19 Partners 第 34 期株主通信 Partners 会社概要（2012.6.1）商号総合メディカル株式会社住所福岡市中央区天神二丁目 14 番 8 号パートナーズ福岡天神センタービル 16 階設立 1978 年 6 月 12 日資本金 35 億 1,300 万円株式東京証券取引所市場第一部上場（証券コード 4775 ）従業員数正社員2,411名、パート668名拠点数 424（支社3、支店23、営業所3、出張所1、薬局店舗376、院内売店18）株式情報（2012.3.31）株式の状況発行済株式の総数株主数単元株主数 7,670,078株 5,959名 5,536名大株主（上位 10 名）株主名持株数出資比率（千株）（％）三井物産株式会社小山田浩定日本トラスティ・サービス信託銀行株式会社（信託口）東京センチュリーリース株式会社金納健太郎株式会社福岡銀行株式会社北九州銀行総合メディカル従業員持株会株式会社損害保険ジャパン農林中央金庫 1,550 376 333 330 196 176 172 149 143 121 21.4 5.2 4.6 4.5 2.7 2.4 2.3 2.0 1.9 1.6 ※出資比率は、当社所有の自己株式 450 千株を控除して計算しております。株主構成比率（所有数別）金融機関合計 7,670 千株金融商品取引業者その他の法人外国法人等個人・その他 1,709 千株（ 22.3% ） 27 千株（ 0.3% ） 2,014 千株（ 26.3% ） 643 千株（ 8.4% ） 3,274 千株（ 42.7% ）証券コード 4775 01 Partners Partners 第 34 期株主通信第 34 期株主通信よい医療を支え、よりよい社会づくりに貢献する。よい医療は、よい経営から病医院が「よい医療」を行うためには、「よい経営」が必調剤薬局要です。また、「よい医療」を行ってはじめて「よい経営」になります。どちらが欠けても成り立ちません。医師が医師としての誇りと使命感を持って、患者さんのために全てを尽くしレンタル「よい医療」に専念できるように支援していくこと。これが設計・施工医療機関当社の使命です。当社は、病医院が効率的で質の高い医療を提供できるよリース・割賦患者さんう、コンサルティングをベースに医業経営のトータルサポートを行っています。基本構想策定や経営改善実行支援などのコンサルティング、医師の開業・転職や連携を支援する DtoD、調剤薬局の運営、医療機器等のリース・レンタルなど、多角的な事業を展開しています。 DtoD システム経営コンサルティング介護 02 03 Partners Partners 第 34 期株主通信第 34 期株主通信財務ハイライト売上高／経常利益純資産／自己資本比率売上高純資産 802 億円前期比＋過去最高 10.2％ 802 億円経常利益 48 億円前期比＋ 15.9％コンサル、開業支援などの医業支援事業、調剤薬局事業ともに伸長し、 3 期連続で最高益を更新。 2 年後の 2014 年 3 月期は、売上高 1,000 億円を目標としています。 704 727 ポイント 42 48 億円 32 2010/3 11/3 12/3 1 株利益／ ROE 前期末比＋ 12.0％ 195 億円自己資本比率 36.7 % 前期末比△ 159 3.7 ポイント純資産は 195 億円と増加しましたが、レンタルテレビ部門での地デジ対応で総資産が膨らみ、経営の安定性を表す自己資本比率は 36.7% となりました。 43.3 ポイント 2010/3 174 40.5 11/3 36.7% 12/3 有利子負債／ネット D/E レシオ有利子負債（リース債務、割賦未払金を含む） 1 株利益 346.9 円前期比＋ 47.6 円過去最高 ROE（自己資本利益率） 13.6 % 195 億円前期比＋ 346.9 円 0.5 ポイント当期純利益も前期比 15.6% 増の 25 億円と過去最高になり、経営効率を表す ROE も13.6%となって、収益性が 0.5 ポイント高まりました。 299.3 145 億円前期末比＋ 62 億円 0.5倍前期末比＋ 0.3 ポイント地デジ対応物件の調達で有利子負債が増加し、財務の健全性を示すネット D/E レシオは 0.5 倍となりました。今後の成長投資と自己資本充実のため、新株予約権を発行しました。 0.5 倍ポイントポイント 210.7 10.0 2010/3 13.1 11/3 13.6% 12/3 145 億円ネット D/E レシオ（有利子負債−現金預金）÷自己資本 83 0.3 51 0.1 2010/3 11/3 12/3 04 05 Partners Partners 第 34 期株主通信第 34 期株主通信 06 ご挨拶社長就任のご挨拶 2012 年 4月1日付で社長に就任した田代五男です。創立から34 年間積み上げてきた事業基盤を受け継ぎ、よい医療を支え、よりよい社会づくりに貢献してまいります。引き続きご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。経営ビジョン誰からも安心され、信頼され、親しまれ、地域社会から必要とされる「断トツのブランド力」のある会社にする。質実ともに当社が携わるすべての領域でナンバーワンになることが私のビジョンです。DtoDと価値ある薬局を軸に地域ヘルスケアネットワークづくりに取り組むことで、中期経営計画で掲げた目標を実現します。また、その先に見る売上高 1 兆円に向けて、中期経営計画最終年度となる2014 年 3月期中に「すべての領域でナンバーワン」に挑戦できる基盤を確立します。経営理念である「私たちの誓い」「社是・社訓」のもと、すべての社員が心を一つに、「人に親接、自分に辛接、仕事に深接」「自尊、自智、自治」「感性、感動、感謝」の「三接・三自・三感」を念頭に、人格を磨き、社会から尊敬される企業を実現してまいります。 2012 年 6 月代表取締役社長 07 Partners Partners 第 34 期株主通信第 34 期株主通信 08 業績のご報告 3 期連続で増益、過去最高益を更新しました。第 34 期（ 2011 年 4 月∼ 2012 年 3 月）業績の総括第 35 期（ 2012 年 4 月∼ 2013 年 3 月）の見通し当期の業績については、売上高は前期比 10.2％増の「よい医療は、よい経営から」のコンセプトのもと、私たちが 802 億円、経常利益は同 15.9％増の 48 億円となり、通期と社会にどう貢献していくのかを示したのが、長期ビジョン「日本して 3 期連続で増益、そして過去最高益を更新しました。型ヘルスケアビジネスの確立」です。長期ビジョンには、DtoD 薬局の拡大による増収効果のほか、コンサルティングなど医業やコンサルティング、薬局など当社の特徴を活かし、ヘルスケ支援も堅調に推移したことが主因です。開業支援や医業ア業界のリーディングカンパニーとなることで、より「よい医療」経営コンサルティングを起点にしたトータルサポートが奏功の実現に貢献したいという想いが込められています。し、売上高増加に寄与しました。調剤薬局は、積極的な新長期ビジョンの実現に向けた一歩として策定したのが、規出店のほか、3 社を新たにM&Aで取得し、2012 年 3月末 34 期からスタートした 3 か年の中期経営計画です。2 年目と現在で前期末比 38 店舗増となる366 店舗となりました。なる 35 期は、中期経営計画最終年度に「すべての領域でまた、医業継承・医療連携・医師転職支援システムナンバーワン」に挑戦できる基盤づくりを目指し、人財育成や「DtoD」は、転職・開業を希望する勤務医登録数が 32,054 人プロセス管理など事業基盤の強化に取り組んでいきます。に達し、転職支援件数は3,000 件を突破、開業支援件数も 160 件と新たな医師との出会いも増え、着実に成長しています。病医院や医師、患者さんに喜んでいただけるサービスの提供に努めた結果、当期の業績も堅調に推移したと評価しています。第 35 期（ 2013 年 3 月期）方針中期経営計画最終年度に「すべての領域でナンバーワン」に挑戦できる基盤づくり • 開業支援を質量ともに強化 • 価値ある薬局の拡大（出店拡大、DtoD を通じた処方せん獲得、質の向上） • 医療モール、運営受託、施設賃貸等プロジェクト案件の推進 09 Partners Partners 第 34 期株主通信第 34 期株主通信 10 中期経営計画の達成に向けて東日本支社組織体制を強化中期経営計画の達成に向けた基盤づくりの一環として、 2012 年 4月1日付で組織改編を行っています。改編のポイントは2つあり、第 1 に、地域に応じた戦略・戦術を、よりスピード総合メディカルならではの新たな付加価値を追求していきます。をもって意思決定できるよう、責任と権限を支社に一本化しました。第 2 に、薬局 500 店舗に向けて、営業部門と薬局部取締役東日本支社長貞久雅利門の連携をより密接にするため、薬局店舗を各支社傘下に移管しました。当社の成長をリードする支社へ当社は、東日本地域に本格進出して 11 年になります。市場規模が大きく、成長余地のある地域と位置づけており、九州支社支店創業の精神で積極的に事業や施策に取り組んでいます。 8 か所北九州支店福岡支店長崎支店熊本支店大分支店宮崎支店鹿児島支店沖縄支店薬局 139 店支店、営業所横浜支店北陸営業所松本営業所静岡支店名古屋支店薬局 152 店えた基盤づくりに取り組みます。具体的には、お客様の要望のみに対応する近視眼的発想にならず、本当に必要としていることは何かという長期的視点で新たな付加価値を追求し、顧客満足度を高め、信頼される力強い現場を目指します。また、社員が新たな事業や企画に果敢に挑戦し、お客様の不安や不満の中にあるヒントをキャッチする感性を磨き、主体的に行動できる体制にします。そして、社員一人ひ 9 か所支店、営業所、出張所岡山支店広島支店山口支店 10 か所札幌支店仙台支店北関東支店埼玉支店東京支店西日本支社京都出張所大阪支店神戸支店 2013 年 3 月期の東日本支社は、地域ナンバーワンを見据東日本支社高松支店松山支店高知営業所薬局（薬局店舗数は 2012 年 3 月末現在。ドラッグストア 2 店を除く） 75 店とりが地域の人びとにとってよいことを果たしていくことで、社会から必要とされる支社になると確信しています。こうした、バランスシートに現れない「見えない資産」を着実に積み上げていくことで、地域ナンバーワンが見える支社にします。 11 Partners Partners 第 34 期株主通信西日本支社第 34 期株主通信 12 九州支社「地元」で築き上げた圧倒的な総合メディカルブランドの豊富な財産を活用し、確立を目指します。もう一段上の成長ステージを目指します。取締役西日本支社長寺田孝英「挑戦」をテーマに、地域 No.1 を目指す取締役九州支社長原口錠二地域に応じた戦略をスピーディに実行中期経営計画 2 年目となる2013 年 3 月期は、当社にとって九州支社は創業の地に位置しており、市場でもある程度計画達成に道筋をつける大事な1 年となります。西日本支社成熟した存在の一つとなっています。「地元」で 34 年間築きも「攻め」の姿勢で中期経営計画最終年度までに地域上げた豊富な財産を活用し、地域に応じた戦略をスピーディシェアナンバーワンを目指します。に実行することで、もう一段上の成長ステージを目指します。医業支援は、「 DtoD 」を軸にした開業支援、医療モール具体的には、培ってきた財産の有効活用を通じて、開業の開設などを通じて、圧倒的な総合メディカルブランドの確立支援を質量ともに強化し、価値ある薬局を拡大していきます。を目指します。薬局は、「価値ある薬局」づくりとして、薬剤「攻めの営業」を徹底し、転職支援やコンサルティング、施設師のレベルアップを図るとともに、誇りと使命感を持って仕事賃貸、運営受託の各案件にも併せて取り組んでいくことで、ができる環境を整えます。また、当社の財産である社員の仲間をより一層増やし、事業ネットワークを確立します。人財育成に注力します。支社独自の研修を実施し、お客様また、地元という地の利を活かし、本社やグループ会社とのことを常に優先して考え、お客様の不安や不満を一緒にの連携を一層強めます。スピード感を持って、情報を共有しなって解決していく社員を育てます。お客様から感動されながら、地域ヘルスケアネットワークのインフラを担う新たな信頼されることが社員のやりがいや誇りにつながります。ビジネスを推進していきます。そして、中期経営計画の目標である DtoDと薬局で地域「明るく役立ち、抜かりなく」を合言葉に、お客様が熱望しナンバーワンを達成し、地域にとってかけがえのない会社、感動されるサービスを的確・迅速に適正価格で提供し、かけがえのない薬局を目指します。すべての領域でナンバーワンの実現に挑戦していきます。 13 Partners Partners 第 34 期株主通信第 34 期株主通信 14 DtoD（Doctor to Doctor）医師の夢を広げたい。患者さんの健康を支えたい。医療の要となる「医師」の志をつなぎ、すべての人びとに価値ある薬局として、地域医療の継続と活性化をお手伝いします。「そうごう薬局」は進化と拡大を続けます。 2012 年 3 月期 2012 年 3 月期末開業・転職支援の合計そうごう薬局店舗数 3,161 件全国に 366 店舗医療連携の実現に貢献する「 DtoD 」価値ある薬局「そうごう薬局」 DtoD は、転職や開業を目指す医師、後継者のいない「まちの健康ステーション」として健康の保持と増進を支え開業医、優秀な医師を招へいしたい病院のニーズをつなぎ、る価値ある薬局を目指しています。地域ヘルスケアネット解決するシステムです。効率的で質の高い医療を実現するワークの構築に貢献すべく、安心・安全なよい医療と感動のうえで重要な地域医療連携の実現にも貢献しています。サービスを提供し、新たな薬局機能を創造し進化し続けます。開業支援に関する取り組み価値ある薬局への取り組み開業支援件数の拡大医療モールの開発コンサルティング力の向上医院開業セミナーを東京、大阪、福岡などで計 14 回開催複数の診療科目が集まることで認知度、利便性が向上営業担当者向け開業支援教育プログラム（PPI）を一新医療サービスの向上訪問調剤の拡大患者満足度の向上社員満足度の向上独自の教育システム（GOES）による薬剤師のレベルアップ調剤センターを新設、在宅に注力する医療機関との連携強化薬局 ES・CS 室の設置 ES: Employee Satisfaction 従業員満足度、CS: Customer Satisfaction 顧客満足度 15 Partners Partners 第 34 期株主通信 PICK UP 第 34 期株主通信 16 ピックアップつきぐまメディカルモールの特徴 2012 年 5 月につきぐまメディカルモールは当社が目指す、「地域ヘルスケア「つきぐまメディカルモール」ネットワークの基盤づくり」をかたちにした施設です。（福岡市博多区）が当地区が福岡都市計画区域に指定されていたこともあり、公有地有効利用のモデルケースとなることを目標にして、地域オープンしました。住民からの要望が強かった医療機関や介護施設を、近隣医療機関との関係にも配慮しながら、開発をしました。耳鼻咽頭科そうして誕生したモールは、複数の診療科目と調剤薬局だけでなく、介護施設やカフェ、銀行を加えた複合型医療内科・循環器内科モールとなっていることが大きな特徴です。地域の皆さまに、身近で専門性の高い医療を提供する場、高齢者の方々の整形外科銀行憩いの場を実現しました。また、緑化率 20％以上のまちの憩いの広場と位置づけ、モール内の施設の外観を統一するなど、周辺の住環境向上につながるよう配慮しました。デイサービスそうごう薬局調剤薬局緑と風のふれあいロード駐車スペースも芝生で緑化し、環境に配慮 17 Partners Partners 第 34 期株主通信第 34 期株主通信株主還元について配当性向 20%、安定配当を基本方針とし、さらなる企業価値の向上に努めます。当社は配当性向20%、安定配当を基本方針としています。当期は、順調に利益を積み上げた結果、前期比 10 円増の株主優待制度ご優待内容（ 100 株以上お持ちの方）継続保有期間 1 株当たり70 円の配当とさせていただきました。また、2013 年 3 月期の 1 株当たり配当金は 80 円と連続 1 年未満通常優待通常優待通常優待 6,000 円相当の当社 PB 商品 6,000 円相当の当社 PB 商品 6,000 円相当の当社 PB 商品長期保有特別優待長期保有特別優待 5,000 円相当の健康機器など * 10,000 円相当の健康機器など * 配当金 / 配当性向配当金配当性向 80 円 70 50 20.0 20.2 11/3 12/3 * 詳しくはホームページをご覧ください。通常優待（ 2012 年 3 月期は以下から 1 つをご選択） 60 2010/3 3 年以上優待内容増配を予定しています。 23.7 1 年以上 3 年未満 20.1% 1 「てくてくらくーん」1 箱と 2 「芋葉とうせい青汁」2 箱と健康食品や衛生用品の健康食品や衛生用品の詰め合わせ詰め合わせ 3 「黒酢ドリンク」50 本 4 コラーゲンドリンク「キュア」30 本 13/3（予想）株主通信（本紙）のご紹介当期から、これまでの事業報告書のダイジェスト版となる「株主通信」を発行し、株主の皆さまにお送りしております。当社の経営戦略や強み、財務情報、会社情報などの詳細は、年次報告書に掲載しています。当社ホームページまたは資料請求にて、ご覧ください。総合メディカル IR サイト http://www.sogo-medical.co.jp/ir/ 5 日本赤十字社への寄付詳しくは当社ホームページをご覧ください。 2013 年 3 月期の商品は未定です。 18