Untitled - ISSスクエア - 情報セキュリティ大学院大学

Welcome to ISS square
"Open up your dreams"、OKI のブランドスローガンは、世
世界に通用する情報セキュリティスペシャリストを育成しよう。
界の人々の心豊かで安心、安全な夢の社会への扉を開くこ
情報セキュリティスペシャリスト教育のスタンダードを世界に向けて発信しよう。
とを表しています。安心、安全な社会の実現に向けて、情
学界・産業界の枠を超え、大きな使命感を共有した
きましょう。
報セキュリティの世界で皆さんと一緒に夢の扉を開いてゆ
斯界の第一人者たちの力を集結しました。
杉尾 俊之
プログラム連携各機関からみなさまへ
情報セキュリティ大学院大学
情報セキュリティ研究科長
ISS スクエア代表
田中 英彦
Hidehiko Tanaka
中央大学
大学院理工学研究科
情報セキュリティ科学専攻
教授
土居 範久
Norihisa Doi
国立情報学研究所
アーキテクチャ科学研究系
研究主幹・教授
本位田 真一
Shinichi Honiden
1982 年沖電気工業株式会社に入社。人工知能、自然言語処理
の 研 究 開 発 に 従 事。機 械 翻 訳 シ ス テ ム の 開 発 な ど を 経 験 し、
1998 年より、技術経営、経営戦略企画業務に従事。
Toshiyuki Sugio
(株)日立製作所
システム開発研究所
シニアマネージャ
手塚 悟
Satoru Tezuka
(株)日立製作所システム開発研究所にて、情報セキュリティの
研究開発に従事。電子政府の電子認証システム構築や情報セ
キ ュ リ テ ィ 関 連 の 様 々 な 国 家 プ ロ ジ ェ ク ト に 参 画、日 本 PKI
フォーラムや安心・安全インタネット推進協議会、モバイル I T
フォーラム等の各種委員を務め、現在に至る。工学博士。
このプログラムは、大学や企業の壁を超えて潜在力を結
5 年前に大学院の設立に参加したときは、セキュリティがこ
様々な脅威の広がりや法制度の要請に対し、情報システム
NT T 情報流通プラットフォーム研究所では、安心・安全な
集し、世界一安心できる IT 社会の実現に向けて、情報セ
れほど奥の深い研究テーマだとは思いませんでした。計画で
のセキュリティは不可欠となってきています。そこでは、個
ICT 社会の基盤となるセキュリティ技術の研究開発と、今後
キュリティ分野における世界最高水準の人材を育成するプ
は、まずは理系を中心にした講義構成でスタートし、次第に
別の対策技術の単なる組み合わせではなく、対費用効果も
のブロードバンド&ユビキタス時代においてオープン・協
ログラムです。充実した講義群により、幅広い必須知識を
人文・社会系の科目を追加することで、主として私がその任
考慮したシステム全体でバランスのとれたセキュアなシス
調型のビジネスを活性化するサービス基盤技術の研究開発
取得し、各企業におけるインターンシップや、実務家によ
に当たることにしていました。他の助成金により「企業の情
テムの構築手法と、それらを実現する人材が必要になると
を進めています。世界トップレベルの暗号研究を推進する
るオムニバス講義などを通して現場の問題把握が促進さ
報セキュリティに対する責任」の研究を深め、ある程度体系
考えています。弊社では、独自のセキュリティアーキテク
とともに、認証や ID 連携などの基盤技術やネットワークセ
れ、専門研究会や分野横断型研究会を通して、高度な問題
化の目途がついたところに、幸いこの大型助成がいただけま
チャを基軸に、システムセキュリティから暗号まで広い分
キュリティ技術の研究開発では、国内外の大学との共同研究
発見能力と解決能力を身につけることができます。参加さ
した。これを機会に、情報セキュリティの総合科学化に向け
野における企業システムセキュリティのための研究開発を
や学会活動、グローバルな企業群との技術アライアンスや標
れる皆様が、将来、情報セキュリティにおける世界のスペ
て、さらなる前進ができるものと期待しています。理系の学
推進しています。弊社の連携により時代が要請する人材育
準化活動など、幅広い研究交流を積極的に展開し、常に社会
シャリストとして活躍されることを期待しています。
生さんも、人文・社会系のテーマに気軽に参加してください。
成を行う ISS スクエアの一助となればと考えています。
東京大学にて計算機アーキテクチャ、並列処理、人工知能など
の教育・研究に従事。東京大学情報理工学系研究科長を経て、
2004 年 4 月情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ
研究科長・教授。日本学術会議会員、IEEE Fellow、東京大学名
誉教授。
情報セキュリティ大学院大学
副学長・教授
林 紘一郎
30 年余のビジネス経験を経て、研究者に転向して 11 年目。技
術標準や知的財産・メディアのあり方などをめぐる法と経済
学、セキュリティ法などを研究。著書に『著作権の法と経済学』
(勁草書房)、
『 情報メディア法』
( 東京大学出版会)など。
(株)富士通研究所 ソフト
ウェア&ソリューション研究所
セキュアコンピューティング
研究部 部長
鳥居 直哉
1983 年大阪大学大学院通信工学専攻博士課程前期修了。同年
富士通研究所に入社。音声スクランブラや暗号のソフト / ハー
ドの実装技術、及び情報システムのセキュリティの研究開発に
従事。
Naoya Torii
Koichiro Hayashi
日本電信電話(株)
情報流通プラットフォーム
研究所 所長
後藤 厚宏
Atsuhiro Goto
ニーズに応えられる先進的な研究開発を推進しています。
1984 年東大・工学博士。NTT および ICOT にて並列マシンや知
識情報システムの研究開発に従事。90 年代にシリコンバレー
で NT T 研究所分室を開設し、Web 応用プロジェクトを推進。帰
国後、新規インターネット事業を立ち上げるとともに、ユビキ
タスやセキュリティ関連の研究開発に従事。2007 年 7 月より
現職。
情報セキュリティ技術は、これから向かおうとしている高
情報セキュリティは Web 時代の社会基盤を支える最も重
セキュリティは鎖のようなものだとよく言われます。一番弱
企業では、暗号・暗号プロトコルといった基本要素技術だけで
度ユビキタス社会で第一の必須技術である。中央大学では
要な技術です。この技術は、日常の生活習慣からはじまり、
いところで切れるからです。したがって、セキュリティの専
はなく、これらを習得した上で実際にシステムに応用していく
旧来から大学院理工学研究科に「情報セキュリティ副専攻」
法律を含む社会制度の整備にも関わり、同時に先進的な研
門家になるためには、あらゆることをバランス良く吸収する
際、どう脅威 / リスクをとらえ、どのように簡潔に対策を実現し
を設置しており、平成 19 年度からは後期博士課程に「情報
究開発に裏付けされるものです。ですから、大変複合的な
ことが求められます。暗号の専門家であってもセキュリティ
ていくかという能力が重要視されています。本プログラムの中
セキュリティ科学専攻」を開設しているが、文部科学省の
視点なしには情報セキュリティを確保することは困難で
の専門家になれるとは限らないのです。このプログラムは、
で皆さんがこういった能力を伸ばされることを期待していま
情報セキュリティの 21 世紀 COE 拠点、科学技術振興調整
す。広く様々なことを学ぶという気持ちを忘れずに情報セ
ポリシーの設定、セキュリティのマネジメント、セキュアな
す。NEC では、
インフラ系ソリューションに対する活動が多く、
費の情報セキュリティ人材育成拠点として選出された実績
キュリティを考えていただきたいと思います。
情報システムの構築と運用、それに個別の技術までを、幅広
このような能力は武器となります。そのため、研究開発活動と
を踏まえ、本プログラムでは、ユビキタス社会で実際に役
くカバーします。また、企業における実践的なセキュリティ
して、暗号・暗号プロトコルといった基礎技術の深耕と共に、
に立つ人材を育成することに主眼をおいている。本プログ
を学ぶことができるのも大きな特徴です。バランス良く学び
ラムへの学生諸君の積極的な参加を期待している。
現在、慶應義塾大学名誉教授、日本学術会議副会長、文部科学
省「次世代 IT 基盤構築のための研究開発」プログラムディレク
ター、科学技術振興機構社会技術研究開発センター「情報と社
会」領域総括、NPO 法人日本セキュリティ監査協会会長、ACM
日本支部長。専門はソフトウェアを中心とした計算機科学およ
び情報セキュリティ。
東京大学
大学院情報理工学系研究科
教授
日本アイ・ビー・エム
(株)
執行役員
東京基礎研究所長
米澤 明憲
丸山 宏
Akinori Yonezawa
取って、本物の「セキュリティの専門家」になってください。
1983 年 東 京 工 業 大 学 理 工 学 研 究 科 情 報 科 学 専 攻 修 士 課 程 修
了。同年日本 IBM 入社。東京基礎研究所で人工知能、自然言語
処理、XML、セキュリティ等の研究に従事。2006 年より現職。
工学博士。
Hiroshi Maruyama
リスク・脅威分析 / アクセス制御プラットフォーム / 認証連携等
日本電気(株)
共通基盤ソフトウェア研究所
セキュアシステムTG
研究部長
谷 幹也
のシステムセキュリティ研究開発にも力を入れています。
京都大学工学部数理工学修士卒業。NEC 入社後、言語解析、自
然言語インタフェース、電子図書館、著作権管理システムの研
究を経て、現在 NEC セキュリティ研究の技術統括を行ってい
る。安全安心インターネット推進協議会・部会長。
Mikiya Tani
セキュリティ技術の発展に伴い、最新のセキュリティ技術
私達の生活は、かつてないほど情報通信ネットワークへの依存
9.11 テロを米国で自分の目で見て以来、この世の中が(広
私が暗号に初めてかかわった 20 年前は、研究者人口も少な
を最大限活用したセキュアなソフトウェアシステムの構築
度を高め、その利便性を大いに享受していますが、それと同時に
い意味での)セキュリティの時代に入ったと感じています。
く、ビジネスもわずかなものでした。当時は、現在のように
が実現可能な時代になってきました。その時に必要なこと
様々なセキュリティ上の問題もクローズアップされています。社
セキュリティの担保には、情報セキュリティ、物理セキュ
暗号技術が誰にとっても身近なものになるとは予想すらでき
はいかにセキュリティ技術をソフトウェアシステムに組み
会のあらゆる場面において、セキュリティに通暁した人材への
リティ、映像セキュリティの広い連携が必要です。弊社で
ませんでした。この分野における当研究所の特長は、暗号理
入れるかというソフトウェア工学の問題です。そこで、今
ニーズは高まる一方であり、技術と実務の両方に明るい高度セ
は、特にバイオメトリクスや行動分析を用いた映像セキュ
論から実装手法、システム化まで情報セキュリティにかかわ
回、セキュリティ要求分析、セキュリティ形式仕様の 2 講
キュリティ人材の育成が急務となっています。情報通信研究機構
リティシステムを中心に、情報・物理セキュリティとの連
るさまざまな専門分野の技術者がひとつのフロアに集結して
義を開講します。座学を極力少なくし、演習やグループ議
(NICT)情報通信セキュリティ研究センターは、
コミュニケーショ
携をおこなう Sinapse-Net というフレームワークを提唱
おり、さまざまな視点で議論できることだと思っています。
論を多くする予定です。現時点では、いずれの講義も国内
ンの安心・安全をリードする研究開発拠点として、本プログラム
し、技術開発・システム開発を行っております。世界を少
最近は量子暗号のような未来の暗号技術にもチャレンジして
大学ではここだけでしか実施されていません。ぜひ受講し
を通じ、最新のセキュリティ技術・知識を身につけた、高度セキュ
しでも安心な場所にするため、このプログラムが貢献する
てください。
東京大学大学院教授、早稲田大学客員教授、英国 UCL 客員教授。
情 報 処 理 学 会 フ ェ ロ ー。IEEE Computer Society Japan Chapter
Chair、ACM 日本支部会計幹事、日本学術会議連携会員。
(独)情報通信研究機構
情報通信セキュリティ
研究センター長
篠田 陽一
Yoichi Shinoda
リティ実務者・研究者の育成に貢献していきたいと考えています。
1989 年、東京工業大学工学博士、東京工業大学助手、北陸
先端科学技術大学院大学情報科学研究科助教授を経て、同大
学院大学教授として現在に至る。2006 年より情報通信研究機
構(NICT )情 報 通 信 セ キ ュ リ テ ィ 研 究 セ ン タ ー 長、2007 年
より内閣官房情報セキュリティセンター補佐官(兼務)。
パナソニック株式会社
東京R&Dセンター
所長
三輪 真
Makoto Miwa
ことを願ってやみません。
松下電器産業株式会社に入社以来、ネットワーク機器・システ
ムの開発に従事。2004 年からは社内分社である PSS 社(パナソ
ニックシステムソリューションズ社)の CTO として、ユビキタ
ス安心安全な社会創造に向けて、技術・商品・システムの開発
を推進している。
います。学生の皆さんには、技術、法律、倫理など幅広い観点
三菱電機 ( 株 )
情報技術総合研究所
情報セキュリティ技術部長
松井 充
Mitsuru Matsui
から情報セキュリティに取り組まれることを期待します。
京都大学理学研究科数学専攻修士課程卒。三菱電機入社後は誤
り訂正技術、暗号技術の研究開発に従事。1999 年欧州にて第
三世代携帯電話 (W-CDMA) 世界標準暗号開発に参加。専門は共
通鍵暗号の設計・評価。