設計積算でよくある質問について(Q&A)(PDF:477KB)

2016 年 4 月 27 日更新
よくある質問Q&A
目
次
設計一般 ................................................................................ 2
Q1 物価資料(
「建設物価」、
「積算資料」
)の単価を採用する場合の単価の策定方法を教えてください。
...................................................................................... 2
土工関係 ................................................................................ 2
Q2 建設汚泥再生材は、どのように積算していますか ..................................... 2
Q3 再生砕石運搬費は従来の積上げ方式と施工パッケージ方式のどちらで積算されているのでしょうか
...................................................................................... 2
Q4 再生砕石の運搬距離等はどのように積算していますか ................................. 2
マンホール関係 .......................................................................... 2
Q5 組立マンホール設置工(市場単価)の接合材等の積算について ......................... 2
Q6 マンホール工の規格欄にある有無はなんですか ....................................... 2
Q7 組立マンホール材料の止水シールは計上していますか。 ............................... 3
Q8 薬液注入材は、懸濁型及び溶液型はどのように積算していますか ....................... 3
Q9
小口径中込材配合で使用するエアモルタル材料の起泡材は何ですか。 ................. 3
Q10
鏡切り工の規格欄に「標準入力」とありますが、どのような意味ですか。 ............. 3
Q11
推進工(小口径泥水)に計上する滑材材料のCMCは物価資料と考えてよろしいか。 ... 3
Q12
トランスの損料は豪雪地域補正有りと考えてよいか。また、雑材料の基礎価格とはトランスの基礎価
格と考えてよいか。 .................................................................... 3
管更生関係 .............................................................................. 4
Q13
札幌市が積算している管更生(自立管)の工法と管厚の求め方を教えてください。 ..... 4
Q14
管更生関連の損料の数値管理基準を教えてください。 ............................... 4
諸経費関係 .............................................................................. 4
Q15
技術管理費における土質試験費の含有量試験費の経費対象について ................... 4
最低保証関係 ............................................................................ 4
Q16
区画線最低保証は経費対象外ですか。............................................. 4
Q17
舗装切断最低保障は経費対象外ですか。........................................... 4
取付管関係 .............................................................................. 4
Q18
取付管布設および支管取付工(市場単価)の規格欄にある有無はなんですか。 ......... 4
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2016 年 4 月 27 日更新
設計一般
Q1 物価資料(
「建設物価」
、
「積算資料」
)の単価を採用する場合の単価の策定方法を教えてください。
A1 物価資料(
「建設物価」
、
「積算資料」
)に掲載されている実勢価格を平均し、単価の有効桁の大き
い方の桁を決定額の有効桁とする。ただし、大きい方の有効桁が3桁未満のときは、決定額の有効
桁は3桁とする。また、一方の資料にしか掲載のないものについては、その価格とする。
〈例〉1)単価の有効桁数の大きい方を有効桁とする場合
建設物価 13,500 円(有効桁3桁) 積算資料 14,000 円(有効桁2桁)
平均額 13,750 円
決定額 13,700 円(有効桁3桁、4桁以降切り捨て)
〈例〉2)単価の有効桁数が3桁未満のために3桁を有効桁とする場合
建設物価 160 円(有効桁2桁) 積算資料 170 円(有効桁2桁)
平均額 165 円
決定額 165 円(最小有効桁3桁、4桁以降切り捨て)
※〈例〉1)2)を一つの単価とする場合は13,700円+165円=13,865円 決定額 13,865円
土工関係
Q2 建設汚泥再生材は、どのように積算していますか
A2 建設汚泥再生材は、施工条件明示書に記載されている施設のうち運搬費と材料費の合計が一番経
済的なところで計上しております。
Q3
再生砕石運搬費は従来の積上げ方式と施工パッケージ方式のどちらで積算されているのでしょ
うか
A3 平成 27 年度 札幌市下水道管路工事積算基準のとおり【国土交通省】
「土木工事標準積算基準書
(共通編)
」第Ⅱ編共通工 第 1 章 土工 2 土工により施工パッケージ方式で積算しています。
(土
砂等運搬)
Q4 再生砕石の運搬距離等はどのように積算していますか
A4
施工条件明示書に記載されている施設から運搬費と材料費の合計が一番経済的になるように計
上しています。
マンホール関係
Q5 組立マンホール設置工(市場単価)の接合材等の積算について
A5 市場単価を適用する組立マンホール設置工には、接着材、接合材及び器具損料費が含まれること
から、直立管・継足管ともに止水シールを含まない単価となっています。
Q6 マンホール工の規格欄にある有無はなんですか
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2016 年 4 月 27 日更新
A6 有無について以下にまとめました。
① 組立マンホール設置工の施工規模が4個所以上の場合:1個目の有無は時間的制約を受ける場
合の補正有無 2個目の有無は夜間作業の補正有無
② 組立マンホール設置工の施工規模が4個所未満の場合:夜間作業の補正有無
③ マンホール底部工の規格欄:基礎砕石有無
Q7 組立マンホール材料の止水シールは計上していますか。
A7 市場単価の場合、下水道用設計標準歩掛表の組立マンホール設置工A-12-9
2.市場単価の構成と
範囲(注4)ブロック据付に関わる接着剤、接合剤および器具損料費は含む。とあるように設置手
間に含んでいますので、材料費には計上していません。
地盤改良関係
Q8 薬液注入材は、懸濁型及び溶液型はどのように積算していますか
A8
懸濁型は、【積算資料】懸濁型アルカリ系無機タイプ(瞬結、中結)と【建設物価】懸濁型無機
瞬結タイプの平均
溶液型は、【積算資料】溶液型アルカリ系無機タイプ(瞬結、中結)と【建設物価】溶液型無機
瞬結タイプの平均で積算しております。
推進関係
Q9
小口径中込材配合で使用するエアモルタル材料の起泡材は何ですか。
A9
アルミ粉を使用しています。
Q10 鏡切り工の規格欄に「標準入力」とありますが、どのような意味ですか。
A10 「標準入力」とは、鏡切り延長が下水道用設計標準歩掛表に記載のある数値が入力されている
ことを意味します。
Q11 推進工(小口径泥水)に計上する滑材材料のCMCは物価資料と考えてよろしいか。
A11 物価資料の単価を使用しています。
Q12 トランスの損料は豪雪地域補正有りと考えてよいか。また、雑材料の基礎価格とはトランスの
基礎価格と考えてよいか。
A12 トランスの損料は豪雪地域補正有りとなります。札幌市下水道管路工事積算基準 16 仮設電力
設備工のとおり、トランスの基礎価格は建設機械等損料表北海道補正版によるもので、雑材料の
基礎価格は、設置するトランスの基礎価格となります。
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2016 年 4 月 27 日更新
管更生関係
Q13 札幌市が積算している管更生(自立管)の工法と管厚の求め方を教えてください。
A13
積算上の工法は、本市が公表している「管更生材単価一覧表(自立管・小口径)」から選定し
ております。また、更生管厚は「管きょ更生工法における設計・施工管理ガイドライン(案)平
成 23 年 12 月 公益社団法人 日本下水道協会」
に記載されている方法により算出しております。
Q14 管更生関連の損料の数値管理基準を教えてください。
A14 よく質問のある損料3点について説明します。以下のように計算しております。
(別紙資料参照、計算例の基礎価格等は参考)
軸流ファン
工事用水中ポンプ
超高圧洗浄車
例1
例2
諸経費関係
Q15 技術管理費における土質試験費の含有量試験費の経費対象について
A15 経費の対象としております。
最低保証関係
Q16 区画線最低保証は経費対象外ですか。
A16 区画線最低保証は経費対象です。
Q17 舗装切断最低保障は経費対象外ですか。
A17 舗装切断最低保障は経費対象です。
取付管関係
Q18 取付管布設および支管取付工(市場単価)の規格欄にある有無はなんですか。
A18 有無について以下にまとめました。
1個目の有無は時間的制約を受ける場合の補正有無
2個目の有無は夜間作業の補正有無
3個目の有無は取付管長 3m未満の場合の補正有無
4個目の有無は取付管長 5m以上 12m未満の補正有無
5個目の有無は本管材質コンクリート製・陶製の補正有無
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2016 年 4 月 27 日更新
例1
例 軸流ファン 定風量型 規格50/60m3/min
札幌市
計算式(解説)
計算式
丸め
基礎価格
数値
87,000
残存率
0.07
標準使用年数
11.5
維持修理費率(%)
60
年間管理費率(%)
7
年間標準運転時間
-
年間標準運転日数
130
年間標準供用日数
190
運転日当り運転時間
-
供用日当り運転時間
0.68
0.5×(1-残存率)+維持修理費率
=712.3×10-6≒712×10-6
運転時間(日)当り損料率
標準使用年数×年間標準運転時間(日)
運転時間(日)あたり損料
供用日当り損料率
供用日当り損料
豪雪補正後供用日当り損料
豪雪補正後運転時間当たり換算損料
87,000×(712×10-6)
=61.94≒61.9
基礎価格×運転日あたり損料率
0.5×(1-残存率)
+年間管理費率
標準使用年数
年間標準供用日数
=581.2×10-6≒581×10-6
少数7ケタ四捨五入
少数6ケタ表示
712×10-6
有効数字4ケタ四捨五入
有効数字3ケタ表示
61.9
少数7ケタ四捨五入
少数6ケタ表示
581×10-6
基礎価格×運転日あたり損料率
87,000×(581×10-6)=50.547≒50.5
有効数字4ケタ四捨五入
有効数字3ケタ表示
50.5
供用日当り損料×1.15
50.5×1.15=58.075≒58.1
有効数字4ケタ四捨五入
有効数字3ケタ表示
58.1
有効数字4ケタ四捨五入
有効数字3ケタ表示
147
豪雪補正後供用日当り損料
運転時間当たり損料+
供用日当り運転時間
=147.3≒147
例2
例 超高圧洗浄車 4t 147kw
札幌市
計算式(解説)
計算式
丸め
基礎価格
数値
21,200,000
残存率
0.1
標準使用年数
7
維持修理費率(%)
30
年間管理費率(%)
6
年間標準運転時間
550
年間標準運転日数
120
年間標準供用日数
160
運転日当り運転時間
4.6
供用日当り運転時間
3.4
0.5×(1-残存率)+維持修理費率
=194.8×10-6≒195×10-6
運転時間(日)当り損料率
標準使用年数×年間標準運転時間(日)
運転時間(日)あたり損料
供用日当り損料率
供用日当り損料
豪雪補正後供用日当り損料
豪雪補正後運転時間当たり換算損料
21,200,000×(195×10-6)
=4134≒4130
基礎価格×運転日あたり損料率
0.5×(1-残存率)
+年間管理費率
標準使用年数
年間標準供用日数
=776.7×10-6≒777×10-6
少数7ケタ四捨五入
少数6ケタ表示
195×10-6
有効数字4ケタ四捨五入
有効数字3ケタ表示
4,130
少数7ケタ四捨五入
少数6ケタ表示
777×10-6
基礎価格×運転日あたり損料率
21,200,000×(777×10-6)
=16,472.4≒16,472.4
少数7ケタ四捨五入
少数6ケタ表示
16,472.4
供用日当り損料×1.15
16,472.4×1.15=18,943≒18,900
有効数字4ケタ四捨五入
有効数字3ケタ表示
18,900
有効数字4ケタ四捨五入
有効数字3ケタ表示
9,690
豪雪補正後供用日当り損料
運転時間当たり損料+
供用日当り運転時間
=9688≒9690
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