□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■ 熊本県職員連合労働組合 2009.9.16 号 VOL.242 ふ く ろ う 通 信 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ ◆委員長から ●マニフェストの行方は? ◆これまでの主な経過 ●8 月 12 日∼9 月 16 日 ◆当面の主な取組み ●9 月 17 日∼10 月 ◆現業部から ◆共済から ●火災共済・個人賠償責任保険の更新 ◆揺れる阿久根市職労(阿久根市職労インタ ビュー) ●市民対職員の構図(その①) ◆書記局から・・・ ●脇見注意っ! ●職種転換制度(任用替え)Q&A ●現労団結ボウリング大会 ☆――――――――――――――――――――――☆―――――――――――――――――――――――☆ 委員長から ●マニフェストの行方は? 9月14日の地元紙1面に掲載されました民主党の公務員制度改革計画の内容について、選挙前から 危惧していた問題が現実のものとなるのではないかと、怒りと不安でいっぱいです。 先週まで、民主党マニフェストでの「国家公務員の総人件費2割削減」については、選挙前から民主 党及び自治労幹部は、あくまで「国家公務員」の問題であり、地方へは波及しないという説明を行って きました。 地方公務員については、度重なる人員削減に加え、地域給導入や地方財政状況による賃金カットが実 施されるなどで、地域の実情を踏まえたものとなっており、今回の公務員制度改革の対象外という理屈 は、我々にとって納得性のあるものでした。 当初言及されていた削減の方法は、人事院を廃止し、労働基本権を復活させた下での労使交渉による 賃金カットや人員の削減によるものという理解でした。 今回、民主党の公務員制度改革実施計画によれば、人事院制度を残し、算定方法を改悪したうえで基 準となる給与水準を下げ、労使交渉のベースを形成しようというもので、当然地方の人事委員会へも影 響を与えるし、これまでの自民党がやっていた公務員政策に比べて、より狡猾で姑息な方法と言わざる を得ません。 現在、自治労県本部を通して、報道内容の真相、民主党の真意を確認していますが、現在のところ民 主党からの公表ではないということ、全国紙での扱いが皆無であることから、ニュースソースがどうも あやふやで、確定情報ではないようです。情報に振り回されることなく、しばらく静観するのが良いの かなと思っています。 報道のタイミングが、新政権樹立前であり、しかも各県の人事委員会勧告前であり、地方公務員に影 響する内容を入れているところを見ると、何か意図的なものを感じます。 さて、このような状況下で、9月14日人事委員会事務局長交渉を行いましたが、8月に公表されま した人事院勧告の内容が大変厳しいものであったことから、内容も「勧告しない」要求が主となりまし た。 (別添要求書参照) 要求の大きな柱は、実態に応じた勧告とすることですが、これまでの経緯からは、賃金カットを考慮 に入れない、額面どおりの勧告となるのではないかと考えられます。 賃金カットのうえに、0.2%程度のわずかな金額をカットする必要があるのか、職員の実態を考えれば、 どうすべきかは明らかだと思います。それでも敢えて勧告するならば、第三者機関としての人事委員会 の存在そのものが問われるのではないのでしょうか。 事務局長交渉では、国準拠、民間準拠の制約を理由に、県職員の実情を考慮した明確な回答はありま せんでしたが、人事委員会委員長交渉に向け、職員の実態を訴えながら県公労一丸となって臨みますの で、ご協力とご理解をお願いいたします。 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ これまでの主な経過 〔8月〕 12(水) 熊本支部定期大会 19(水) 九地連県職共闘書記長・賃金部長会議(宮崎市、∼20日) 女性部常任委員会 20(木) 九州各県福利厚生担当者会議(宮崎市) 21(金) 互助会あり方検討会 22(土) 自治労全国大会事前会議(∼24日) 23(日) 八代市長選開票日 24(月) 岡部委員長知事表敬訪問 25(火) 自治労定期大会(∼28日) 30(日) ユース部家族ふれあい木工教室(肥後木材) 衆院選投票日 31(月) 病院局監査 〔9月〕 2(水) 九地連県職共闘会議(テルサ) 現労執行委員会(自治労会館) 3(木) 九人協交渉(テルサ) 7(月) 県公労幹事会 8(火) 本庁衛生委員会(書記長、現業部長、女性部長、総務・土木支部長) 玉名支部定期大会 9(水) 天草支部定期大会 菊南支部賃金・権利関係学習会 10(木) 県庁労金会員会議 ユース部交渉関係学習会・常任委員会 11(金) 第9回執行委員会・第6回支部長会議 第2回福祉厚生担当者会議 土木支部定期大会 熊本土木支部ユース部団結ボウリング大会 14(月) 県公労 対県人事委員会事務局長交渉 15(火) 農林水産支部定期大会 16(水) 女性部常任委員会 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 当面の主な取り組み 〔9月〕 17(木) 18(金) 24(月) 25(火) 26(水) 28(月) 30(水) 〔10 月〕 2(金)・3(土) 3(土)・4(日) 9(金)・10(土) 16(金) 25(日) 球磨支部定期大会 17:45 球磨総合庁舎会議室 土木技術職員評議会 15:30 組合会議室 県公労 県人事委員長交渉 17:30 健福環境支部定期大会 18:00 テルサ 現労ボウリング大会 10:00 松橋 芦北支部定期大会 18:10 野坂屋 病院局定期大会 18:00 こころの医療センター 自治労県本部定期大会 ニュースカイ 全庁バレー九州大会 人吉市 万年青部学習会 人吉市 万年青部学習会 熊本市 連合熊本地協ファミリースポーツフェスタ(京稜中) ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 現業部から ●行政職への職種転換制度(任用替え)についてよくある質問 当局より職種転換制度の概要が出されました。その文面だけでは判りづらいため、よくある質問を記 載します。 Q:選考試験は1回(1年)しか行われないのか? A:3回(3年間)行われることは決定しています。 Q:実務研修とはどんな研修を行うのか? A:一般職の職場に配置され、実際の業務を行うことになります。その事が研修となります。 Q:実務研修前の事前研修で人が抜けて(異動して)しまうのか? A:事前研修は現在の業務に支障を与えないように行う研修を予定しているそうです。当局の予定では 月に1∼2回程度位開催するそうです。 Q:職種転換制度で抜けてしまう欠員職場についてどう考えているのか? A:当局も早めに組合と協議に入りたいとの話です。 現在まで、要望のあった分会には説明・学習会を行っています。今後も要望のある分会には可能な限 り対応いたします。 ●現労団結ボウリング大会開催について スポーツの秋です。本年も現労部のレクリエーションとしてボウリング大会を開催します。参加費は 無料です。多くの組合員の皆さまの参加をお待ちしております。分会での参加が難しい方でも、個人参 加を受け付けています。お気軽にお申し込みください。 日時 9月26日土曜日 10:00集合 場所 松橋ボウリングセンター 宇城市松橋930 ℡0964−32−1155 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 共済から ●火災共済・個人賠償責任保険の更新が始まります ◇火災共済・自然災害共済◇ 毎年、落雷被害が多く発生しています。パソコンやテレビなど、万一の被害に備えて『火災共済』に 加入されることをおすすめします。 『自然災害共済』は火災共済に付帯して加入する共済で、地震・台風などの自然災害で損害を受けた 場合に、火災共済だけでは十分な保障が受けられない場合があります。自然災害共済に加入していれば、 万一の時も安心です。 この機会にぜひご加入をご検討ください。 ※加入されている方で、現住所や口数等の変更がある場合は、訂正・捺印後、提出をお願いします。 ※何も変更がない方は、自動更新となりますので、提出の必要はありません。 保障期間:2009 年 12 月 1 日∼2010 年 11 月 30 日 共済掛金:2009 年 12 月ボーナスより一括徴収 *火災共済・自然災害共済: 10 月 7 日(水)本部必着 ◇個人賠償責任保険◇ どなたでも、ちょっとした不注意で他人にケガをさせたり、他人のものをこわしてしまったりするか もしれません。被害者から賠償請求を受けたときあなたとご家族をお守りするのが『個人賠償責任保険』 です。ご家族にはかわいいペットも含まれます。 ☆事故実例 支払額 ・子どもが学校の窓ガラスを破損した。 ・・・ 9,800 円 ・飼い犬が新聞配達にこられた方に噛み付いてしまった。 ・・・ 482,000 円 ・知人宅でテーブルの上に置いてあるパソコンに コーヒーをこぼし、基盤を破損させた。 ・・・ 17,350 円 ・マンションの階下の店舗へ漏水し、損害を与えた ・・・ 375,900 円 1 回の事故につきお支払いの限度額は 1 億円!(一事故につき自己負担額千円) 今年度は、すべての加入者の保障が 12/1 午後 4 時で満了となるため、全組合員・準組合員の皆様が募 集の対象となります。 3 年間保障の募集で、掛金はわずか 3,850 円です。(1,000 名以上加入の団体割引 30%適用後金額) ※パンフレット兼加入依頼書は、9 月末頃に各支部へ送付予定です。 加入を希望される方は、加入依頼書に現金を添えて各支部担当者までお申込みください。 保障期間:2009 年 12 月 1 日午後 4 時∼2012 年 12 月 1 日午後 4 時 *個人賠償責任保険:11 月 6 日(金)本部必着 なお、火災共済・自然災害共済、個人賠償責任保険についてご不明な点がございましたら組合(担当 杉本)までお問合せください。 ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 揺れる阿久根市職労(阿久根市職労インタビュー) ●市民対職員の構図(その①) 佐々木 県職連合委員長(以下:佐々木) 市長はリコールを受けて、また酷くなったという気がします が。 落 阿久根市職労委員長(以下:落) まさか二度の不信任を受けて、再選されるとは思ってもいません でした。 佐々木 再選されて印象に残っているのは、 「私を選んだのは住民の責任です」と市長は言われた。今に なって考えると、選んだのはお前たちだろう。俺がどんなことをやってもお前たちの責任と言いたかっ たのかと感じます。 落 先日、市の広報誌に「住民から与えられた権力を最大限使う」と発言していたのがその象徴と思い ます。 佐々木 住民自治という言葉はありますが、それは住民に追従することではないと思います。労組潰し というか、職員を自分の我が物にしてやろうというのが見えた気がしますね。 大野 阿久根市職労書記長(以下:大野) 一回目の失職前というのは議会対市民の構図をつくり、無理 な議案を上げて議員が反対したから出来なかったとして、市民感情をあおって、議会を悪い方向に持っ ていく。議会軽視となり、議会と市長の溝が深まって、一回目の不信任案の可決に至った。しかし市長 は責任をまったく取らず、即、議会を解散した。その後は市民対職員の構図を作るために、給与公開や 労働組合を前面に出して、市長選に望んだのだと思います。 佐々木 巧妙といえば巧妙ですね。 落 先日、東京での講演会で、市長が議員定数16を6にすることを否決されたことに対する質問で市 長が「あれは挑発だった。議員を入れ替えるための挑発だった」と明言しています。 佐々木 完全に市を私物化していますね。 大野 市の広報誌も市長コラムに特定の議員の名前、職員組合を攻撃するような内容を書いてます。広 報についても私物化しているような状況です。全市民がるわけですから、容が正しいにしろ正しくない にしろ影響は大きいと思います。 佐々木 市の選挙管理委員会の記事が新聞に載っていました。自己のブログで特定の候補者の批判であ るとか支援することを選挙管理委員会は「ブログで自己の意見を言うのは自由である」と判断しました。 それを見たときに市の幹部は市長に対して迎合があるように感じました。先日、総務省からブログ・ホ ームページによる選挙活動・政党批判政党推薦はしてはならないといわれていましたが、それに真っ向 から反することを選管が言ったことになりますね。 大野 総務課長は抵触するようなことであれば指導するという発言をされた。最近のブログでは衆議院 選挙のことについて、自治労の組織内候補の批判めいたことを書いて、私は自民党の特定候補を応援す る。政党についてはこの政党を応援するとはっきりとブログで書いている。しかし、法に抵触していな いという判断で何もされていません。 落 全面的に衆議院選挙の候補者の名前を出すこと自体が問題だと思います。自分はこの候補者に投票 するのだから、自分を支持するみんなも投票してよと言わんばかりのことです。 佐々木 私人ではなく、公人の方が言われるわけですから、問題も大きいですね。 落 ましてや自治労が組織内候補としてあげている候補者などには入れる気はない。おまけにブログに は自治労のニュースにリンクを張ってあります。 (次回に続く) ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 書記局から・・・ ●脇見注意っ! 車を運転していると、道際に「子ども飛出注意」、「じいちゃん注意」、 「美人に注意」などと立て続けに 看板が立っており、これに注視していると・・最後に「脇見注意!」との看板。これを見て、私自身を 戒めるとともに、これを立てた地域の人たちのニンマリと・・してやったりという表情を思い浮かべて しまう◆あるとき車内でラジオを聞いているとカーペンターズの「イエスタデイ・ワンスモア」のリク エスト。歌詞の「Every Sha−La−La−La Every Wo−O−Wo−o Still Shines・・」というサビの部分の ところで、対向車の男性が大きく口を開け歌っている。どう見ても「シャ・ラ・ラ・ラ∼」だった◆自 治労全国大会のとき、電車通りで後ろを走っていた車の男性は、停車したときにゴソゴソ(音は聞こえ ないが・・)。なんとハーモニカを取り出し演奏を始めた。それも停車のたびにである。あとではハーモ ニカを持った両手で器用にハンドルを操作しながら演奏していた◆漫画を見ながら運転する人もたまに 見かけるが・・・、脇見運転をやりすぎるのもやっぱりいかんバイ。くわばら・くわばら(N.Y) ☆―――――――――――――――――――――――☆――――――――――――――――――――――☆ 2009年9月14日 熊本県人事委員会委員長 清塘英之 様 熊本県公務員労働組合共闘会議 議 要 求 長 東 市 子 書 私たち県職員の賃金・労働条件の改善に向けてご尽力されている貴委員会に心から敬意を表します。 さて、人事院は8月11日に内閣と国会に対し、国家公務員の月例給について平均863円(0.22%)引き 下げと、一時金の0.35月引き下げを勧告しました。勧告は民間賃金の反映とはいえ、公務員の生活に大 きな影響を与える厳しいものであり、極めて不満であります。また、自宅に係る住居手当の廃止は、人 事院も国家公務員の実情を踏まえたものとしているように、官舎を中心とした国の住宅政策の特殊性に よるものであり、自治体にそのまま当てはめることは認められません。 併せて本県職員の給与水準は、2005年8月の「地域給与・給与制度見直し」勧告、2006年度の「官民 比較方法」の見直しによって低下し続けています。しかも今年5月に行われた「夏季一時金の0.2月分暫 定凍結」勧告は、第三者機関としての役割を放棄し、使用者たる政府や与党である自民党の要請にのみ 応えるものであり、強い怒りと重大な懸念を持たざるを得ません。 人事院は、労働基本権が制約された公務員労働者に対して、その代償機関として「給与その他の勤務 条件の改善及び人事行政の改善に関する勧告」を司るとされています。 貴委員会におかれましては、人事院・人事委員会勧告制度の歴史的経過とその重み、人事委員会の責 務を十分認識され、県職員の生活改善につながる勧告を行うよう求めます。 以上のことを踏まえ、下記の事項について要求します。 記 1 労働基本権制約の代償措置としての人事委員会制度であることを踏まえて、県職員の生活実態・賃 金要求に基づき勧告すること。 なお、労働者にとって不利益な事項を4月に遡って措置するような勧告は行わないこと。 (1) 公民較差の配分、手当のあり方等については、関係組合との十分な交渉・協議、合意に基づく こと。 (2) 人事委員会勧告制度によらない特例条例等による給与減額措置に関しては、停止勧告を行うこ と。また、減額後の支給額を公民比較の職員給与とするよう対応すること。 (3) 2 すべての在職者が定年まで昇給が可能になるように、号給を延長すること。 公民比較方法については、労働組合との十分な交渉・協議、合意に基づいて行うこと。その際、公 民比較については、比較対象企業規模を100人以上とすること。 3 諸手当については、以下の項目について県独自の改善を勧告すること。 (1) 扶養手当の増額を行うこと。特に教育加算額については,大幅な改善を行うこと。 (2) 通勤手当を増額すること。また、特急料金等加算については、支給要件を緩和するとともに、 全額実費支給すること。同様に、高速道路利用については、通勤距離及び通勤時間の支給要件を 緩和すること。 (3) 持ち家にかかる住居手当については、県職員の実態を踏まえて増額の勧告を行うこと。 (4) 単身赴任手当の支給額の増額を行うこと。また、在学していない子の養育等も該当するよう支 給要件を緩和すること。 (5) 単身赴任者の持ち家にかかる住居手当を新設すること。 4 公務職場になじまない能力実績主義による給与制度については、具体的な内容に触れないこと。 5 労働時間短縮に向けて、以下の項目について具体的勧告を行うこと。 (1) 国及び九州の他県では既に実施或いは実施が決定している、所定勤務時間を1日7時間45分、 週38時間45分することについては、早期実施の勧告を行うこと。 (2) 年間総労働時間1,800時間体制実現に向けた実効ある具体策を提言すること。 (3) 年次有給休暇の計画的取得に向けた環境整備を図ること。 (4) 超過勤務の縮減に向けて、労働基準法改正の趣旨を踏まえ、実効ある具体策を提言すること。 そのために、超過勤務の実態を詳細に把握すること。 (5) 職員の不払い残業の実態を的確に把握し、その解消を図ること。 (6) 特別休暇制度について新設・拡充すること。特に、人工透析等の本人の生命維持休暇制度、介 護時間休暇制度及び子どもための有給教育休暇等を新設し、また、育児時間休暇制度やリフレッ シュ休暇制度等を拡充すること。 (7) 県職員としての自己啓発・自己実現、社会貢献のための休業制度の拡充等、総合的休業制度を 確立すること。 6 職員が健康で職務に専念できる職場環境を確立するために、以下の項目について、改善勧告を行う こと。 (1) 改正労働安全衛生法に基づく体制の確立について (2) 精神疾患対策の強化及びパワーハラスメントの防止について (3) 職員の福利厚生を勤務条件の重要課題と位置づけ、予防という観点から人間ドックへの助成を 大幅に引き上げる等の福利厚生施策の改善について 7 臨時的任用職員や非常勤職員等の賃金・労働条件の改善と安定雇用のため、人事委員会として必要 な対応を行うこと。 8 県民に対する行政サービスの低下につながらないよう人材の確保と職員の適正配置について勧告を 行うこと。 9 障がい者の雇用が進むよう、また、障がい者が働きやすい職場環境の整備を図るよう提言すること。 10 男女共同参画社会の実現に向けて、以下の項目について、改正育児・介護休業法を踏まえ具体策を 提言すること。 (1) 女性の幹部職員への登用の促進と熊本県男女共同参画計画の目標達成について (2) 次世代育成支援対策推進法に基づき策定された特定事業主行動計画の目標達成について (3) 職場におけるセクシュアル・ハラスメントの具体的な防止対策について (4) 育児休業や介護休暇にかかる男性職員の取得促進について (5) 仕事と家庭の両立(ワーク・ライフ・バランス)を推進するため、育児・介護・看護の休暇・ 休業制度の充実について 11 年金支給開始年齢の引き上げにあわせて定年年齢を引き上げるよう勧告すること。 その際、総給与費の増大を抑制するための給与制度の見直しを行わないこと。また、職場環境の整 備を図るよう提言すること。 12 2009年度政府予算における義務教育等教員特別手当・給料の調整額の削減については、地方公務員 である教員賃金の削減に直接連動しないことから、勧告に盛り込まないこと。 13 上記の要請事項を十分尊重し、労働組合との合意を前提とすること。
© Copyright 2024 ExpyDoc