平成18年度 - 日本消化器がん検診学会

104
委員会報告
平成18年度消化器がん検診全国集計
Ⅰ.胃がん検診全国集計
Ⅱ.大腸がん検診全国集計
Ⅲ.食道がん検診および肝胆膵検診全国集計
日本消化器がん検診学会全国集計委員会
北川
晋二,宮川
国久,宇都宮
齋藤
洋子,瀬川
昻生,長田
藤井
久男,
田
尚,小川
眞広,
裕典,平田
一郎,
徹
2.撮影方法
はじめに
胃X線撮影法について検診機関数を
母にして
全国集計委員会が担当する全国集計は,今回で
みると,撮影枚数は間接がん検診では6枚が0.4%
その24回目にあたる。平成18年度の調査は昨年度
で,7枚が34.0%,8枚以上が63.7%で,増加傾
と同様に,調査票を送付する方法に加え,コンピ
向を示し,学会の勧告した標準枚数がかなり定着
ューター入力用プログラムを送付しフロッピーデ
していると
ィスクにて回答を求める方法も行った。
バリウムを用いている施設は,間接がん検診で
えられた(図2−a)。200%以上の
68.4%,直接がん検診で75.1%を占めていた(図
Ⅰ
2−b)。バリウムの量は間接がん検診,直接がん
胃がん検診全国集計成績
1.胃がん検診全国集計対象機関の区
と機関別
われており,
少量の高濃度バリウムで検査する施設が増加して
受診者
検診機関を区
検診とも,131∼150ml が最も多く
別にみると,検診の統計をよく
行っているⅠ群の割合は,間接がん検診機関では
259ヵ所中222ヵ所
(85.7%)
,
直接がん検診では221
ヵ所中177ヵ所(80.1%)であった(表1)
。
いた(図2−c)。バリウムの濃度と量の関係を図
2−dに示すが,負の相関を示した。
撮影者については,間接がん検診では,医師が
撮影する機関は0.4%,技師が行う機関は96.9%,
数は,5,789,607人で,発
両者で撮影するもの0.8%であった。直接がん検診
見胃癌の実数は5,743例(0.099%)であった。精
では医師が2.7%,技師は88.2%,両者が7.7%で
検受診率を100%とした場合の推定発見胃癌数
あった(図2−e)。
平成18年度の受診者
8,307例(0.143%)であった(表2)
。
胃がん検診の受診者
数の年次別推移をみる
と,図1に示すように平成18年度の受診者
前年度と比べ約11万人,1.9%減少した。
数は,
3.読影状況
読影状況についてみると,ダブルチェックを行
っていない機関が間接がん検診で6.9%,直接がん
検診で18.1%あった(図3−a)。認定医の有無に
ついてみると,間接がん検診を行っている検診機
105
図
表
胃がん検診全国集計対象機関の区
表
対象機関別受診者数と発見胃癌数
(平成 年度,男女計,間接,直接の合計)
胃がん検診の年度別集計対象数の推移(昭和
関では63.3%,直接がん検診の機関では,56.1%
に認定医がいるという状況であった(図3−b)。
(平成 年度)
年度∼平成 年度学会による全国集計)
4.精検以後の管理
精検以後の管理の方法について,間接がん検診
の場合について述べると,精検の実施方法では,
110
図
表
地域・職域検診別の検診成績
(Ⅰ,Ⅱ群,間接がん検診,男女合計,平成 年度)
表
間接・直接がん検診別の検診成績
(Ⅰ,Ⅱ群,男女合計,平成 年度)
性・年齢階級別受診者数(平成 年度)
(地域,職域,直接・間接合計)
111
表
性・年齢別胃がん検診全国集計成績―男性―直接・間接,地域職域検診合計(平成 年度)
表
性・年齢別胃がん検診全国集計成績―女性―直接・間接,地域職域検診合計(平成 年度)
図
地域検診の年齢階級別受診者数(平成
年度)
(直接・間接,男女合計)
者が48.2%を占めていた。地域検診と職域検診と
検受診率を比較してみると,各々82.7%と52.9%
の要精検率を比較すると,地域検診で10.2%,職
であり,両者に著しい差が認められ,職域検診の
域検診8.1%と,その差は少なかったのに対し,精
一次検診後の管理に依然として不備が感じられ
112
図
職域検診の年齢階級別受診者数(平成
表
表
年度)
(直接・間接,男女合計)
発見疾患とその頻度(年次別推移)
(男女計)
治療の種類(平成
年度)
表
手術の種類(平成 年度)
た。その結果,後述する職域検診での39歳以下の
若年受診者の占める割合が多いこととあいまっ
113
表
表
根治度(平成
年度)
表
癌病巣の数(平成
表
発見胃癌の占居部位Ⅱ(平成 年度)
表
発見胃癌の大きさ(平成 年度)
年度)
発見胃癌の占居部位Ⅰ(平成
年度)
6.性・年齢階級別受診者数および疾患発見率
直接,間接,地域,職域がん検診を合計した性・
年齢階級別の受診者数を図5に示した。男の
布
は女に比べ若年者が多かった。胃癌発見率は男で
0.137%,女で0.065%,男が女の2倍以上の発見
て,職域検診での胃癌発見率は0.039%と,地域検
率であった。胃ポリープは男が0.76%,女が1.40
診の0.166%の4
の1未満であった(表3)
。ま
%で,逆に女の方が1.8倍発見率は高かった。胃潰
た間接がん検診について,地域と職域検診別に検
瘍は男が1.01%,女が0.42%で,男が2.4倍であっ
討したものを表4に示した。
た(表6,7)。
間接がん検診と直接がん検診を比較すると,受
39歳以下の受診者は男女あわせて約53万人お
診者数は直接がん検診が1,505,203人,
間接がん検
り,これは全受診者数の10.0%を占めていた。こ
診は4,284,404人であり,直接がん検診の2.8倍で
れを地域と職域検診に
あった(表5)。要精検率は間接がん検診が9.0%,
は39歳以下は男女あわせて2.0%であった。一方,
直接がん検診が9.1%と直接がん検診がやや高く,
職域検診では39歳以下が18.3%と,若年層受診者
精検受診率は間接がん検診が72.3%,直接がん検
の占める頻度は地域検診に比べ,9.2倍高かった
診が58.7%と間接がん検診が高くなっており,胃
(図6,7)。
けてみると,地域検診で
癌発見率は間接がん検診が0.111%,
直接がん検診
が0.065%と間接がん検診が高かった。
7.発見疾患の年次推移
表8は各胃疾患の発見率の年度別推移を表した
ものである。受診者
数(C)は,性別,5歳階
114
表
表
Stage
切除胃癌の深達度別頻度(平成
類(平成
年度)
年度)
表
肉眼
類(平成 年度)
表
O 型(表在型)の亜
類(平成 年度)
級別に各疾患の発見数と頻度が算出可能なものを
母として算出した。表のうち,Aは発見実数,
Bは要精検者が全員精検を受診した場合の推定患
者数で,B╱Cは推定発見率である。平成18年度
の推定発見率は,胃癌0.14%,胃ポリープ1.49%,
胃潰瘍1.02%であった。年度別の変化をみると胃
癌の発見率はほぼ一定であったが,胃潰瘍は漸減
を示した。
8.発見胃癌患者の追跡調査
1)手術成績
集計個票が全国集計委員会に送られてきた発見
胃癌の治療の種類をみると,
外科手術は4,170例中
2,645例(63.4%)
,腹腔鏡下手術は404例
(9.7%),
内視鏡的治療は980例
(23.5%)
に施行されていた。
例中346例(8.4%)を占めていた(表12)。
腹腔鏡下手術や内視鏡的治療の頻度は年々増加し
2)占居部位
ていた(表9)。手術の種類では2,980例中2,953例
発見胃癌のUML区
でみた占居部位は,Uが
(99.1%)に切除術が施行され,根治度Aの切除
21.2%,Mが46.3%,Lが31.2%であった(表13)。
は82.3%を占めていた
(表10,11)
。多発癌は ,108
壁在性でみると小彎が36.6%で最も多く,次いで
115
図
表
発見胃癌例の検診受診歴と早期癌の頻度(平成
内視鏡胃がん検診の全国集計成績
(平成 年度)
年度)
表
(平成 年度)
表
表
大腸がん検診の対象(重複回答)
大腸がん検診の Screening の方法
(平成 年度)
大腸がん検診全国集計対象機関の区
(平成 年度)
3)大きさ
長径1㎝以下の小胃癌が13.7%,1.1∼2.0㎝が
26.3%で,あわせて40.0%であった(表15)。
4)切除胃癌の深達度別割合
切除胃癌の深達度別頻度をみると,M癌が43.5
%,SM癌が27.8%,あわせて71.3%であり,検
後壁が25.1%で,前年度とほぼ同様な傾向がみら
診発見胃癌の2╱3以上は早期癌であった(表
れた(表14)。
16)。
116
表
図
大腸がん検診成績(男女計,平成
大腸がん検診受診者数の年齢階級別
(地域,職域,個人,男女計,平成
5)Stage
年度)
布
年度,
類
Stage ⅠAは64.5%と過半数を占めており,
。
Stage Ⅳは4.5%であった(表17)
6)肉眼 類
数 ,
,
名)
ち19.9%を占め,1年前受診例,即ち2年連続受
診で発見されたものが58.7%を占めた(図8)。
各受診歴別に胃癌に占める早期胃癌の割合をみ
ると,初回発見例が63.7%で,一年前,二年前,
0型(表在型)が71.1%と最も多く,そのうち
三年前,四年以上前受診群の早期胃癌の割合は
Ⅱ c 型が54.2%と過半数を占めた。
4型は2.6%で
各々74.1%,69.8%,62.3%,73.6%であった。
あった(表18,19)
。
一年前に受診歴のある例では,受診歴のない例お
7)発見胃癌例の集検受診前歴
よび3年前に受診歴のある例に対して,統計学的
受診前歴の記載された胃癌3,604例について,
集
検受診歴区
でみると,初回発見例が全胃癌のう
有意差をもって,早期癌を高率に認めた(図8)。
117
図
大腸がん検診の要精検率および精検受診率
(地域,職域,個人,男女計,平成 年度)
図
大腸がん検診の大腸癌発見率
(地域,職域,個人,男女計,平成
年度)
ながん検診成績の回答は求めず,前年度と同様簡
9.内視鏡胃がん検診の全国集計成績
一次スクリーニングとして内視鏡を用いた,い
単な集計にとどめた。対象も前年度と同様に,年
わゆる内視鏡胃がん検診は,X線撮影法による胃
間500人以上の内視鏡胃がん検診を施行した機関
がん検診のような受診者の性年齢区
のみに限定した。このような条件で集計すると,
をした詳細
118
図
大腸がん検診における大腸ポリープ(腺腫)および非腺腫性ポリープの発見率
(地域,職域,個人,男女計,平成 年度)
表
大腸がん検診全国集計成績―男性―地域・職域,個人検診合計(平成 年度)
内視鏡がん検診の受診者
数は179,386人,
発見胃
%,個人検診は24.0%で行われていた。
癌439例(発見率0.24%)
,
うち早期癌は262例
(59.7
%)を占めた。発見率は高率であった(表20)
。
2.大腸検診の実施方法
大腸検診のスクリーニングの方法は,検
Ⅱ
大腸がん検診全国集計
平成18年度に実施された大腸がん検診の全国集
けによるものが50.2%,検
法だ
法に問診を加えた方
法が57.0%であった(表23)。
計調査に回答を寄せた機関は221ヵ所で,
検診の統
計をよく行っているⅠ群の割合は83.7%であった
3.大腸検診の成績
(表21)。
平成18年度に行われた全国の男女合計の受診者
1.大腸検診の受診対象
数は4,221,063人で前年度に比べ約16万人(3.8
大腸検診の受診対象は表22に示すように重複回
答であるが,地域検診は83.7%,職域検診は74.2
%)増加していた。大腸癌発見数は5,970例(0.141
%)であった。対象区
別にみると大腸癌の発見
119
表
大腸がん検診全国集計成績―女性―地域・職域,個人検診合計(平成 年度)
表
地域大腸がん検診全国集計成績―男性―
(平成
年度)
表
地域大腸がん検診全国集計成績―女性―
(平成
年度)
率は地域検診0.208%,職域検診0.045%,個人検
た。39歳以下は7.9%,また70歳以上は20.7%を占
診0.123%であった(表24)
。
めた(図9)。要精検率をみると,ほぼ加齢に伴っ
地域,職域,個人検診のうち,年齢が5歳階級
別に報告された男女合計3,640,421人について年
齢別頻度を検討すると,受診者数の年齢
布は50
歳代と60歳代があわせて51.7%と過半数を占め
て上昇していた。精検受診率は,胃がん検診に比
較して低い傾向がみられた(図10)。
大腸癌発見率は加齢とともに上昇していた。と
くに,70歳代の発見率は,全年齢層の平
の1.9倍
120
表
検診発見大腸癌の受診前歴
(男女計,平成 年度)
表
治療の方法
(男女計,平成
年度)
手術の種類
(男女計,平成
年度)
表
表
癌病巣の数
(男女計,平成 年度)
表
癌病巣の部位
(男女計,平成 年度)
表
肉眼
類
(男女計,平成 年度)
であった(図11)
。大腸腺腫の発見率は1.2%で,
これは大腸癌の8.8倍の頻度であり,
発見率は加齢
とともに上昇していた。非腺腫性ポリープの発見
率は0.28%で,大腸癌の2.0倍の発見率であった
(図12)。
性・年齢階級別の大腸がん検診全国集計成績を
表25,26に示した。受診者のピークは男女とも50
地域住民を対象とした大腸がん検診の全国集計
歳代後半であった。大腸癌発見率は男0.184%,女
成績を,表27,28に示した。受診者のピークは男
0.123%であった。
女とも60歳代後半であった。大腸癌発見率は男
121
表
O 型(表在型)の肉眼 類
(男女計,平成 年度)
表
表
大腸癌の環周度
(男女計,平成 年度)
大腸癌の Stage
類
(男女計,平成 年度)
表
大腸癌の大きさ(長径)
(男女計,平成
年度)
表
大腸癌の深達度
(男女計,平成 年度)
0.320%,女0.149%と高率であった。
4.発見大腸癌の追跡調査成績
1)集計個票の送られてきたがん検診発見大腸癌
のうち,30.8%は初回受診者,47.9%は1年前受
診者であった(表29)
。
2)治療の方法
外科手術は1,878例(41.3%)
,腹腔鏡下手術は
3)手術の種類
493例(10.8%),内視鏡的ポリペクトミーは1,157
手術のうち,結腸切除術が1,601例(71.1%),
例(25.5%),内視鏡的粘膜切除(含:粘膜下層剥
直腸切除術が534例(23.7%),人工肛門を造設し
離術)は930例(20.5%)に行われた(表30)
。
た直腸切断術は75例(3.3%)であった(表31)。
122
表
表
表
大腸癌の Dukes 類
(男女計,平成 年度)
転移の有無
(男女計,平成
表
食道がん検診の全国集計成績(平成 年度)
表
肝胆膵検診の全国集計成績(平成 年度)
年度)
大腸癌の組織型 類
(男女計,平成 年度)
(27.3%)と多く,4型は11例(0.2%)のみであ
4)癌病巣の数
単発は4,119例(93.9%)
,多発は271例(6.1%)
った(表34,35)。
7)大きさと環周度
であった(表32)
。
直径1.0㎝以下のもの962例(23.7%),1.1∼2.0
5)占居部位
発見大腸癌の占居部位は4,512例中,
最も多いの
㎝が1,376例(33.9%)と2 cm 以下が過半数を占
がS状結腸で1,365例(30.2%)
,ついで直 腸 の
めた(表36)。環周度は1╱3以下が2,469例(69.4
1,059例(23.5%)であり(表33)
,両者で過半数
%)で2╱3を占め,全周性が205例(5.8%)に
を占めた。
認められた(表37)。
6)大腸癌の肉眼
類
8)Stage
類
そのうちⅠsp型が916例(33.0%)で,Ⅱ c 型は
Stage 0と Stage Ⅰで2,375例(66.3%)と約2
╱3を占めた。Stage Ⅳは124例(3.5%)であった
59例(2.1%)のみであった。また2型が1,216例
(表38)。
0型が2,784例(62.6%)と最も多くみられた。
123
9)深達度
(0.015%)が発見された(表44)。
類
Mは1,975例(44.9%)
,SM は893例(20.3%)
であり,合計で65.2%と早期癌が全体の2╱3を
Ⅳ まとめ
占めた。進行癌を深達度別にみると,M P478例
(10.9%),SS776例(17.7%)
,SE
(A)235例(5.4
平成18年度の消化器がん検診全国集計について
要約すると以下のようになる。
%),SI(AI)33例(0.8%)であった(表39)
。
(1)胃 が ん 検 診 に つ い て は,受 診 者
10)Dukes
5,789,607人で,前年度比−1.9%,約11万人の減
類
Dukes Aは2,403例(70.6%)であった(表40)。
11)転移の有無
リンパ節転移ありは3,303例中630例(19.1%)
数が
少,発見胃癌は5,743例(発見率0.099%)であっ
た。地域検診は,全体の48.2%の約267万人であっ
た。
であった。遠隔転移ありは3,409例中102例
(3.0%)
(2)大腸がん検診は全国で4,221,063人,前年度
であった(表41)
。
比+3.8%,約16万人の増加,発見大腸癌5,970例
12)組織型
(発見率0.141%)であった。
類
病理組織検査を行った3,963例中,
高
化管状腺
癌が2,311例(58.3%)で最も多く,ついで,中
化管状腺癌が821例(20.7%)であった(表42)
。
なお,アンケートの回答をおよせいただいた全
国の検診機関,および学会の役職員や事務局の
方々,各県の全国集計協力委員,認定医の先生方
Ⅲ
食道がん検診および肝胆膵検診全国集計
の絶大な協力に対して厚く御礼申し上げます。
1.食道がん検診
食道がん検診の受診者
数は745,227人であっ
Ⅴ 補足「各支部・都道府県別検診成績」
た。また,発見食道癌は72例
(0.01%)
,食道ポリ
表45(次頁)
ープ884例(0.12%)
,食道炎6,261例(0.84%)で
今回も,学会誌の「委員会報告」に,各支部と
都道府県別の検診成績を載せています。各支部お
あった(表43)。
よび,都道府県によるバラツキが明瞭と思います。
集計数「0」の県は,本集計に,全く協力いただ
2.肝胆膵検診
肝胆膵検診の受診者
数は975,992人であった。
いていないという現況で,全国の対がん協会発表
発見疾患は,脂肪肝18.1%,肝嚢胞10.6%,胆嚢
の数値より低い県と併せて,本集計作業の問題点
ポリープ10.3%,胆石症3.1%であり,少数例では
が残されていると思います。今後,できるだけ多
あるが肝
変症409例(0.04%)
,原発性肝癌79例
くの施設のご協力を得て,さらに精度の高い集計
(0.008%),転移性肝癌28例(0.003%)
,胆嚢癌
をしたいと思っておりますので,よろしくお願い
25例(0.003%),膵癌71例(0.007%)
,腎癌142例
いたします。
124
表
125
126
127