マーケットレポート (2012/3/21) 商 号 等 /DIAMアセットマネジメント株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第324号 加入協会/(社)投資信託協会、(社)日本証券投資顧問業協会 120321情報発信海外REITWeekly-1 ( 3/12~3/16) マーケット概況 REIT指数 為替/円 先週末終値 騰落率 株価指数 先週末終値 騰落率 金利 先週末終値 騰落率 先週末終値 変化幅 米国 738.75 +2.9% 米ドル 83.34 +1.2% (円安) 1,404.17 +2.4% 2.29 +0.27 欧州(除くイギリス) 664.91 +5.7% ユーロ 109.77 +1.6% (円安) 2,608.30 +3.7% 2.05 +0.26 シンガポール 328.54 +0.5% シンガポールドル 66.23 +0.8% (円安) 3,010.68 +1.6% 1.74 +0.21 豪州 305.53 +0.4% 豪ドル 88.21 +0.9% (円安) 4,276.16 +1.5% 4.23 +0.22 48.43 +3.7% ポンド 132.04 +2.2% (円安) 5,965.58 +1.3% 2.45 +0.29 香港 270.72 -0.8% 香港ドル 10.74 +1.2% (円安) 21,317.85 +1.1% 1.44 +0.15 カナダ 687.11 -0.7% カナダドル 84.07 +0.9% (円安) 12,496.96 -0.1% 2.24 +0.23 イギリス (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成)※騰落率については、小数点第2位を四捨五入、変化幅については、小数点第3位を四捨五入して表示 ※原則、先週末の最終営業日と先々週末の最終営業日の終値を比較 ※【REIT指数】・【為替】・【株価指数】は騰落率、【金利】は10年国債利回りの変化幅を 算出 ※【REIT指数】・【REIT平均配当利回り】米国・欧州(除くイギリス)・シンガポール・豪州・イギリス・香港・カナダ:S&P 先進国 REITインデックス各国指数 (現地通貨ベース、配当込み、為替ヘッジなし) ※【株価指数】米国:S&P 500種指数、欧州:ダウユーロ50種株価指数、シンガポール:Straits Times Index、 豪州:S&P/ASX200指数、イギリス:FTSE100指数、香港:香港ハンセン指数、カナダ:S&P トロント総合指数(FTSE100指数以外は配当込み) 海外リート市場 先週のリート市場は、第2次ギリシャ支援が承認されたことや、米国の銀行がストレステストを無事通過し、一 部で増配企業も見られたこと、および米国の経済指標の改善などが追い風となり、週を通して上昇しました。 為替市場 為替市場については、13日の日銀政策決定会合で金融政策維持と成長基盤支援の増額が決定されたこ とから、米ドル円は変動の大きい展開となりました。その後はFOMC(米連邦公開市場委員会)の内容が比較 的にタカ派寄りに捉えられたこともあり、米金利上昇とともに米ドル買いが進み、週を通じては円安となりまし た。また、ギリシャ問題については出尽くし感もあり、ユーロ円でも円安が進みました。 個別リートの動き 個別リートでは、メイプルツリー・ロジスティクス・トラスト(シ・工業)が、グッドマンジャパン(グッドマン・グループ (豪・複合)の日本子会社)から日本国内の7物件を175億円で取得しました。また、ストックランド(豪・複合) が保有物件の中で2番目に大きい産業用物件であるムーアバンクインダストリアルの持分55%を1.23億豪ド ルで売却し、自社株買いを延長することを発表しました。 ※上記個別銘柄の売買を推奨するものではありません。 注目の指標等(3/19~3/23) 日付 3/19 3/20 3/21 3/22 3/23 イベント等 1月経常収支(季調前)(ユーロ圏)、3月NAHB住宅市場指数(米) 2月消費者物価指数(英)、2月住宅着工件数(米)、145億ユーロの国債償還期限(ギリシャ) 2月中古住宅販売件数(米)、2年債入札(独)、短期債入札(ポルトガル) 3月PMI製造業・サービス業速報値(ユーロ圏)、2月小売売上高(英)、1月住宅価格指数(米)、 2月景気先行指標総合指数(米)、3月消費者信頼感指数速報値(ユーロ圏) 2月消費者物価指数(加)、2月新築住宅販売件数(米) ※上記データは、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、情報の正確性および将来の実績を予想・保証するものではありません。 ※6ページ以降のご注意事項等を必ずご確認ください。 1/7 各国市場動向 ※グラフデータ期間:(3カ月間:2011/12/16~2012/3/16) 米国 750 (ポイント) 85 (円) 米国リート指数 米ドル/円 83 700 81 650 79 600 77 550 12/16 1/16 2/16 3/16 75 12/16 (3/12~3/16のリート市場動向) 1/16 2/16 3/16 (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成) 米国リート市場については、週初はFOMC(米連邦公開市場委員会)を前に手控え感があったものの、ストレステストに合格した銀行の 一部で増配や自社株買いが発表されたことを受けて金融株が上昇したことや、2月小売売上高など経済指標の改善が好感され、リー ト市場も上昇しました。 欧州・イギリス 《欧州(除くイギリス)》 750 (ポイント) 115 (円) 欧州リート指数 ユーロ/円 700 110 650 105 600 100 550 500 12/16 1/16 2/16 3/16 95 12/16 《イギリス》 55 (ポイント) 135 イギリスリート指数 1/16 2/16 3/16 (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成) (円) ポンド/円 130 50 125 45 120 40 115 35 12/16 1/16 2/16 3/16 (3/12~3/16のリート市場動向) 110 12/16 1/16 2/16 3/16 (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成) 欧州・イギリスリート市場については、欧州財務相会合で第2次ギリシャ支援が決定したことからギリシャ懸念がさらに後退したことや、ド イツの経済指標が市場予想よりも良かったことに加え、米国株式の上昇も追い風となり、強い展開となりました。また、英首相が新築 物件購入者に対しての政府保証付住宅ローンの条件緩和を検討との話も英国リートには好材料となりました。 ※各国リート指数、為替の使用データについては、P.1「マーケット概況」の注記をご参照ください。 ※上記データは、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、情報の正確性および将来の実績を予想・保証するものではありません。 ※6ページ以降のご注意事項等を必ずご確認ください。 2/7 各国市場動向 ※グラフデータ期間:(3カ月間:2011/12/16~2012/3/16) 豪州 320 (ポイント) 90 (円) 豪州リート指数 310 豪ドル/円 86 300 290 82 280 78 270 74 260 250 12/16 1/16 2/16 3/16 70 12/16 1/16 2/16 3/16 (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成) (3/12~3/16のリート市場動向) 豪州リート市場については、他国に追随し上昇しましたが、週末にかけて、中国の不動産規制緩和期待の後退による不動産株の下落 や、中国の景気減速懸念が意識されたこともあり、利益確定売りが見られ、週を通じては小幅上昇にとどまりました。 アジア 《シンガポール》 350 (ポイント) 68 (円) シンガポールリート指数 340 シ ンガポールドル/円 66 330 64 320 62 310 60 300 58 290 280 12/16 1/16 2/16 3/16 56 12/16 《香港》 280 1/16 2/16 3/16 (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成) (ポイント) 10.9 香港リート指数 (円) 10.7 270 香港ドル/円 10.5 260 10.3 250 10.1 240 9.9 230 9.7 220 12/16 1/16 2/16 9.5 12/16 3/16 1/16 2/16 3/16 (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成) (3/12~3/16のリート市場動向) アジアリート市場についても、米国株式市場に追随し好調な出足となりました。週後半にかけては、中国の温首相による不動産価格が 合理的な水準よりも依然として高いとの発言を受けて不動産規制緩和期待が後退し不動産株が下落すると、アジアリート市場も弱含 みとなり、週を通じては小幅上昇にとどまりました。 ※各国リート指数、為替の使用データについては、P.1「マーケット概況」の注記をご参照ください。 ※上記データは、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、情報の正確性および将来の実績を予想・保証するものではありません。 ※6ページ以降のご注意事項等を必ずご確認ください。 3/7 デービス・セレクテド・アドバイザーズ(米国)のファンドマネージャーより シティグループのグローバルCEOカンファレンスが開催され、2012年については不冴えながら、従前通りの堅 調な展開が示されました。加えて、住宅用物件のファンダメンタルズ(基礎的条件)は昨年と同様に強い成長とな ること、および産業用物件のファンダメンタルズが想定以上となるかもしれないという点が示唆されました。 コロニアル・ファースト・ステート・アセット・マネジメント(豪州)のファンドマネージャーより 【豪州】 <経済動向> 豪州経済は、2011年第4四半期(10-12月)のGDP(国内総生産)成長率は前期比で+0.4%、年率換算で+2.3% と、緩やかなプラス成長となりました。RBA(オーストラリア準備銀行)の予測によると、2012年のGDP成長率は、 資源産業における設備投資の大幅な増加が寄与すると想定されることから前年比で+3.0~3.5%と、若干高まる ことが見込まれています。また、2011年後半に行われた政策金利引き下げの効果も、家計需要に表れてくること が期待されます。 不動産市況については、小売リートは売上高が減速していることから、賃料が現状の水準で成長するかどうか ということには懸念があります。さらに、小売店舗の拡大ペースは幾分鈍ってきており、閉店するケースも見受け られます。一方で、明るい兆しもあります。たとえば、アパレルと電化製品の売上増加率が昨年夏に底を打ち、今 年の1月には1年ぶりにプラスとなっていることです。質の高いショッピングセンターや、ブリスベンやパースといっ た高い成長が期待される資源関連都市にあるショッピングセンターは、大きく下落することなく、中期的な成長が 期待されます。 <個別リート動向> ◆ウエストフィールド・グループ(小売) ウエストフィールド・グループは、米国の12物件について、物件の持分である45%を48億米ドル相当でカナダの 年金基金に売却することを発表しました。この物件の売却価格は簿価に比べ3%高い水準となっています。さら に3件の英国の非中核物件を1.59億英ポンドで売却しました。同リートは、この物件売却により得た資金で、発行 済株式の10%まで自社株買いを行う予定です。これは、同リートの経営陣が示すROE(自己資本利益率)を上昇 させるという他の経営戦略にも当てはまります。また、我々は同リートが開発と不動産管理から利益率改善に軸 足を移した点をプラス要因と見ています。 ※上記データは、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、情報の正確性および将来の実績を予想・保証するものではありません。 ※6ページ以降のご注意事項等を必ずご確認ください。 4/7 ご参考資料 リートの配当利回りと債券の利回り(2月末時点) 10年国債利回り リート平均配当利回り (%) 10 1.82 3.62 2.15 1.48 1.28 0 米国 欧州(除くイギリス) シンガポール 豪州 4.81 4.49 3.97 3.34 1.97 6.18 6.13 5.85 5 イギリス 香港 1.99 カナダ (出所:S&P社およびBloombergよりDIAM作成) ※債券利回りは、各国の10年国債利回り ※リートの配当利回りは、S&P 先進国 REIT インデックス各国指数の配当利回り リート指数の推移(2004/3/31~2012/3/16) S&P S&P 先進国 先進国 REIT REIT インデックス指数(除く日本、円ベース、配当込み、為替ヘッジなし) インデックス指数(除く日本、円ベース、配当込み、為替ヘッジなし) (ポイント) 900 800 700 600 500 400 300 200 100 0 04/3 04/9 05/3 05/9 06/3 06/9 07/3 07/9 08/3 08/9 09/3 09/9 10/3 10/9 11/3 11/9 (出所:S&P社よりDIAM作成) ※上記データは、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、情報の正確性および将来の実績を予想・保証するものではありません。 ※6ページ以降のご注意事項等を必ずご確認ください。 5/7 【ご注意事項】 ・当資料は、DIAMアセットマネジメント(株)が独自に作成した資料であり、金融商品取引法により 義務づけられた資料ではありません。 ・当資料はあくまでも情報提供を目的とするものであり、投資家に対する投資勧誘を目的とするもの はありません。 ・投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券(外貨建資産には為替リスクもあります)に 投資をしますので、市場環境、組入有価証券の発行者に係る信用状況等の変化により基準価額は 変動します。このため、購入金額について元本保証及び利回り保証のいずれもありません。 ・当資料は、DIAMアセットマネジメント(株)が信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、 その内容の完全性、正確性について、同社が保証するものではありません。 また掲載データはあくまでも過去の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。 ・当資料における内容はあくまでも作成時点のものであり、今後予告なく変更される場合があります。 証券投資信託は、 1.預金・金融債・保険契約ではありません。また、預金保険機構及び保険契約者保護機構の保護の 対象ではありません。また証券会社を通して購入していない場合には投資者保護基金の対象にも なりません。 2.金融機関の預金・金融債あるいは保険契約における保険金額とは異なり、購入金額について元本 保証及び利回り保証のいずれもありません。 3.投資した資産の価値が減少して購入金額を下回る場合がありますが、これによる損失は購入者が 負担することとなります。 【投資信託に係るリスクと費用】 投資信託に係るリスクについて 投資信託は、株式や債券等の値動きのある有価証券(外貨建資産には為替リスクもあります)に 投資をしますので、市場環境、組入有価証券の発行者に係る信用状況等の変化により基準価額 は変動します。このため、購入金額について元本保証及び利回り保証のいずれもありません。 投資信託に係る費用について [ご投資頂くお客様には以下の費用をご負担いただきます。] ■お客様が直接的に負担する費用 購入時手数料:上限3.675%(税込) 信託財産留保金:上限0.5% ■お客様が信託財産で間接的に負担する費用 運用管理費用(信託報酬) 上限1.995%(税込) ■その他費用・手数料 上記以外に保有期間等に応じてご負担頂く費用があります。 投資信託説明書(交付目論見書)等でご確認下さい。 ※上記に記載しているリスクや費用項目につきましては、一般的な投資信託を想定しております。 費用の料率につきましては、DIAMアセットマネジメント(株)が運用するすべての投資信託のうち、 徴収する夫々の費用における最高の料率を記載しております。 ※上記データは、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、情報の正確性および将来の実績を予想・保証するものではありません。 ※6ページ以降のご注意事項等を必ずご確認ください。 6/7 【各指数の著作権等】 ・S&P 先進国 REITインデックス、S&P 各国REITインデックス、S&P 500種指数、S&P/ASX200指数 およびS&P トロント総合指数に関する著作権、知的所有権その他一切の権利はスタンダード& プアーズ(以下「S&P」といいます。)に帰属します。S&PはS&Pが公表する各指数またはそれに含ま れるデータの正確性あるいは完全性を保証するものではなく、またS&Pが公表する各指数またはそ れに含まれるデータを利用した結果生じた事項に関して保証等の責任を負うものではありません。 ・ユーロ・ストックス50指数に関する著作権等の知的財産その他一切の権利はストックス・リミテッド社に 帰属します。 ・Straits Times IndexはSingaporeExchange Securities Trading Ltd(以下「SGX-ST」といいます。)の情 報を元に、FTSE International Limited(以下、「FTSE」といいます。)とSPH Data Services Pte Ltd (以 下「SPH」といいます)によって計算される指数です。Straits Times Indexの著作権はFTSE、SGX-ST及 びSingapore Press Holdingsが所有します。FTSE、SGX-STまたはSPHのいずれも、当該指数を用いるこ とによって得られる結果に関して、または特定の時間、日付またはその他の方法で公表される当該指数 の数値に関して、明示的または黙示的に担保するものではありません。また、指数のいかなる誤りについ て何人に対しても(過失あるいはその他の)責任を負わず、当該いかなる誤りについて何人に対しても通 知する義務を負いません。 ・FTSE100指数の著作権はFTSE International Limited(以下、「FTSE」といいます。)が所有します。FTSE、 London Stock Exchange PLC(以下、「Exchange」といいます。)またはThe Financial Times Limited (以下、「FT」といいます。) のいずれも、当該指数を用いることによって得られる結果に関して、または特 定の時間、日付またはその他の方法で公表される当該指数の数値に関して、明示的または黙示的に担 保するものではありません。指数はFTSEによって編集、計算されます。FTSE 、Exchange またはFT のい ずれも、指数のいかなる誤りについて何人に対しても(過失あるいはその他の)責任を負わず、当該いか なる誤りについて何人に対しても通知する義務を負いません。 ・香港ハンセン指数に関する著作権等の知的財産その他一切の権利はHang Seng Indexes Company Limitedに帰属します。 ※上記データは、DIAMが信頼できると判断したデータにより作成しておりますが、情報の正確性および将来の実績を予想・保証するものではありません。 ※6ページ以降のご注意事項等を必ずご確認ください。 7/7
© Copyright 2025 ExpyDoc