54 第1節 地域包括ケアシステムの構築【重点事項】 (1)地域包括支援

Ⅴ
第5期事業計画期間における取り組み事項
第1節
地域包括ケアシステムの構築【重点事項】
(1)地域包括支援センター(おとしより相談センター)の拡充《重点事業》
今後の高齢者人口の増加とともに、地域包括支援センター(おとしより相談
センター)が対象にする高齢者も増加します。そのため、日常生活圏域(地域
包括支援センターの担当区域)の見直しも含め、平成27年(2015年)を
目途に、地域包括ケアシステムの実現に向け、中心となる地域包括支援センタ
ーの拡充について検討し、順次実施していきます。
○日常生活圏域の見直し(18地域センターのエリアとの整合性)
○地域包括支援センターの増設(現行16箇所から増設)
○地域包括支援センターの業務量に応じた体制整備(職員体制等)
○ワンストップサービスの充実化(区の福祉システムの利用)
(2)介護サービスの充実強化
介護を要する高齢者が、住み慣れた地域で適切な介護サービスを受けられる
よう、居住系・施設・地域密着型サービスの基盤整備を行っていく必要があり
ます。そのために、需要と供給のバランスを的確にとらえて、必要なサービス
供給量を確保していくことが重要となります。
板橋区では、介護保険ニーズ調査及び居宅介護支援事業者等に対する調査の
結果から、供給量が不足しているサービスついて、事業者への情報提供や公募
を行うなど事業者の参入を図ります。
特に、ニーズの高い特別養護老人ホームや地域密着型サービスについては、
事業者の参入を積極的に促し、整備を行っていきます。
(3)介護予防の推進
①介護予防普及啓発
高齢化が進む中、要支援・要介護認定者数も増加しており、介護予防の必
要性は、ますます高まっています。元気なときからの健康づくりや介護予防
に取り組むこと、ふだんの生活の中で継続して実践することなど、介護予防
の重要性を、地域で支えあう仕組みの中で普及啓発していきます。
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②参加しやすく効果的なプログラムの開発
一次予防事業と二次予防事業が、途切れることなく継続して利用していけ
る仕組みとともに、効果的な内容のプログラムを開発していきます。
③介護予防自主グループ化の促進
二次予防事業終了後も活動が継続できるよう、支援の体制を整備します。
④介護予防事業の評価
介護予防事業対象者の把握事業やさまざまな介護予防事業とその効果につ
いて評価し、実施内容について検討を行います。
(4)医療との連携
国は、重度者を始めとした要介護高齢者の在宅生活を支えるため、日中・夜
間を通じて、訪問介護と訪問看護が密接に連携しながら、短時間の定期巡回型
訪問と随時の対応を行う「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」を新たに創設
しました。
区では、こうした新たなサービス事業所の整備をはじめ、医療機関に通院
困難な高齢者が、自宅や入所中の施設などの生活の場で、訪問診療・看護等、
医療的ケア等が受けられるよう、地域の医療機関及び関係機関と連携をとり
ながら、要介護者等の在宅療養支援を行っていきます。
(5)生活支援サービス
①高齢者見守りネットワークの構築
地域で見守りが必要な一人暮らし高齢者や高齢者のみ世帯は、今後ますます
増加することが見込まれます。高齢者の孤立化・孤独死の防止と地域での安心
した生活を目指して、地域包括支援センター(おとしより相談センター)を軸
として、町会、自治会、民生児童委員の活動の連携や事業所などの協力を得る
仕組みを構築しながら、地域のネットワークを推進していきます。
②ひとり暮らし等の高齢者福祉事業の充実
ひとり暮らし等の高齢者に対する電話相談事業、緊急通報システム、配食サ
ービスなど既存の事業の利用者は今後も増加が見込まれます。今後、より効果
的な事業実施を展開するとともに、高齢者の安否確認システムや見守り支援シ
テムとして整備、活用を図っていきます。
③住民共助による支援活動等の仕組みづくり
一人暮らし等の高齢者が安心して地域で暮らすためには、コミュニティ意識
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の活性化と住民啓発、孤立防止の仕組みづくりが必要です。(仮称)シニア活動
センターでのシニア世代の社会貢献活動の推進とともに、社会福祉協議会の
「サロン活動」や「ぬくもりサービス」「外出援助」など地域活動の充実と活
性化を図っていきます。地域の特性を活かして、住民共助による支援活動を推
進していきます。
(6)おとしより保健福祉センターの役割について
おとしより保健福祉センターは、平成3年の設置以来一貫して地域ケアの推
進拠点として活動してきました。都市部における高齢者の総合的な対策を行う
ことが難しい中、これを担う組織として全国的に注目されてきました。平成1
8年度から設置された地域包括支援センター(おとしより相談センター)も統
括しています。
今後、板橋区が目指す新たな地域包括ケアシステムの構築は、おとしより保
健福祉センターが中心となって担っていきます。
(7)住宅政策と連携した高齢者向け住宅の整備促進
高齢者になると、健康であっても日々の生活に不安を感じる方が多くなって
きます。
住み慣れた地域で、安心して暮らし続けていくためには、見守りや生活相談
といった必要な福祉サービスを受けながら、高齢者が安心感をもって生活でき
る住まいの環境を整える必要があります。
国では、医療、介護、住宅が連携して、安心できる住まいの供給を促進する
ために、
「高齢者の居住の安定確保に関する法律(高齢者住まい法)」を改正し、
厚生労働大臣と国土交通大臣が高齢者の居住の安定確保に向けて基本方針を定
め、有料老人ホーム、サービス付高齢者住宅について、入居者の保護と供給促
進の観点から、両者一元的なルールの下で整備するよう、福祉政策と住宅政策
との連携強化が図られることになりました。
板橋区においても、福祉政策と住宅政策の連携を強化するとともに、民間事
業者による安否確認や生活相談といったサービス付高齢者住宅の整備誘導や低
所得高齢者向けの住まいとして都市型軽費老人ホームの整備検討を行っていき
ます。
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いたばし地域包括ケアシステムの構築
「地域包括ケアシステム」の定義
「ニーズに応じた住宅が提供されることを基本とした上で、生活上の安全・安心・健康を確保するために、医療
や介護のみならず、福祉サービスを含めた様々な生活支援サービスが日常生活の場(日常生活圏域)で適切に
提供できるような地域での体制」と定義する。その際、地域包括ケア圏域については「おおむね30分以内に駆け
つけられる圏域」を理想的な圏域として定義する。
(平成22年3月 「地域包括ケア研究会 報告書」の「今後の論点整理」P6)
高齢者個別ニーズ及び地域の課題を把握
板
橋
区
介護保険事業計画へ反映・介護保険事業計画策定委員会
既存・新たなサービス(仕組み)や課題に応じた支援基盤等を構築
【いたばし地域包括ケアシステムの構築】
おとしより保健福祉センター
及地
び域
関包
係括
機ケ
関ア
シ
ス
テ
ム
の
構
成
要
素
住宅政策課
UR・JKK
社会福祉協議会
介護保険課
民生児童委員
介護保険
介護事業所
住まい
・訪問介護
・通所介護
・特養、老健 等
・サービス付高齢者住宅
・都市型軽費老人ホーム
介護予防事業
・一次予防(健康維持・増
進)
・二次予防(早期発見)
医療系サービス
・かかりつけ医
・在宅療養支援診療所
・訪問看護 等
地域包括支援センター
医師会・
医療機関
介護保険外サービス
(生活支援)
町会・自治会
・見守りネットワーク
・緊急通報、配食、サロン
・地域での見守り、声掛け
NPO
ボランティア
ニーズの
早期発見
ニーズの
早期発見
家族介護者も含めた
要介護者以外への支援
ネットワー
クの構築
ネットワークを活用した
支援
要介護者の支援
センターへの支
援要請
ネットワークを活用し
た支援
介護予防
ケアマネジメント
福祉・権利擁護
・法定後見
・虐待防止
・市民後見人
・生活保護 等
おとしより保健福祉センター
【地域包括ケアシステムの構築】
地域包括支援センター
【地域包括ケアのコーディネート】
ケアマネジャー
ケアマネジャーの
後方支援
権利擁護
包括的・継続的
ケアマネジメント
地域ケア運営協議会
地区ネットワーク会議
地域包括ケア推進母体
地域包括ケアの普及啓発
(地域力アップ)
課題抽出・解決ネットワークへの地域住民等の参加促進
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第2節
認知症高齢者支援の充実【重点事項】
(1)認知症予防、普及啓発《重点事業》
平成23年度より、ウォーキングを習慣化する活動を通じ、認知症予防に効
果的な習慣を身につけていく「脳力アップウォーキングゼミナール」を実施し、
認知機能の低下予防のための事業を実施しています。
今後も、認知症に関する正しい知識の普及啓発のため、区民を対象にした、
認知症講演会を実施していきます。
(2)認知症高齢者の早期発見・相談の実施
認知症の予防や早期発見の必要性について区民向けの研修会等により普及
啓発を行っていきます。
また、もの忘れ相談医と地域包括支援センター(おとしより相談センター)
の連携を強化し、認知症を早期に発見し、医療へつなげる相談体制を充実して
いきます。
(3)認知症高齢者・家族支援体制の整備
①認知症ケアの推進
現在、訪問介護や通所介護など認知症高齢者のケアに携わる事業所を対象
にした研修を実施しています。グループホームや有料老人ホームなどの施設
が増加しているため、今後は研修対象を拡大していきます。
②包括的支援体制の構築
認知症疾患医療センター(H23年度開設予定)の設置に伴い、認知症
の早期発見と治療、生活支援等の充実に向けて、地域における医療と介護の
連携体制を推進していきます。板橋区医師会、区及び地域包括支援センター
(おとしより相談センター)が連携・協働して取り組み、包括的支援体制を
構築していきます。
③家族支援の充実
認知症高齢者を介護している家族に対して、認知症の理解や対応方法等
を習得するための講演会や介護者自身の健康度を高める健康講座を開催し
ていきます。
また、介護者の心理的不安の解消を図るため「介護者のこころの相談」
(臨
床心理士による個別相談)を開設し、家族介護者を対象にしたピアカウンセ
リングやリフレッシュを目的とした家族介護者交流会を地域で継続的に実
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施し、家族介護者支援の充実を図ります。
(4)認知症高齢者・家族を支える地域の仕組みづくり
①認知症サポーター・キャラバンメイトの養成と支え合い活動の推進
認知症についての正しい理解と対応の普及啓発を目的とした「認知症サポー
ター養成講座」を実施するとともに、認知症サポーター養成講座の講師役であ
るキャラバンメイトも養成しています。
キャラバンメイトは、地域包括支援センター(おとしより相談センター)と
協力してサポーターの支え合い活動を推進します。
また、商店等の事業所について「高齢者あんしん協力店」としての登録数の
増を図るなど、対象の拡大を進めていきます。
②地域の支え合い活動の支援
地域で認知症高齢者・家族に対する見守りや支援など認知症サポーターによ
る支え合い活動が推進できるよう、地域包括支援センター(おとしより相談セ
ンター)を中心に体制整備を図っていきます。
(5)若年期認知症支援
若年期の認知症は、高齢で発症する認知症とは異なる様々な社会的、家庭的
問題を引き起こします。その固有な課題の実態把握を含めた総合的な支援につ
いて検討していきます。
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第3節
介護サービス基盤の適切な整備
(1)地域密着型サービスの整備《重点事業》
①定期巡回・随時対応型訪問介護看護、夜間対応型訪問介護
定期巡回・随時対応型訪問介護看護や夜間対応型訪問介護は、見守りや
緊急時の対応が可能となるサービスで、ひとり暮らしの高齢者や高齢者の
みの世帯に需要が見込まれます。
夜間対応型訪問介護は、第4期介護保険事業期間中、区外に1事業所を
整備しましたが、利用者数は低調でした。
定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、第5期に創設されるサービスで
あり、今後事業者の参入意向や利用者数の様子を見ながら整備を行ってい
きます。
整備計画数
事業所数
23年度末
24年度
25年度
26年度
1事業所
-
2事業所
1事業所
15名
-
60名
30名
定員
②認知症対応型通所介護
第4期事業計画期間中に2事業所の整備を行いました。
認知症対応型通所介護は、一般の通所介護とのバランスを取りながら、
今後の高齢者数及び認知症高齢者の増加に合わせて、整備を進めていきま
す。
整備計画数
23年度末
24年度
25年度
26年度
事業所数
20事業所
1事業所
2事業所
1事業所
283名
12名
36名
12名
定員
③小規模多機能型居宅介護
第4期事業計画期間では、介護報酬が低い等、採算性の問題から整備が
進んでいません。板橋区内では1事業所の整備でした。
既存の訪問介護、通所介護、短期入所のサービスが代替サービスとして
考えられますが、なじみの関係の中で一体としてサービスを受けることが
できることが小規模多機能型居宅介護の最大の利点であり、今後も整備を
進めていきます。
60
今後は採算面の克服のため、認知症対応型グループホームとの併設で整
備を進めていきます。
整備計画数
事業所数
定員
23年度末
24年度
25年度
26年度
2事業所
1事業所
3事業所
2事業所
50名
25名
75名
50名
④認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)
第4期事業計画期間では、国による介護基盤緊急整備特別対策事業とし
て第5期の整備分を前倒しで整備したため、9事業所を整備しました。
これにより、東京都の整備目標値(高齢者人口に対する定員数)である
0.23%を達成しました。しかし、整備地域に偏在があり、未整備の生
活圏域もあります。
第5期事業計画期間では、整備が遅れている生活圏域を中心に小規模多
機能型居宅介護との併設を原則として整備を進めていきます。
整備計画数
23年度末
24年度
25年度
26年度
事業所数
19事業所
1事業所
2事業所
2事業所
323名
18名
54名
54名
定員
⑤地域密着型特定施設入居者生活介護
地域密着型特定施設入居者生活介護は、第4期は未整備で、現在1事業
所の整備となっています。現状では、介護報酬をはじめ採算性の問題から
事業者の参入が困難な状況ですが、今後も事業者からの相談に応じて整備
を検討します。
整備計画数
事業所数
定員
23年度末
24年度
25年度
26年度
1事業所
-
-
-
10名
-
-
-
⑥地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護
地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護は、地域密着型特定施設入
居者生活介護と同様に、事業者の参入が困難な状況ですが、今後も事業者
からの相談に応じて整備を検討します。
61
⑦地域密着型サービスの複合型サービス
複合型サービスとは、小規模多機能型居宅介護と訪問看護等を1つの事業
者が一体的に提供することにより、切れ目のないきめ細かなサービスを提供
することを目的とする第5期に創設されるサービスです。
しかし、板橋区内には小規模多機能型居宅介護の整備が行き届いていない
ため、まずは小規模多機能型居宅介護の整備を優先して行います。
整備計画数
事業所数
23年度末
24年度
25年度
26年度
0事業所
1事業所
1事業所
-
0名
25名
25名
-
定員
(2)施設サービスの整備
①介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)《重点事業》
第4期事業計画期間中に1施設を新たに整備しましたが、施設サービス
としては最もニーズがあり、多くの方が入所待ちの状況です。
また、今後も高齢者数の増加に伴い需要の増大が見込まれます。
その為、入所希望者の状況を分析し、より緊急性の高い方のための施設
数を確保できるよう、補助金や公有地の活用等により、積極的に整備を進
めていきます。
整備計画数
施設数
定員
23年度末
24年度
25年度
26年度
12施設
1施設
1施設
3施設※
1,181名
110名
15名
167名
※北東京寿栄園の建替え含む
②介護老人保健施設
第4期事業計画期間では、待機者が少ないことから、新設の整備を見送
り、介護療養型医療施設からの転換1施設を整備しました。
平成29年度末までに、介護療養型医療施設からの転換が多数予想され
るため、状況に応じて整備を進めていきます。
整備計画数
施設数
定員
23年度末
24年度
25年度
26年度
9施設
-
-
-
1,161名
-
-
-
62
③介護療養型医療施設
国は、平成29年度末までに介護療養病床を廃止する方針を打ち出して
います。廃止となる介護療養型医療施設は、介護老人福祉施設(特別養護
老人ホーム)、介護老人保健施設や有料老人ホーム等へ、事業を転換するこ
ととなっています。
事業者の意向を確認しながら、計画的に転換を支援していきます。
整備計画数
施設数
定員
23年度末
24年度
25年度
26年度
7施設
-
-
-
484名※
-
-
-
※慈誠会が60床削減後の数
④特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム等)
特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム等)は、事業者の参
入意欲が高く、第4期事業計画期間では、6施設が整備され、計24施設と
なっています。
しかし、平成23年6月末日現在の入居率は約7割で、区民の入居割合は
5割に満たない等、緊急に整備が必要な施設ではありません。
今後は、介護が必要な高齢者の多様な住まい方に対応する施設として整
備を検討していきます。
混合型特定施設
整備計画数
施設数
定員
23年度末
24年度
25年度
26年度
24施設
-
-
-
1,490名
-
-
-
23年度末
24年度
25年度
26年度
2施設
-
1施設
1施設
133名
-
100名
100名
介護専用型特定施設
整備計画数
施設数
定員
63
(3)居宅サービスの整備
①訪問介護サービス
訪問介護は、近年利用者数及び事業所数が減少傾向にあります。
しかし、今後は高齢者の増加に伴い、再び需要の増加が見込まれます。
また、早朝、夜間、深夜のサービスの利用を望む利用者も多くなると見
込まれますので、対応可能な事業者の参入を促進していきます。
②通所介護サービス
通所介護は、利用者数及び事業所数ともに大幅な増加傾向にあります。
また、今後も高齢者の増加に伴い、需要の増加が見込まれます。
これに伴い、サービス内容の充実を図っていきます。
③短期入所サービス
新たに整備する特別養護老人ホームに、短期入所の事業所を併設するこ
とにより、供給量を拡大していきます。また、単独や基準該当による短期
入所事業所の整備も進めていきます。
④医療系介護サービス
医療機関等が提供する訪問リハビリテーション、訪問看護、通所リハビ
リテーションについては、供給を確保するため、医療機関や既存の事業者
に対し、新規の開設が円滑に進められるよう、情報を提供して新規参入や
既存事業所の定員増加を促します。
⑤居宅介護支援事業者
居宅介護支援事業者は、在宅でのサービス利用者を支える身近な事業者
です。平成18年度の法改正により、事業所数の減少が続いていますが、
代わりに大規模事業所への集約が進んでいます。
高齢者数の増加に伴い、介護サービス利用者も増加することが見込まれ
ますので、情報を提供して参入を促していきます。
64
第4節
権利擁護の充実
(1)成年後見制度の普及、利用の促進
成年後見制度は認知症や障がいなどにより、判断能力が十分でない方に後
見人等を選任し、その方の権利を法律的に保護し支えるための制度です。
今後、特に高齢者を中心に利用対象者の急速な増加が予想されます。
①権利擁護いたばしサポートセンターの充実
板橋区では、成年後見制度の推進機関として、平成17年度に板橋区社会福
祉協議会に「権利擁護いたばしサポートセンター」を開設しました。成年後見
制度の普及啓発を始め、高齢者、障がい者のための権利擁護総合相談や、弁護
士等による権利擁護専門相談、地域福祉権利擁護事業を行っており、さらなる
充実を図っていきます。
②市民後見人の養成、活用
高齢化の進展により、急増する後見人を必要とする人々を支援するため、今
後は権利擁護においても地域で高齢者を支えるしくみ、「市民後見人」の活用
が必要不可欠になってきます。現在実施している市民後見人の養成については、
裁判所や国の動向を注視しながら積極的に推進していきます。
③制度利用促進のために
成年後見制度を利用する際、裁判所への申立て手続きや費用が支障となり利
用が進まない現実があります。区としても申立て費用の補助や成年後見報酬助
成制度の拡充など、申立ての利便を図るとともに、選任された後見人が個別支
援の的確な引継ぎや行政等関係機関とスムーズな連携が図れるようにするな
ど、後見人のサポート体制も検討し、制度利用の促進を図っていきます。
(2)虐待防止に向けた取組みの推進
①早期発見の仕組みづくり
虐待の防止・早期発見・見守り・周知・啓発活動のための見守りネットワ
ークを活用し、民生児童委員や町会・自治会などの地域住民等と連携して、
虐待予防と防止に努めます。
また、家族介護者への支援を充実させ、虐待防止を図ります。
65
②介護サービス利用の仕組みづくり
「介護サービスを利用しない、させない」等の理由から、虐待へと繋がる
場合があります。このため、介護サービス事業者と地域包括支援センター(お
としより相談センター)を中心として、介護サービスの利用に向けた仕組み
作りを進めます。
また、おとしより保健福祉センター高齢者虐待専門相談室では、これらの
機関と緊密に連携し、困難事例を解決するための技術向上研修や検討会議を
適宜行っていきます。
③専門機関による支援の仕組みづくり
困難事例等に対する支援を行う場合は、認知症専門相談、成年後見申立て
手続き、精神保健福祉相談など、専門機能を持つ関係機関や医師、弁護士な
どの協力を得て、適切な方針と対応方法の確立を行います。
さらに、被虐待者を分離する場合や、サービスの導入を行う措置の仕組み
を整え、受け入れ施設等のサービス事業者との調整やルール作りを行います。
④高齢者虐待防止連絡会
高齢者虐待の予防、未然防止のネットワークを一層強化するために、高齢
者虐待防止連絡会を設け、幅広い関係機関との連携、協力を深めながら高齢
者虐待の防止に努めます。また、介護保険施設等における虐待対応について
も関係機関と連携して取組んでいきます。
66
第5節
介護保険事業の適正な運営及び普及啓発
介護保険事業を適切に運営するためには、介護保険制度の信頼を高めていく
ことが必要です。
そのために、介護サービスが必要な方への適切なサービスの提供やサービス
の質の確保及び向上、介護報酬の不正請求のチェック及び是正など、適正な給
付に努めます。また、介護保険制度は利用者の負担金の他、多くの被保険者の
保険料を財源としていることから、一般の方々の理解を得るために、適切な情
報の提供など普及啓発を行っていきます。これらを通じて、より良い介護保険
事業を推進していくためには、サービス事業者の協力が不可欠です。このため、
次のように事業者や利用者・介護者へのさまざまな支援に取り組んで行きます。
(1)事業者への支援
①ケアマネジメントの充実
介護保険制度の要は、利用者に対し介護サービスが総合的かつ効率的に提供
されるよう、適切なサービスを組み合わせ、その後の状況の変化に応じて継続
的・計画的にサービスが提供されるよう配慮する「ケアマネジメント」です。
ケアマネジメントの充実のために、地域包括支援センター(おとしより相談
センター)や居宅介護支援事業所の主任ケアマネジャーは、実際の担い手であ
る介護支援専門員(ケアマネジャー)に対し、ケアプラン作成の相談や支援、
事例検討会の開催、関係機関との連携などの支援を行います。また、地域包括
支援センター(おとしより相談センター)主任ケアマネジャー等に対しても、研
修やケアプラン点検により支援を行います。
②居宅介護支援事業者への支援
地域の介護支援専門員(ケアマネジャー)が抱える困難事例等について、地
域包括支援センター(おとしより相談せんたー)は、地域の関係機関等と連携
して、サービス担当者会議の開催支援や出席、同行訪問による具体的な支援方
法の検討など居宅介護支援事業者への助言等を行います。地域包括支援センタ
ー(おとしより相談センター)の後方支援としておとしより保健福祉センター
は、困難事例等について高齢者サービス調整会議を開催します。居宅介護支援
事業者の質の向上のため、事業者連絡会等による情報提供、研修の実施、様々
な連絡会への参加依頼などの支援を行っていきます。
③介護サービス事業者間の連携強化
地域包括支援センター(おとしより相談センター)と介護サービス事業者相
67
互の交流の場、及び介護サービス事業者間のネットワーク作りを目的として、
介護サービス事業者交流会を開催します。併せて、制度や施策に関する情報提
供、事例検討会や研修等を実施することにより、介護支援専門員等の資質向上
が図れるよう努めます。
④介護サービス事業者への指導・監督
社会経済状況の変化とともに、介護保険制度も様々な改正を重ねていきます。
そのなかで、事業者による適切な介護サービスの提供を確保していくとともに、
サービスの質の向上を目指していくため、不適切事例への指導だけでなく、育
成の視点から最新情報の提供やこれに伴う適正な運営の促進など、東京都と連
携した事業者支援に努めます。
⑤制度改正に関する情報の提供等
介護サービス事業者に最新の情報が伝わることは、事業者のサービス提供が
適切になされることにつながります。サービスの提供が適切になされれば、介
護保険制度の信頼につながっていきます。
板橋区は、制度改正に対応したサービスの提供が行われるよう、制度改正等
の情報の提供を介護サービス事業者に対して行います。
(2)利用者・介護者への支援
①制度を理解してもらうための支援
介護保険のしおりや広報いたばし、各種パンフレット、ホームページにより、
サービスの利用方法やサービスの種類などの情報をわかりやすく提供してい
きます。
また、町会自治会や老人クラブからの要望に対し、介護保険課の職員を講師
として派遣し、制度の周知に努めます。
②サービスの選択をするための支援
要介護の状態になっても、自らサービスを選択できるよう、多くのサービス
に関する情報を適切に提供することが必要です。
事業者には、利用者の選択に資する情報を公開することが義務づけられてい
ます。この「介護サービス情報の公表」制度は、利用者やその家族が適切な事
業所を選択・評価することを支援する目的で創設された制度です。この制度に
ついての周知を行うことで利用の促進を図ります。
68
③苦情・相談対応の充実
介護保険に関する苦情・相談は、介護保険苦情・相談室を中心に地域包括支
援センター(おとしより相談センター)、介護保険課、おとしより保健福祉セ
ンター等の区の窓口や東京都国民健康保険団体連合会(国保連)で受け付けて
います。
苦情や相談には、関係部署と連携し、事業者の協力を求めながら、迅速な解
決に努めます。また、苦情や相談には要望や課題が多く含まれており、それが
サービスの改善につながることもあるので、要望や課題の分析を行い、サービ
スの向上に努めていきます。
(3)給付適正化事業
①ケアプランの点検
利用者の状況を把握した適切なアセスメントを実施したうえで、ケアプラン
が作成されているかの点検を行い、不適切なプランについて指導を行うことで、
サービスの質の向上を目指します。
②医療情報との突合
東京都国民健康保険団体連合会からの医療給付と介護給付の突合情報をも
とに、介護保険事業所に対してサービス実績を確認します。誤った請求や重複
請求等を調査し、過誤調整等を行います。
③介護給付費通知
介護保険サービス利用者に対し、利用したサービス事業所、サービス種類、
介護保険給付額、利用者負担額を通知します。
利用者の介護サービス利用の意識を高めるとともに、事業所の架空請求や過
剰請求の防止・抑止につなげていきます。
69
Ⅵ
介護保険事業計画の概要
第1節
1
人口及び被保険者数の推計
高齢者人口の推計
人口推計の方法は、平成22年と平成23年の住民基本台帳及び外国人登録者
数を基に推計しました。
第1号被保険者数は、高齢化の進展に伴い今後さらに増加すると見込まれま
す。要介護(要支援)者の割合が急速に高くなる後期高齢者(75 歳以上)の人
口は、今後3年間で約 4,300 人程度増加すると推計されます。
高齢者人口の推計
平成
21 年度
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
総 人 口
536,404
536,433
535,802
536,816
537,623
538,242
第1号被保険者
106,565
108,111
20.1%
109,490
20.4%
113,617
21.2%
117,744
21.9%
121,320
22.5%
59,033
58,259
57,304
10.7%
59,577
11.1%
62,243
11.6%
64,813
12.0%
47,532
49,852
9.3%
52,186
9.7%
54,040
10.1%
55,501
10.3%
56,507
10.5%
176,259
178,750
181,745
181,422
181,731
182,141
高齢化率(%)
65 歳以上 75 歳未満
前期高齢化率(%)
75 歳以上
後期高齢化率(%)
第2号被保険者
(40 歳以上 65 歳未満)
※各年度 10 月 1 日現在(外国人登録者含む)
年齢階級別の高齢者人口の推計
人
140,000
120,000
100,000
80,000
12,345
15,068
13,905
15,704
13,884
14,609
15,385
11,541
14,482
16,300
17,069
17,591
21,509
22,439
23,387
23,856
23,823
23,531
26,617
26,559
27,022
27,832
28,745
29,906
32,416
31,700
30,282
31,745
33,498
34,907
60,000
40,000
20,000
0
平成21年度 平成22年度 平成23年度 平成24年度 平成25年度 平成26年度
65~69歳
70~74歳
75~79歳
70
80~84歳
85歳以上
2
要介護等認定者数の推計
高齢者数の増加とともに、要介護(要支援)認定者数も増加しています。
特に、要支援認定者は、要介護認定者と比較して著しく増加しています。
平成 26 年度までに、要介護(要支援)認定者(第1号被保険者)は約 4 千人の
増加が見込まれます。
平成
21 年度
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
1号被保険者数
106,565
108,111
109,490
113,617
117,744
121,320
認定者数
17,350
17,930
18,964
20,202
21,523
22,907
要支援1
2,023
2,382
2,683
3,021
3,402
3,831
要支援2
2,000
2,238
2,537
2,877
3,263
3,700
要介護1
2,782
2,738
2,833
2,949
3,063
3,165
要介護2
3,482
3,543
3,695
3,848
4,000
4,138
要介護3
2,701
2,608
2,662
2,772
2,879
2,980
要介護4
2,303
2,266
2,337
2,431
2,524
2,615
要介護5
2,113
2,155
2,217
2,304
2,392
2,478
認定率
16.3%
16.6%
17.3%
17.8%
18.3%
18.9%
※各年度 10 月 1 日現在の数値
※認定者数は第1号被保険者のみ(第2号被保険者は含まず)
※認定率は、要介護(要支援)認定者数/第1号被保険者数
要支援1
要介護4
人
要支援2
要介護5
要介護1
要介護2
要介護3
4,500
4,000
3,500
3,000
2,500
2,000
1,500
1,000
500
0
平成21年度
平成22年度
平成23年度
71
平成24年度
平成25年度
平成26年度
第2節
1
介護サービス利用量の推計
施設系、居住系、標準的居宅サービスの利用者の推計
施設系、居住系サービスの利用者数は、平成 23 年度の利用状況と、今後の施設
等の整備状況などを踏まえて推計します。平成 26 年度には、施設系サービス利
用者として○○○○人を見込んでいます。
標準的居宅サービス利用者数は、平成 23 年度の居宅サービスの利用状況をもと
に、施設系と居住系の利用者数の増加を考慮して推計します。平成26年度は
○○○○○人を見込んでいます。
平成
23 年度
要介護(要支援)認定者数
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
18,964
20,202
21,523
22,907
4,534
4,828
5,144
5475
標準的居宅サービス利用者
居住系サービス利用者
施設系サービス利用者
サービス未利用者
○標準的居宅サービス利用者
居住系サービス以外の居宅サービス(訪問サービス、通所サービス、短期入所サービス、福祉
用具貸与等のサービス、重複を排除したもの)の利用者の合計
○居住系サービス利用者
認知症対応型共同生活介護、特定施設入居者生活介護、地域密着型特定施設入居者生活介護の
各サービス利用者の合計
○施設系サービス利用者
介護老人福祉施設、介護老人保健施設、介護療養型医療施設、地域密着型介護老人福祉施設入居
者生活介護の各サービス利用者の合計(医療療養病床からの転換を含む)
72
Ⅶ
介護保険サービス利用者数及び利用量の見込みの推計
第1節
居宅サービス
(1)訪問介護
ヘルパー(訪問介護員)が家庭を訪問し、排せつや入浴など日常生活をでき
るだけ自分で行えるように専門的介護などを行います。
実 績
平成
21 年度
訪問介護
介護予防訪問介護
合 計
計 画
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
(人)
53,027
51,691
58,595
60,980
63,347
65,550
(千回)
1,012
965
1,122
1,168
1,213
1,255
(人)
18,978
21,504
25,172
28,442
32,140
36,316
(人)
72,005
73,195
83,767
89,422
95,487
101,866
(千回)
1,012
965
1,122
1,168
1,213
1,255
※数値は年間の延利用者数及び延利用回数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
※介護予防訪問介護については、月当たりの包括報酬のため、回数は設定できない。
(2)訪問入浴介護
家庭の浴室での入浴が困難な方を対象に、巡回入浴車が訪問し、入浴の介護
を行います。
実 績
平成
21 年度
訪問入浴介護
介護予防
訪問入浴介護
合 計
(人)
計 画
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
6,087
6,247
6,785
7,061
7,335
7,590
(千回)
27
28
30
32
33
34
(人)
10
10
26
29
33
38
(千回)
1
1
1
1
1
1
6,097
6,257
6,811
7,090
7,368
7,628
28
29
31
33
34
35
(人)
(千回)
※数値は年間の延利用者数及び延利用回数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
73
(3)訪問看護
主治医の判断に基づき、看護師などが家庭を訪問し、病状の観察や床ずれの
ケアなどを行います
計 画
実 績
平成
21 年度
訪問看護
介護予防
訪問看護
合 計
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
12,399
12,940
13,992
14,561
15,127
15,653
(千回)
64
66
66
69
71
74
(人)
540
727
990
1,119
1,264
1,428
2
3
4
5
5
6
12,939
13,667
14,982
15,680
16,391
17,081
66
69
70
74
76
80
(人)
(千回)
(人)
(千回)
※数値は年間の延利用者数及び延利用回数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(4)訪問リハビリテーション
主治医の判断に基づき、理学療法士や作業療法士などが家庭を訪問し、心身
機能の維持回復、排せつや入浴などの日常生活をできるだけ自分で行えるよう
にリハビリテーションを行います。
実 績
平成
21 年度
訪問リハビリテーシ
ョン
介護予防訪問リハ
ビリテーション介護
合 計
(人)
計 画
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
1,092
1,402
1,465
1,525
1,584
1,639
(千回)
11
14
14
15
15
15
(人)
70
122
145
164
185
209
(千回)
1
2
2
2
2
2
1,162
1,524
1,610
1,689
1,769
1,848
12
16
16
17
17
17
(人)
(千回)
※数値は年間の延利用者数及び延利用回数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
74
(5)居宅療養管理指導
医師、歯科医師、薬剤師などが訪問し、療養上の健康管理や薬剤管理などの
指導・助言を行います。
計 画
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
居宅療養管理指導
(人)
25,302
27,474
31,561
32,846
34,121
35,308
介護予防居宅療養
管理指導
(人)
981
1,330
2,191
2,476
2,797
3,161
合 計
(人)
26,283
28,804
33,752
35,322
36,918
38,469
※数値は年間の延利用者数及び延利用回数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(6)通所介護
デイサービスセンターなどに通い、入浴や食事、機能回復のための訓練・レク
リエーションなどを行います。
実 績
平成
21 年度
通所介護
介護予防通所介護
合 計
(人)
平成
22 年度
計 画
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
36,520
39,613
45,236
47,078
48,905
50,606
313
350
372
387
402
416
(人)
9,008
10,593
13,253
14,975
16,921
19,120
(人)
45,528
50,206
58,489
62,053
65,826
69,726
313
350
372
387
402
416
(千回)
(千回)
※数値は年間の延利用者数及び延利用回数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
75
(7)通所リハビリテーション
老人保健施設などに通い、心身機能の維持回復、排せつや入浴など日常生活
をできるだけ自分で行えるよう理学療法士や作業療法士などがリハビリテーシ
ョンを行います。
実 績
平成
21 年度
通所リハビリテーシ
ョン
介護予防通所リハ
ビリテーション
合 計
計 画
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
11,930
12,134
13,398
13,943
14,485
14,988
88
90
96
100
104
107
(人)
1,585
2,205
2,864
3,236
3,657
4,132
(人)
13,515
14,339
16,262
17,179
18,142
19120
88
90
96
100
104
107
(人)
(千回)
(千回)
※数値は年間の延利用者数及び延利用回数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(8)短期入所生活介護
特別養護老人ホームなどに短期間入所し、日常生活上の介護や機能訓練など
を行います。
実 績
平成
21 年度
短期入所生活介護
介護予防短期入所
生活介護
合 計
(人)
計 画
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
7,672
7,859
8,659
9,012
9,361
9,687
(千日)
58
60
68
71
74
76
(人)
56
55
53
55
56
57
(千日)
1
1
1
1
1
1
7,728
7,914
8,712
9,067
9,417
9,744
59
61
69
72
75
77
(人)
(千日)
※数値は年間の延利用者数及び延利用日数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
76
(9)短期入所療養介護
老人保健施設などに短期間入所し、看護や医学的管理下における療養上のお
世話や日常生活上の介護、機能訓練などを行います。
計 画
実 績
平成
21 年度
短期入所療養介護
介護予防短期入所
療養介護
合 計
(人)
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
1,807
1,907
2,099
2,184
2,269
2,348
(千日)
14
14
16
17
18
18
(人)
22
13
13
15
17
19
(千日)
1
1
1
1
1
1
1,829
1,920
2,112
2,199
2,286
2,367
15
15
17
18
19
19
(人)
(千日)
※数値は年間の延利用者数及び延利用日数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(10)特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム等)
介護保険の事業者指定を受けた有料老人ホームなどで日常生活をできるだけ
自分で行えるように、介護や機能訓練などを行います。
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
計 画
平成
23 年度
特定施設
入居者生活介護
(人)
712
774
823
介護予防特定施設
入居者生活介護
(人)
70
76
89
(人)
782
850
912
合 計
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
77
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
(11)福祉用具貸与
車いすや特殊寝台など日常生活をできるだけ自分で行えるように、福祉用具
を貸与します。
計 画
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
福祉用具貸与
(人)
51,728
54,230
58,964
61,364
63,746
65,963
介護予防
福祉用具貸与
(人)
4,218
61,29
8,342
9,426
10,651
12,035
(人)
55,946
60,359
67,306
70,790
74,397
77,998
合 計
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(12)特定福祉用具販売
福祉用具のうち、貸与になじまない用具の購入補助を行います。
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
計 画
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
特定福祉用具販売
(人)
1,373
1,443
1,732
1,802
1,872
1,938
介護予防
特定福祉用具販売
(人)
349
384
546
617
697
788
合 計
(人)
1,722
1,827
2,278
2,419
2,569
2,726
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
78
第2節
地域密着型サービス
(1)定期巡回・随時対応型訪問介護看護
重度の要介護者を対象に、日中・夜間を通じて、訪問介護と訪問看護を一体
的に、またはそれぞれが連携しながら、定期巡回訪問または通報に応じた随時
訪問による対応を行います。第5期から新たな地域密着型サービスとして創設
されました。
計 画
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
定期巡回・随時対応
(人)
型訪問介護看護
平成
25 年度
0
平成
26 年度
343
355
※数値は年間の延利用者数。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(2)夜間対応型居宅介護
夜間に定期的な巡回・通報により訪問介護員が居宅を訪問して日常生活のお
世話、緊急対応などをします。
実 績
平成
21 年度
夜間対応型訪問介護
(人)
平成
22 年度
178
248
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
79
計 画
平成
23 年度
317
平成
24 年度
330
平成
25 年度
343
平成
26 年度
355
(3)認知症対応型通所介護
認知症の方を対象に、入浴、食事の提供など日常生活のお世話、機能訓練を
行います。
計 画
実 績
平成
21 年度
認知症対応型
通所介護
介護予防認知症対
応型通所介護
合 計
(人)
平成
22 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
6,082
6,073
6,943
7,226
7,506
7,767
(千回)
58
59
69
72
74
77
(人)
18
20
13
15
17
19
(千回)
1
1
1
1
1
1
6,100
6,093
6,956
7,241
7,523
7,786
59
60
70
73
75
78
(人)
(千回)
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(4)小規模多機能型居宅介護
通所を中心に、利用者の選択に応じて訪問や泊まりのサービスを組み合わせ
て提供します。
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
計 画
平成
23 年度
小規模多機能型
居宅介護
(人)
215
197
251
介護予防小規模多
機能型居宅介護
(人)
19
27
40
合 計
(人)
234
224
291
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
80
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
(5)認知症対応型共同生活介護
認知症の方が、スタッフの介護を受けながら共同生活する施設です。
実 績
計 画
平成
22 年度
平成
21 年度
平成
23 年度
平成
24 年度
認知症対応型共同
生活介護
(人)
201
226
250
介護予防認知症対応
型共同生活介護
(人)
1
1
1
合 計
(人)
202
227
251
平成
25 年度
平成
26 年度
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(6)地域密着型特定施設入居者生活介護
定員30人未満の小規模な有料老人ホームの入居者に日常生活の支援や機能
訓練を行います。
計 画
実 績
平成
21 年度
地域密着型特定施設
入居者生活介護
(人)
平成
22 年度
10
10
平成
23 年度
10
平成
24 年度
平成
25 年度
10
平成
26 年度
10
10
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(7)複合型サービス
医療ニーズの高い要介護者に対し、小規模多機能型居宅介護サービスに加え、
必要に応じて看護職員が居宅を訪問し、療養上の世話、または必要な診療の補
助(訪問看護)を行います。新たに創設された地域密着型サービスです。
実 績
平成
21 年度
複合型サービス
平成
22 年度
(人)
計 画
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
0
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
81
平成
26 年度
第3節
施設サービス
(1)介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)
常時介護が必要で、家庭での生活が困難な場合に入所します。
実 績
平成
21 年度
介護老人福祉施設
(人)
平成
22 年度
1,219
1,284
計 画
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
1,292
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(2)介護老人保健施設
病状が安定し、リハビリを中心とする医療ケアと介護を必要とする場合に入
所します。
実 績
平成
21 年度
介護老人保健施設
(人)
平成
22 年度
879
889
計 画
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
924
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(3)介護療養型医療施設
比較的長期にわたって療養を必要とする場合に入院します。
実 績
平成
21 年度
介護療養型医療施設
(人)
平成
22 年度
509
462
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
82
計 画
平成
23 年度
415
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
第4節
その他
(1)住宅改修
居宅での手すりの取り付け、段差の解消など小規模な回改修の補助を行いま
す。
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
計 画
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
住宅改修
(人)
844
913
1,064
1,107
1,150
1,190
介護予防住宅改修
(人)
374
412
513
580
655
740
(人)
1,218
1,325
1,577
1,687
1,805
1,930
合 計
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
(2)居宅介護支援
居宅の要介護(要支援)認定者からの依頼を受け、日常生活を営むために必要
な介護サービスまたは介護予防サービスを適切に利用することを目的に、心身
の状況、おかれている環境、本人及び家族の希望等を勘案し、利用するサービ
ス等の種類、内容等を定めた計画を作成します。
実 績
平成
21 年度
平成
22 年度
計 画
平成
23 年度
平成
24 年度
平成
25 年度
平成
26 年度
居宅介護支援
(人)
93,291
94,271
105,333
109,620
113,876
117,836
介護予防支援
(人)
27,831
32,239
39,284
44,387
50,157
56,674
合 計
(人)
121,122
126,510
144,617
154,007
164,033
174,510
※数値は年間の延利用者数。
※平成 23 年度は 4~8 月審査分から推計。
※平成 24~26 年度は供給量の見込み。
83
Ⅷ
地域支援事業の現状
国は平成 23 年度から、一般高齢者施策(一般高齢者を対象とした介護予防事業)と特定高
齢者施策(要支援・要介護状態になるおそれのある高齢者を対象として実施する介護予防事
業)の名称を、それぞれ一次予防事業・二次予防事業に変更しました。したがって、21・22
年度の各介護予防事業については、旧名称を使用し、23 年度事業は新しい名称を使用してい
ます。
第1節 特定高齢者の把握事業
介護予防健診(生活機能評価事業)として、65歳以上の区民を対象に生活機
能に関する問診(基本チェックリスト)や検査を医療機関で行っています。その
結果、介護予防が必要とされた方(特定高齢者)に、状態に合わせた介護予防プ
ログラムへの参加を地域包括支援センター(おとしより相談センター)が案内し
ています。
単位:人
平成21年度
人数
元気力健診受診者数
特定高齢者介護予防事業対象者
平成22年度
65 歳以上に占
める割合
65 歳以上に
人数
占める割合
37,573
34.9%
35,858
33.1%
7,019
6.5%
6,718
6.2%
597
0.55%
553
0.51%
特定高齢者介護予防事業参加者数
第2節 介護予防事業
(1)特定高齢者向け介護予防事業
介護予防健診の結果、介護予防プログラムの利用をすすめられた方には地域包
括支援センター(おとしより相談センター)が作成する介護予防プランに基づき、
生活機能向上プログラムや閉じこもり・認知症予防教室・会食サロン事業などの
「特定高齢者向け介護予防事業」を実施しています。
延参加者数
単位:人
平成21年度
運動器機能向上
平成22年度
通所型
訪問型
1,914
1,899
栄養改善
679
658
口腔機能向上
990
842
閉じこもり・認知症予防
2,692
3,018
会食サロン
2,470
2,526
おいしく食べるための入門講座
55
59
訪問看護指導
58
52
0
0
介護予防配食サービス
84
(2)一般高齢者向け介護予防事業
元気な高齢者を対象とする「一般高齢者向け介護予防事業」では、身近で参
加しやすい、いこいの家やふれあい館、公衆浴場等の施設で身体機能や生活機
能の維持向上を目的に、さまざまな事業を実施しています。
延参加者数
単位:人
平成21年度
平成22年度
普及啓発
おたっしゃ広場
2,784
3,407
介護予防講座
383
371
1,355
1,384
595
815
らくらくトレーニング
17,575
17,328
高齢者の栄養教室
163
165
介護予防グループ支援栄養教室
533
585
高齢者の口腔ケア講習会
174
71
介護予防グループ支援口腔ケア教室
415
532
介護予防グループ支援事業
6,518
7,819
介護予防スペース「はすのみ教室」
4,058
3,956
公衆浴場活用介護予防事業
8,628
9,150
介護予防地域支え合いグループ支援
6,518
7,819
49,699
53,402
介護予防出前講座
ひとりでできるシニアコース
活動支援
合
計
(3)介護予防人材育成事業
延参加者数
単位:人
介護予防サポーター養成講座
85
平成21年度
平成22年度
336
93
第3節
包括的支援事業
(1)介護予防ケアマネジメント推進事業
対象者の把握から地域包括支援センター(おとしより相談センター)での介護
予防ケアマネジメントまでを円滑に進めるため、情報提供・研修等を行っていま
す。
単位:回、人
平成21年度
回数
平成22年度
人数
回数
人数
介護予防ケアマネジメント担当連絡会
5
-
4
-
介護予防ケアマネジメント研修
2
48
2
47
(2)総合相談支援事業・権利擁護事業
地域包括支援センター(おとしより相談センター)において、高齢者の総合相
談を行います。
単位:件
平成21年度
平成22年度
地域包括支援センター
相談件数
訪問件数
相談件数
訪問件数
加 賀
1,925
1,960
1,801
2,281
東板橋
1,003
1,448
1,995
1,682
小茂根
1,603
2,309
1,251
2,157
常盤台
1,757
1,307
2,306
1,480
仲 町
3,257
2,374
2,638
2,127
上板橋
2,945
1,363
2,686
1,569
若 木
1,858
1,689
2,727
1,718
徳 丸
2,002
1,251
2,390
1,110
四 葉
711
1,285
922
1,413
成 増
1,295
1,669
1,062
1,779
三 園
2,056
1,334
2,481
1,633
志 村
1,262
1,395
1,230
1,516
前 野
961
2,355
1,250
2,709
坂 下
767
1,683
1,402
1,875
舟 渡
663
2,005
1,045
2,053
高島平
1,751
2,002
1,880
2,342
合 計
25,816
27,429
29,066
29,444
86
困難ケースに的確に支援するため、専門の医師及び弁護士を交えて相談を行っ
ています。
単位:人
平成21年度
平成22年度
専門医による専門相談
14
21
弁護士による専門相談
6
5
高齢者の虐待に関する通報や相談を受付け、啓発等の講座を行っています。
単位:人
平成21年度
平成22年度
高齢者虐待専門相談受付
98
118
高齢者虐待防止講演会
26
31
147
116
高齢者虐待スキルアップ講座
板橋区医師会から「もの忘れ相談医」の派遣を受けて、地域包括支援センター
(おとしより相談センター)にて、もの忘れ相談事業を行っています。
単位:人
平成21年度
もの忘れ相談
123
平成22年度
66
(3)包括的・継続的マネジメント事業
地域包括支援センター(おとしより相談センター)の主任ケアマネジャー等
を対象にケアマネジメントや問題解決手法等に関する研修・検討会を行ってい
ます。
単位:回
平成21年度 平成22年度
主任ケアマネジャー向け研修
7
7
主任ケアマネジャー連絡会
5
3
87
第4節
任意事業
(1)苦情・相談室事業
介護保険に関する苦情や相談を受付け、相談員による施設等への訪問や集まっ
た情報を調べ介護サービスの質をより良くしていくとともに、介護サービスを利
用する際に役立つ情報を提供しています。
単位:件
平成 21 年度
平成 22 年度
苦 情
263
356
相 談
747
313
(2)認知症高齢者見守り事業
65歳以上で、認知症により徘徊のある高齢者の居場所がわからなくなったと
きに、GPSの通信網を利用して、位置を探索するサービスを行っています。ま
た、認定が自立であって、常時見守りが必要な認知症高齢者を対象に、介護保険
訪問介護サービスの対象とならない外出支援サービスを行っています。
単位:人
平成 21 年度 平成 22 年度
認知症徘徊高齢者探索サービス(対象者)
22
20
認知症高齢者外出支援サービス(対象者)
48
51
(3)成年後見制度利用支援事業
身寄りのない認知症高齢者など、親族等による法定後見開始の審判等の申立て
ができない者について、法定後見制度の利用の支援を目的として、区長が申立て
を行っています。
単位:人
平成 21 年度 平成 22 年度
成年後見制度(区長申立)件数
16
19
(4)福祉用具専門技術支援事業
区民・事業者・関係機関に対し、専門職種による技術支援を行い、介護知識や
技術の普及・啓発を図っています。また、福祉用具に関する情報提供及び福祉用
具の選定・適合等の支援を行っています。
単位:件
平成 21 年度 平成 22 年度
福祉用具相談件数
専門職による技術支援件数
88
914
1,298
26
25
第5節
地域支援事業以外の高齢者福祉事業
(1)高齢者電話訪問・あんしん S 使用料助成
安否確認が必要な65歳以上のひとり暮らし高齢者に、電話相談センターから定
期的に電話訪問を行っています。
また、電話訪問を受けている方に、いざという時にボタン一つで予め登録してい
る方の所へ自動的に通報される「あんしんS」の使用料を助成しています。
平成 21 年度
電話訪問利用者数
600人
543人
84人
80人
延 24,801回
延 22,829回
「あんしんS」の使用料助成者数
電話相談センター交信状況
平成 22 年度
(2)緊急通報システム
65歳以上の病弱なひとり暮らし高齢者に、発作などの緊急時の通報装置をお
貸ししています。
単位:台
平成 21 年度
消防庁直結式
民間
平成 22 年度
96
29
244
273
(3)配食サービス
65歳以上の高齢者または高齢者のみ世帯で、食事づくりに困っている方に、
介護予防と食の自立支援を目的として、昼食・夕食(合計で週3食まで)を自宅
に配食しています。
平成 21 年度
平成 22 年度
利用実人員
941人
1,088人
延利用食数
69,300食
78,347食
(4)ひとり暮らし高齢者見守りネットワーク
引きこもりがちなひとり暮らしの高齢者と地域社会との接点を設けるととも
に、孤独感の解消も併せて行える見守りネットワークを構築するため、ひとり暮
らしの高齢者のうち、本人の同意のある方の名簿を作成し、見守りが必要な高齢
者の把握をしています。
単位:人
平成 21 年度
平成 22 年度
5,419
5,486
見守り登録者数
89
(5)権利擁護いたばしサポートセンター
成年後見制度や福祉サービスの利用援助事業の利用促進を図るために、周知・
啓発活動を行っています。また、法律面や生活面で支援し、本人の権利や財産を
守る事を目的に相談や支援を行っています。
単位:件
平成 21 年度
平成 22 年度
総相談件数
3,577
4,183
内高齢者対象
2,120
2,976
(6)介護に関する各種講座
高齢者介護の知識技術の普及を図るとともに、「高齢社会を地域で支える」と
いう考え方を啓発する区民向けの講座と、居宅介護支援事業者、訪問介護事業者、
住宅改修関連事業者などを対象とした事業者研修等を実施しています。
平成 21 年度
回数
延参加者数
平成 22 年度
回数
延参加者数
区民向け講座
56回
1,261人
54回
944人
サービス事業者向け講座
17回
723人
8回
315人
※21 年度の事業者向け研修には、地域包括支援センター向け研修(基幹型地域包括支援モデル事業)を含む。
(7)ネットワーク事業
利用者レベル、サービスの供給機関レベル、政策レベルのネットワークを構築
し、情報を提供しサービスの整合性を確保するための調整をしています。
平成 21 年度
回数
延参加者数
平成 22 年度
回数
延参加者数
地区ネットワーク会議
10回
337人
9回
343人
事業者交流会
21回
700人
16回
461人
90
(8)二次予防事業・一次予防事業一覧
(平成23年度)
二次予防事業
生活機能向上支援事業
地区別
生活圏別
加 賀
運動器
機能向上
会食サロン
栄養改善
板橋地域セン
ター
仲宿地域セン
ター
仲 町
仲町地域セン
ター
小茂根
向原ホール
高齢者在宅
サービスセン
ター
板橋健康福祉
センター
東板橋
板 橋
口腔機能向上
閉じこもり・認知
症予防教室
仲宿いこいの家
仲町地域セン
ター
中丸いこいの家 中丸いこいの家
大谷口いこいの
家
大谷口いこいの 大谷口いこいの
家
家
常盤台 常盤台集会所
上板橋健康福
祉センター
上板橋
上板橋
赤 塚
桜川いこいの家
若 木
徳 丸
きたのホール
四 葉
下赤塚駅前集
会所
大原社会
教育会館
西台在宅サー
ビスセンター
赤塚健康福祉
センター
三 園
志 村
成増社会
教育会館
下赤塚地域セン
ター
富士見在宅
サービスセン
前野いこいの家 前野いこいの家 ター・前野在宅
サービスセン
ター
ロータスホール
介護予防ス
高島平 ペースはすのみ
教室
高島平
舟 渡
成増在宅サー
ビスセンター
志村坂上地域
センター
前 野
坂 下
徳丸在宅サー
ビスセンター
赤塚いこいの家 赤塚いこいの家
成 増
志 村
上板橋健康福
祉センター
志村健康福祉
センター
蓮根在宅サー
ビスセンター
高島平健康福祉
センター・介護予 高島平健康福
防スペースはす 祉センター
のみ教室
介護予防ス
ペースはすのみ
教室
二次予防事業:生活機能チェックを実施し、主として要介護状態等になるおそれが高い(生活機能の低
下)と認められる高齢者が、その機能の維持・向上をめざす事業に一定期間参加することで、生活機能
の回復が図れます。
(平成23年度)
一次予防事業
地区別
高齢者の栄養 口腔ケア講
介護予防ス 公衆浴場活
ひとりででき
介護予防グループ
らくらくトレー 講座(元気なシ
ペースはす 用介護予防
習会、お口の
生活圏別 るシニアコー
ニアの栄養講
支援
ニング
のみ教室
事業
体操教室
ス
座)
加 賀
板 橋
板橋健康福
祉センター
熊野地域センター
板橋区保健所
板橋健康福 板橋健康福
けやきの会
祉センター 祉センター
6か所
東板橋
いたばし総合
ボランティアセ
ンター
げんきかい、ふれあい
橋サロン
6か所
仲 町
中丸いこいの
家
仲良しけやき、華の会
3か所
小茂根
大谷口北町集
会所
向原ホール
げんきかい100!
2か所
常盤台
富士見地域
センター
グループもみじ、ふじ
み地区サロン
2か所
上板橋
東新集会所
上板橋健康 上板橋健康 げんき会、東新健康
福祉センター 福祉センター 体操、茂呂山ストレッ
桜川健康体操、桜川
5か所
チクラブ
上板橋
若 木
中台地域セン
ター
中台ふれあ
い館
さくらそうの会、コミュ
ニティサロン
2か所
徳 丸
西台二丁目
集会所
徳丸ふれあ
い館
皆元会
4か所
赤塚健康福祉 赤塚健康福
センター
祉センター
赤塚健康福
らくらく体操の会
祉センター
四 葉
赤 塚
志 村
赤塚健康福
祉センター
2か所
三 園
赤塚五丁目
集会所
成増おたっしゃ教室、
赤塚フレンド
1か所
成 増
アクトホール
高台ひまわり、成増す
みれの会、成増なでし
この会
1か所
志 村
志村坂上地域
センター
清水町第二集
会所
グループあずき、おで
かけ倶楽部どっこい
しょ、あおば会
3か所
前 野
前野地域セン
ター
まえの悠遊くらぶ、銀の橋
の会、いきいきサロン、や
よい会、前野五丁目ほっ
とサロン
1か所
志村健康福 蓮根シルバーピア、蓮
根五月会、森のサロン
祉センター 蓮根
1か所
坂 下
高島平
志村健康福
祉センター
志村健康福祉 志村健康福
センター
祉センター
デイルーム交流会、たん
介護予防ス
サロンつくし
のみ教室
高島平二丁目 高島平健康 高島平健康 ぽぽの会、火曜ふれあい
ペースはす
集会所
福祉センター 福祉センター ルーム、こすもす、多目的
高島平
舟 渡
新河岸一丁目
集会所
高島平健康
福祉センター
すずらんの会、しらさぎク
ラブ、熟年サークル、舟渡
クローバーサロン、ふれ
あいの会、かるがも会、あ
じさい会
一次予防事業:主として活動的な状態にある(生活機能が保たれている)高齢者は、趣味や体操などの講
座・グループ活動に参加しながら、生活機能を維持・向上させ、生活全体を活発に過ごされています。
Ⅵ
第1号被保険者保険料の見込み
第1節
介護保険財源の負担割合
介護給付に要する費用は、サービス利用時の利用者負担分を除いて、50%
が公費(税金)でまかなわれています。その内訳は、国と都をあわせて37.
5%、区が12.5%となっています。
公費負担を除く50%の費用は第1号被保険者(65歳以上)と第2号被保
険者(40~65歳未満)が保険料で負担します。
○介護給付・地域支援事業(介護予防事業)
保険料50%
第1号被保険者の保険料
第2号被保険者の保険料
(65歳以上の方)
(40~65歳未満の方)
【21%】
【29%】
国【25%】
都【12.5%】施設等給付
※施設等給付費については【20%】
費については【17.5%】
区【12.5%】
公費50%
○地域支援事業(包括的支援事業)
第1号被保険者
保険料【20%】
保険料 20%
国【40%】
都【20%】
公費 80%
区【20%】
第2節
介護保険料の算定
第1号被保険者(65歳以上の方)の保険料は、以下の手順で算出します。
要支援・要介護認定者数の推計
将来人口推計に基づき、第1号被保険者数と要支援・要介
護認定者数を推計します。
サービス供給見込量の算定
要支援・要介護認定者数の推計や過去のサービス供給実績
をもとに、平成24~26年度のサービス供給見込量を算
定します。高齢者数の増加に伴い供給量も増大が見込まれ
ます
第1号保険料基準額の算定
サービス供給見込量に基づいて、標準給付費見込額を算出し、
その21%に相当する額を第1号被保険者の人数で割った額
が保険料基準額となります。第5期は基準額の上昇が見込ま
れます。
第5期介護保険料の設定
保険料基準額に所得段階ごとの保険料率を掛けたものが、実際
の保険料となります。
第3節
第 1 号被保険者の保険料段階の考え方
第5期(平成24~26年度)保険料の設定については負担能力に応じた保険料負
担の考え方に基づき、以下について検討を行います。
① 第3段階の所得区分の細分化について
② 特例第4段階の継続について
③ 多段階設定の見直しについて(第10段階を新たに設定する)
④ 保険料率の見直しについて
第5期事業計画期間における保険料段階の例
段階
対
象
者
1
・生活保護を受給の方
・老齢福祉年金受給者で、世帯全員が住民税非課税の方
2
・世帯全員が住民税非課税の方で、合計所得金額+課税対象年金収入額が80万円以
下の方
特例3
3
合計所得金額+課税対象年金収入額が80万円を超え
・世帯全員が住民税非課税 120万円未満の方
の方で、第1段階及び第2段
階に該当しない方
上記以外の方
4
本人の合計所得金額+課税対象年金収入額が 80 万円以
・本人は住民税非課税で、同 下の方
世帯に住民税課税者がいる
方
上記以外の方
5
・本人が住民税課税で、合計所得金額125万円未満の方
6
・本人が住民税課税で、合計所得金額125万円以上190万円未満の方
7
・本人が住民税課税で、合計所得金額190万円以上400万円未満の方
8
・本人が住民税課税で、合計所得金額400万円以上700万円未満の方
9
・本人が住民税課税で、合計所得金額700万円以上○○○万円未満の方
特例4
10
・本人が住民税課税で、合計所得金額 ○○○万円以上の方