環境計測制御コンピュータ遠隔操作方法標準化規格策定 の第 4 回

第 5 回打ち合わせ会資料 2
環境計測制御コンピュータ遠隔操作方法標準化規格策定
の第 4 回打ち合わせ議事録(案)
<打ち合わせ実施概要>
・日時: 1996 年 2 月 21 日 14:00∼17:00
・場所: 社団法人 日本施設園芸協会会議室(東京都千代田区麹町)
・出席者(敬称略):
企業(五十音順)
株式会社イー・エス・ディ 代表取締役 海保 昭
株式会社東芝 電気・計装プロダクトマーケテイング部 小山 保徳
三基計装株式会社 技術部 前山 順孝
東京ハイテック株式会社 技術部 伊藤 倍男
トピーグリーン株式会社 技術部 塩崎 啓一
ネポン株式会社 技術本部 原田 秀一
山武ハネウエル株式会社 FA システム事業販売 1 部 渡辺 勉
横河電機株式会社 環境営業本部 奥矢 明子
大学
千葉大学園芸学部 教授 古在 豊樹
東海大学開発工学部 講師 星 岳彦
東海大学開発工学部 研究生 布施 順也
農林水産省および日本施設園芸協会
農産園芸局野菜振興課 課長補佐 塩谷 和正
農産園芸局野菜振興課 事業第 2 係長 永野 竜也
社団法人日本施設園芸協会 会長 兵藤 宗郎
社団法人日本施設園芸協会 専務 太田 成美
社団法人日本施設園芸協会 技術部長 高澤 良夫
社団法人日本施設園芸協会 技術コンサルタント 栗原 淳
<配付資料>
・第 4 回打ち合わせ会資料
・第 4 回打ち合わせ会資料(その 2)
・環境制御コンピュータの遠隔操作法標準化企画に対する意見((株)東芝)
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<議事次第>
・標準化規格を策定する意義の検討
I) 意義の検討に入る前に、規格策定のメリットについて、質問と意見が提出された。
これについては、東海大学宛てに質問点等を明記したうえで、回答することとなっ
た。
II) 協議の結果、以下の標準化の意義に関する事項が決定された。これらの事項は、
標準化規格を策定するうえでの憲章として機能する。
標準化規格(以下では単に「規格」と略す)策定の意義 1996 年 2 月 21 日議決
1. 目的
1.1 使用目的
・パソコンを用いて利用者が遠隔地でデータを見られる。
・パソコンを用いてパソコンにデータを蓄積する。
・パソコンを用いてデータの解析ソフトウェアを実行する。
・パソコンを用いてさらに高機能なソフトウェアを実行する。
・仮想コントローラの機種に依存なくパソコンを用いてソフトウェアを実行する。
・パソコンを用いて非常時に遠隔地からの緊急操作を実現する。
・パソコンを用いて組合や地域の統合型システムを作成する。
1.2 対象
・温室(施設園芸)の環境制御。
・工場的生産システムなどの高度植物生産設備。
・気象ロボットなどの施設外気象計測システム。
以上 3 点を対象とするが、規格を応用できる分野があれば、その他の分野でも利用
できる。
2. 機能
2.1 データの移動
2.1.1 方向
データの移動方向。
・パソコン←コントローラ(データの読み込み)機能については、規格化し、必ず実装
する。
・パソコン→コントローラ(データの書き込み)機能については、規格化するが、実装
はメーカの自主判断に任せる。
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2.1.2 内容
・計測値。規格化するが、実装はメーカの自主判断に任せる。
・制御値。規格化するが、実装はメーカの自主判断に任せる。
・設定値。規格化するが、実装はメーカの自主判断に任せる。
・制御方法ほか。上記 3 区分に属しない内容は、メーカのオリジナルデータとして規
格との共存が可能な方策を検討するが、具体的な内容・形式についての規格は策定
しない。
2.2 データの特定
・場所と施設の特定方法。次回以降に検討する。
・計測制御項目の特定方法。次回以降に検討する。
・時間(記録値)の特定方法。次回以降に検討する。
2.3 データの意味
・単位の統一。次回以降に検討する。
・集計方法の統一。次回以降に検討する。
3. 方法
通信規格(プロトコル)を基準にする。また、以下の用語を定義する。
コントローラ: 施設の環境計測制御用マイクロコンピュータ。
パソコン: コントローラを遠隔操作するためのパーソナルコンピュータ。
仮想コントローラ: 規格非対応のコントローラとそれを規格対応にするための機構とを
付加したもの、または、規格対応のコントローラ。
III)次回会議
1996 年 4 月 9 日 14 時 30 分から日本施設園芸協会会議室で開催する。議事は以
下を予定する。
・議事録等の確認(承認事項)。
・標準化規格設計方針の策定(討議事項)。
・次回会議予定の決定(討議事項)。
以上
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