄損傷患者の痙縮軽減のためにROM運動を行った効果
研究の概要
判定
脊椎損傷の合併症として痙縮がある。痙縮があると、ADLが進ま
ず、患者の精神的苦痛や意欲の減退につながる。さらに、転倒や褥瘡
のリスクが高まる。また、車椅子移乗介助の際、痙縮がない時の介助
と比較すると介助人数を要する。さらに、体位変換の際に患者の体位
調整に時間を要してしまうことが現状である。現在の対応として痙縮
が出たときに、温罨法やストレッチを行っている。これらを行うこと
により、過去の看護記録としては記載されていないが、温罨法後のR
OMを実施すると、痙縮が軽減しているように感じている。また、患
者側の反応として、「楽になった。」という反応が得られている。し
かし、患者の希望や感じ方が異なること、看護師の経験によって方法
は様々であり、根拠はないため、温罨法を行う部位やストレッチを行
う時間によって痙縮の軽減に有効性があるのか検証していきたい。
継続審議 平成22年4月20日 条件付承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
看護師
看護師
看護師
竹谷 小百合
竹谷 小百合
有田絵理子他4名
09-12 フィジカルアセスメントにおけるカンファレンスの有用性
研究の概要
判定
アセスメント能力定着の検証。方法としては、アセスメント能力が向
上定着していることを、看護記録、勉強会・カンファレンスの参加状
況から検証する。
継続審議 平成22年4月5日 承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
看護師
看護師
看護師
内間 和子
内間 和子
岡島志野他2名
09-13 手術を受ける患者家族への援助
研究の概要
判定
当手術室では、手術を受ける患者に対し手術室看護師が術前訪問を行い、パ
ンフレットを使用し麻酔・手術の流れを説明し不安の緩和に努めている。患
者家族には主治医から病状や手術方法の説明が行われているが、手術室入室
から退室までの流れは説明していない。看護師の説明は患者に止まってお
り、術中の家族への訪問は行っていない。時折、手術中に待機中の患者家族
から手術終了について質問を受けたり、不安げな表情で待つ家族を見かけ、
その不安の大きさを感じることがある。実際に遭遇した事例では、手術予定
時間を過ぎる前から手術の終了を気にして手術室を覗き込んでいる家族がい
た。手術中の主治医に了承を得て看護師長が家族待機室を訪問し状況の説明
を行い家族の理解が得られた。この事例から、主治医が説明した手術予定時
間と実際に入室してから退室するまでの時間に差があるために家族は手術時
間がしていると誤解し不安を感じる一因になったと思われる。このように、
患者家族に提供される情報が少ない事で家族の不安が増大したと考えられ
る。先行文献によると鉄谷らは、家族は術中訪問による情報提供で不安が緩
和したと述べている。また、小川らは家族看護の方法として手術室入室直前
での声掛けでは不安の緩和に不十分であったと述べている。
継続審議 平成22年4月20日 承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
生体機能制御解析室長
リハビリテーション科医長
村 岡 慶 裕
水野勝広他
松浦大輔他8名
09-14 頸髄損傷患者の上肢機能改善のための筋電制御電気刺激を用いた治療法の検討
研究の概要
判定
申請者が開発した随意筋電に比例して電気刺激を行う筋電制御電気刺
激装置(IVES)を用いて、頸髄損傷患者の上肢機能の改善のため
の治療法につき検討する。
条件付
平成22年3月16日 承認
承 認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
臨床研究センター長
臨床研究センター長
町 田 正 文
町 田 正 文
村岡慶裕他2名
09-15 頚椎症性脊髄症の下肢機能評価
研究の概要
判定
頚椎症性脊髄症における下肢機能評価を歩行分析で行い、術前の障害
程度および術後の改善度を明らかにする。
条件付
平成22年3月16日 承認
承 認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年7月21日
臨床研究センター長
臨床研究センター長
町 田 正 文
町 田 正 文
村岡慶裕他1名
09-16 小児側弯変形の客観的評価法の確立
研究の概要
判定
X線に代わる光学式計測カメラによる非侵襲的な方法を応用し、側彎
変形のみならず身体アライメントを定量的評価できるかを明らかにす
る。
条件付
平成22年3月16日 承認
承 認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年8月18日
医療社会事業専門員
医療社会事業専門員
伊藤 真由美
伊藤 真由美
09-17 脊髄損傷者の傷害受容過程におけるソーシャルワーカーの役割
研究の概要
判定
脊髄損傷患者さまのソーシャルワーク援助プロセスを検証することに
よって新たな障害受容概念の生成を目的とし、ソーシャルワーカーが
果たす役割について研究する。そして、本研究を今後の自分のソー
シャルワークにフィードバックさせ、脊髄損傷患者さまへ最善のソー
シャルワークを展開できるようにすることを目的とする。
継続審議
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年9月15日
手術部長
手術部長
整形外科医
塩 田 匡 宣
塩 田 匡 宣
町田正文他7名
09-18 エースクラップS4スパイナルシステムの使用成績調査
研究の概要
判定
腰痛は重篤な健康問題のひとつであるが、下肢痛や跛行など神経症状を伴う
腰痛も少なくない。これらの症状の代表疾患として変性すべり症、脊柱管狭
窄症などがある。この多くは保存的療法を行うが、抵抗性を示す重度の疾患
に対しては手術を施す。手術は神経の圧迫因子を取り除くことを目的とする
が、脊椎が支持力を失っており不安定性が出現していることが多い。また、
除圧することにより不安定性が増強され患部を安定化させる必要がある。こ
のような不安定性を伴う椎体に対し、スクリュー等の脊椎インプラント材料
を用い患部を安定化させる必要がある。脊椎インプラント材料を使用するこ
とにより術後の外固定が軽減され、強固に固定するため患部の骨癒合が促進
され偽関節を防止し、QOLの向上につながる。一方、これらの脊椎インス
ツルメンテーション(以下SI)は各社から様々な種類のものが出ている
が、インプラントや専用手術器械の形状や操作性が違うためしばしば改良が
必要とされる。そこでデータを収集し、より適合するインプラント材、手術
器械の改善につなげより患者への適合性の向上を図ることを目的とする。
条件付
平成22年1月19日 承認
承 認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成21年10月20日
臨床研究センター長
臨床研究センター長
町 田 正 文
町 田 正 文
塩田匡宣他7名
09-19 骨粗鬆症性椎体骨折後の新規椎体骨折の危険因子の解明
研究の概要
判定
新規椎体骨折の危険因子を解明することにより、骨粗鬆症性椎体骨折
の治療にあたり効率的な検査法および治療法の選択が可能となり、新
規椎体骨折を未然に防ぐことになる。本研究は新規椎体骨折に関与す
る多因子より、最重要危険因子を明らかにするものである。原発性骨
粗鬆症で加療中の患者を対象に諸検査を行い、3年間経過観察を行
う。
継続審議 平成22年2月19日 承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成22年1月19日
リハビリテーション科医長
リハビリテーション科医長
水 野 勝 広
水 野 勝 広
村岡慶裕 他5名
「脊髄損傷者を対象としたエネルギー摂取基準策定のための基礎資料の作成」~脊髄損
09-20 傷者における安静時代謝量測定および活動量評価方法開発のための基礎的検討~
脊髄損傷者の身体状況と安静時代謝量の測定調査を実施し、身体特性、
病態に応じた脊髄損傷者の基準値を検討する。また、車椅子走行時の活
動量評価を行う。このとき、上肢に装着した小型無線モーションレコー
研究の概要
ダーにより3軸加速度、3軸角速度を測定することで、実測エネルギー消
費量、実測METsと上肢の加速度および角速度、身体特性との関係を明ら
かにする。
判定
継続審議 平成22年3月16日 承認
審議年月日
申請者
代表者
共同担当者
平成22年2月16日
皮膚・排泄ケア認定看護師
皮膚・排泄ケア認定看護師
板 倉 洋 子
板 倉 洋 子
町田恵子他1名
09-21 排便障害のある脊髄損傷患者のストーマ造設後の排便方法と介護負担の検討
研究の概要
判定
条件付
承 認
2007年~2009年にA病院でストーマを造設した3名の脊髄損傷患者の排
便に関する変化、それらが生活に及ぼす影響を明らかにし、本症例らに
とってストーマ造設はどのような意味があったといえるのかを把握す
る。
審議年月日
平成22年3月16日
申請者
皮膚・排泄ケア認定看護師
板 倉 洋 子
代表者
皮膚・排泄ケア認定看護師
板 倉 洋 子
共同担当者
塩田匡宣 他2名
褥瘡を有する脊髄損傷者の褥瘡予防に関する退院支援と外来フォローアップの検
09-22
討
研究の概要
判定
褥瘡を有する患者が居宅療養するためには、どのような退院支援と外来
フォローアップの方法が必要であるかを明らかにする。
条件付
平成22年3月19日 承認
承 認