「ホスレノール®OD 錠」製造販売承認を取得

バイエル薬品株式会社
News Release
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www.bayer.co.jp/
バイエル薬品 高リン血症治療薬「ホスレノール®OD 錠」製造販売承認を取得
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噛み砕かず、水なしで服用可能
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錠剤が小型化され、従来のチュアブル錠に比べ 40%、顆粒分包に対し 15%重量を減少
大阪、2017 年 2 月 8 日 ― バイエル薬品株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:ハイケ・プリンツ、
以下バイエル薬品)は、高リン血症治療薬ホスレノール®(一般名:炭酸ランタン水和物)の口腔内崩壊タイ
プ「ホスレノール®OD 錠 250mg」、「同 500mg」(以下、ホスレノール®OD 錠)の製造販売承認を 2 月 6 日
に取得しました。服用時に噛み砕く必要がなく、チュアブル錠に比べ 40%、顆粒分包に対し 15%重量を減
少し、錠剤の小型化を実現することで、高齢の慢性腎臓病(CKD)患者さんに服用しやすくなっています。
また、水なしで服用できる OD 錠は、水分摂取に制限のある透析患者さんに、新たな治療の選択肢を提供
します。
2009 年にチュアブル錠を発売して以来、2012 年には顆粒分包タイプを追加するなど、バイエル薬品はホ
スレノール®にさまざまな剤形を導入することで、慢性腎臓病患者さんにおける高リン血症の改善に継続的
に取り組んでいます。日本の CKD 患者さんは約 1,330 万人と推計されており、成人のおよそ 8 人に 1 人
が発症していることになります*。CKD が悪化すると、末期腎不全に移行するのと並行して高リン血症があ
らわれます。高リン血症はそれ自体に自覚症状はありませんが、高リン状態が続くことにより、骨がもろくな
ったり、骨ではないところに石灰化を起こしたりして心筋梗塞や脳卒中を引き起こす可能性があります。また、
末期腎不全がさらに進行すると人工透析が必要となります。人工透析下では、食事によって吸収されたリン
が腎臓から排泄されないため、透析によって除去する必要があります。しかし、人工透析だけでは不十分な場
合は、高リン血症治療薬が必要となります。
CKD 患者さんには、高齢のため噛み砕くことが難しくなった方や、透析を受けているため水分摂取を控え
る必要がある方も多くいます。バイエル薬品は、ホスレノール®OD 錠の提供を通して、高リン血症の患者さ
んのアドヒアランスの向上に貢献してまいります。
* 日本腎臓学会 平成 28 年 3 月「生活習慣病からの新規透析導入患者の減少に向けた提言」
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ホスレノール®について
ホスレノール®は、シャイアー社が開発、製造した高リン血症治療薬で、2017 年 2 月現在、世界 46 カ国で
発売されています。日本では、バイエル薬品が 2003 年 12 月にシャイアー社よりホスレノール®の開発、製
造および販売の権利を取得し、第Ⅱ相および第Ⅲ相臨床試験を実施、以後、2009 年にチュアブル錠、
2012 年に顆粒分包の製造販売承認を取得し、販売しています。
バイエルについて
Bayer: Science For A Better Life
バイエルは、ヘルスケアと農業関連のライフサイエンス領域を中核事業とするグローバル企業です。「Science For A Better Life」と
いうミッションのもと、バイエルはその製品とサービスを通じて、人々のクオリティ・オブ・ライフ(QOL)の向上に貢献すると同時に、技
術革新、成長、およびより高い収益力を通して企業価値を創造することも目指しています。また、バイエルは、持続可能な発展に
対して、そして良き企業市民として社会と倫理の双方で責任を果たすために、これからも努力を続けます。グループ全体の売上高
は 463 億ユーロ、従業員数は 117,000 名(2015 年)。設備投資額は 26 億ユーロ、研究開発費は 43 億ユーロです。この数字は、コ
ベストロ社として株式市場に 2015 年 10 月 6 日に上場した高機能ポリマー材料の事業を含んでいます。詳細は www.bayer.com.を
ご参照ください。
バイエル薬品株式会社について
バイエル薬品株式会社は本社を大阪に置き、医療用医薬品、コンシューマーヘルス、動物用薬品の各事業からなるヘルスケア企
業です。医療用医薬品部門では、循環器領域、腫瘍・血液領域、ウィメンズヘルスケア領域、眼科領域、画像診断領域に注力して
います。コンシューマーヘルス部門では解熱鎮痛薬「バイエルアスピリン」をはじめ、アレルギー性疾患治療剤や皮膚科領域に注
力しています。動物用薬品事業部は、動物用医薬品の提供を中心にコンパニオンアニマルおよび畜産動物のヘルスケアに貢献
しています。同社は、「Science For A Better Life」 というミッションのもと、技術革新と革新的な製品によって、日本の患者さんの「満
たされない願い」に応える先進医薬品企業を目指しています。詳細は www.byl.bayer.co.jp/をご参照ください。
バイエル薬品株式会社
2017 年 2 月 8 日、大阪
将来予想に関する記述 (Forward-Looking Statements)
このニュースリリースには、バイエルの経営陣による現在の試算および予測に基づく将来予想に関する記述 (Forward-Looking
Statements) が含まれています。さまざまな既知・未知のリスク、不確実性、その他の要因により、将来の実績、財務状況、企業の動
向または業績と、当文書における予測との間に大きな相違が生じることがあります。これらの要因には、当社の Web サイト上
(www.bayer.com)に公開されている報告書に説明されているものが含まれます。当社は、これらの将来予想に関する記述を更新
し、将来の出来事または情勢に適合させる責任を負いません。
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