練習問題5

 年度 ミクロ経済学初級 練習問題 解答
石橋 孝次
½º 市場均衡と効率性
個人
それぞれの予算制約式は
½½ ¾¾
½ ½ ¾ ¾
個人
½ ¾ それぞれの効用最大化のための条件は、
½ ¾
¾
½
½
½ ¾ ½ ¾ ¾
¾
¾ ½ ½
¾
¾
½ ¾
½
¾
より、¾ ½ ¾ ½ となり、これを に代入すると、½ が求まる。よって、
¾ ½ ¾ となる。同様に、 より ¾ ½ ¾ ½ となり、これを に代入すると、
½ ¾ ½ が求まる。よって、¾ となる。したがって、各個人の各財に対する超過
需要は
½ ½
½ ½
¾
¾ ¾
½ ¾ ¾ ½
¾ 各財の総超過需要関数は、
½ ¾ ½
¾½ ¾ ¾ ¾ ¾ ¾ ½ ¾
および において、½ ¾ をそれぞれ 倍しても の値は変化しない。よっ
て、 次同次性が成立している。また、½ ½ ½ ¾ ¾ ¾ ½ ¾ となるから、ワルラス
½½ ¾ ½ ½
½
法則が成立している。
および より、 ½ ¾ なら、 ½¾
だから、均衡では個人
する。
£
¾
¿
となる。このとき、¾ ½ が第 財を 単位個人 に売り、第 財を 単位個人 から購入
省略。
½¾ ¾ ½ ½¾ より、契約曲線は ½ ¾ で与えられる。
省略。
競争均衡 は ½ ¾ ½ ¾ で、交換の利益を得るのは
のみ。
と ¼ が等しくなることがパレート効率性の条件だから、 が成り
立つ。生産物市場の需給均衡条件 より となる。これと よ
り、£ £ となる。
¾½ ¼ ¾Ô¿ より、£ となる。よって £ 利潤は £ となる。
と表現でき、利潤最大化の条件は
¾½ である。
¾¾ が得られ
る。これを生産関数に代入して、生産物供給関数 が求まる。さらに労働
需要関数と生産物供給関数を利潤に代入すると、利潤関数 ¾ が得られる。
予算制約式は で、効用最大化の条件は
利潤最大化の条件を について解くと、労働需要関数 である。
効用最大化の条件から となり、これと利潤関数とを予算制約式に代入して に
ついて解くと余暇需要関数
¾
¾
が得られる。これを に代入して、消費財需要関数
が求まる。さらに余暇需要関数を に代入すると、労働供給関数
¾
¾
が得られる。
から 、均衡価格は £ となる
( 生産物市場の需給均衡条件 を用いても同じ結果が得られることを確認せ
労働市場の需給均衡の条件 よ)
。このときの消費財の量は で、余暇の量は である。