第2回 三原市都市計画マスタープラン 策定委員会 平成20年11月19日( 平成20年11月19日 ( 水) 1 議 題 第1回議事の確認 三原市の現状と方向性とりまとめ 全体構想の検討 (都市づくりの理念~将来都市構造) 2 議 題(1) 第1回議事の確認 3 議題(1)第1回議事の確認 第1回議事の確認(資料1) 都市計画マスタープランの構成(資料2, 都市計画マスタープランの構成(資料2,P3 P3)) 4 第1回議事の確認① 目標年次について ・上位計画である長期総合計画との整合を図るべきで はないか [事務局の考え方] ・基準年次 最新の国勢調査年の平成17年とする ・目標年次 概ね20年後の都市の姿を展望しつつ, 長期総合計画基本構想との整合を図るため,あわ せて概ね10 せて概ね 10年後の都市の整備目標年次を明示する 年後の都市の整備目標年次を明示する 基準年次 平成17(2005) 平成 17(2005)年 年 目標年次 平成 平成37(2025) 37(2025)年 年/平成 平成27(2015) 27(2015)年 年 5 第1回議事の確認② 対象区域について ・対象区域は,原則都市計画区域とすれば,大和, 久井は対象外だがどう考えるのか ・対象区域は次回の議論に関係するので考え方の 整理が必要 [事務局の考え方] ・都市計画区域は合併前に定められている ・合併に伴い三原市全体として地域相互の機能連携に 合併に伴い三原市全体として地域相互の機能連携に よって,まちづくりを一体となって推進する必要がある ・都市計画においても,地域連携によるバランスの取れ た都市機能配置が必要なことから,都市計画マスター プランの対象区域は三原市全域とする 6 ・地域別構想は,主として都市計画区域で定める 第1回議事の確認③ 住民説明会,パブリックコメントの時期等について ・素案ができた段階で住民説明会を行い地域の意見を 取り入れてパブリックコメントをしてほしい ・パブリックコメントはインターネット,広報だけでは バリアが高く,多くの人の意見が反映できるよう 実施してほしい [事務局の考え方] ・パブリックコメントは,都市計画マスタープラン素案を パブリックコメントは,都市計画マスタ プラン素案を 取りまとめた後に平成21年11月頃に実施予定 ・パブリックコメントの実施にあたり,広報誌に素案の 概要をできるだけ詳しく掲載する ・パブリックコメントの前に住民説明会を開き,案の周知 7 を図るとともに,意見の反映に努める 都市計画マスタープランの構成① 序章 はじめに ・背景と目的 背 的 ・役割と位置づけ ・計画の対象と構成 第1章 三原市の現状と方向性 ・三原市の現状 三原市の現状 ・都市づくりの方向性 8 都市計画マスタープランの構成② 第2章 全体構想 ・都市づくりの目標 都市づくりの目標 ・長期総合計画基本構想との対応 ・将来都市構造 ・分野別構想 第3章 地域別構想 ・地域区分の考え方 地域区分の考え方 (案)旧市町,東西南北 ・地域別の現状と方向性,まちづくりの目標 9 議 題(2) 三原市の現状と方向性 10 資料2 三原市の現状と方向性の構成 三原市の現状 (1)位置 (1) 位置,,自然条件 自然条件,(2) ,(2)歴史と沿革 歴史と沿革,(3) ,(3)人口 人口,, (4)産業 (4) 産業,(5) ,(5)土地利用 土地利用,(6) ,(6)都市施設 都市施設,, (7)市街地整備 (7) 市街地整備,(8) ,(8)自然環境 自然環境,(9) ,(9)その他 その他 上位計画の整理 (1)三原市長期総合計画 (1) 三原市長期総合計画 (2)広島県都市計画区域マスタープラン (2) 広島県都市計画区域マスタープラン (3)国土利用計画 (3) 国土利用計画( (三原市計画 三原市計画) ) 11 資料2 三原市の現状と方向性の構成 都市づくりの方向性 (1) 生活を支える公共サービスの充実と社会参 加を促す環境づくり (2)拡大型の都市政策からの転換 (2) 拡大型の都市政策からの転換 (3)個性を活かした三原の顔づくりと活力の再生 (3) 個性を活かした三原の顔づくりと活力の再生 (4)自然環境の保全 (4) 自然環境の保全 (5)市民協働のまちづくり (5) 市民協働のまちづくり 12 上位計画の整理① 三原市長期総合計画基本構想 地域の個性的な歴史・文化,豊かな自然,恵まれ た交通条件を活かし,すべての人が生き生きと暮 らせるまちを実現することをめざす 13 上位計画の整理② 広島県都市計画区域マスタープラン 三原市に関わる計画は次の2つの計画 市に 計 次 計 ・備後圏都市計画区域の整備,開発及び 保全の方針 ・本郷都市計画区域の整備 開発及び ・本郷都市計画区域の整備,開発及び 保全の方針 14 都市計画区域の指定状況 15 備後圏都市計画区域の整備,開発 備後圏都市計画区域の整備, 及び保全の方針 16 備後圏都市計画区域の整備,開発 備後圏都市計画区域の整備, 及び保全の方針 [地域の市街地像] ・尾道地域・・・国際芸術文化都市 ・三原地域・・・多様な産業の集積都市と 保健・福祉拠点都市 ・福山地域・・・高次都市機能の集積都市と 環境先進都市 ・府中地域・・・ものづくり拠点都市 17 本郷都市計画区域の整備,開発及 本郷都市計画区域の整備, び保全の方針 18 上位計画の整理③ 国土利用計画(三原市計画 国土利用計画(三原市計画) ) [土地利用の基本的な考え方] ・土地の量的需要の調整 ・土地利用の質的な向上 [土地利用の基本方針] ・適正な土地利用への誘導 ・市街地の秩序ある都市的土地利用の推進 市街地の秩序ある都市的土地利用の推進 ・活力ある集落環境のための土地利用の推進 ・環境に配慮した豊かな自然空間の形成 ・安心・安全な生活環境の形成 ・豊かでうるおいのある生活環境の形成 19 三原市の現状と都市づくりの方向性 (1) 生活を支える公共サ 生活を支える公共サービスの充実と社会参 ビスの充実と社会参 加を促す環境づくり (2)拡大型の都市政策からの転換 (2) 拡大型の都市政策からの転換 (3)個性を活かした三原の顔づくりと活力の再生 (3) 個性を活かした三原の顔づくりと活力の再生 (4)自然環境の保全,環境負荷の軽減 (4) 自然環境の保全,環境負荷の軽減 (5)市民協働のまちづくり (5) 市民協働のまちづくり 20 都市づくりの方向性 1 生活を支える公共サービスの充実と 社会参加を促す環境づくり 現状 ・急速な高齢化の進展 ・子育て環境の変化 ・少子化に伴う児童,生徒数の減少 ・すべての人が社会参加できる環境の重要性 すべての人が社会参加できる環境の重要性 ・県立広島大学保健福祉学部の立地 21 現状2-① 急速な高齢化の進展 県平均 県平均の20.9 県平均の 20.9%を大きく上 %を大きく上 大 回る高い高齢化率(25.7% 回る高い高齢化率( 25.7%)) 予想される要介護者の増加 平成18 平成 18年度 年度 約5,000人 5,000人 ↓ 平成26 平成 26年度 年度 約6,000人 6,000人 地域と一体となった保健福祉サービスの拡充,地域や家庭 における自立した生活を重視した介護サービスの充実 22 現状2-② 子育て環境の変化 少子化の一方で保育所に入所する子供の数は増 加 家庭 家庭,,就労 就労,,地域の環境変化に伴い 地域の環境変化に伴い,,地域を含めた 子育て支援環境づくり 充実してほしい子育て支援策は,医療体制,公園 等の充実が求められている 区分 一番多い回答 2番目 就学前の子 供の保護者 安心して子どもが医療機関にかかれ 公園など,親子で出かけやすく楽しめ る体制の整備(47.6 る体制の整備( 47.6%) %) る場所を増やしてほしい(47.3 る場所を増やしてほしい( 47.3%) %) 小学生の子 供の保護者 公園など,親子で出かけやすく楽し 安心して子どもが医療機関にかかれ める場所を増やしてほしい(46.2 める場所を増やしてほしい( 46.2%) %) る体制の整備( る体制の整備(41.7 41.7%) %) 23 現状2-③ 少子化にともなう児童数, 生徒数の減少 少子化に伴い,児童数,生徒数が激減 昭和 昭和60 60年と平成 年と平成19 19年の比較では 年の比較では6 6割弱まで減少 教育効果の上がる適正規模 教育効果の上がる適正規模,,通学利便性の確保 に配慮した,学校の統廃合や通学区の再編が課 題 24 現状2-④ すべての人が社会参加で きる環境の重要性 高齢者, 高齢者,障害者 障害者,,子供などの誰 でも社会参加できる環境づくり の重要性が高まる 「三原市交通バリアフリー基本 構想」に基づき旅客施設,道 路等の整備,「広島県福祉の まちづくり条例」等に基づく建 築物等のバリアフリ 化を促進 築物等のバリアフリー化を促進 ハード・ソフト両面からの社会 参加しやすい環境づくり 25 現状2-④ すべての人が社会参加で きる環境の重要性 高齢者等の社会参加のひとつと しての運動 スポ ツ 健康づくり しての運動・スポーツ,健康づくり 週1回以上運動する人は約 回以上運動する人は約4 4割 で,運動しない理由には仕事, 家事などで忙しいが最も多く,続 いて身体的な理由 ・継続的にやりたいスポーツでは, 継続的にやりた ポ は ウォーキング,体操があげられ, 気軽に運動できる場所,機会が 求められている 26 現状2-⑤ 県立広島大学保健福祉 学部の立地 市内唯一の大学である 県立広島大学保健福 祉学部が立地 平成16年「三原地域 連携推進協議会」 平成18年「包括的連 携 協力に関する協定 携・協力に関する協定」 連携強化による地域の 発展,地域課題の解決 が期待される 27 都市づくりの方向性 1 生活を支える公共サービスの充実と 社会参加を促す環境づくり 方向性 ・少子高齢社会に対応した公共サービスの充実 とすべての人が社会参加できる環境づくり 28 都市づくりの方向性 2 拡大型の都市政策からの転換 現状 ・人口減少 人口減少 ・住宅密集市街地等の人口流出 ・市街地密度の低下 ・中心市街地の活力低下 ・市街地の拡大で予想される弊害 市街地の拡大で予想される弊害 29 現状3-① 人口減少 昭和60 昭和60年 年 111,108人 111,108人 ↓ 平成17 平成 17年 年 104,196人 104,196人 昭和 昭和60 60年をピークに 年をピークに 人口減少傾向 人口は今後も減少が予 想される 世帯数は増加傾向も核 家族化等によるものと推 測される 30 現状3-② 住宅密集市街地等の人 口流出 本町,西町等 の比較的建築 物が密集した 地区で人口減 少傾向 これらの地区 は高齢化も進 んでいる ■人口増減 ■高齢化率 31 現状3-③ 市街地密度の低下 人口集中地区(DID 人口集中地区(DID)) 人口集中地区の推移 凡例 中之町小学校 昭和45 昭和 45年から平成 年から平成 昭和45年 17年の35 17年の 35年間で 年間で 平成17年 面積は1 面積は1.6 面積は 1.6倍に拡大 1 6倍に拡大 6倍に拡大 660ha 三原駅 人口は平成 人口は平成7 7年を 市役所 ピークに減少傾向で, 宮浦中学校 第一中学校 わずかに市街地の 田野浦 密度が薄くなる兆候 小学校 が見られる 面積 人口 人口密度 平成7 平成 7年 1,060ha 50,770 50,770人 人 47.9 47.9人 人/ha 32 平成17 平成 17年 年 1,052ha 49,246 49,246人 人 46.8 46.8人 人/ha 現状3-④ 中心市街地の活力低下 商店数 小売業の売り場面積 が増加傾向にあったの は大規模店舗の出店 によると考えられる 商店数は減少,商業 地の地価は大幅な下 落 中心市街地の人通り は少なく,空き店舗も 多い 年間販売額(百万円) 売り場面積(㎡) ( 百万円、㎡) ( 数) 1,600 139,323 1,400 146,181 145,095 125,783 160,000 131,267 1,200 140,000 120,000 116,679 1,000 122,342 112,069 800 1,383 600 1,410 1,207 100,000 107,811 102,381 1,156 1,011 80,000 60,000 400 40,000 200 20,000 0 0 1997年 (H 9) 1,000,000 1999年 (H11) 2002年 (H14) 2004年 (H16) 2007年 (H19) (円) (円/㎡) 900 000 900,000 800,000 皆実 700,000 宮沖 600,000 500,000 本郷町本郷字塔之岡 400,000 城町 300,000 200,000 本郷町本郷字新市 100,000 0 沼田西町小原字袖掛 1998年 (H10) 2000年 (H12) 2002年 (H14) 2004年 (H16) 2006年 (H18) 2008年 (H20) 33 現状3-⑥ 交通施設の課題 朝,夕の通勤時間帯における,国道2 号,国道185号,主要地方道三原竹 原線 尾道三原線等の幹線道路や市 原線,尾道三原線等の幹線道路や市 街地の慢性的な渋滞 鉄道 鉄道,,バス バス,,フェリー等公共交通の利用 者数の低迷 1,000,000 900,000 800,000 700,000 600,000 500,000 400,000 三原港 300 000 300,000 須波港 200,000 100,000 0 フェリー乗降客数の推移 平日自動車類24時間交通量 (平成17 (平成 17年交通センサス) 年交通センサス) 20,056 20,056台 台 /日 30,660台 30,660 台 /日 15,954台 15,954 台 /日 20,219台 20,219 台 /日 30,332台 30,332 台34 /日 現状3-④ 市街地の拡大で予想さ れる弊害 高齢者の生活移動の不安 過度に自動車に依存した社会,自動車利用率が低い高 齢者 中心市街地のなお一層の衰退 中心市街地からの人口の流出と都市機能の拡散は、ま ちの質的低下を招く恐れ 環境への負荷の高まり 自動車に依存した社会は交通エネルギー消費量が高い 都市財政の圧迫 都市施設の維持管理、福祉施策等の行政コストの増大 が懸念される 35 現在の三原の都市構造は? 通勤に利用する交通手 段に自家用車が占める 割合は55 割合は55.8 割合は 55 55.8% 8% 8% 地方都市では比較的低 い数値で,自動二輪, 自転車の割合が高い 職住の近接した都市構 造が要因 造が要因の一つとして として 考えられ,通勤移動も 比較的少ない 目的別代表手段別分担率(資料:平成12年三原 目的別代表手段別分担率(資料:平成12 年三原 都市圏総合都市交通計画策定調査) 通勤移動の状況(資料:平成17 通勤移動の状況(資料:平成 17年国勢調査) 年国勢調査) 36 都市づくりの方向性 2 拡大型の都市政策からの転換 方向性 ・拡大型の都市づくりを転換し,既存の集積を 生かして既成市街地や生活拠点の魅力を向 上し,生活利便性や活力の維持,向上を図る 37 都市づくりの方向性 3 個性を活かした三原の顔づくり 現状 ・産業の抱える様々な課題 ・恵まれた交通条件や県立広島大学の立地 ・豊かな自然,歴史・文化資源 38 現状4-① 産業の抱える様々な課題 久井地域,大和地域で は他の地域と比較して, 農業を主体としたまち づくりへの期待が高い 農家数の減少 ・平成12 ・平成 12年 年 4,376 4,376戸 戸 ・平成17 ・平成 17年 年 3,505 3,505戸 戸 耕地面積の減少 耕地面積も減少傾向。 農地転用は本郷町船木, 沼田東町釜山,小泉町 等で多い。 ■身近な地域の将来像 農業を主体とした地区 農業と観光を中心とした 地区 旧三原市 久井町 本郷町 大和町 5.5 12 6 12.6 33.1 29.9 2.1 3.8 10.3 18.0 39 現状4-① 産業の抱える様々な課題 本市は臨港部の工業集 積により近代工業都市 として発展 産業別就業者数に第 産業別就業者数に第22次 産業が占める割合は過 去20 20年減少傾向 年減少傾向 製造品出荷額は長期間 横ばい,従業者数は減 少傾向 臨港部の工業集積に加 え,近年,交通利便性 の高い内陸部で集積が 進む 産業別就業者数の推移 40 事業所数,従業者数,製造品出荷額の推移 現状4-② 恵まれた交通条件と 県立広島大学 中心市街地は山 陽新幹線,山陽 本線 呉線が乗 本線,呉線が乗 り入れるJR り入れる JR三原 三原 駅と芸予諸島等 への旅客船が運 航する三原内港 を有する 広島空港 山陽 広島空港,山陽 自動車道など恵 まれた交通条件 県立広島大学の 立地 JR三原駅 三原内港 広島空港 三原久井IC 41 現状4-③ 豊かな自然,歴史・ 文化資源 地形が南部と 北部で様相が 異なっており, 豊かな自然環 干しだこ 境に恵まれる 南部は,瀬戸 内のしまなみ 瀬戸内マリンビュー号 筆影山の眺望 42 現状4-③ 豊かな自然,歴史・文 化資源 北部は標高 300m~ 300m ~600 600m m の高原 多様性に富ん だ自然環境 田園風景 女王滝 県立中央森林公園 久井の岩海 佛通寺 43 現状4-③ 豊かな自然,歴史・文 化資源 小早川氏城跡(高山城跡・新高山城跡・三原城跡)や, 小早川氏城跡(高山城跡・新高山城跡・三原城跡)や,ゆか りの佛通寺,,棲真寺等 りの佛通寺 三原城天主台を中心とした山手に城下町の面影をとどめ た歴史遺産,ボランティアガイドによる散策モデルコース 地域の保存活動が盛んなエヒメアヤメ自生南限地等の国 の天然記念物 三原城天主台 宗光寺山門 棲真寺 44 現状4-③ 豊かな自然,歴史・文 化資源 中心市街地を主 会場とする三原 やっさ祭り,三原 神明市などの祭 り,伝統行事が継 承される 三原市芸術文化 センター「ポポロ」 センタ ポポロ」 これらの個性豊 かな資源を最大 限に活かした三 原の顔・三原らし さの創造 三原神明市 三原市芸術文化セ ンター「ポポロ」 三原やっさ祭り 45 現状4-③ 豊かな自然,歴史・文 化資源 観光客数は県内10番目 自然,歴史,文化などの多様な資源も,小粒 自然 歴史 文化などの多様な資源も 小粒 で統一感・独自性が不足しており,価値を高 める必要がある (資料:平成19〔 (資料:平成19 〔2007 2007〕 〕年 広島県観光客数の動向 ) 46 都市づくりの方向性 3 個性を活かした三原の顔づくり 方向性 ・個性豊かな資源を最大限に活かして,三原の顔・ 三原らしさを創造し,住民生活,経済,文化,観光 等の多様な交流を促進することで,都市の活力を 再生 47 都市づくりの方向性 4 自然環境の保全,環境負荷の軽減 現状 ・本市の骨格を形成する沼田川等の河川水系 ・市域の3 ・市域の 3分の2を占める森林 ・自然環境の多様な機能 48 現状4-① 本市の骨格を形成する 沼田川等の河川水系 沼田川,瀬戸内 海など豊かな水 環境に恵まれた 都市 多様な歴史・文 化を育み,生活, 産業を支える資 源 都市化に伴う海 域や河川の水質 悪化が懸念され る 西野浄水場 高山城・新高山城 ⑪小坂川合流前 BOD (mg/L) 6.0 5.0 4.0 3.0 河川・海域図 〔資料:広島県水質測定点環境基 準図 平成13年広島県〕 2.0 環境基準値 1.0 0.0 H10 12 14 16 18 (年度) 水質調査BOD75%値※経年変化図 49 〔資料:平成9~18年度公共用水域等の 水質測定結果 広島県〕 現状4-② 市域の大部分を占める 森林 市域の3 市域の3分の2を占め る森林は水資源のか ん養機能を担う 民有林は,マツ林が 66.1%を占め,北部で 66.1% を占め,北部で は松食い虫被害によ る荒廃が進んでいま す。 (天然アカマツ林 の65% 65%。三原市環境 。三原市環境 基本計画) 農地や里山も自然環 境の一部 都市的 土地利用, 20.9% 農用地, 9.5% その他, 13.7% 宅地, 3.9% 道路, 3.3% 水面, 2.5% 水面, 2.5% 原野, 1.0% 土地利用内訳 森林, 66.2% 自然的 土地利用, 79.1% 田園風景 荒廃林の様子 50 現状4-③ 自然環境の多様な機能 防災機能 レクリエ シ ン機能 レクリエーション機能 景観形成等 自然環境は都市環 境に重要な役割 地球規模の環境問 題の顕在化 概ね傾斜度20 概ね傾斜度 20度以上の範囲 度以上の範囲 資料:国土利用計画(三原市計画) 51 都市づくりの方向性 4 自然環境の保全,環境負荷の軽減 方向性 ・都市環境に重要な役割を果たす優れた自然環 境の保全・再生を図るとともに,環境への負荷の 少ないまちづくりを進める 52 都市づくりの方向性 5 市民協働のまちづくり 背景 ・三原市の魅力の創造 ・多様化する住民ニーズ ・地方分権の進展 方向性 都市計画の分野においても,住民,各種団体,企 業,行政等の多様な主体が相互の責任と役割分担の もとに,まちづくりに積極的に取り組むこととする 53 議 題(3) 全体構想の検討 (都市づくりの目標,将来都市像 (都市づくりの目標,将来 都市像)) 54 都市づくりの目標 誰もが生き生き輝く福祉都市づくり 暮らしやすさを実感できる生活都市づくり 三原らしい新たな活力を創造する産業・交流都 市づくり 豊かな自然が育む安心・安全な環境共生都市 づくり 55 都市づくりの目標 1 誰もが生き生き輝く福祉都市づくり 健やかな暮らしと人間性豊かな人づくりのため, 学校教育,保健,医療,福祉,子育て支援環境 を充実 誰もが社会参加できる環境を実現するため,ユ ニバーサルデザインを基調としたまちづくりを推 進 56 都市づくりの目標 2 暮らしやすさを実感できる生活都市づくり 既存の集積機能,都市基盤を活かす 既存の集積機能,都市基盤を活かす 市街地等の生活拠点の人口回復,機能集積を 誘導 中心市街地の再生,災害に強い市街地環境整 備,交通利便性の向上 57 都市づくりの目標 3 三原らしい新たな活力を創造する 産業・交流都市づくり 産業,自然,歴史,文化や恵まれた交通条件等 産業 自然 歴史 文化や恵まれた交通条件等 三原らしさを最大限に活かす 市民協働,県立広島大学との連携,総合的な 交通体系の確立 事業の高度化,農業経営基盤の強化,中心市 事業の高度化 農業経営基盤の強化 中心市 街地の活性化とともに,豊かな資源の価値を高 め,人,もの,情報の交流を促進 58 都市づくりの目標 4 豊かな自然が育む安心・安全な 環境共生都市 日常生活の潤い,水や緑の豊かさを実感でき, 安全な都市空間を形成 市街地の緑化,オープンスペースの確保,親水 性の向上 沼田川や瀬戸内海に代表される恵まれた自然 環境については 災害の防止に配慮しながら 環境については,災害の防止に配慮しながら, 保全,活用 循環型社会の構築,交通環境の整備等により 環境負荷の軽減 59 将来人口の見通し 今後,庁内,関係機関と調整しながら検討する 平成17 平成 17 (2005)年 2005)年 平成17年 平成17 年 国勢調査 平成27 平成 27 (2015)年 2015)年 平成37 平成 37 (2025)年 2025)年 104,196人 104,196 人 - - 長期総合計画 の人口見通し - 110,000人 110 000人 110,000 000人 - 広島県統計課 の人口推計 - 97,355 97,355人 人 87,761人 87,761人 60 将来都市構造 都市づくりの基本目標実現の前提となる集約 型都市構造 都市構造 拠点地区の設定 都市軸の設定 61 都市づくりの目標実現の前提となる 集約型都市構造 従来の拡大型都市構造 市街地拡大を前提とする 都市づくりでは 自動車 都市づくりでは,自動車 利用率の低い高齢者等の 生活利便性の低下,建 設・維持管理費の増大, 公共サービス効率の低下 など,様々な弊害が懸念 される 集約型都市構造 多くの人にとっての暮ら しやすさを確保するため に,既存の社会資本を有 効活用しつつ,市街地な どに様々な都市機能の集 積を図る 62 拠点地区の設定 都市拠点 ・都市計画区域が指定されている地域において, 総合的な都市機能の集積を図るべき拠点 地域拠点 ・都市計画区域が指定されていない地域における 中心地 地区拠点 ・鉄道駅周辺 産業拠点 ・製造業等が集積する又は集積が望まれる地区63 都市拠点 三原都市拠点 ・JR JR三原駅を中心とする市街地 三原駅を中心とする市街地 ・県立広島大学や商業・業務,産業機能等の既存 集積 ・JR JR三原駅,重要港湾尾道糸崎港の広域的な交 三原駅,重要港湾尾道糸崎港の広域的な交 通拠点性 ・中心市街地への広域的都市機能の集積や,既 存産業における事業の高度化,多様化を促進 ・本市の中枢を担う魅力ある市街地の形成 64 都市拠点 西部都市拠点 ・JR JR本郷駅周辺や三原西部工業団地等の市街地 本郷駅周辺や三原西部工業団地等の市街地 ・市役所支所等や商業・業務,産業機能の既存集 積 ・広島空港,山陽自動車道IC ・広島空港,山陽自動車道 ICに近接する交通条件 に近接する交通条件 ・商業・業務,,居住等の基礎的な都市機能の集積や, ・商業・業務 居住等の基礎的な都市機能の集積や 新規産業の立地を促進 ・三原都市拠点の機能を補完する,良好な市街地 の形成 65 市域におけるバランスの取れた 都市機能の集積 本市の中枢を担う 魅力ある市街地の 形成 三原都市拠点の機能 を補完する,良好な 市街地の形成 66 地域拠点 地域住民の日 常生活の利便 性の向上を図る べき拠点 久井支所周辺・ 江木地区 大和 江木地区,大和 町下徳良・和木 地区を地域拠点 に位置づけ 67 地区拠点 地区住民の日 常生活の利便 性の向上を図る べき拠点 糸崎地区,須波 地区 幸崎地区 地区,幸崎地区 を地区拠点に位 置づけ 68 都市軸の設定 拠点地区相互と近隣市町を連絡し,道路,公共 交通等複数の交通施設からなる主要な動線の イメージとして都市軸を設定 広域連携軸 都市間連携軸 地域間連携軸 産業発展軸 69 広域連携軸 国土の形成を図る国 土軸とこれを補完し, 地域の集積圏の形成, 地域の集積圏の形成 地域間交流の促進, 空港・港湾等の交流 拠点への連結を図る 軸 本市の東西方向,南 北方向の物流や都市 間交流を支える基盤 国道 国道2 2号三原バイパ ス,広島中央フライト ロードの整備促進等 により強化 70 都市間連携軸 都市拠点の連絡機能を 担う軸 広域連携軸を構成する 交通施設に加え,国道 185号 185 号,JR ,JR呉線,旅客航 呉線,旅客航 路等で構成 三原都市拠点を中心とし た放射状の軸 拠点地区への機能集積 の促進や近隣市町との 連携を支える基盤 主要地方道の整備を促 進,鉄道や旅客航路等の 利便性の向上により強 化 旅客航路 71 地域間連携軸 都市間連携軸を補完し, 都市拠点と地域拠点,あ るいは地域拠点間の連 絡機能を担う軸 国道 国道486 486号,主要地方 号,主要地方 道三原東城線や生活バ ス路線等で構成 都市間連携軸と一体と なり,,都市拠点 なり 都市拠点,,地域拠点 を連絡する環状の交通 網を形成 各拠点地区への機能集 積の促進と連携強化に より,生活利便性を向上 生活バス路線の維持,利 便性の向上等により,,強 便性の向上等により 化 72 産業発展軸 地場産業の活性化, 産業の高度化及び新 産業の創出を図るな ど産業の発展に寄与 する軸 国道 国道2 2号,JR山陽本線 ,JR山陽本線,, 主要地方道瀬野川 福富本郷線等で構成 三原西バイパス 三原西バイパス( (仮 称)の整備 の整備, 整備,重要港湾 尾道糸崎港の機能強 化の促進等により,,広 化の促進等により 島空港やIC 島空港や ICへのアク へのアク セスの向上と,,物流の セスの向上と 効率化を図る 73
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