福山市が発注する土木工事等(営繕工事は除く)の 設計単価の端数調整方法及び有効桁数の考え方 (1)端数調整方法の考え方 1) 単価の決定の際に平均値を使用する場合は端数調整を行う。 2) 物価資料による場合において,1つの資料にしか掲載がない場合は端数調整は行わない。 3) 端数調整方法はすべての資材に対して同一の方法により調整を行う。 4) 小数位以下は1位までとし2位切捨てとする。 (2)有効桁数の考え方 材料単価の有効桁数は,物価資料,カタログまたは見積り書に掲載されている価格の有効桁数と整合を図るものとし, 有効桁数以外の端数は切捨てとする。掲載されている価格が複数ある場合は有効桁数の最も多いものを採用する。 ただし,有効桁数の最も多いものが2桁以下の場合には最小有効桁数は3桁とする。 (3)端数調整の例 例1)物価資料による場合① 建設物価 56.5 円/ℓ 積算資料 57.2 円/ℓ (平均値) (決定価格) 56.850 円/ℓ → (有効桁数は3桁) 56.8 円/ℓ (4桁目は切捨て) 例2)物価資料による場合② 建設物価 560 円/kg 積算資料 570 円/kg (平均値) (決定価格) 565.00 円/kg → (有効桁数は2桁) 565 円/kg (最小有効桁数である3桁とし4桁目切捨て) 例3)物価資料による場合③ 建設物価 積算資料 6.5 円/個 5.8 円/個 (平均値) 6.15 円/個 → (有効桁数は2桁) (決定価格) 6.1 円/個 (小数位2位切捨て) 例4)物価資料による場合④ 建設物価 積算資料 掲載なし 57.0 円/ℓ (平均値) 57.0 円/ℓ → (決定価格) 57.0 円/ℓ (端数調整は行わない) 例5)物価資料による場合⑤ 建設物価 15,900 円/t 積算資料 15,990 円/t (最大有効桁数は4桁) (平均値) 15,945.0 円/t → (決定価格) 15,940 円/t (有効桁数4桁とし5桁目切捨て) ※物価資料とは「建設物価」「Web建設物価」「土木コスト情報」(一般財団法人建設物価調査会発行)及び 「積算資料」「積算資料電子版」「土木施工単価」(一般財団法人経済調査会発行)のことをいう。
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