英語 早稲田大学 教育学部 1/2 <全体分析> <大問分析

英語
早稲田大学 教育学部 1/2
<全体分析>
試験時間
90
分
解答形式
すべてマーク式。
分量・難易(前年比較) 分量(減少・変化なし・増加) 難易(易化・変化なし・難化)
大問Ⅰ~Ⅳの総語数は、2015 年度は 1,635 だったが、2016 年度はかなり増加して 2,040 になった。2017
年度も 2,041 で、総語数が 2,000 以上という傾向が続いている。
出題の特徴
読解総合4題と会話文1題で構成されている。
その他トピックス
・2016 年度は、語句整序と内容一致を除く設問の選択肢はすべて a~d で4つだったが、2017 年度は一部の
空所補充で選択肢が a~e と5つになっている。
・日本語の選択肢による設問は、年度によって出題数が異なる。2014 年度は1問だけだったが、2015 年度
は3問、2016 年度は増加し6問になったが、2017 年度は4問でまた減少した。
<大問分析>
番号
区分
出題分野・テーマ
コメント(設問内容・答案作成上のポイントなど)
難易度
Ⅰ
読解総合
「言葉を用いないコ
ミュニケーションに
おける文化の違い」
(351 words)
空所補充、同義表現選択、内容一致
本文は、比較的短く、内容もわかりやすい。
すべての段落(4段落)に対して、その内容理解を
問う内容一致問題が出題されている。
やや易
Ⅱ
読解総合
Ⅲ
読解総合
Ⅳ
読解総合
Ⅴ
その他
「エジプトでの王の 空所補充、内容一致、語義選択
埋葬」(613 words) 日本語の選択肢から選ぶ設問は、英文中の下線部箇
所の内容として「最もふさわしいもの」を選ぶもの
(3問)と、本文の内容と合致するものを選ぶもの
(1問)が出題されている。
「人の行動を誘導す 空所補充、語句整序、同義表現選択、内容一致
る難しさ」
英文の語彙レベルがやや高く読みにくい箇所もあ
(523 words)
るので、本文の展開をしっかり把握しながら読み進
める必要がある。
3は正しく並べ替えると much the placement of
food can influence what people choose となる。
「人間と気候変動が 語義選択、空所補充、空所補充に不適切な語句の選
引き起こした大型動 択、内容不一致、タイトル選択
物の絶滅」
本文は、受験生には馴染みのあるテーマであり、語
(554 words)
彙的にも難しくなく、読みやすい。
会話文「大学への銃 空所補充、語句整序、会話から推論できる事柄、語
持ち込み許可法に関 義選択、強勢、代名詞の指示内容、内容一致
する友人との会話」 1は正しく並べ替えると guns on campus that’s
coming into effect in a few months となる。
2015 年度にあったイントネーションを問う設問が
復活した。
標準
やや難
標準
標準
注:区分は「英文解釈」
「読解総合」
「英作文」
「文法・語法」
「聞き取り」
「その他」
難易度は5段階「難・やや難・標準・やや易・易」で、当該大学の全統模試入試ランキングを基準として
判断しています。
© 河合塾
2017 年
英語
早稲田大学 教育学部 2/2
<学習対策>
読解問題は、記述されている情報を整理して読み取る能力が試される形式の出題になっている。設問は、空
所補充や内容一致をはじめ、さまざまなタイプのものがあるので、過去問を通して出題傾向を丹念にチェッ
クしておく必要がある。ここ数年は、英文が比較的平易で設問も素直なものが中心となっているが、年度に
よっては紛らわしい選択肢が含まれることもあるので、精密な読解力を養成しておくとよいだろう。
© 河合塾
2017 年