気仙沼市立階上中学校

気仙沼市立階上中学校
提言5 家庭学習の時間を確保すること
1 学校・児童生徒の実態に応じた,家庭学習の内容の質の向上
(2) 教科の特性や習熟度に応じた学習内容での取組
【具体的な取組】
・全ての教科で,レディネス学習を取り入れた授業づくりを行う。
・単元全体を見通して単元構想を練り,家庭学習と授業内容をつなぐレディネス課題を与える。
・レディネス課題は,生徒の興味・関心を高め,どの生徒も迷わず負担感なく取り組めるものとする。
・レディネス課題は授業の中で必ず扱い,授業の中心となる学習課題に直結するものとする。
・年間指導計画にレディネス課題を書き込むことを継続し,改善を図りながら,次年度に引き継ぐ。
・レディネス課題を入れたシラバス表(下)を用い,生徒が見通しを持って授業と家庭学習に取り組め
るようにする。
【成果・課題】
○レディネス学習を取り入れたことで,生徒は家庭学習を確実に行うようになった。ほぼ全員が取り組んでき
ている。
○レディネス課題を事前に与えておくことにより,授業内の時間を有効に活用することができる。よって話合
い活動などに,より時間をかけることができるようになり,授業内容に深まりが見られるようになった。
●レディネス課題と授業のサイクル化を図るためには,単元構想がなければならない。教師は単元全体を見通
した単元構想力を付ける必要がある。
●生徒のレディネス学習への取組内容を事前に把握することができれば,授業設計に生かすことができると思
われるが,時間的に難しい場合が多い。
●生徒が家庭学習の内容を考え,自主学習ノートの内容に深まりが見られた生徒もいるが,ただ書き写してい
る生徒もいる。生徒自身が適切な学習課題を選択し,身に付く学習を行えるよう,個に応じた指導をする必
要がある。