平成 24 年度第1回「ていねっていいね!区民の集い」記録(概要) ア)開催日時:平成 24 年 6 月 29 日(金)15:00~17:00 イ)開催場所:手稲区民センター 区民ホール ウ)出席者 :35 名出席、欠席 5 名 エ)内容 【次第1「開会」】 ○ 事務局報告 配付資料の確認 参加団体代表者・運営委員交代の報告 【次第2「座長挨拶」】 ○ ていねっていいね!区民の集い 今枝座長挨拶要旨 ・手稲区民がともに考え、行動しながら、愛着や誇りを共有できる“ふるさと手稲” のまちづくりを推進することを目的に、平成17年6月に集いが設立された。何を するにも、安全・安心なまちづくりには、各町内会をはじめ各種団体相互の連携、 協力が欠かせない。 ・今後、防災を考える上で、高齢化社会ということが重要となる。防災の民度をど のように高めていくか、皆さん方のご意見を聞きながら、進めていきたい。また、 社会全体として動いていかなければ安全は守られないことを念頭に置いてほしい。 ・手稲区と連携を密にしながら、区民が主役のまちづくりに向けて一歩一歩進めて まいりたいと思うので、ご協力をお願いしたい。 【次第3「手稲区長挨拶」】 ○ 坂田手稲区長挨拶要旨 ・日ごろから、手稲区のまちづくりに一方ならぬご尽力をいただいており、心より 厚くお礼を申し上げたい。 ・設立から今年で8年目となるこの区民の集いだが、子どもの見守り活動、地域安 全マップづくり、20周年記念事業とていぬの誕生など、非常に大きな成果が出て いると感じている。 ・ただ今、座長から、今年は災害に対する取組、地域防災力の強化ということを区 民の集いで取り上げていきたいというお話があった。本日の新聞で太平洋沖の津波 想定が報道されていたが、日本海側の津波想定についてはまだ先となる。しかし、 いつ大きな地震が起きてもおかしくないという状況であり、日ごろからの備えや市 1 民一人一人が自分の命を守るという意識を持っていただくことが重要と思う。その ためにも、この区民の集いを通じて、情報発信を今後とも積極的に行っていただき たい。 ・最後に1点お願いがある。今年は節電の夏ということで、市役所としても全市を 挙げて節電に取り組んでまいりたいと考えており、今後、市民の皆さまとともに節 電に取り組んでいきたいと考えている。きょうご出席の皆さまも、それぞれの組織 に戻られて、ぜひ節電を呼びかけていただきたい。 ・限られた時間ではあるが、ぜひ忌憚のない意見、情報交換をお願い申しあげたい。 【次第4「議事」】 〔次第4―(1)「副座長の選出について」〕 ○ 今枝座長 議事次第によって進行する。本日予定している議題については、6月19日に開 催した運営委員会で検討した結果であることをあらかじめお知らせする。 議題の1点目について、運営委員会を代表して竹谷運営委員長から説明をお願い したい。 ○ 竹谷運営委員長から資料2、3-1により説明 【説明要旨】 ・3月末をもって手稲区PTA連合会の会長が交代しており、副座長が不在となっ ている。 ・現行要綱第4条により、副座長は集いの場で選任することになっているが、この 件について、先日開催した運営委員会で協議したところ、これまでの慣例により、 手稲区PTA連合会会長である田中潤子さんを副座長として推薦することを決め た。 ・この点について、集いの皆さんにお諮りしたい。 ○ 今枝座長 ただ今の提案についてご異議ありませんか。 ―《「異議なし」との発言と拍手により田中副座長を承認》― ○ 田中副座長(手稲区PTA連合会会長)あいさつ ・このたび副座長を仰せつかった。PTA活動を通して見ると、行政の皆さまや地 域の方々、関係機関の方々に大変お世話になっていることを日々実感している。精 いっぱい務めてまいりたいと思う。 2 〔次第4―(2)「『ていねっていいね!区民の集い』設置要綱の一部改正について」〕 ○ 今枝座長 続いて、議事の2点目である「『ていねっていいね!区民の集い』の設置要綱の 一部改正について」に移る。運営委員会を代表して竹谷運営委員長から説明をお願 いしたい。 ○ 竹谷運営委員長から資料3-1~3-3により説明 【説明要旨】 ・区民の集いの設立から7年が経過したが、設置要綱は、設立以降一度も改正され ておらず、実態と規定との間に乖離がみられる。 ・そこで、今後も区民の集いが活発に活動できるよう、実態に合わせる形で要綱を 整備したい。 ・資料3-3により主な改正点を説明。 ・この点について、皆さんにお諮りしたい。 ○ 今枝座長 ただ今の提案についてご異議ありませんか。 ―《「なし」との発言》― ○ 今枝座長 それでは、本日付で設置要綱を改正する。 〔次第4―(3)「ていぬ活用委員会の活動報告について」〕 ○ 今枝座長 続いて、議事の3点目である「ていぬ活用委員会の活動報告について」に移る。 ていぬ活用委員会の委員長として竹谷運営委員長から説明をお願いしたい。 ○ 竹谷運営委員長から資料4~6により説明 【説明要旨】 ・ていぬ活用委員会の規約に基づき、区民の集いに平成 23 年度の事業報告と決算 及びの平成 24 年度の事業計画と予算について報告を行う。 ・今年度から、ていぬ活用委員会の委員としてデザイン担当を1名追加した。 ・平成 23 年度決算としては、収支差引の結果、40 万 5,415 円を次年度に繰り越す ことができた。 ・なお、平成 24 年度からは売り上げの1%を「さぽーとほっと基金」に寄付する こととしたが、その宣言式の様子が新聞に取り上げられ、ていぬのPRにつながっ たことを資料の中で紹介している。 3 ・また、現在進行中の企画としては、サッポロ飲料の「リボンでつなごう!北海道」 というキャンペーンで、道内のゆるキャラに交じりていぬも参加している。 ・平成 24 年予算では、予備費として残余金を計上しているが 51 万 3,775 円を確保 できると見込んでいる。 ・各団体がグッズを買ったり、イベントなどでPRしていただければ、ていぬ活用 委員会の活動もスムーズに行えるので、ご協力をお願いしたい。 ○ 今枝座長 ただ今の説明についてご質問、ご意見はありませんか。 ―《「なし」との発言》― ○ 今枝座長 特に意見がないようなので、議事を先に進める。 〔次第4―(4)―①「『安全・安心なまちづくり』に関する取組について」〕 ○ 今枝座長 続いて、議事の4点目である「『安全・安心なまちづくり』に関する取組につい て」に移る。 区民の集いと手稲区は車の両輪のようなものであり、区民の集いの活動を高めて いくためにも、手稲区の取組を参加団体のみなさんに理解していただく必要がある と思う。 そこで、「安全・安心なまちづくり」について区役所から説明をいただき、その 後、皆さんと意見交換をしたい。 ○ 手稲区(富樫総務企画課長)から資料7により説明 【説明要旨】 ・今年度の手稲区実施プランでは「安全・安心なまちづくり」に関連して、特に「地 域防災力の向上」と「地域における見守り活動の強化」を重点取組項目としている。 ・「地域防災力強化の支援」として「防災に関する講習会等への外部講師派遣」と 「防災関連行事への防災啓発品の提供」を新規事業として行う。 ・「学校との連携強化」として7月に予定している小学校校長会手稲支部の研修会 で、校長と手稲区との間で防災に関する意見交換を予定しているほか、学校と地域 の連携による防災訓練の調整・支援、学校にある防災行政無線通信訓練、区防災訓 練への児童の参加なども行う。 ・「防災プロジェクトの設置による区役所の災害対応力向上」として、組織横断型 のプロジェクトを立ち上げ、職員を対象とした研修や訓練の実施、防災マニュアル 4 の見直しなどを現在行っている。 ・ 「地域における見守り活動の強化」として、 「災害時要援護者避難支援」に関する 地域での取組支援と「見守り活動協力団体の拡大」に取り組む。 ○ 今枝座長 ただいまの説明内容についてご意見等はありませんか。小学校校長会手稲支部の 栗村校長先生、今のことについて何かご意見はありますか。 ○ 小学校校長会手稲支部栗村支部長(富丘小学校校長) 何かあるたびに小・中学校が避難場所となるが、去年の大震災を受けて、実際に 何かあった場合に、どういうふうに避難するかというところを確実にしておかなけ ればいけないと思う。スピード感がなければいけない。 昨年、地域と連携した訓練を実施した手稲山口小学校は、今、生徒数がかなり多 く、避難されてきても一時避難しかできず、またどこかに避難しなくてはいけない という現実が見えてくる。また、備蓄庫を持つ学校もあるが、普段の日に、毛布な どの数がどれくらいあって、どれくらいの方が避難できるのかということを体験し ていただくも大事と思う。小学校校長会としても、見通しをもっていろいろな取組 をしていくのがいいだろうと考えており、区とも相談しながら広めていきたいと考 えている。 ○ 今枝座長 ありがとうございました。鉄北地区としても、栗村校長の話のとおり、計算する と避難所が満杯となる見込みであり、現在、精査をしているところである。 手稲区中学校長会の坂田校長先生、今のことについて何かご意見はありますか。 ○ 手稲区中学校長会 坂田会長(新陵中学校校長) 基本的には小学校と同じです。ただ、中学校では、学校単位で避難訓練や防災に ついての学習はやっているが、地域の方々と連携してというのはそう多くないと思 う。私だけでなく、中学校の校長は、3.11を契機として、地域との連携は非常 にスピーディーに模索しなければいけないという危機感は持っているので、情報交 換の場を設けていただければ、積極的に関わっていきたいと思う。区役所かどこか 分からないが、その音頭を取っていただければありがたい。 ○ 今枝座長 ありがとうございました。高校校長会の中村校長先生からも何かご意見はありま すか。 ○ 高校校長会 中村代表(手稲高校校長) 東日本大震災などで、高校生は、ボランティアとして避難所で力を発揮するとい う話が聞こえる。そういう意味で、高校も係わっていきたいと思っている。 5 ○ 今枝座長 ありがとうございました。他に意見や質問はありませんか。 ―《「なし」との発言》― ○ 今枝座長 それでは、特に意見がないようなので、議事を先に進める。 〔次第4―(4)―②「地域における『安全・安心の取組報告』について」〕 ○ 今枝座長 お手元に「まちづくりの処方箋」という冊子があるが、この中に耕楽第二町内会 が行った防災訓練の記事が載っている。皆さまに大変参考になると考えるので、今 日は、西谷会長から、実際に苦労した点や取組を通じて分かってきた点などについ て事例発表をしていただきたいと思う。 ○ 西谷会長(耕楽第二町内会:稲穂連合町内会)から資料8により発表 【発表要旨】 ・町内会の役員間で災害避難訓練について考えようという声が上がったのは、東日 本大震災よりも前の平成22年の秋ごろで、平成23年の予算で避難訓練予算を確 保した。 ・今回の避難訓練の計画立案、実施では、土木技術者として、阪神・淡路大震災の 現場の調査経験もある防犯防災部長が中核となった。 ・町内会の基礎単位である「班」単位を行動の基本と考え、班長を中心に避難経路 などを班単位で自主的に決めてもらい、役員はサポートに徹した。 ・住民の意識を上げ、関心を持ってもらうため、毎月発行している町内会報でPR を行ったほか、寄せられる疑問や質問に粘り強く答えるなど対応した結果、予想を 大きく上回る160名の住民が参加する大規模な避難訓練となった。 ・その2ヶ月後、避難訓練を振り返る研修会を開催した。避難訓練関連のパネル展 示に加えて、避難所で与えられる一家族分のスペースや避難用トイレなども展示し たところ、他町内会の役員も見学に来るなど多くの来場があった。 ・避難訓練や研修会を通じて反省点や問題が見えてきた。具体的には、各班長の訓 練に対する温度差や個人情報管理などで、解決案の方向としてアンケート調査など による意向確認の徹底や連町、福まち、学校等と横の連絡を取ることを考えている。 ・これからも、より多くの方々と備えについての認識を共有するとともに、新たな 解決に向けて取り組んでいきたい。 6 ―《拍手》― ○ 高橋副会長(耕楽第二町内会:稲穂連合町内会)から補足説明 【説明要旨】 ・会則の中で、災害発生時には、防犯防災部長が副本部長を務める事としている。 これは、万が一の時に、訓練を実施した者が指揮を執ることで機動的な対応ができ ると考えたためである。 ・防災カードは、市の災害時支え合いハンドブックから引用して作成した。これで 集めた個人情報は、会長、防犯防災部長、総務部長が管理している。 ・いざ災害が起きた場合は実際にどういう風になるか、色々な問題は出てくると思 うが、色々と工夫をしているつもりである。 ○ 今枝座長 ありがとうございました。ひとつ質問だが、冬の場合の避難を考えたことは。 ○ 西谷会長(耕楽第二町内会:稲穂連合町内会) 課題としては考えている。訓練も、夏だけでなくて冬もやろうという話が出てき ている。 ○ 今枝座長 それは、今発表いただいたのと同じ形で動くということか。それとも、冬は特に 違う体制をとるという形なのか。 ○ 高橋副会長(耕楽第二町内会:稲穂連合町内会) 今年の冬はすでに町内会として定期的に行っている活動の予定があるのででき ないが、次年度以降にという考え方で検討したい。いただいたご指摘は、そのよう な意見が出ていたことを役員会に報告する。 ○ 稲山連合町内会 瀬尾会長 いわゆる高齢者とか独居老人の搬送の仕方はどのようにしているのか。 ○ 高橋副会長(耕楽第二町内会:稲穂連合町内会) 対象となる方について町内会として、ある程度の状況は把握できているが、個人 情報保護のため、あくまで本人の申し出によってしか把握できない。そこで自分た ちはアンケートを取って、本人の意向を確認してからリストに入れている。 ○ 坂田手稲区長 私がこの取組を見て関心を持ったのは、想定よりも多くの参加者がきたというこ ともあるが、訓練の後研修会を開催するなど単発に終わっていないということで、 ものすごく効果的なのではないかと思う。 また、地域の特徴を考慮した想定を町内会単位で考えているということがすごい ことと感じた。 7 そこで、改めて、今回の訓練で感じた課題についてご意見を聞かせてほしい。 ○ 高橋副会長(耕楽第二町内会:稲穂連合町内会) 一番難しかったのは、中心に据えた班長と役員との打ち合わせでのすれ違い、班 長とのコミュニケーションという点だった。 3回打ち合わせをしたが、1~2回目は全体会議の場で特に班長から意見が出ず に進み、後になって「どうやっていいか分からない。」という声が聞こえた。そこ で3回目では、小グループに分け、班長と役員を組み合わせて対面的に話をしたこ とで、打ち解けることができ、やっと問題点や意見が出てきた。 ○ 今枝座長 いろいろと問題はあると思う。一番の問題はコミュニケーションがとれないとい うことで、これはどこでも同じだと思う。55団体が本当の絆を結んで動き出すと いうのにはかなりの時間がかかると思うが、この辺りの問題点を解決することが、 早くまとまっていくことになるのではないか。 続いて、6月19日に開催した運営委員会での検討結果について、運営委員会を 代表して竹谷運営委員長から説明いただきたい。 ○ 竹谷運営委員長から説明 【説明要旨】 ・運営委員会で検討した結果、安全・安心なまちづくりに向けて、次の3点を提案 することとなった。 ・一つ目として、今年度は「防災」に重点を置いて取り組んでいくことである。 ・二つ目として、昨年度に引き続き、各種の訓練等に積極的に参加していくことで ある。 ・三つ目として、運営委員会や区民の集いの場でなされたような意見交換を踏まえ て、区民の集いとして区とともに何か取り組んでいけることはないか検討していく ことである。 ・三点目については、この場で大まかな方向性についてご意見をいただいたうえで、 一任をいただければ、運営委員会で検討を深め、決まり次第皆さん方に連絡し、実 現していきたいと考えている。ひとつよろしくお願いしたい。 ○ 今枝座長 ただいま、竹谷運営委員長から報告のあった区民の集いとしての取組について、 意見があれば発言していただきたい。 ○ 手稲区スポーツ推進委員会 堀内会長 防災訓練のような取組は、回を重ねていくことで、長所、短所がよく分かるので、 8 継続して取り組まなければ意味がなくなる。 災害は、昼ばかりでなく夜にも起こるし、冬季と夏季の問題など、大きな要点を 踏まえて訓練の仕方もよく考える必要がある。また、個人情報についても、役員が どこまで把握できるのか、信頼関係がなければなかなか難しい問題だと思う。 ○ 坂田手稲区長 きょう、55団体の中でJR北海道と手稲郵便局の方がみえているのでお聞きし たい。災害時に備えて防災マニュアルがあると思うが、その中で地域とのかかわり について何かあれば、情報提供願いたい。例えば、駅が避難場所となりうるかとか 帰宅難民対策など現時点での検討状況を教えてほしい。 ○ 北海道旅客鉄道㈱手稲駅 小松駅長 札幌圏でも首都圏のような交通難民という事態はありうる話と思うが、会社とし ての具体的な検討までは行っていないのが実態。地域的には手稲~小樽間での土砂 崩れや冬季間の雪害などの災害が想定される。ただ、これらの災害についても会社 として地域の方と一緒になって具体的な議論まではなされていない。会社として沿 線での津波発生や駅での火災発生などを想定した訓練や勉強会は行っている。 ○ 郵便事業㈱手稲支店 青木支店長 町内会での防災訓練の話を聞きながら、自分たちが災害発生時にどのような対応 をとれるのかを考え、悩んでいた。というのも、私たちは、何かの災害が発生した 場合にお客様から預かった郵便物を第一に避難させ、その後に職員が避難するとい う形をとっている。また、避難施設としては、建物内に個人情報が多くあり、解放 するのが難しいということで、地域にどのように協力ができるかを悩んでいた。ま た、手稲郵便局は現金等を扱っているのでまた難しい面がある。 今、自分たちが持っている避難、防災のマニュアルは、自分たちだけのものにな っているので、地域の方にどのようなことができるのかということは、今、話を聞 いていてやはり検討するべきなのかと考えているところである。 ○ 北海道旅客鉄道㈱手稲駅 小松駅長 私は東日本大震災の時に東室蘭の駅におり、津波警報が太平洋側に出た時に、海 や港から近くにあった駅は、自治体と相談して、駅舎を全部閉めて、駅舎にいた客 も自治体が用意した避難場所に全員避難という形をとった。日本海側でも津波警報 が出れば、銭函など海に近いところはそのような形になると思う。手稲駅について は、高架になっているので津波の心配はないが、山側に客を誘導することを考えて いる。 ○ 坂田手稲区長 もう一人だけ、消防団長にもお聞きしたい。消防団も各地区に団員がいると思う 9 が、今後、町内会と消防団、地区ごとの団員と合同で訓練を行うという考えを持っ ているのか教えてほしい。 ○ 手稲消防団 安澤団長 手稲消防団では地域担当制度を採用しており、手稲区全体の町内会にたくさんの 消防団員がいる。その中でも個人情報の問題が非常に難しい。災害時の要援護者が いるところを町内会とタイアップして消防団も災害時に援護するということを今 やっているが、個人情報保護法があるため簡単に入っていけないのが現状。 耕楽第二町内会の発表については、防災訓練は一度ならず行って、それを検証す るということが大事と思う。 災害は、いつ何どき起きるか分からない。夏であるか、冬であるか、また時間帯 を想像しながら訓練を重ねる、そして検証するということ。そこで問題点が出てき たところをどうクリアするか、これが大切と思う。 手稲消防団は、7月1日に稲積公園のプール駐車場で、平成24年度の消防団訓 練大会を行う。区民の皆さんが参加できるプログラムも作っており、また、日ごろ の消防団員の活動の集大成なので、ぜひご覧いただきたい。 ○ 今枝座長 ありがとうございました。 〔次第4―(5)「区民の集いの検討や取組を予算に反映させる仕組みの構築につい て」〕 ○ 今枝座長 続いて、議事の5点目に移る。区民の集いの検討や取組をどのように予算に反映 できるかできないか、区役所から説明をいただきたい。 ○ 手稲区(豊島地域振興課長)から資料9により説明 【説明要旨】 ・資料のうち、区民協議会と書いてあるが、10区全てに設置されており、手稲区 ではこの区民の集いが区民協議会として位置づけられている。 ・今回の説明は、今、皆さんが議論されたような中身を、区の実施プランの中に取 り入れ、予算化できないか検討する仕組みを作ることについてである。 ・具体的には、11月か12月に区民の集いをもう一度開催し、安全・安心なまち づくりについて、改めて皆さんが取り組まれている事例や区の事業内容を踏まえ て、区民の集いとしての報告をいただき、それを予算化できるかどうか区で検討さ せていただく。そして、事業化・予算化できたものについては、平成25年度の区 実施プランに掲載して取り組んでまいりたいということ。 10 ・これまでも区民の集いを年1~2回開催し、その中でいただいたご意見を区とし て活かしてきているが、区実施プランという事業計画と関連付けることで、より区 と皆さんが一体になって事業を進めていきたいという提案なので、よろしくお願い したい。 ○ 今枝座長 ただ今の説明についてご質問、ご意見はありませんか。 ―《「なし」との発言》― ○ 今枝座長 それでは、次回の開催までに、安全・安心の取組をどのように進めていくかにつ いてそれぞれが考えていくということで、ひとつよろしくお願いしたい。 〔次第4―(6)「その他」〕 ○ 今枝座長 続いて、「その他」に移る。 高校校長会代表の中村校長から資料が配付されているので、それについてご説明 をお願いしたい。 ○ 高校校長会 中村代表(手稲高校校長) 【説明要旨】 ・小学校、中学校と違い、高校と地域とのつながりはそれほど頻繁にあるわけでな いが、手稲高校では地域の方に支えられてインターンシップ(職業体験)をさせて もらっているほか、地域の祭りなどでボランティアとしても活動している。 ・高校生の若い力を地域のいろいろな活動の中に活かしてもらえればと思う。 ○ 今枝座長 皆様方から、何かお知らせしたいというものがあればお願いしたい。 ―《「なし」との発言により、議題(6)終了》― ―《以上により、議事を終了》― 【次第5「閉会」】 以上 11
© Copyright 2024 ExpyDoc