授業科目 論理学 担 当 者 辻 虎志 学 科 名 理学療法学専攻 学 年 1年

授業科目
学 科 名
論理学
担 当 者
辻 虎志
理学療法学専攻
学 年
1年
総単位数
2単位
作業療法学専攻
開講時期
後期
選択・必修
必修
■ 内 容
大学の講義やゼミでは、レポート・意見の発表・ディベート・卒業論文などが課されます。この講義では、
こうしたこと全体に必要不可欠な「考える」技術、および「読む・書く」技術の習得を目指します。特に、
この「論理学」では、①問題解決に必要な資料や文献を分析し、それらを活用して発信する技術(コミュ
ニケーション・リテラシー)と、②文章作成に関わるより実践的な技術や知識、つまり「論証のテクニック」
といった論理的で説得力のある文章を書くためのスキル(ロジカル・コミュニケーション)を身につける
ことが目標となります。
■ 目 標
現代社会において、どのような仕事もコミュニケーションなくしては成り立ちません。将来社会人になっ
た際、友人・知人・上司・部下・同僚と、実に様々な相手とのコミュニケーションが必要になってきます。
こうした多様な相手にたいして、自分の考えを分かりやすく伝え納得してもらい、実行を意思決定しても
らうことが今まで以上に求められるようになります。この講義で紹介する技術は、大学生活を有効に使う
ために役立つのはもちろんのこと、将来社会人となってからも、自分自身の問題解決のためや、社会に貢
献するために役立つでしょう。
■ 授業計画
第1回 はじめに
第2回 「メッセージ」とは何か
第3回 「メッセージ」を見抜く(1) ─ 内田樹を読む
第4回 「メッセージ」を見抜く(2) ─ 村上龍を読む
第5回 「メッセージ」を作る
第6回 「要約」とは何か
第7回 論理的な文章を書こう ─ 論文・レポートの「形」
第8回 わかりやすい文章を書くために(1) ─ 接続詞
第9回 わかりやすい文章を書くために(2) ─ パラグラフ・ライティング
第10回 思考の整理術 ─ MECE と So What? / Why So?
第11回 説得力を上げるために(1) ─ 論証とは何か
第12回 説得力を上げるために(2) ─ 妥当な論証形式(演繹)
第13回 説得力を上げるために(3) ─ ちょっと弱い論証形式(帰納など)
第14回 注の付け方、引用・参考文献の挙げ方
第15回 論文・レポートを書いてみよう
■ 評価方法
平常点:30%(出席点・課題を含む)、筆記テスト:70%
■ 教
科
書
考
書
■ 参
書 名:
『論文の教室 レポートから卒論まで』
著者名:戸田山和久
出版社:NHK ブックス、2002
書 名:
『レポートの組み立て方』
著者名:木下是雄
出版社:ちくま学芸文庫、1996
■ 留意事項
特に無し