中国人留学生の日本語コミュニケーション意欲 - 留学生教育学会

中国人留学生の日本語コミュニケーション意欲に関する研究
Research on Willingness to Communicate in Japanese of Chinese International Student
小林 明子(広島大学教育学研究科)
Akiko KOBAYASHI (Graduate School of Education, Hiroshima University)
要 旨
本研究は、日本語学習者のコミュニケーション意欲、コミユニケーション頻度、口頭運用能力の関連
を解明することを目的とした。さらに、コミユニケーション意欲に関わる情意要因として学習動機との
関連についても考察した。調査対象者は、日本国内の大学で学ぶ中級日本語学習者 30 名であった。調査
では、質問紙と口頭運用能力試験を実施したうえで、パス解析という統計手法を用いて分析した。結果
として、コミユニケーション意欲は、コミュニケーション頻度を通して間接的に口頭運用能力に影響す
ることが示唆された。また、日本人の行動や習慣、歴史への興味を持つほど、コミユニケーション意欲
が高い傾向が見られた。さらに、就職や起業のためという学習動機を持つほど、コミユニケーション頻
度が高い傾向があることが示された。
[キーワード】留学生、コミユニケーション意欲、口頭運用能力、学習動機]
Summary
This research aimed at clarifying the relation of the willingness to communicate, the communication frequency, and the oral proficiency of Japanese learners. In addition, the relation between willingness to communicate
and learning motive was considered. The subjects were 30 students learning middle level Japanese at universities in Japan. In the investigation, after the questionnaire and the oral proficiency examination were carried out,
a statistical technique of path analysis was used for data analyzing. The results show that willingness to communicate has indirect influence to the oral proficiency through the communication frequency. Moreover, the tendency with high willingness to communicate in Japanese was seen with the interest to Japanese behavior, customs, and the history. Furthermore, it was shown that those who have higher learning motive for work have
higher communication frequency.
[Key words : international student, willingness to communicate, oral proficiency, learning motive]
目 次
1 .はじめに
2 .先行研究
3 .調査概要
3.1 調査目的
3.2 調査対象者
(2)日本語口頭運用能力試験
3.5 分析方法
4 .結果
4.1 相関分析結果
4.2 パス解析結果
3.3 調査方法
5 .考察
3.4 調査材料
6 .結び
(1)質問紙
会話に参加する意志」と定義されており(Maclntyre et
1 .はじめに
al., 1998)、第二言語のコミユニケーション頻度や、職場
Bachman (1990) 2 び Bachman & Palmer (1996) は、
第二言語コミユニケーション能力を言語能力のみではな
での対人関係に関連することが明らかになっている
く、認知能力、態度・姿勢、世界についての知識などか
(Maclntyre & Charos, 1996 ; 浜脇, 2004 ; Yashima, 2002 】
Yashima et al., 2004)。しかし、これまでの研究では WTC
ら構成されていると定義している p このように仮定する
が積極的なコミュニケーションを導くとしながらも、そ
なら、第二言語の授業を行う際に、言語面の指導に加え
の点と第二言語運用能力との関連についての検討は十分
て第二言語コミユニケーションに対する積極的姿勢を育
ではなかった。第二言語教育という観点から考えれば、
てていくことも教師の課題となる。しかし、これまでの
第二言語 wTC を促進することが第二言語運用能力を高
研究では、第二言語のコミユニケーションにおける心理
めることにつながるのかという点について検討すること
的過程に集約した調査は未だ十分ではない(Maclntyre,
も必要である。
2007)。近年日本語教育において、学習者同士または日
これまでの研究において第二言語 WTC と第二言語能
本語母語話者とのコミユニケーションを目的とした活動
力の関連について検討した研究としては、英語教育の分
が数多く取り入れられている(倉八,1993 】倉八,1994;
野で Yashima (2002)及び吉川(2006)がある。Yashima
得丸,2000)。それゆえ、日本語コミユニケーションにお
囲気の醸成や授業内容・方法を考えるうえでも重要であ
(2002)は、英語を学ぶ日本人大学生 297 名を対象とし
て、英語 WTC を含む情意要因と TOEFL の得点の関連
を検討した。調査では質問紙と TOEFL 試験(聴解・文
本稿では、このような第二言語のコミユニケーション
用いて分析した。結果として、TOEFL の得点は、英語
ける個人差や情意要因について理解することは、教室雰
法‘読解)を実施し、共分散構造分析という統計手法を
ション意欲(Willingness to Comrpunicate、以下 WTC と
WTC に対して直接的・間接的影響が見られなかった(1)。
Yashima (2002)は、TOEFL は標準化された試験であり、
略す)(Maclntyre et al., 1998 )という概念に着目し、日
一対一のインターアクション場面で起こる心理的反応と
本語 WTC が日本語口頭運用能力にどのような影響を与
は概念的に矛盾していた可能性があると述べ、試験内容
に影響を与える情意要因として第二言語のコミユニケー
えるのか解明することを目的とした。さらに小林他
にスピーキングを含めることによって情意要因との関連
(2007)の結果を踏まえ、日本語 WTC に関わる情意要因
が異なる可能性があることを指摘している。一方で、英
として日本語学習動機との関連についても検討した。な
語 WTC と口頭運用能力の関連を調査したものとしては
お、第二言語のコミユニケーションには、読み書きも含
吉川(2006)がある。吉川(2006)は、英語を学ぶ日本
まれるが、考えるための時間的余裕があり情意要因との
人大学生 22 名を対象として、英語 WTC と「日常会話的
関連も異なることが予測されるため、本稿では口頭のコ
スピーキング能力」「専門的職業的スピーキング能力」
ミユニケーションのみを調査対象とすることとする。
の関連を検討した。調査では質問紙と調査者が作成した
2 .先行研究
スクを与え、調査対象者の発話を誘発する間接的試験方
試験を実施した。試験方法としては、2 種類の半構造タ
法を採用した。分析においては、要因間の説明関係を考
これまで日本語教育の分野において、コミユニケーシ
察するために重回帰モデルによる共分散構造分析を行っ
ョンを阻害する主要な情意要因として言語不安(lanー
た。結果として、英語 WTC は「日常会話的スピーキン
guage anxiety)があることが指摘されている(Samimy & グ能力」「専門的職業的スピーキング能力」双方に対し
Tabuse, 1992 】池田,1997 ; Machida, 2001)。またその他
て有意な説明力を示した。このことから、英語 WTC が
に、日本語成績に関わる要因として学習動機(learning
調査対象者の口頭運用能力に影響することが示唆され
motive) があり(成田,1998; 郭・大北,2001)、これまで
た。しかし、この調査では CALL 教室で記録媒体を介し
様々な国において日本語学習者を対象とした調査が行わ
て発話を誘発し録音する間接的試験方法が採用されてお
れてきた(縫部他,1995 】高岸,2000 】李,2003)。これら
り、対面による直接的試験方法とは結果が異なる可能性
の研究に加えて、第二言語コミユニケーションにおける
もある。
個人差に特化した研究としては第二言語 WTC に関する
また、先行研究では WTC に関連するいくつかの情意
研究がある。WTC は、もともと第一言語のコミユニケー
要因が示されているが(2)、これらの要因は、学習者の個
ション研究の分野から始まり、第二言語教育へ応用され
人的背景や目標言語を学ぶ社会的意義によっても異なる
た概念である(Chan & McCroskey, 1987 ; McCroskey,
1992 】 Maclntyre, 1994)。第二言語 WTC は、「第二言語
ことが指摘されている(Yashima, 2002 ; Yashima et al.,
2004)。そのため小林他(2007)は、日本国内の大学に
を用いて、特定の状況で、特定の人(または人々)との
在籍する留学生を対象に日本語 WTC に関わる情意要因
-42 ー
中国人留学生の日本語コミユニケーション意欲に関する研究
について実態調査を行った。調査対象者は、中国語を母
かめた。
語とする中級日本語学習者 21名であり、1人あたり 15
①日本語コミュニケーション頻度(質問項目は、資料 1
~20 分間の半構造化面接を実施した。分析においては
参照)
面接の録音データを文字化し、WTC に関連する情意要
Yashima (2002)から、2 項目の質問項目を日本語学習
因についての言及を抽出した。抽出したデータの整理は
者用に修正して用いた。質間内容は、教室内及び教室外
KJ 法(川喜多,1967)を参考に行った。分析結果から、
調査対象者の WTC に関連する主な要因として、日本語
における日本語コミユニケーション頻度を問うものであ
った。調査対象者は、各項目について自分の行動にあて
はまると思うかどうか 7 件法で回答した。
学習動機があることが示唆された。
以上の先行研究を踏まえ、本稿では日本語口頭運用能
②日本語コミユニケーション意欲(質問項目は、資料 2
参照)
力の測定方法について検討したうえで、日本語 WTC が
日本語コミュニケーション頻度を通して日本語口頭運用
能力にどのような影響を与えるのか明らかにすることを
目的とする。さらに小林他(2007)の結果を踏まえ、ど
のような種類の日本語学習動機が日本語 WTC に影響を
McCroskey (1992)による 12 項目から成る質間紙を
日本語学習者用に修正した。質間内容は、4 つの場面
(個人間、小集団、大きな集会、人前)と、3 タイプの相
手(知らない人、知人、友人)に対して、日本語で自発
的にコミュニケーションをしようとするかどうかを問う
与えるのかについても検討する。
ものであった。調査対象者は、各項目についてどの程度
あてはまると思うか 0 %- 100 %で評価した(3)0
③日本語学習動機(質問項目は、資料 3 参照)
3. 調査概要
調査目的は、「日本語 WTC]「日本語コミユニケーシ
小林(2008a) 及び小林(2008b) において作成・検討
した 16 項目から成る質問紙を用いた。留学生の日本語
ョン頻度」「日本語口頭運用能力」という 3 要因間の説
学習動機を調べるための尺度であり、以下の 5 つの下位
明関係を解明することであった。さらに、「日本語学習
尺度から構成されていた。調査対象者は、各項目につい
動機」と「日本語 WTC」の間の説明関係についても考
てどの程度自らの日本語学習動機としてあてはまると思
察した。
うか 7 件法で評価した。
a. 日本語学習への興味(日本語という言語・日本語学
31
3.2
調査目的
習・授業への興味)
調査対象者
日本国内の大学に在籍する留学生 33 名から調査の協
b, 現代日本文化への興味(日本の雑誌、ドラマ、フア
ッション等への興味)
力を得た。質間紙に未記入があった対象者を除いた結果、
30 名(男性 21名、女性 9 名)が分析対象となった。全
員、中国語母語話者であった。調査時点で全員 1年次に
C. 日本理解志向(日本人の行動、生活、習慣、日本の
在籍し、入学時の日本語能力の条件は 2 級相当とされて
d. 誘発的志向(母国の日本語人気、教養、日本人との
いた。日本語学習年数は、1年以上 2 年未満 18 名、2 年
以上 3 年未満 7 名、3 年以上 4 年未満 3 名、5 年以上 2
名であった。日本滞在年数は、1年未満 1名、1年以上 2
年未満 18 名、2 年以上 3 年未満 9 名、3 年以上 4 年未満
歴史等への興味)
連絡のためなど)
e. 道具的志向(日系企業への就職、起業のためなど)
(2)日本語口頭運用能力試験
①試験方法の選定と試験内容
試験方法の選定に際しては、聴解試験などの間接的方
2 名であった。
法ではなく、直接的方法を用いて口頭運用能力を測定す
3.3
るという目的に加えて、調査対象校の授業内容・目的と
調査方法
調査は、2007 年 6 月に実施した。質問紙調査実施の際
の合致、実施容易性を考慮したうえで、妥当性・信頼性
は、調査対象校の日本語担当教師に郵送で調査を委託し、
が検証されていることから庄司(1995)及び庄司(1996)
集団形式で質間紙に回答を求めた。質問紙調査の二週間
による「日本語研修コースのための口頭能力終了試験」
後に、2 日間に分けて日本語口頭運用能力試験を行った。
を用いた。試験で測定される能力は、「研究室における
人間関係を円滑に維持し、専門分野に関する簡単な話題
3.4
をも扱える程度のコミユニケーション能力」(庄司,1995)
調査材料
とされている。試験内容は、会話(1日の生活、来日後
(1)質間紙
質問紙は全て中国語版を作成した。翻訳にあたっては、
の旅行経験)、説明(指導教員と専門分野、自国(人)
日本語から中国語に翻訳し、再度それを日本語に翻訳す
と日本(人)の相違)、ロールプレイ(教員主催のパー
るバックトランスレーションを行い、翻訳の適確性を確
ティーで自己紹介・雑談をする、ゼミ欠席の許可を得る)
一 43-
から構成されていた。試験時間は一人 15 分~ 20 分であ
名の教師が算出した合計得点の平均値を用いた。
った。
次に全ての要因間の関連を検討するため相関係数を算
②試験方法
出した。さらに要因間の説明関係を検討するため、
試験方法は、2 名の日本語教師がそれぞれ学習者と一
Amos 5 を用いてパス解析を行った。パス解析とは、観
対一で面接を行い、ビデオ録画するという形式であった。
測変数間の因果関係を変数間の相関係数をもとに調べる
2 名の日本語教師がそれぞれ 16 名と 17 名の学習者を担
分析方法である(山本・小野寺,
1999)。分析に際しては、
当し、面接を実施した。2 名の日本語教師は、日本語教
仮説モデルを設定したうえで、適合度指標を参考として
師歴 5 年以上の母語話者教師であった 02 名とも国内の
最適モデルを検討した。適合度指標とは、想定したモデ
大学における日本語教育歴を有しており、調査対象者と
ルのデータへの当てはまりのよさを表す指標(狩野・三
は事前の授業参加を通して面識があった。試験を受けた
浦,2002)であり、本稿ではカイ 2 乗値、 CFI (comparative fit index 】比較適合度指標)、 RMSEA (root mean
学習者には、試験終了日まで内容について他の学習者に
話さないよう注意した。試験の実施に際しては、庄司
square error of approximation 】平均二乗誤差平方根)と
(1995)の面接手順を基に詳細なマニュアルを作成した
いう指標を用いた。山本・小野寺(1992)によれば、カ
うえで、本調査対象者とは異なる学習者に対して面接練
イ 2 乗値とは、「モデルが正しい」 という仮説を検定す
習を実施し、教師間で手順に相違がないか検討を重ね
るものであり、値が有意でない場合モデルがデータに適
た。
合するとみなす。CFI は、 0 から 1.00 の間の値を取り、
値が 1.00 に近いほど説得力があるとされるもので、モデ
③試験結果の評定方法
結果の評定は、 3 名の日本語教師がそれぞれ全ての学
ルを採択するには CFI が 0.90 以上であることがーつの
習者のビデオを見て、 7 つの項目(談話形成、文法、語
葉、流暢さ、発音、会話運用能力、社会言語学的能力)
目安とされている。また、RMSEA は、その値が 0 に近
いほど良いと考えられており、値が 0.05 以下であれば適
について 5 段階で評価した。7 つの評価項目と 5 段階評
合度が高いとされている。
価の採点基準は、庄司(1995)及び庄司(1996)に基づ
くものであった。評定は、面接を担当した教師 2 名に対
象者の日本語授業を担当している教師 1名を加えた 3 名
で実施した。また、事前に教師間で採点基準の読み合わ
4. 結果
4.1
せと基準の明確化のための話し合いを行ったうえで、本
相関分析結果
まず、全ての要因間の関連を検討するために相関係数
調査対象者とは異なる学習者に対して評定練習を行い、
を算出した。質間紙と日本語口頭運用能力の記述統計量
再度評定基準の確認を行った。3 名の教師間の評定の信
を表 2、得られた相関行列を表 3 に示す。
頼性を検討するため、各評価項目について信頼性係数を
結果として、「日本語 WTC」 と「日本語コミユニケー
算出した結果、 a=0.75 - 0.88 であり一定の信頼性があ
ション頻度」の間に、有意な正の相関が見られた。一方
ると判断した。表 1に各評価項目の記述統計量及びα 係
で「日本語口頭運用能力」は、「日本語 WTCJ,「日本語
数を示した。
コミユニケーション頻度」 双方との間に有意な正の相関
を示した。
3.5 分析方法
さらに、「日本語 WTC」と 5 つの日本語学習動機との
まず、質問紙の各個人の尺度内の項目得点を加算し、
相関を検討した結果、「日本語 WTC」と相関が見られた
それを項目数で除した値を算出し、個人の尺度得点とし
のは、「日本理解志向」のみであった。加えて「道具的
た。口頭運用能力試験に関しては、各学習者について 3
志向」、「日本理解志向」は、それぞれ「日本語コミュニ
表 1 各評価項目の平均値(M)、標準偏差(SD),α係数
評価項目
M
談話形成
3.37
2.93
3.33
3.30
3.03
2.97
3.10
文法
語葉
流暢さ
発音
会話運用能力
社会言語学的能力
-44 ー
(SD)
(0.85)
(0.83)
(0.84)
(0.95)
(0.81)
(1.00)
(0.71)
α 係数
0.85
0.84
0.88
0.84
0.75
0.85
0.77
中国人留学生の日本語コミュニケーション意欲に関する研究
表 2 質問紙及び日本語口頭運用能力の平均値(M)、標準偏差(SD)
(SD)
M
1.日本語コミユニケーション頻度
4.55
(1.64)
2.日本語 WTC
44.54
(18.44)
3,日本理解志向
4.33
(1.28)
4,日本語学習への興味
5.13
(1.13)
5.現代日本文化への興味
4.79
(1.48)
‘誘発的志向
6
4.33
(1.13)
7.道具的志向
8.日本語口頭運用能力
5.51
(1.18)
21.53
(5.32)
表 3 質問紙及び日本語口頭運用能力試験の相関係数
2
1
1,日本語コミユニケー
ション頻度
3
4
5
6
7
8
1.00
2.日本語 WTC
0.61**1.00
3.日本理解志向
0.46* 0.47 * 1.00
4.日本語学習への興味
0.30
0.21
0.25
1.00
-0.27
-0.32
0.02
0.18
0.31
0.01
0.09
0.44* 0.29
7.道具的志向
0.68**0.18
0.26
0.18
-0.09 0.34 1.00
8.日本語口頭運用能力
0.47* 0.37 * 0.27
0.20
-0.21 0.08 0.25 1.00
5.現代日本文化への
興味
6.誘発的志向
1.00
1.00
*p<.O5 **p<,fl
ケーション頻度」との間に有意な正の相関が見られた。
化係数を用いて表す。また間接効果は独立変数が他の要
4.2
果と間接効果を合計したものを総合効果と呼ぶ。
因を介して従属変数に与える影響の程度を表し、直接効
パス解析結果
次に、上記の分析において相関が見られた要因を用い
分析結果から、「日本語コミユニケーション頻度」は
て仮説モデルを構築し、パス解析を行った。「日本語
「日本語口頭運用能力」 に対して直接効果を示した。ま
WTC].「日本語コミュニケーション頻度」、「日本語口頭
運用能力」 という 3 要因については、相互に影響を及ぽ
た「日本語 WTC」は、「日本語コミユニケーション頻度」
している可能性もあるため、双方向のパスを設定し分析
(Maclntyre & Charos, 1996 ; Yashima, 2002 ; Yashima et
を行った。日本語学習動機としては 「道具的志向」、「日
al., 2004)の調査結果と一致していた。さらに、「日本語
本理解志向」をモデルに含めた。
WTC」から 「日本語口頭運用能力」に対して、「日本語
分析においては、初期のモデルの適合度を検討したう
に対して直接効果を示した。この点は、先行研究
コミュニケーション頻度」を経由して間接効果が見られ
えで有意ではなかったパスを削除し、再度分析を行った。
た。吉川(2006)の調査結果では、英語 WTC は「日常
結果として、最終的なモデルの適合度は、p>.05, が (6)
会話的スピーキング能力」、「専門的職業的スピーキング
=3.36, CFI=1.00., RMSEA=.00 となり、本調査対象者
のデータを十分に表していることが示された。図 1では
能力」双方に対して直接影響を及ぼすことが示されてい
る。しかし、本調査では「日本語 WTC」から「日本語
初期のモデルを示したうえで、有意なパスを実線で表し、
口頭運用能力」 に対する直接効果は見られず、「日本語
有意でなかったパスを破線で表した。また、図 1におい
コミュニケーション頻度」を経由して間接効果が示され
た。この点について、試験方法の相違が結果に影響した
て有意なパス(実線)には、標準化係数を示した。
また、表 4 に要因間の直接効果、間接効果、総合効果
可能性がある。吉川(2006)では、記録媒体を介して発
を示した。田部井(2001)によれば、直接効果とは、従
話を誘発する試験方法が採用されており、教師と学習者
属変数に対し独立変数が直接影響する程度であり、標準
の面接試験とは、測定される口頭運用能力が異なってい
-45-
道具的
志向 ~~・..62
日本語口頭運用能力
R2=.20
・54 -k 日本語コミュニケーション
日本語 WTC
R2=.67
メ R2ニニ.22 +ーー…―-―ーーーー…
’頻度
‘,・・ー・・・”ー
.,...,"
I
.47
日本理解
志向
,“ーー・・・・・・‘
""""""''
与く05 *与く01
図 1 パス解析結果
表 4 直接効果・間接効果一総合効果
従属変数
独立変数
日本語コミユニケーション頻度
直接
間接
総合
効果
効果
効果
.45*
.45*
日本語口頭
日本語 WTC
.24 * .24 *
運用能力
日本理解志向
.11 * .11*
道具的志向
日本語コミユニ
ケーション頻度
日本語 WTC
.28 * .28 *
日本語 WTC
.54** -
日本理解志向
. 54**
.25**.25**
道具的志向
.62*
.62*
日本理解志向
.47*
. 47*
p<.05 **p<.fl
た可能性がある。本調査で測定したような実際のコミユ
ニケーション場面で必要とされる口頭運用能力は、母語
5. 考察
話者との接触回数が増えることによって高まる可能性が
ある。
調査結果から、日本語口頭運用能力に対して直接効果
を示したのは、日本語コミユニケーション頻度のみであ
さらに分析結果から、「日本理解志向」が「日本語
った。日本語 WTC は日本語コミユニケーション頻度を
WTC」に対して直接効果を示した。このことから、日本
通して、日本語口頭運用能力に間接的に影響することが
人の行動・習慣、日本の歴史への興味を持つほど、「日
明らかになった。このことから、日本語運用能力を高め
本語 WTC」が高い傾向があることが示された。この点
ることを目的とした授業活動を行う際には、学習者自身
は、学習者の異文化への興味‘態度が英語 WTC に影響
するとした Yashima (2002)及び Yashima et al. (2004)
の話したいという気持ちを高めることに加えて、日本人
に対するインタビューやアンケート調査を実施するな
の結果と類似している。また「日本理解志向」は、「日
ど、より多くのコミユニケーション機会を提供する必要
本語 WTC」を経由して「日本語コミユニケーション頻
があることが示された。調査対象校の日本語担当教師の
度」 に対して間接効果を示した。さらに「日本語 WTC]
話からは、調査対象者の大半がアルバイト経験を有して
「日本語コミユニケーション頻度」を経由することによ
いるものの、同年代の日本人大学生と話す機会が得られ
って低い値ではあるが「日本語口頭運用能力」に対して
ないという現状が窺えた。しかし所属する大学では、主
間接効果を示した。一方で「道具的志向」は「日本語コ
に体育の授業や社会見学等を通して日本人大学生と交流
ミユニケーション頻度」に対して直接効果を示した。ま
する機会が提供されており、希望する学習者に対しては
た 「日本語コミユニケーション頻度」を経由することに
情報を提供し参加を促していくことも可能であろう。ま
よって、「日本語口頭運用能力」に対して間接効果を示
た、その他にチューター制度の積極的利用や、中国語を
した。
履修する日本人大学生との言語交換の場を設けることな
ども、日本語母語話者とのコミユニケーションの機会を
-46 -
中国人留学生の日本語コミユニケーション意欲に関する研究
うな方法で留学生の日本語学習動機を促進するととも
提供するーつの方法といえよう。
一方で、日本理解志向、道具的志向という 2 つの日本
に、日本語コミユニケーションを促進するような環境づ
語学習動機は、日本語口頭運用能力に対して間接効果を
くりを検討することによって、教室内外における積極的
示した。しかし、特に日本理解志向に関しては間接効果
な日本語コミユニケーションを導き、日本語口頭運用能
の値が低いことから、日本語口頭運用能力に対する影響
力を高めることができる可能性がある。
は比較的小さい可能性がある。興味深いのは、それぞれ
経由する要因は異なるものの、2 つの日本語学習動機と
も日本語コミユニケーション頻度を経由して日本語口頭
運用能力に関わっている点である。まず、道具的志向は、
6. 結び
最後に、今後の課題について述べる。本調査では、十
日本語コミユニケーション頻度に対して直接効果を示し
分な面接者・評定者訓練を行うことによって、授業時間
ている。このことから、日本で就職したい、起業したい
内に少人数の教師による口頭運用能力の評価が可能であ
などの学習動機を持つ学習者の場合、そのような目的意
ることが示唆された。今後、このような比較的簡便な試
識や将来像を明確化させることで、積極的な日本語コミ
験方法や質間紙という調査方法を採用することによっ
ユニケーションが導かれる可能性がある。次に、日本理
て、言語面と情意面双方について定期的に把握し、両側
解志向は、日本語 WTC に対して直接効果を示した。さ
面から日本語口頭運用能力の向上を図っていくことが必
らに、日本語 WTC を経由して、日本語コミユニケーシ
要とされる。ただし、評定の信頼性を検討する方法とし
ョン頻度に間接効果を示した。このことから、日本人の
て、本稿では α 係数を用いたが、このような手法以外に
行動や生活、歴史などに興味を持つ学習者の場合は、そ
も「一般化可能性理論(Generalizability theory)](池田,
のような興味に加えて、日本語で話したいという気持ち
1994 ; Brennan, 2001)に基づいた分析方法を検討してい
を高めることによって、実際に日本語コミユニケーショ
く必要がある。この理論では、評価に主観が入る可能性
ンに結びつく可能性がある。以上の点から、コミュニカ
が高い試験の評定結果について(1)どの程度の信頼性
ティブな授業活動において、教師は学習者が「何のため
があるのか、(2)どの程度の評価項目数や評定者数であ
に」「誰と」日本語を使うのかという目的意識を明確化
れば信頼性のある評定が得られるのか、という点を検討
させる必要があるといえよう。しかし、先行研究から、
することができる。既にこの理論を用いて、中学校英語
必ずしも学習者は教師の意図したとおりに授業目的を認
科における「関心・意欲・態度」(山森,2002; 山森,2003)
識していない場合や、明確な学習動機を持っていない場
の評価や、英語口頭運用能力(Lynch & McNamara, 1998)
合があることが指摘されている(Dornyei, 2001)。日本
の評価について信頼性が検討されている。このような手
語授業を実施するうえで、学習者自身の学習動機と合致
法を取り入ることによって、実施容易性が高く、より信
するような内容を取り入れていくとともに、授業の目的
頼性のある評価方法を検討する必要がある。最後に、本
や意義について、学習者の興味や将来像と関連づけて十
調査の対象者は中級の中国語母語話者に限定されている
分に説明する必要があることが示唆された。村野井
ため、異なる母語や日本語レベルの学習者に対する調査
(2006)は、第二言語学習の目的・目標を把握させるた
を行うことで、結果の検証を行う必要がある。さらに、
めの活動として、(1)映像などを通して、第二言語を使
学習者に対するインタビューや自由記述などの調査結果
って社会で活躍している人たちの姿を見せること、(2)
から、対象者の日本語 WTC や学習動機がどのような学
そのようなコミユニティに学習者自身が一度入ってみる
習経験を通して形成されるのか検討したい。
こと、という方法を提案している。本調査対象者の場合、
将来の仕事のために日本語を学ぶという学習動機を持つ
ほど日本語コミユニケーション頻度が高いことが示され
た。これは、対象者全員が隣国の中国出身であり、将来
日本語を生かした職業を得ることを目指していること
と、現在日本語を用いてアルバイトをしていることに起
注
(1) Yashima (2002)は、TOEFL の成績が「自信」に影響し、
「自信」が「英語 WTC」に影響すると仮定した。
(2)先行研究から第二言語 WTC に影響する情意要因として
「コミュニケーション不安」、「コミユニケーション能力の認
知」が示されている(Maclntyre & Charos, 1996 ; Yashima,
2002 ; Yashima et al., 2004)。その他にも日本人大学生の場
合、「国際的志向性」という国際的な仕事への興味、異文化
と関わりを持とうとする態度が英語 WTC に影響すること
因する可能性がある。これらの点に加えて、現在大学や
日本社会で活動している留学生の話を聞く機会を設ける
ことで、日本語コミュニケーション能力を身につけるこ
との意義を再確認させることができる可能性がある。さ
らに、留学生に対するインターンシップの機会などの紹
介や積極的利用を勧めることによって日本社会‘日本人
が示されている(Yashima, 2002 ; Yashima etal., 20叫)。
(3) 「日本語コミュニケーション意欲」 質問紙に関しては、質
問項目、評価方法ともに McCroskey (1992)に準じた。
に対する興味を促進することも可能であろう。以上のよ
-47 一
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中国人留学生の日本語コミユニケーション意欲に関する研究
日本語コミュニケーション頻度 質間項目
資料 1
Ql
日本語の授業で自ら進んで質問したり質問に答えたりする
Q2
大学の外でも友達や知り合いと日本語で話す
資料 2
NTC
日本語、
質間項目
1
Q
知らない人の一団(30 人くらい)にスピーチ(プレゼンテーション)をする
Q
Q
n乙 n
j
列に並んでいる間,知り合いと会話する
友人同士の大きな集まり(10 人くらいの会議)で発言する
に
J
列に並んでいる間,友人と会話する
Q
b
< ['(xU
Q
QQ
ィ仕
知らない人同士の小グループ(5 人くらい)で会話をする
知り合い同士の大きな集まり(10 人くらいの会議)で発言する
列に並んでいる間知らない人と会話する
Q
友人の一団(30 人くらい)にスピーチ(プレゼンテーション)をする
Q
友人同士の小グループ(5 人くらい)で会話をする
Q
ノ
〕
(U 一 n
o
1
・J 1 1
QQ
知り合い同士の小グループ(5 人くらい)で会話をする
知らない人同士の大きな集まり(10 人くらいの会議)で発言する
知り合いの一団(30 人くらい)にスピーチ(プレゼンテーション)をする
資料 3
日本語学習動機 質間項目
日本語を勉強するのが楽しいから
Q
。ノー
Q2
日本語という言語に興味があるから
Q3
日本語の授業が楽しいから
4→ にU
日本の雑誌,小説に興味があるから
(b
Q
現代日本文化ノ\の興味
日本のファッションに興味があるから
Q4
Q
Q5
Q
Q6
日本のドラマ,映画に興味があるから
7
1 (8
Q (Q
日本理解志向
Q7
日本人の行動パターンに興味があるから
Q8
日本人の生活スタイルや習慣に興味があるから
Q9
日本の歴史に興味があるから
誘発的志向
Qio
母国で日本語が人気だから
Qil
教養のある人と思われたいから
Q12
日本人に手紙,メールを書きたいから
Q13
日本でアルバイトをするのに役立つから
道具的志向
Q14
母国の日本企業に就職したいから
Q15
日本で就職したいから
Q16
自分の会社を作って日本と貿易したいから
・
1
Q
日本語学習への興味