第76期 中間報告書 「株主のみなさまへ」(平成20年4月1 - あおぞら銀行

株主のみなさまへ
第
76 期
中間報告書
平成20年4月1日から平成20年9月30日まで
証券コード:8304
財 務 ハ イライト
Financial Highlights
連結粗利益と連結中間(当期)純利益
(億円)
粗利益
1,600
資金利益
1,200
総資産と貸出残高
(億円)
中間(当期)純利益
72,591
1,144
68,035
60,000
815
547
449
59
平成20年3月末
平成20年9月末
20,000
△280
平成20年3月期
開示債権比率
3,000
平成19年3月末
資本の状況(連結)
保全率 (%)
89.4
96.8
0
平成20年9月期
開示債権残高と開示債権比率、保全率(単体)
開示債権残高
42,604
364 321
0
平成19年3月期
42,845
36,846
40,000
398
400
(億円)
貸出残高
65,440
800
△400
総資産
80,000
100
(億円)
リスクアセット
自己資本
80
1,800
49,714
45,666
14.29
49,288
14.71
13.65
40,000
1,200
600
0
987
330
399
0.96
0.99
平成19年3月末
平成20年3月末
10
20,000
5
7,146 7,897
2.47
0
日本格付研究所(JCR)
長期格付
0
平成19年3月末
A
格付投資情報センター(R&I) A−
(平成20年11月14日現在)
本誌における財務数値の記載金額については、単位未満を切捨てています。(ただし、財務ハイライトにおけるグラフ内は四捨五入しています。)
1
15
40
20
平成20年9月末
20
15.23
15.64
60,000
60
自己資本比率 (%)
TierⅠ比率
17.29
85.4
2,400
TierⅠ資本
80,000
7,109 7,575
平成20年3月末
6,730 7,250
平成20年9月末
Moody's
A3
Standard & Poor's
A−
Fitch Ratings
A−
0
トップメッセ ー ジ
Top Message
皆さまには平素より格別のお引き立てを賜り、誠にあ
りがとうございます。
よって競争力を高めてまいります。また、バランスシー
ト上のリスクを軽減し、業務の効率化に努め、今後のビ
ジネスを展開してまいります。長年にわたる地域金融機
平成21年3月期中間期は、昨年来の国際金融市場の混
関のお客さまとの深いお取引に象徴されるように、全方
乱がいっそう深刻化し、全世界の金融機関は大きな損失
位的な業務展開ではなく、法人・個人のお客さまの個別の
を計上するとともに、それぞれの資本力が試される展開
ニーズに合わせたソリューションを提案してまいります。
となりました。当行もこうした影響を免れることは出来
ず、連結ベースで355億円の経常損失、中間純利益は
そして、中核ビジネスを強化するとともに、強固な財
280億円の損失と、大変厳しい決算となりました。しか
務体力を維持し、企業価値の増大を図りながら、公的資
しながら、今期の損失計上は、GMAC関連投資、CDO投
金を返済していく方針です。出来るだけ早く、持続可能
資、ヘッジファンド投資、リーマンブラザーズ向け与信
な収益力を取り戻すべく、11月には、組織と経営陣の見
といった4つの非中核業務の保有資産に対して、潜在的な
直しを行いました。また、リスク管理や積極的なディス
将来損失を最小に抑えるために、減損処理等を実施した
クロージャー、経営の健全性、業務運営基盤の構築もさ
ためであり、中核ビジネスである貸出業務は、当期の厳
らに強化・推進してまいります。
しい市場環境においても堅調に推移しました。
これらの改革は、株主の皆さま、お客さま、従業員等
TierⅠ比率は平成20年9月末時点で14.71%と、引き
続き邦銀最高水準を維持しており、厳しい状況が継続す
のステークホルダーの皆さまとの間で築き上げた信頼関
係が基盤となることは申し上げるまでもありません。
ると想定される金融市場や経済環境にも十分対応できる
当行経営陣を代表し、皆さまのご支援に心より感謝申
と考えております。11月17日から実施している自己株
し上げますとともに、なお一層のご指導を賜りますよう
式(普通株式)の取得は、このような強固な自己資本の
お願い申し上げます。
反映であり、当行が株主価値の増大を推進する方法のひ
平成20年12月
とつでもあります。
当行は引き続き、スペシャライズド・レンディング、
特に不動産ノンリコースファイナンスやスペシャルファ
イナンスにおける豊富な経験とスキルを活用することに
代表取締役社長兼最高経営責任者(CEO)
フェデリコ J. サカサ
2
経営 の健全化に向けて
New Business Revitalization Plan
業務改善命令への対応
当行は、再民営化以降、平成19年3月期まで「経営の健
全化のための計画(以下、経営健全化計画)」に掲げる収益
目標を毎期達成してまいりました。その結果、剰余金の積
り、誠に遺憾ながら収益実績が経営健全化計画の計画値を
大きく下回ることになりました。
この結果、平成20年7月25日、金融庁より、金融機能の
み上げによる強固な財務・資本基盤を再構築するとともに、
早期健全化のための緊急措置に関する法律第20条第2項およ
十分な流動性を確保し、株価等の条件が整えば、直ちに残
び銀行法第26条第1項に基づき、業務改善命令を受けました。
る公的資金を全額返済できる状況にあります。
国際金融市場の混乱はいまだに収束せず、国内外の実体
しかしながら平成20年3月期は、米国サブプライムロー
経済にも大きな影響を及ぼすようになりました。このよう
ン問題の影響を受け、CDOポートフォリオに減損処理等に
な厳しい環境下ではありますが、当行はかかる処分を受け
よる損失が発生したことに加え、FIM LLC(GMAC LLCの
ましたことを真摯に受け止め、持続的な収益基盤の構築を
51%を所有)への投資に係る引当金を計上したこと等によ
通じ、経営基盤の強化に全力で取り組んでまいります。
経営の健全化のための計画
業務改善命令を受け、金融庁に提出した業務改善計画の
■ 単体
(単位:億円)
平成20/3期 平成21/3期 平成22/3期 平成23/3期 平成24/3期
実績
計画
計画
計画
計画
内容を盛り込んだ「経営健全化計画」は平成20年10月3
日に公表されました。
業務粗利益
440
1,055
1,165
1,250
1,335
経費
461
470
485
500
515
で持続的な収益を生み出し、当行の価値を高めていくため
実質業務純益(注1)
△22
585
680
750
820
に、バランスシートをより効率的に使いながら、特にスト
与信関係費用(注2)
△74
170
195
210
210
ラクチャードファイナンスへの取り組みを中心に、日本に
株式等関係損益
△63
△235
0
0
0
△251
140
425
520
590
35
106
186
262
309
同計画において、当行は顧客取引を基盤とした予測可能
おける顧客基盤を拡大することに注力していく方針を明確
にしております。
また、公的資金の返済を経営の最重要課題と位置づけて
おり、関係当局の承認を前提に、株価等の条件が整い次第、
直ちに優先株式全株の取得・消却を行う方針に変更はあり
ません。
3
経常利益
当期純利益
(注1)実質業務純益は、一般貸倒引当金繰入前の業務純益
(注2)与信関係費用は、一般貸倒引当金繰入額+不良債権処理損失額
トピックス
Topics
ロイヤル・バンク・オブ・カナダとの
業務提携
平成20年4月、ロイヤル・バンク・オブ・カナダ
自己株式(普通株式)の
取得について
平成20年11月17日より、自己株式(普通株式)
との間で、公共サービスの民間開放ビジネスについて
について165百万株(発行済普通株式の10%)また
の業務提携を行いました。具体的には、海外の先進的
は200億円を上限に、取得を実施しています。取得
なインフラストラクチャーファイナンスのノウハウを
期間は1年間です。本件は、再民営化に際して注入を
吸収し、当行のアドバイザリー機能を強化するために、
受けた第五回優先株式に関する潜在株式対策として、
本年8月に先方から人材を受け入れて国内マーケティ
普通株式を取得し、金庫株式として保有するものです。
ング活動を開始しており、今後は当行からも人材を派
当行は、引き続き公的資金の返済を経営の最優先課題
遣する予定です。同時に、海外インフラファイナンス
と位置づけています。今回の自己株式の取得は、株主
の技術的なノウハウ獲得と案件ソーシングネットワー
価値の増大を推進するひとつの方法であり、資本の有
ク構築等についての検討も進めています。
効活用にもつながると考えています。
八千代銀行との事業再生ファンド
設立について
平成20年9月、当行およびあおぞら債権回収株式
会社は、住友信託銀行株式会社との包括的業務提携の
一環として、株式会社八千代銀行と、同行取引先を対
象とした事業再生ファンド設立について基本合意しま
した。具体的には、地域金融機関との協働を通じて培
われた当行グループの事業再生ノウハウと住友信託銀
行グループの有する総合機能を活用し、地域の中小事
業者に対し、事業・財務両面からの再生支援を提供し
ていきます。
4
事業の状況
Segment Review
◆ 事業法人営業
国内事業法人のお客さま向けに貸出、各種ファイナンス、デリバ
ティブ、預金等を提供しています。お客さまの多様なニーズに迅速
に対応し、「ユニークで存在感のある銀行」を目指しています。新
たなお客さまとのお取引拡大とともに、既にお取引のあるお客さま
へのサービス向上を通じてお取引基盤を拡充していきます。また、
他社にはない各種デリバティブ・ファイナンスの提供等により、収
◆ 貸出・預金
◆ シンジケートローン
◆ デリバティブ商品
◆ 債権流動化
◆ その他(私募債、受託業務)
益性のさらなる向上を図ります。
◆ 投資銀行業務
当行は、不動産ファイナンス等の投資銀行業務を最も成長率・
収益性が高い分野と位置づけ、従来より重点的に人材を投入し、
注力してきました。当行の強みは豊富な経験とノウハウ・専門性
を有する業界トップクラスのプレーヤーにあります。加えて、業
界でのネットワークを活かした効率的な案件発掘能力、厳格な与
信審査プロセスおよびリスク分析能力、リスクテイクを可能とす
る強い資本基盤等のアドバンテージを有し、現在では各分野で主
要プレーヤーとしての地位を確立しています。なお、海外向け投
融資については、マーケット環境を勘案し特に限定的な運営とし
ています。
5
◆ 不動産ファイナンス
◆ スペシャルファイナンス
◆ アセットファイナンス
◆ レバレッジファイナンス
◆ プライベートエクイティ
◆ 海外投融資
◆ 金融法人営業
「金融法人のお客さまの期待にお応えできる金融機関」を目指し、
オリジナリティのある多彩な運用商品の提供や高度化・多様化する
経営課題解決のお手伝いを積極的に行っています。地域金融機関の
お客さまの“戦略パートナー”として、地域金融機関のお客さまが
持つネットワークと個別業務分野における当行の強みを融合し、相
互に機能補完する独自のビジネスモデルの展開を目指しています。
◆ 多彩な運用商品
金融債・デリバティブ商品、ローン関連商品、
証券化商品、投資信託、金融商品仲介業務
◆ 経営課題の解決策
資産の健全化、事業再生ビジネス、ポートフォリオ構築
◆ お取引先企業への共同提案
デリバティブ商品、シンジケートローン共同アレンジ、
各種ファイナンス
◆ ファイナンシャルマーケッツ業務
個人のお客さまから金融法人、事業法人のお客さままで、多様化
するリスクヘッジや運用ニーズに対し、さまざまなデリバティブ商
品を開発し提供している他、金利と為替デリバティブのトレーディ
ング業務を行っています。加えて、当行全体の資産・負債の金利リ
スクおよび流動性リスクをコントロールするALM業務、国内外の
◆ デリバティブ業務
◆ ALM業務
◆ ファンド投資業務
◆ 有価証券投資業務
ヘッジファンドへ分散したポートフォリオ投資を行うファンド投資
業務、および国内外の各種有価証券への投資業務により、安定的な
収益の追求と効率的な運営を図っています。
◆ リテール営業
個人のお客さまの多様な資産運用ニーズにお応えするため、幅広
い金融商品を取り揃えています。店舗での専門性の高い資産運用相
談とコールセンターでのテレフォンバンキング等を通じて、専門性
と利便性を兼ね備えた金融サービスをご提供しています。今後も
コールセンターの機能拡充、インターネットサービスの導入、店舗
◆ 幅広い商品ラインナップ
定期預金、仕組預金、投資信託、個人年金保険
◆ サービスチャネルの充実
コールセンター、ATM提携、
あおぞらフィナンシャルガーデン(個人ローン窓口)
◆ きめ細かい資産運用相談
リロケーション等、チャネルの利便性・サービス向上に努め、お客
さまのニーズにお応えしていきます。
6
連結財務諸表
Consolidated Financial Statements
■連結貸借対照表
(単位:億円)
前期末
当中間期末
前期末
当中間期末
(平成20年3月31日現在)
(平成20年9月30日現在)
(平成20年3月31日現在)
(平成20年9月30日現在)
負債の部
資産の部
預金
現金預け金
1,177
1,930
コールローン及び買入手形
2,390
3,050
債券貸借取引支払保証金
3,763
−
譲渡性預金
債券
コールマネー及び売渡手形
買入金銭債権
特定取引資産
1,296
2,161
1,162
2,247
有価証券
貸出金
95
81
16,521
14,744
42,844
42,604
170
93
1,415
1,312
有形固定資産
234
252
無形固定資産
130
126
5
4
繰延税金資産
481
558
支払承諾見返
424
449
貸倒引当金
投資損失引当金
△515
△569
△7
△13
7
72,590
68,034
2,127
381
特定取引負債
1,034
944
借用金
2,372
2,224
0
0
社債
1,239
1,229
その他負債
1,288
1,146
賞与引当金
37
27
164
158
退職給付引当金
オフバランス取引信用リスク引当金
負債の部合計
1
1
10
14
424
449
64,910
60,752
4,197
4,197
純資産の部
資本剰余金
333
333
利益剰余金
3,472
3,112
△0
△0
株主資本合計
8,003
7,643
その他有価証券評価差額金
△277
△344
26
32
自己株式
繰延ヘッジ損益
為替換算調整勘定
評価・換算差額等合計
少数株主持分
純資産の部合計
資産の部合計
2,594
1,617
資本金
債券繰延資産
20,252
1,725
支払承諾
その他資産
6,103
20,656
債券貸借取引受入担保金
役員退職慰労引当金
外国為替
24,074
9,539
164
売現先勘定
外国為替
金銭の信託
23,654
負債及び純資産の部合計
△78
△56
△330
△368
7
6
7,680
7,282
72,590
68,034
■連結損益計算書
(単位:億円)
(
経常収益
資金運用収益
前中間期
当中間期
平成19年4月 1 日から
平成19年9月30日まで
平成20年4月 1 日から
平成20年9月30日まで
) (
1,100
1,167
695
687
)
(うち貸出金利息)
(
493 ) (
527 )
(うち有価証券利息配当金)
(
158 ) (
120 )
役務取引等収益
79
79
特定取引収益
39
322
その他業務収益
238
62
その他経常収益
48
16
870
1,523
415
366
経常費用
資金調達費用
(うち預金利息)
(
78 ) (
99 )
(うち債券利息)
(
73 ) (
113 )
役務取引等費用
7
8
特定取引費用
0
1
その他業務費用
140
411
営業経費
260
249
45
486
その他経常費用
230
△355
特別利益
59
0
特別損失
1
0
288
△355
経常利益又は経常損失(△)
税金等調整前中間純利益又は
税金等調整前中間純損失(△)
10
6
法人税等調整額
△150
△81
法人税等合計
△139
△74
少数株主利益
0
0
427
△280
法人税、住民税及び事業税
中間純利益又は中間純損失(△)
<資産、負債ならびに純資産の状況>
総資産は、前年度末比4,555億円減少して6兆8,034億円となりました。
貸出金は主にサービス業向け貸出が減少したことにより前年度末比240億
円減少し、有価証券は主として国債及び外国債券の減少により前年度末比
1,777億円減少となりました。負債は、前年度末比4,157億円減少して6
兆752億円となりました。預金・譲渡性預金は前年度末比3,015億円減少
し、債券は前年度末比403億円減少となりました。純資産の部は、配当金
の支払、中間純損失の計上等の結果、前年度末比398億円減少して7,282
億円となりました。
<損益の状況>
経常収益は、前年同期比66億円増加し、1,167億円となりました。こ
のうち、資金運用収益は、貸出金残高の増加により貸出金利息が増加した
一方、有価証券利回り低下により有価証券利息配当金が減少し、前年同期
比7億円減少しました。役務取引等収益は前年同期比ほぼ横ばい、特定取引
収益はリーマン・ブラザーズ向け与信のヘッジで取り組んでいたクレジッ
ト・デリバティブ取引での利益計上等により前年同期比283億円増加しま
した。その他業務収益は、組合・ファンド関連収益が減少したこと等によ
り、前年同期比175億円減少しました。
経常費用は、前年同期比653億円増加して、1,523億円となりました。
このうち、資金調達費用は、主に外貨の資金調達費用が海外市場金利の低
下により大きく減少したことにより、前年同期比49億円減少しました。そ
の他業務費用は、主にFIM LLC(GMAC LLCの51%を所有)への投資に
ついて追加損失計上、CDOにおける減損による追加損失計上、及び世界的
な金融市場の混乱を受け、ヘッジファンド投資における損失計上により、
前年同期比271億円増加しました。営業経費については引き続き人材およ
びシステムへの前向きな投資を続けておりますが、厳格なコスト管理の結
果、前年同期比10億円減少しました。その他経常費用については、リーマ
ン・ブラザーズ関連の損失を含め、与信関連費用が増加したこと等により
前年同期比440億円増加しました。
以上の結果、経常利益は前年同期比586億円減少し、355億円の経常損
失となりました。
特別利益は前年同期比58億円減少して0億円となりました。これは前年
同期は貸倒引当金戻入益が特別利益に計上されていたのに対し、今期は貸
倒引当金が純繰入になったことによるものです。税金等調整前中間純利益
は、前年同期比643億円減少して355億円の損失となりました。法人税等
調整額は、前年同期比68億円減少して81億円の益となりました。
以上の結果、中間純利益は前年同期比707億円減少し、280億円の損
失となりました。また、1株当たり中間純損失は16円99銭となっており
ます。
<連結業績予想>
平成21年3月期における連結ベースの通期業績予想は、経常利益△490
億円、当期純利益は△270億円としております。
8
連結財務諸表
Consolidated Financial Statements
■連結株主資本等変動計算書 当中間期(平成20年4月1日から平成20年9月30日まで)
(単位:億円)
株主資本
資本金
利益剰余金
333
3,472
4,197
平成20年3月31日残高
中
間
連
結
会
計
期
間
中
の
変
動
額
資本剰余金
△0
株主資本合計
8,003
△79
△79
△280
△280
剰余金の配当
中間純利益又は中間純損失(△)
自己株式
△0
自己株式の取得
△0
株主資本以外の項目の中間連結会計期間中の変動額(純額)
中間連結会計期間中の変動額合計
4,197
333
その他有価証
券評価差額金
繰延ヘッジ
損益
△277
26
平成20年9月30日残高
△359
△0
△359
3,112
△0
7,643
評価・換算差額等
平成20年3月31日残高
中
間
連
結
会
計
期
間
中
の
変
動
額
△78
評価・換算
差額等合計
少数株主持分
△330
7
7,680
△280
中間純利益又は中間純損失(△)
△0
自己株式の取得
△66
株主資本以外の項目の中間連結会計期間中の変動額(純額)
中間連結会計期間中の変動額合計
6
△0
△38
6
21
△37
△0
△398
32
△56
△368
6
7,282
(単位:億円)
平成19年4月 1 日から
平成19年9月30日まで
△37
△66
前中間期
(
21
△344
■連結キャッシュ・フロー計算書
当中間期
) (
平成20年4月 1 日から
平成20年9月30日まで
営業活動によるキャッシュ・フロー
△2,623
△514
投資活動によるキャッシュ・フロー
2,539
1,381
財務活動によるキャッシュ・フロー
△38
△81
△122
785
現金及び現金同等物の期首残高
381
306
現金及び現金同等物の中間期末残高
259
1,091
現金及び現金同等物の増減額(△は減少)
純資産合計
△79
剰余金の配当
平成20年9月30日残高
9
為替換算
調整勘定
)
個別財務諸表
Non-Consolidated Financial Statements
■貸借対照表
(単位:億円)
前期末
当中間期末
前期末
当中間期末
(平成20年3月31日現在)
(平成20年9月30日現在)
(平成20年3月31日現在)
(平成20年9月30日現在)
資産の部
負債の部
預金
現金預け金
975
1,745
コールローン
2,390
3,050
債券貸借取引支払保証金
3,763
−
買入金銭債権
特定取引資産
金銭の信託
864
2,164
785
2,256
76
64
20,909
18,777
譲渡性預金
債券
コールマネー
外国為替
その他資産
39,503
39,294
151
93
1,419
1,312
215
235
無形固定資産
134
133
債券繰延資産
5
4
繰延税金資産
472
547
支払承諾見返
411
436
△521
△582
投資損失引当金
△165
△13
72,772
68,140
2,127
381
特定取引負債
1,034
944
借用金
2,372
2,224
外国為替
社債
未払法人税等
その他の負債
賞与引当金
退職給付引当金
役員退職慰労引当金
支払承諾
負債の部合計
0
0
999
999
1,257
1,132
4
3
−
22
1,252
1,106
32
23
156
150
1
1
11
15
411
436
65,060
60,885
4,197
4,197
純資産の部
資本金
資本剰余金
333
333
利益剰余金
3,430
3,035
△0
△0
株主資本合計
7,961
7,566
その他有価証券評価差額金
△275
△344
繰延ヘッジ損益
評価・換算差額等合計
純資産の部合計
資産の部合計
2,594
1,617
自己株式
貸倒引当金
20,292
1,725
オフバランス取引信用リスク引当金
有形固定資産
6,103
20,696
債券貸借取引受入担保金
リース債務
貸出金
24,433
9,539
164
売現先勘定
その他負債
有価証券
24,063
負債及び純資産の部合計
26
32
△248
△311
7,712
7,255
72,772
68,140
10
個別財務諸表
Non-Consolidated Financial Statements
■損益計算書
(単位:億円)
前中間期
(
経常収益
資金運用収益
(うち貸出金利息)
(うち有価証券利息配当金)
役務取引等収益
特定取引収益
その他業務収益
その他経常収益
経常費用
資金調達費用
(うち預金利息)
(うち債券利息)
役務取引等費用
特定取引費用
その他業務費用
営業経費
その他経常費用
経常利益又は経常損失(△)
特別利益
特別損失
税引前中間純利益又は税引前中間純損失(△)
法人税、住民税及び事業税
法人税等調整額
法人税等合計
中間純利益又は中間純損失(△)
平成19年4月 1 日から
平成19年9月30日まで
(
(
(
(
当中間期
) (
1,020
662
342 )
283 )
64
38
210
43
830
416
79 )
73 )
7
0
140
233
33
189
62
1
251
△0
△150
△150
402
平成20年4月 1 日から
平成20年9月30日まで
(
(
(
(
)
1,140
678
414 )
227 )
68
326
53
12
1,536
366
100 )
113 )
7
1
183
231
746
△396
0
0
△396
△1
△79
△80
△315
■株主資本等変動計算書 当中間期(平成20年4月1日から平成20年9月30日まで)
(単位:億円)
株主資本
評価・換算差額等
利益剰余金
資本剰余金
その他利益剰余金 利益剰余金 自己株式
資本剰余金
資本準備金
利益準備金
合計
繰越利益剰余金 合計
4,197
333
333
58
3,371
3,430
△0
△95
△79
15
△315
△315
△0
資本金
平成20年3月31日残高
剰余金の配当
中間純利益又は中間純損失(△)
中間会計
自己株式の取得
期間中の
株主資本以外の項目の
変動額
中間会計期間中の変動額(純額)
中間会計期間中の変動額合計
平成20年9月30日残高
11
4,197
333
333
15
74
△410
2,960
△395
3,035
△0
△0
純資産
その他有価
株主資本
繰延ヘッジ 評価・換算 合計
証券評価
合計
損益
差額等合計
差額金
7,961
△79
△315
△0
△395
7,566
△275
26
△248
△68
6
△62
△62
△68
△344
6
32
△62
△311
△457
7,712
△79
△315
△0
7,255
社 会 貢 献 活 動につ い て
Social Contribution Activity
当行は、お客さまをはじめとしたすべてのステークホルダーの皆さまとともに、
広く社会的な要請に応え、企業市民の一員としての社会貢献活動などに積極的に取り組んでいます。
ここでは、その一部をご紹介します。
◆「チームマイナス6%」への
◆
参加・取り組み
スマートカジュアルの実施
環境省の提唱する地球温暖化防止の「COOL BIZ」
地球温暖化対策国民運動「チームマイナス6%」に
「WARM BIZ」に賛同し、冷暖房に係る電力消費量
参加し、環境保全に対し、継続的な活動を支援して
削減による環境負荷の軽減と、働きやすい職場環境
います。
づくりの一環として、スマートカジュアルによる勤
務を通年で実施しています。
◆
東京都
「地球温暖化対策計画書制度」に
対する取り組み
温室効果ガス排出量の削減に積極的に取り組んで
◆
国連ハビタット・日本ハビタット協会へ
の協賛
おり、平成19年6月に東京都の環境確保条例に基
世界の人々の幸せを「まちづくり」という視点か
づく地球温暖化対策の中間報告を行い、平成20年
ら支援する国連機関である国連ハビタットおよび日
3月末、九段本店はAA+、府中別館はA評価を受け
本ハビタット協会に協賛しています。
ました。
◆
AED(自動体外式除細動器)の設置
本店、府中別館にAED(自動体外式除細動器)を
設置しています。
12
会社概要/株式の状況
Corporate Data / Share Information
(平成20年9月30日現在)
会社概要
商号
株式の状況
株式会社あおぞら銀行
発行可能株式総数
4,054,871,500株
Aozora Bank, Ltd.
普通株式
本店所在地
〒102-8660 東京都千代田区九段南1-3-1
第四回優先株式
24,072,000株
設立
1957年(昭和32年)4月
第五回優先株式
433,333,500株
資本金
4,197億円
従業員数
1,445人
拠点数
国内/19本支店
普通株式
海外/3駐在員事務所
第四回優先株式
24,072,000株
第五回優先株式
258,799,500株
発行済株式総数
3,772,000,000株
1,933,018,852株
1,650,147,352株
取締役および監査役(平成20年11月17日現在)業務執行役員(平成20年11月17日現在)
取締役社長
フェデリコ J. サカサ※
取締役副会長
石田 克敏※
馬場 信輔
取締役
ジェームズ D. クエール
徳岡 国見
フランク W. ブルーノ
執行役員副社長
専務執行役員
ブライアン F. プリンス
ローレンス B. リンゼイ
西原 宏
ジョン L . ステファンズ
渡辺 宏実
津川 清
アンビ ヴェンカテシュワン
マリウス J. L. ヨンカート
ジョナサン フィオレロ
リー ミルスタイン
田辺 雅樹
42,459名
普通株主
森川 隆好
ジェラルデス ヨハネス シッパー 常務執行役員 瀧野 弘和
1名
第五回優先株主
1名
普通株式の分布状況
ジェームズ V. マクロスキー
■ 所有株式数と割合
デイビッド ハケット
アキレス 美知子
金融機関
コルネイリス マース
ジョージ A. レオン
180,092千株
10.92%
常勤監査役
里吉 忠昭
監査役
ミッチ R. フルシャー
坂本 哲男
執行役員
海野 正
松井 哲夫
土田 誠行
※業務執行役員を兼務しております
金融商品取引業者
26,970千株
1.63%
個人その他
128,142千株
その他の法人
177, 269千株
7.77%
10.74%
金井 孝行
外国法人等
堂免 拓也
1,137,624千株
68.94%
佐藤 淳
42,457名
第四回優先株主
竹田 駿輔
田知本 章
13
株主数
(平成20年9月30日現在)
株主メモ
大株主(普通株式、上位10名)
事
所有株式数
(株)
発行済株式総数に
対する所有株式数
の割合(%)
サーベラス エヌシービー アクイジション
エルピー ジェネラル・パートナー
サーベラス・アオゾラ・ジーピー・エルエルシー
750,659,000
45.49
オリックス株式会社
149,975,500
氏名または名称
ベア スターンズ アンド カンパニー
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
(信託口4G)
日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社
(信託口)
業
年
度
4月1日から3月31日まで
定 時 株 主 総 会
6月開催
配当金受領株主確定日
3月31日および中間配当金の支払いを行うと
きは9月30日
基
準
日
定時株主総会については3月31日といたしま
す。その他必要があるときはあらかじめ公告
41,465,000
2.51
28,618,000
1.73
28,191,000
して定めます。
9.08
公
23,630,437
1.43
ドイチェ バンク アーゲー ロンドン 610
23,070,586
1.39
の
方
法
その他のやむを得ない事由が生じたときは、
日本経済新聞に掲載する方法とします。
上場金融商品取引所
東京証券取引所(市場第一部)
証
券
コ
ー
ド
8304
単
元
株
式
数
1,000株
株 主 名 簿 管 理 人
22,047,000
ゴールドマン・サックス・インターナショナル
18,128,352
1.09
野村證券株式会社
17,788,000
1.07
大阪市中央区北浜四丁目5番33号
住友信託銀行株式会社
同 事 務 取 扱 場 所
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口)
電子公告
ただし、電子公告によることができない事故
1.70
チェース マンハッタン バンク ジーティーエス
クライアンツ アカウント エスクロウ
告
1.33
東京都中央区八重洲二丁目3番1号
住友信託銀行株式会社 証券代行部
(郵便物の送付先および連絡先)
〒183-8701
東京都府中市日鋼町1番10
(注)サーベラス エヌシービー アクイジション エルピー ジェネラル・パートナー サーベラス・アオ
ゾラ・ジーピー・エルエルシーは、平成20年9月25日付(報告義務発生日:平成20年9月17
日)の大量保有報告書(変更報告書)を関東財務局あてに提出し、当行はその写しを受領して
おります。同報告書によれば、同株主の所有株式数は790,914,000株、発行済普通株式総数
に対する所有株式数の割合は47.92%でありますが、平成20年9月30日現在における株主名
簿と相違しており、当行として実質的な所有株式数の確認ができないため、上記大株主の状況
は、平成20年9月30日現在における株主名簿に基づいて記載しております。
また、同株主は、平成20年10月30日付(報告義務発生日:平成20年10月23日)の大量保
有報告書(変更報告書)を関東財務局あてに提出し、当行はその写しを受領しております。同
報告書によれば、同株主の所有株式数は812,016,000株、発行済普通株式総数に対する所有
株式数の割合は49.20%となっております。
【株券電子化後の株式に関するお届出先およびご照会先について】
平成21年1月5日に株券電子化となります。その後のご住所変
更等のお届出およびご照会は、株主様の口座のある金融商品取引
業者(証券会社)宛にお願いいたします。
株券電子化前に「ほふり」(株式会社証券保管振替機構)を利
用されていない株主様には、株主名簿管理人である上記の住友信
託銀行株式会社に口座(特別口座といいます。)を開設いたしま
す。特別口座についてのご照会および住所変更等のお届出は、株
主メモの郵便物の送付先および連絡先にお願いいたします。
住友信託銀行株式会社 証券代行部
0120-176-417(フリーダイヤル)
同
取
次
所
住友信託銀行株式会社 全国本支店
【株券電子化前後の単元未満株式の買取・買増請求のお取扱いについて】
■買取請求/特別口座の株主様につきましては、株券電子化の施行日(平成21年1月5日)
から平成21年1月25日まで、受付を停止いたします。また、平成20年12月25日から30
日までに請求をいただいた場合は、代金のお支払は平成21年1月26日以降となります。
■買増請求/平成20年12月12日から平成21年1月4日まで、受付を停止いたします。ま
た、特別口座の株主様につきましては、株券電子化の施行日(平成21年1月5日)から平
成21年1月25日まで、受付を停止いたします。
※単元未満株式について「ほふり」を利用されている株主様につきましては、上記取扱と異なりますの
で、お取引の金融商品取引業者(証券会社)へお問い合わせください。
14
ホームページのご案内
http://www.aozorabank.co.jp/
当行ホームページでは、商品やサービス、会社情報等さ
まざまな情報がご覧いただけます。
「投資家の皆さま」のページには、財務・IR情報や株式
関連情報等を掲載していますので、ご覧ください。
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平成20年12月発行
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