ISS・きぼうウィークリーニュース平成17年10月18日発行第170号宇宙ステーション・きぼう広報・情報センター “今週の国際宇宙ステーション（ISS）” ☆最初のISS構成要素打上げから2524日経過しました ☆第12次長期滞在クルーのISS滞在は16日経過しました ※特に断りの無い限り日付は日本時間です。 ☆ISS動向第12次長期滞在クルーのウイリアム・マッカーサーとバレリー・トカレフ両宇宙飛行士は、 ISS滞在3週目を迎え、ISSでの生活に馴染み、定期メンテナンスや実験を行いました。ふたりは緊急避難手順の確認、「ザーリャ」（基本機能モジュール）のバッテリー交換、「カナダアーム2」（ISSのロボットアーム）の慣熟訓練を行うマッ「ユニティ」（結合モジュール1）内の積載品の移動を行いました。マッカーサー宇宙飛行士はEarthKAM（アースカム）実験用のカメラをセットし、米国時カーサー宇宙飛行士間11日から14日まで運用しました。EarthKAMとは、インターネットを通じて特定の地域の写真撮影要求を出し、その写真から地理や科学などを学ぶための学生実験です。今回は、世界中の114校から数千人の生徒が20回目を迎えるこの教育プログラムに参加し、1,100枚の写真が撮影されました。 6ヶ月の滞在期間中、ふたりは少なくとも2回の船外活動を行う予定で、1回目は11月上旬の予定です。この船外活動はロシア製宇宙服を使用することから、「ピアース」（ロシアのドッキング室）から船外に出ます。そのため船外活動以前に、現在ピアースにドッキングしているソユーズTMA-7宇宙船（11S）をザーリャのドッキングポートに移動させることになっています。また、アマチュア無線を使用してISSと交信する教育プロジェクト（ARISSスクールコンタクト）が10月28日に千葉県浦安市富岡小学校、10月31～4日の間に広島市三次市川地小学校・志和地小学校・青河小学校、11月14～18 日の間に大阪府高槻市教育センターと行われる予定です。 “スペースシャトル最新状況” ☆次回打上げは2006年5月以降と発表 NASAは、米国時間10月14日に記者会見を行い、2006年3月としていたスペースシャトルの次回打上げ目標を2006年5月3日～23日とすると発表しました。「タイガーチーム」と命名されたエンジニア達は、今年7月のスペースシャトル打上げ時に外部燃料タンク（ET）から断熱材が剥落した問題解決のための報告書を作成中です。打上げ目標を5月にずらした要因のひとつに、ハリケーン「カトリーナ」の影響もあります。現在ニューオーリンズ州のミシュー組立工場（MAF）では25%の作業員が業務に復帰しており、交通手段やインフラが予定通り復旧すれば、 12月初めまでには全ての作業員達が業務に復帰できると予想されています。改修のためケネディ宇宙センターから MAFに運ばれるET-120 “インフォメーション” ☆「筑波宇宙センター特別公開」開催案内今週日曜日（23日）に迫った筑波宇宙センター特別公開の目玉は、野口宇宙飛行士の特別講演会です。 ■日時：10月23日(日）午前10時～午後4時（受付午前9時45分～午後3時半） ●野口宇宙飛行士特別講演会：第1回午前11時～12時、第2回午後2時～3時・場所：特設野外ステージ* * 天候状況等により、宇宙実験棟2F大会議室に変更する場合があります。・ライブ中継：宇宙実験棟2F大会議室、総合開発推進棟1F大会議室、記者会見室、視聴覚室、及びインターネットによるライブ配信（http://iss.sfo.jaxa.jp/gallery/video/live/live.html）を行います。他にも、JAXA長期ビジョン講演会、施設公開、映像上映、水ロケット教室などのイベントが盛り沢山です。当日は、つくばエクスプレス「つくば駅」、JR「ひたち野うしく駅」から無料シャトルバスを運行いたします。なお、お車をご利用の場合、筑波宇宙センターの駐車場は混雑が予想されます。できるだけ臨時駐車場（無料シャトルバスを運行）をご利用いただきますよう、ご協力公開する施設のひとつ、無重量環境模擬水槽お願いいたします。 ■無料バス・駐車場・交通案内（筑波特別公開用） http://visit.jaxa.jp/tsukuba/img/topics/traffic.pdf ■筑波宇宙センター交通機関のご案内 http://www.jaxa.jp/about/centers/tksc/traffic_j.html 問い合わせ先：宇宙航空研究開発機構宇宙ステーション・きぼう広報・情報センターホームページ http://iss.sfo.jaxa.jp/ Eメール [email protected] ウイークリーニュースメーリングサービス登録 http://iss.sfo.jaxa.jp/weekly/index.html ※ 「ISS・きぼうウィークリーニュース」に掲載された記事を転載する場合、本ウィークリーニュースから転載した旨を記述ください。