地上設置型高波長分解能分光放射計 による植生モニタリング

第 5 回水文過程のリモートセンシングとその応用に関するワークショップ論文集
2006 年 12 月
地上設置型高波長分解能分光放射計
による植生モニタリング
VEGETATION MONITORING BY IN-SITU TYPE HYPER-SPECTRAL RADIOMETERS
樋口篤志 1・檜山哲哉 2・高橋厚裕 3,西川将典 4,飯島雄 5,福嶌義宏 6
Atsushi HIGUCHI, Tetsuya HIYAMA, Atsuhiro TAKAHASHI,
Masanori NISHIKAWA, Yu IIJIMA, Yoshihiro FUKUSHIMA
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4
5
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千葉大学助教授 環境リモートセンシング研究センター (CEReS) (〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町)
名古屋大学助教授 地球水循環研究センター (HyARC)(〒464-8601 名古屋市千種区不老町)
人間文化研究機構研究員 総合地球環境学研究所 (RIHN)(〒603-8047 京都市北区上賀茂本山 457-4)
名古屋大学大学院生 環境学研究科 (〒464-8601 名古屋市千種区不老町 名古屋大学 HyARC 気付)
千葉大学大学院生 自然科学研究科 (〒263-8522 千葉市稲毛区弥生町 千葉大学 CEReS 気付)
人間文化研究機構教授 総合地球環境学研究所 (RIHN)(〒603-8047 京都市北区上賀茂本山 457-4)
For maximum utilize the observation data derived from Earth observation satellites,
long-term in-situ monitoring is essentially required. This article reports the status of development
in-situ type measuring system for hyper-spectral radiometric conditions over the vegetated surface.
The system consists of two-set of hyper-spectral radiometers with the circulation to connect with a
general data-logger (CR-23X, Campbell Sci., Inc.), Advantage in the developed monitoring system
is that; the system has a function of restarting with power supply recovering because of PC-free
system for the measuring (by the default setting, hyper-spectral radiometer requires the Windows
PC for the control and data storing). We install two systems in Terrestrial Environmental Research
Center (TERC), University of Tsukuba, Japan (wet grassland), and Changwu Agroecometeorological observatory, located on the Loess Plateau, China (winter wheat). Currently the
systems of those two perform well, and we obtained excellent data from the system.
Keywords:In-situ type monitoring of vegetation, multi-spectral, long-term monitoring
1. はじめに
地球観測衛星による地球表層計測は,多くの人
的・金銭的リソースを要求する国際事業である.
GEOSS 等の国際的なフレームワークに基づき現在
様々な波長帯,特性を持つセンサーの打ち上げが企
画されている.こうした観測計画,あるいは打ち上
げられた衛星から得られるシグナルを実際に他の研
究(特にモデル研究)と有機的にリンクさせるため
にアルゴリズム開発は打ち上げ計画と対となって行
われる.熱帯観測衛星(TRMM)に対する世界的な名
声は,搭載されたセンサー自身が世界初,というユ
ニーク性ばかりでなく,ノイズ等実際の計測誤差を
含んだ level0 データを実際に使えるような形式(降
雨量,降雨の特性など)に変換するアルゴリズム研
究の成功によることも見逃してはならない.
植生モニタリングという観点において,光学セン
サーは植生の特異な分光反射特性を計測しうるため
既に 20 年以上の伝統を持つ.これは AVHRR の長期
運用,30 年以上継続して計測が続けられた Landsat
シリーズの貢献,EOS で策定された Terra/Aqua 衛
星に搭載された MODIS の成功(これは野心的に展
開・公開された MOD プロダクトの成功と書いても
問題は無いであろう),等々の連続性が大きい.植生
モニタリングにおいてもアルゴリズム開発は必須研
究であり,理論計算,生態モデルを噛ませた同化,
統計的リトリーバル等のアプローチが現存する.
こうした植生モニタリングにおけるアルゴリズム
研究の前に,現実の問題として a). 光学センサーの
宿命として,雲で覆われた際の陸面データの取得は
できない,b). 大気補正の問題(特にエアロゾルに
よる減衰寄与),および c). 実スケール(個葉レベル
∼群落レベル)での実現象の把握,および実スケー
ルから衛星計測レベルへのスケールアップ問題,等
の問題がある.上述した問題のうち,実スケールで
の現象把握は衛星検証という側面のみならず,それ
自身が気象学,水文学,生態学そのものとダイレク
トに繋がるため,重要性は増すことはあれ,減ずる
ことは無いであろう.また,特に植生フェノロジー
をターゲットとする際には,1年がそのサイクルと
なるため,少なくとも数年,できれば 5 年以上安定
して観測を行い,年々変動もターゲットにいれた観
測態勢を整える必要がある.
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3)
第一著者は樋口ほか (2000) で導入した簡易式植
生計測を 2000 年から継続して現在も行っているが,
近年の計測機の技術進歩により,設置型多波長分光
放射計が製品化され,これらを導入する機会を得た.
本稿では連続無人稼働を前提とした多波長分光放射
計測システム開発について報告し,これらの計測で
得られた初期結果について記載する.
2. 観測システムの概要
本システムで採用した分光放射計は英弘精器社製
の 全 天 候 型 可 視 分 光 放 射 計 MS-700 で あ る .
MS-700 の仕様を Table 1 に示す.名称に“可視”が
ついているが,観測範囲は紫外線の一部∼近赤外ま
でカバーしており,植生計測に利用可能である.大
きな特長として,全天候型であるため野外設置が可
能で長期観測が行えることである.また,内部温度
制御にファンを用いず,ペルチェ素子を用いた電子
式温度制御のため,光の回折誤差が少なく安定した
長期運用が望めることも採用した理由の一つである.
ペルチェ素子の運用のため,商用電源が必要となる
のが僻地運転を考える際にネックとなるが,この計
測機単体で現象を捉えることは不可能であり,他の
計測機(例えば乱流機)も同時に運用されることを
想定し,商用電源は設置場所に施設されている仮定
を置いている.
2006 年 12 月
とから,一つ CR23X でデータ取得を行うためには
シリアル通信を切り替える必要がある(そのため,
原理的には上下の分光放射量の同時計測は行えな
い).そのため,2つの MS-700 からデータロガーの
間に RS232 スイッチを入れ,スイッチ制御自身をデ
ータロガーで行うことようにプログラミングされて
いる.その他,電源障害が発生した際にはその情報
もデータとして記録し,電源障害が復帰した後には
自動的に計測が再開するようになっている.
このように,PC による制御を汎用データロガーに
変更したため,データ取得部に関しての不安材料を
減らすことが可能となった.
3. 観測システム設置例
(1) 筑 波 大 学 陸 域 環 境 研 究 セ ン タ ー 実 験 圃 場
(TGF)
最初に設置候補としたのは,これまでの実績をふ
ま え ,筑 波大 学 陸域 環境 研 究セ ンタ ー 実験 圃場
(TGF)である.設置は 2003 年 12 月に行い,樋口
ほか(2000)3) で示された光量子計とアルベドメータ
が設置された場所の近くに設置した.2004 年 4 月に
は,浅沼ほか(2004)2)で述べられた第3世代データ収
集・公開システムの一部(Campbell データ収集シス
テム)を利用し,観測サイト(データロガー)と研
究棟を無線 LAN で接続し,データ取得を自動化,
さらにインターネットでデータ取得が可能となった.
Table 1 Specifications of MS-700
Items
Wavelength (nm)
Number of channels
Interval of each channel
Internal Temperature
Dependency of temp.
Communication
Specification
From 350 to 1,050
256 ch.
10 nm in mean (depend on
wavelength)
25 degree C
+- 1.0 % (-20 to 50 deg. C)
By RS422/RS232C
Table 1 で示されているように,通常,MS-700 は
シリアル通信を用いた専用ソフト(Windows)で制
御計測を行う仕様となっている.しかし,連続長期
稼働を考えた場合,PC による制御は避けた方が良い
という観点から,汎用データロガーによるデータ取
得システムを(株)クリマテックと共に開発した.
以下,MS-700 と汎用ロガーによる制御およびデータ
取得,データ転送も含めた一連のセットを単純に観
測システムと記載する.
観測システムを構築するにあたり,データロガー
はキャンベル社製 CR-23X を使用した.微気象観測
等によく使われるより安価な CR-10X を採用しなか
った理由として,開発当時は内部転送が CR-10X で
はロガー内の CPU 速度が遅いため,バッファーオー
バーフローを起こす可能性があること,後述する,
シリアル回線切り替え信号切り替えのノウハウを
23X に関して多く持っていたこと,が挙げられる.
本システムでは MS-700 を上下に向けて設置したこ
(2) 中国黄土高原長武試験場(地球研黄河プロジ
ェクト)
もう一つのサイトは総合地球環境学研究所で実施
中のプロジェクト(通称黄河プロジェクト)の大気
境界層観測班の観測機器群の一つとして,中国黄河
流 域 内の 黄土 高 原に 位置 す る長 武県 長 武試 験場
(Fig. 2) に 2004 年 5 月に設置された (Hiyama et al.,
2005)1).この観測は,大気境界層レーダ(ウインド
プロファイラー)とマイクロ波放射計による大気鉛
直プロファイル計測,および地表面フラックス(水・
熱・CO2)微気象要素,放射要素を計測するシステ
ム(Flux and Radiation Observation System: FROS; Fig.
1)よりなる.
Fig. 1 Schematic illustration of FROS installed at
Changwu Station, Loess Plateau, Japan.
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Fig. 2 Location of Changwu station with several spatial resolutions DTM (lower-left: GTOPO30, lower-right:
SRTM). Upper-right image is 14-days composite NDVI image in June 2002 (MODIS product).
Fig. 3 After the installation of radiometers
Figure 1 および Fig. 3 に示すように,FROS での
放射要素は正味放射,短波放射(全天,直達),長波
放射,光合成有効放射(PAR),および本観測システ
ム(分光放射)からなる.データ収録は乱流計測生
データは CR-5000 による収録,微気象・放射要素(除
く分光放射出力)・地中計測要素(地温,土壌水分)
は CR-10X,分光放射データは CR-23X でそれぞれ行
われ(Fig. 4; 型番は全てキャンベル社製データロガ
ーの名称を示す)
,ロガーで収録されたデータは有線
で観測小屋(境界層レーダ,マイクロ波放射計の制
御・データ収録 PC 群が置かれている)に置かれた
PC に自動的にデータが取得される.
Fig. 4 Data logging system in FROS. Upper-box
stored a system for logging raw-data of
turbulence elements (by CR-5000,
Campbell Inc.), lower-box has two data
loggers,
one
is
CR-10X
for
micro-meteorological elements, the other
is CR-23X for multi-spectral radiometers.
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4. 本観測システムによる初期観測結果
2 地点で現在も連続観測が行われているが,その
うち解析が比較的進んでいる長武試験場の結果を示
す.長武試験場内の植生は冬小麦であり,隣接する
農場ではリンゴが栽培されている.フラックス(フ
ットプリント内)には隣接するリンゴ畑からの寄与
は特に 10m 以上で計測された結果に関しては考慮に
入れる必要があるが,分光放射計に関しては,視野
内にリンゴ畑は含まれないため,得られた結果は上
向き放射に関しては麦からの分光放射量を見ている
ことになる.
2006 年 12 月
ク上に入っているものは停電による欠測であるが,
データロガーに出力された停電記録は 2005 年の 10
月までで 9 回である.まず,良好なデータ取得状況
から本システムが無人で連続稼働(特に自動計測再
開機能)していることが分かる.また,1μm 付近は
水蒸気の吸収帯にあたる(チャンネル 200 付近に相
当)が,水蒸気の吸収で地表面に殆ど到達していな
いことが分かる.また,教科書的なデータとして,
青色(0.4 -0.5μm)に太陽放射のピークがあり,これを
分光放射計は捉えている(チャンネル 50 前後が青色
波長に対応する).
Fig. 6 Same as Fig.6, but for upward radiation.
Fig. 5 Day of year-channel number section derived
from multi-spectral radiometer. Unit is W
m-2 μm-1. Sampling date is every noon in
BST. Observed element is downward
spectral radiation.
Figure 5 に 2005 年の下向き分光放射量の季節変化
を示す.縦軸が日(Day of Year),横軸がチャンネル
数に対応する.データは上下セットで 2 分間隔でサ
ンプリングされるが,ここでは中国時間の正午前後
のサンプルデータのみで描画している.所々スパイ
上向き放射の季節変化を Fig. 6 に示す.Fig. 5 と
縦軸横軸は同じである.上向き成分では,麦の生長
に伴い,近赤外域の上向き分光放射が増大し,160
DOY∼170DOY にかけて急激に可視域(チャンネル
80 付近が可視光と近赤外の境界)の分光放射が増え
ていること,180DOY 以降は可視域∼近赤外全域で
放射量が増えていることが分かる.
下向き成分と上向き成分を合わせることにより,
各チャンネルの分光反射を計算することが可能であ
る.ここで注意しなければならない点として,上下
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2006 年 12 月
方向を別々の分光放射計で計測しているため,厳密
には放射計毎の器差があり,全く同じ波長域の分光
放射を計算しているわけではないことである.
Fig. 9 A photo of station in 150 DOY.
Fig. 10 Same as Fig. 10, but for in 160 DOY.
Fig. 7 same as Fig. 6, but for spectral reflectance.
Figure 7 に上下分光放射計の組み合わせによって
計算された分光反射率の季節変化を示す.全体とし
て,可視域の分光放射が低く,近赤外域の反射率が
高い典型的な麦の分光放射特性が観測されているこ
とがわかる.精査すると,70DOY からまず麦の LAI
の増加に伴う近赤外波長の反射率増加がみられ,そ
Fig. 11 Same as Fig.10, but for in 170 DOY (just
before the harvesting).
Fig. 8 Snapshots of spectral reflectance in 150 DOY
(Red), 160 DOY (green), and 170 DOY.
の後 90DOY∼160DOY に可視光の分光反射率の低
下(生育のピーク)
,その後,近赤外域の反射率の低
下と赤∼近赤外の反射率の急激な変化の減少(レッ
ドエッジのブルーシフト)が 160∼170DOY にかけ
て認められる.
Figure 8 は 150, 160 170 DOY における,分光反射
率のスナップショットを示す.150DOY は麦の最盛
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期,160DOY は麦の色が変わりだした時期,170DOY
は収穫直前(実際の刈り取りは 171DOY に行われた)
に対応する.スペクトルをみると,150DOY では明
確な緑域(チャンネル 70 付近に対応)の盛り上がりと,
青,赤波長の凹みが観察され,160DOY では赤の反
射率と近赤外域(赤に近い波長)の反射率の減少(レ
ッドエッジのブルーシフト),170DOY では光合成活
動がほぼ停止した麦の分光スペクトルとなっている
ことがわかる.こうした麦の急激な状態変化は,現
地で同時期に行った集中観測で得られた毎日の写真
撮影からも一目瞭然(Fig. 9-11)である.さらにほ
か の 観測 要素 ( クロ ロフ ィ ル量 の代 替 値で ある
SPAD 値,渦相関法で得られた CO2 フラックスの季
節変化,それぞれの図は省略)でも(それぞれの減
少のタイミングは異なるが)観測されている.
5. おわりに
本稿では普段の学術論文ではほとんど記載されな
い観測システムの概要について記載した.正確を期
すために記載すると,両サイト共に設置後すぐに結
果で示した良好なデータが取得されたのではなく,
システムのバージョンアップ,バグフィックスに1
年費やしている.これは開発を依頼した(株)クリ
マテックの問題ではなく,分光放射計が吐き出すデ
ータ量と汎用データロガーの処理能力の見積もりミ
ス(つまり最初の依頼時の技術チェックミス)によ
るものである.同一要素を短い時間ステップで計測
する(主に乱流生データ収集がこの用途に当たる)
ロギング技術とは異なり,時間間隔は乱流計測より
長くとも,一度に 256 要素のデータを格納するとい
うケースは一般的なデータロギングではあまり想定
されない方法であり,こうした計測も可能であるこ
とが示せたことは大きいのではないだろうか.
本計測では放射計の性格から方向性反射(BRDF)
は考慮することができない,こうした計測は集中観
測として,ハンドキャリー型の分光放射計を用いて
分光放射の角度依存性の計測を行い,設置型データ
と組み合わせることにより,より高度・複合的な情
報を得ることが可能である.このような集中観測を
行う際にも,連続計測が行われていれば,集中観測
時の状況が,Fig. 7 のような解析を行うことにより
理解可能となり,文字通り基礎データとして機能す
2006 年 12 月
ると思われる.
設置型計測は言い換えると“農耕”型計測といえ,
しかも,データ欠測はできるだけ避けないといけな
い(減点法)の計測であるといえる.移動観測,集
中観測,現地踏査で得られる有用な情報は“狩猟型”
観測ともいえ,両者は補完的である.派手な結果が
得られる“狩猟型”観測とは異なり,
“農耕”型観測
ではある種の忍耐が求められる.加えて,観測は長
期となることが多く,忍耐に加え,技術や農耕的観
測の重要性・スキルの伝承が必要であろう.データ
は「誰かがとってインターネットで公開された」も
のを使って解析する傾向になりつつあるが(現に第
一著者の研究室の所属学生の研究テーマのほとんど
がこれにあたる),自ら観測を行い(プラスして,観
測のデザインを自ら考える),データを整理し解析す
るスタイルの伝承も必要であろう.これは,学生側
の問題というより,教員側の問題かもしれない.
謝辞:システム構築・運営に関し,多くの人々の協
力を得ている.システム開発においては,
(株)クリ
マテックの寄崎氏,佐々木氏,飛田氏,小林氏,田
中久則氏,田口氏,設置・運用に関しては,陸域環
境センターの浅沼博士,山中博士,渡来博士,黒川
氏の協力を得ている.中国長武サイトでは,水土保
持研長武試験場の全面的なサポートを受けている.
ここに記し,感謝の意を示します.システム開発・
version up に関しては,主に科学研究費補助金(若手
A: 2003-2005, 15680021 研究代表者:樋口)を使用
した.
参考文献
1) Hiyama, T., A. Takahashi, A. Higuchi, M. Nishikawa, W.
Li, Y. Fukushima : Atmospheric boundary layer (ABL)
observations on the "Changwu Agro-Ecological
Experimental Station" over the Loess Plateau, China,
AsiaFlux Newsletter, No.16, 5-9, 2005.
2) 浅沼順・野原大輔・原政之・寄崎哲弘 : 第 3 世代気象・
水文観測データ収集・公開システムについて. 筑波大
学陸域環境研究センター報告, 5 号, 157-174, 2004.
3) 樋口篤志・西田顕郎・飯田真一・新村典子・近藤昭彦 :
PGLIERC (Preliminary GLobal Imager experiment at
Environmental Research Center);その概要について. 日
本水文科学会誌, 30, 81-91, 2000.
(2006.10.23. 受理)