新年明けましておめでとうございます。 平成 29 年の年頭に当たり、抗菌製品技術協議会(以下、SIAA)会員の皆様に謹んで新年のご 挨拶を申し上げます。 平素、本会の運営に際しましては、格別なるご支援とご協力を賜わっておりますことに深 く感謝しております。 日本のみならず世界は今、あらゆる分野で大きな転換点にあります。 SIAA は 1998 年に創設以来、一貫して革新的な活動を推進し、着実に国内外の会員数を増 やしながら業界をリードしてきました。2018 年に SIAA 創立 20 周年を迎えるにあたり、 SIAA も例外なく更に大胆なイノベーションとマインドチェンジが求められています。 今後、想定される重大な課題に自然災害、高齢社会、温暖化などの気候変動、化学物質規 制などがあります。このことは先進国・新興国問わず世界で安全、衛生、環境配慮が求め られる時代になっていることを現しています。 これらの課題に対する SIAA の目指す方向性は合致しており、今後ますますグローバルに貢 献する責務があると考えています。 SIAA の価値は、見えない機能の評価技術と安全性であり、それを消費者に伝えるプラット フォームでありソフトパワーなのです。 しかし、これだけ市場に受け入れられながら SIAA のメッセージは、まだ十分に伝わってい るとは言い難い状況です。しかし今、コンテンツが良ければ一瞬で世界に波を起こせる時 代でもあります。今あるツールを駆使すれば、 「鶏が先か卵が先か」論的は過去の思考から 脱却することができると考えています。 また、世界に求められる新たな SIAA 基盤構築において、この 2 年間はとても重要と考え ています。 私が会長を拝命いたしました際に、2020 年に開催される東京オリンピックを SIAA のマイ ルストーンと定めました。 そこからバックキャストして 2014-16 年を第 1 フェーズ(ホップ)、 2016-18 年を第 2 フェーズ(ステップ)、 2018-20 年を第 3 フェーズ(ジャンプ)と捉えました。 今年は SIAA が 2020 年に向け様々なチャレンジをしながら集約していく大事なステップで あると考えるからです。 今後は、IT(情報技術)の活用、グローバル化(国際団体設立) 、オープン化(委員会相互連 携) 、イベントスタイル(総会等)などを変革しながら、新しい SIAA づくりに積極的に取 り組んでいく所存であります。 関係皆々様のご健勝とご多幸を心よりご祈念申し上げ、年頭にあたってのご挨拶といたし ます。 抗菌製品技術協議会(SIAA) 会長 今井茂雄
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