2級 ポイント解説

第40回 本試験
2級 ポイント解説
第1問 1-1 解答 ③
することができる。
(2級公式テキストp.268~p.273)
ア:○……取引に付随して必ず景品が提供される
総付景品については,取引価額に応じて,景品
の価額に一定の規制がなされている。
イ:×……取引に付随して懸賞によって景品が提
供される一般懸賞については,個々の景品の価
額に制限が設けられている。
ウ:○……本肢に記載の通りである。
エ:○…… 消費者契約法上,適格消費者団体は,
事業者が優良誤認表示を現に行い,または行う
おそれがあるときは,当該事業者に対し,当該
行為の停止を請求することができる。
オ:×……法改正により,景品表示法にも課徴金
制度が導入されている。
第1問 1-4 解答 ①
(2級公式テキストp.103~p.108,
p.103~p.108,p.274~p.276)
ア:○……運行供用者は,免責三要件を証明すれ
ば,損害賠償責任を免除される。
イ:○…… 加工された農林水産物は,「製造物」
に該当し得る。
ウ:×……旅館は,不可抗力によることを証明し
なければ,損害賠償責任を免れることができな
い。
エ:○……本肢に記載の通りである。
オ:×……土地の工作物の占有者は,損害の発生
を防止するのに必要な注意をしたときは,損害
賠償責任を免れる。
第1問 1-2 解答 ⑤
(2級公式テキストp.170~p.174)
①:×……保証契約は,書面またはこれに代わる
電磁的記録でしなければ,その効力を生じない。
②:×……事前求償権を行使するには,主たる債
務者から委託を受けたことが必要である。
第2問 2-1 解答 ③
(2級公式テキストp.146~p.153)
①:×……翻案により原著作物に新たな創作性を
付加して創作された著作物は,二次的著作物に
該当し得る。
③:×……連帯保証人は,分別の利益を有しない。
④:×…… 貸金等根保証契約における保証人は,
②:×……本肢のプログラム甲は職務著作に該当
主たる債務に関する損害賠償債務について履行
③:○…… 共同著作物の著作権は,原則として,
の責任を負う。
⑤:○……主たる債務者の死亡は,元本確定事由
である。
し,その著作者はA社となる。
最終に死亡した著作者の死後50年を経過するま
での間,存続する。
④:×……譲渡による著作権の移転は,登録しな
ければ,第三者に対抗することができない。
第1問 1-3 解答 ④
(2級公式テキストp.18~p.25)
⑤:×……本肢のAによるDVDの複製は,技術
的保護手段の回避によるものであるため,私的
使用を目的としていても,侵害行為に該当する。
ア:×……株主総会の招集手続の省略には株主全
員の同意が必要である。
イ:○……定款によって特別決議要件を加重する
ことはできるが,緩和することはできない。
ウ:×…… 利益供与に関する取締役等の責任は,
原則として過失責任である。
エ:○……本肢に記載の通りである。
オ:○……公開会社でない株式会社は,株主の一
定の権利について,株主ごとに異なる取扱いを
1 第2問 2-2 解答 ⑤
(2級公式テキストp.226~p.228,
3級公式テキストp.306~p.310)
①:○……A社の行為は,抱き合わせ販売に該当
する。
②:○……A社の行為は,再販売価格の拘束に該
当する。
2 級 ポイント解説
③:○……A社の行為は,排他条件付取引に該当
権による破産手続への移行が認められている。
する。
④:○……B社およびD社の行為は,不当な取引
制限に該当する。
⑤:×……A社の行為は,A社の採算の範囲内で
行なっており,不当廉売に該当しない。
第2問 2-3 解答 ①
(2級公式テキストp.156~p.165)
ア:○……抵当権の実行に債務名義は不要である。
イ:○……根抵当権の実行には,被担保債権の元
本の確定が必要である。
ウ:○……根抵当権者は,極度額の範囲を超えて
配当を受けることはできない。
第3問 3-2 解答 ①
(2級公式テキストp.343~p.355)
ア:○……本肢に記載の通りである。
イ:○……答弁書が事前に提出されていれば,被
告が第一回期日を欠席しても,その答弁書を陳
述したものとみなされる。
ウ:○……弁論準備手続において,裁判所は,準
備書面を提出させることができる。
エ:×……判決の言渡しは,当事者双方が欠席し
ていてもすることができる。
オ:×……民事訴訟法上,一定の理由がなければ
控訴することができないとの制限はない。
エ:×……共同抵当の実行にあたって,同時にす
べての目的物を競売する必要はない。
オ:×……抵当目的物の処分に抵当権者の同意は
必要ない。
第3問 3-3 解答 ③
(2級公式テキストp.359~p.364)
①:○……金銭の交付についての立証責任は,原
第2問 2-4 解答 ⑤
(2級公式テキストp.13~p.17)
①:○……本肢に記載の通りである。
②:○……株主名簿に記載された株主の住所にあ
てて株式会社が発した通知は,通常到達すべき
告であるX社が負う。
②:○……金銭消費貸借契約の成立につき立証責
任は,原告であるX社が負う。
③:×……弁済の事実は抗弁であり,被告である
Y社が立証責任を負う。
④:○……1000万円を貸し渡したとのX社の主張
であった時に,到達したものとみなされる。
をY社が認めると,裁判上の自白が成立する。
③:○……相続人その他の一般承継人からの自己
⑤:○……民事訴訟手続において,裁判所は,当
株式の取得の場合,原則として,売主追加請求
事者の主張しない事実を認定することはできな
は認められない。
い。
④:○……譲渡制限株式の株主は,会社に対し譲
渡の承認請求をする場合,会社または指定買取
人による買取りを請求する必要はない。
⑤:×……譲渡制限株式の取得者は,会社に対し
譲渡の承認請求をする場合,会社または指定買
取人による買取りを請求することができる。
第3問 3-4 解答 ⑤
(2級公式テキストp.258~p.266)
ア:×…… 路上等で呼び止めて同行させた場合,
営業所等で契約を締結していても訪問販売に該
当し得る。
第3問 3-1 解答 ③
イ:×……通信販売における無条件の契約解除は,
(2級公式テキストp.211~p.218)
広告において商品等の返品条件を定めていない
①:○……本肢に記載の通りである。
②:○……民事再生手続には,担保権消滅制度が
ウ:○……本肢に記載の通りである。
エ:○……本肢に記載の通りである。
オ:○…… いわゆるネガティブ・オプションは,
設けられている。
③:×……再生手続開始決定後の取引によって生
じた債権は,共益債権となる。
④:○……再生債権者表には確定判決と同一の効
ときにすることができる。
事業者から消費者への一方的な契約の申込みで
あり,消費者の承諾がなければ契約は成立しな
い。
力が認められる。
⑤:○……民事再生手続においては,裁判所の職
2
第4問 4-1 解答 ①
(2級公式テキストp.28~p.35)
ア:○……取締役会の決議要件は,定款の定めに
より加重することができる。
イ:○……本肢に記載の通りである。
ウ:○……本肢のAとX社との取引は,利益相反
取引に該当する。
物にその氏名等の表示をした者は,製造業者等
に含まれ得る。
エ:×……甲の欠陥はYの従業員が誤って落とし
たことにより生じており,X社は製造物責任を
負わない。
オ:○…… 製造物責任法上の損害賠償請求権は,
製造業者等が当該製造物を引き渡した時から10
年を経過したときは,時効により消滅する。
エ:×……責任限定契約の締結などにより,社外
取締役の会社に対する責任を他の取締役より軽
減することは可能である。
オ:×……代表権の制限は,善意の第三者には対
抗できない。
第5問 5-1 解答 ④
(2級公式テキストp.166~p.169)
ア:×……債権に譲渡担保を設定する場合,契約
書の作成は対抗要件とならない。
第4問 4-2 解答 ③
イ:○……本肢に記載の通りである。
ウ:○……不動産譲渡担保の対抗要件は登記であ
①:×……借地借家法上,X社は,甲土地の借地
エ:○……債権譲渡登記は,債権譲渡担保の対抗
(2級公式テキストp.133~p.143)
権につき対抗要件を具備している。
②:×…… 適法な転貸借においては,転借人は,
賃貸人に対して直接に義務を負う。
る。
要件となり得る。
オ:×……譲渡担保は,目的物を売却もしくは自
ら取得する形で実行することができる。
③:○……借地借家法上,X社は,甲建物の借家
権につき対抗要件を具備している。
④:×……有益費の償還請求ができるのは,賃貸
借契約の終了時である。
⑤:×…… 賃貸借契約の終了に際し,賃借人は,
原状回復義務を負う。
第5問 5-2 解答 ①
(2級公式テキストp.59~p.61)
ア:○……事業譲渡に際し,債務を移転させるに
は,別途債務引受け等の方法による必要がある。
イ:○……会社法上,簡易な事業の譲渡・譲受け
第4問 4-3 解答 ⑤
(2級公式テキストp.124~p.136)
①:○……本肢に記載の通りである。
②:○……従業者が職務発明について特許を受け
た場合,使用者は,その特許権について通常実
施権を有する。
③:○……特許出願に対する実体審査は,出願審
が認められている。
ウ:×……譲渡会社の事業の重要な一部を譲り受
ける会社においては,特別決議による承認は必
要ない。
エ:×……事業譲渡とは別途,定款変更の手続を
とる必要がある。
オ:○……会社法上,略式事業譲渡・譲受けが認
められている。
査の請求があったもののみに行われる。
④:○……本肢に記載の通りである。
⑤:×……特許権侵害にかかる罪は,非親告罪で
ある。
第4問 4-4 解答 ②
(2級公式テキストp.274~p.276)
ア:○……製造物責任は無過失責任である。
イ:○……製造物責任は,損害が製造物について
のみ生じたときは,問題とならない。
ウ:×……自ら製造物の製造業者として当該製造
3 第5問 5-3 解答 ②
(2級公式テキストp.369~p.371,
p.381~p.383)
①:×……日本国内の民事上の法的紛争について
仲裁を利用することは可能である。
②:○……仲裁合意は,一定の書面または電磁的
記録によってしなければならない。
③:×……日本の仲裁法上,妨訴抗弁が認められ
ている。
④:×……仲裁手続は,原則として公開されない。
2 級 ポイント解説
⑤:×……仲裁判断には,確定判決と同一の効力
が認められるが,裁判所による仲裁人の承認は
必要ない。
第6問 6-3 解答 ④
(2級公式テキストp.201~p.210)
ア:×……破産手続開始決定の後は,財産の管理
第5問 5-4 解答 ②
(2級公式テキストp.100~p.102,
p.252~p.254)
ア:○……電子消費者契約法では,電子承諾通知
につき到達主義がとられている。
イ:×……電子商取引においても,未成年者によ
る契約の取消しを認められる。
ウ:○……電子消費者契約法上,クーリング・オ
処分権は破産管財人に専属する。
イ:○……破産手続開始決定の後は,新たな強制
執行の申立ては禁止される。
ウ:×……抵当権は,別除権として破産手続に関
係なく実行することができる。
エ:○……本肢に記載の通りである。
オ:○……双方未履行の双務契約につき,破産管
財人に確答を求めたが,期間内に確答がない場
合,解除が選択されたものとみなされる。
フ制度は設けられていない。
エ:○……本肢に記載の通りである。
オ:×……いわゆる自社割賦にも,割賦販売法は
適用され得る。
第6問 6-4 解答 ⑤
(2級公式テキストp.90~p.93)
a:×……ファイナンス・リース契約は,諾成契
第6問 6-1 解答 ②
(2級公式テキストp.140~p.146)
①:○……本肢に記載の通りである。
②:×……商標登録について,早期登録制度はと
られていない。
③:○……商標権侵害に対しては,差止請求が可
能である。
④:○……本肢に記載の通りである。
⑤:○……商標法上,地域団体商標制度が設けら
れている。
第6問 6-2 解答 ③
約である。
b:○……サプライヤーとリース会社との間の物
件の売買契約は,諾成契約である。
c:×……サプライヤーは,法律上当然に,ユー
ザーに対し,物件の保守・修繕義務を負うもの
ではない。
d:○……リースの目的物件が滅失した場合,ユ
ーザーは,その所有権者であるリース会社に損
害金を支払う。
e:○……リース契約の終了後,ユーザーが物件
を買い取ることは禁止されていない。
第7問 7-1 解答 ⑤
(2級公式テキストp.326~p.330)
(2級公式テキストp.182~p.185)
①:×……会社法上,利益供与要求罪が規定され
ア:×……債務者が同時履行の抗弁権を有してい
ている。
②:×……秘密の漏えいについては,背任罪が成
立し得る。
③:○……嘘の中傷ビラの配布については,偽計
業務妨害罪および信用毀損罪が成立し得る。
④:×……公益通報者保護法上,降格,減給その
他不利益な取り扱いをすることも禁止されてい
る。
⑤:×……法令,定款,内規等に違反しない任務
ても,債権譲渡が無効とはならない。
イ:×……債権譲渡ファイルへの登記は,債務者
に対する対抗要件とならない。
ウ:○……確定日付のある証書によらない通知は,
債務者に対する対抗要件となる。
エ:○……本肢の場合,確定日付のある証書によ
る通知が優先する。
オ:○……本肢の場合,先に債務者に到達した通
知が優先する。
違反行為についても,特別背任罪が成立し得る。
第7問 7-2 解答 ④
(2級公式テキストp.38~p.40,p.42)
ア:×……監査役の差止請求は,会社に著しい損
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害が生ずるおそれがあるときにすることができ
からその内容を記載した書面の交付を求められ
る。
た場合,原則としてこれを交付する必要がある。
イ:×……会社法上の公開会社は,監査役の職務
⑤:○……本肢に記載の通りである。
権限を会計監査に限定できない。
ウ:○……取締役会設置会社の監査役は,原則と
して,取締役会への出席義務および意見陳述義
務を負う。
エ:○……本肢に記載の通りである。
オ:×……監査等委員は,取締役である。
第8問 8-2 解答 ①
(2級公式テキストp.81~p.83)
ア:○……仲立人は,自己の媒介により当事者間
に法律行為が成立しなければ,報酬を請求する
ことができない。
第7問 7-3 解答 ②
(2級公式テキストp.335~p.338)
ア:○……アルバイトの負傷も,労災保険法に基
づく保険給付の対象となり得る。
イ:×……出張中の負傷も労災保険法に基づく保
険給付の対象となり得る。
ウ:×……休憩時間中の負傷も,労災保険法に基
づく保険給付の対象となり得る。
エ:×……二重就労者の第一の事業場から第二の
イ:○……本肢に記載の通りである。
ウ:×……仲立人は,各当事者から帳簿の謄本の
交付の請求を受けた場合,これを交付する義務
を負う。
エ:○……仲立人は,当事者に結約書を交付した
後でなければ,報酬を請求することができない。
オ:×……仲立人は当事者のために給付を受領す
る権限を有していないため,仲立人に対する給
付は,原則として,相手方への債務の履行とな
らない。
事業場への移動中の負傷も労災保険法に基づく
保険給付の対象となり得る。
オ:○……合理的な経路からの逸脱や移動の中断
があった場合,その逸脱または中断の間に生じ
た負傷は,労災保険法に基づく保険給付の対象
とならない。
第8問 8-3 解答 ②
(2級公式テキストp.241~p.247)
①:○……本肢に記載の通りである。
②:×……他人の商品の機能を確保するために不
可欠な形態の模倣は,不正競争に該当しない。
第7問 7-4 解答 ④
(2級公式テキストp.112~P.115)
ア:×……預金証書を紛失しただけでは,預金の
払戻請求権は消滅しない。
イ:○……本肢の払戻しは,債権の準占有者に対
する弁済となるため,有効である。
③:○……不正競争に対しては,差止請求を行う
ことができる。
④:○……不正競争により営業上の利益を侵害し
た者がその侵害行為により利益を受けている場
合,その利益の額が損害の額と推定される。
⑤:○…… 外国公務員等に対する利益の供与は,
不正競争防止法による刑事罰の対象となり得る。
ウ:○……本肢に記載の通りである。
エ:×……預金者保護法に基づく補償を受けるた
めには,所定の被害届の提出が必要である。
第8問 8-1 解答 ④
(2級公式テキストp.322~p.325)
①:○……申請に対する処分に係る審査基準の設
定および公表は,法的義務である。
②:○……不利益処分に係る処分基準の設定およ
び公表は努力義務である。
③:○…… 不利益処分に際しては,原則として,
同時にその理由を示す必要がある。
④:×……口頭で行った行政指導につき,相手方
5 第8問 8-4 解答 ②
(2級公式テキストp.188~p.195)
ア:○……債務者が自己の権利を行使していれば,
債権者代位権を行使することはできない。
イ:×……第三債務者は,債権者代位権を行使し
た債権者に対し,抗弁権を主張することができ
る。
ウ:○……債権者は,第三債務者に対し,自己へ
の金銭の支払いを請求することができる。
エ:×……受益者および転得者が債権者を害すべ
き事実につき悪意であることが,詐害行為取消
権行使の要件である。
2 級 ポイント解説
オ:×……仮差押命令に基づく取立ては認められ
ない。
としなければならない。
エ:×……インサイダー取引の行為主体となる会
社関係者は,その会社の役職員に限られない。
第9問 9-1 解答 ④
(2級公式テキストp.365~p.374)
ア:×……和解内容を公正証書にしなくても,和
解の効力は生じ得る。
イ:○……即決和解の和解調書を債務名義として,
不動産の明渡しを強制執行することは可能であ
る。
ウ:○……調停調書の記載は裁判上の和解と同一
の効力を有する。
エ:○……督促異議の申立てがあれば,民事訴訟
手続に移行する。
第9問 9-4 解答 ③
(2級公式テキストp.376~p.381)
ア:×……日本の民事訴訟法上,国際紛争につい
ての合意管轄の定めが認められている。
イ:○……本肢に記載の通りである。
ウ:×……法適用通則法は,当事者による準拠法
の選択がない場合,法律行為の成立および効力
は,当該法律行為の当時において当該法律行為
に最も密接な関係がある地の法によるとしてい
る(法適用通則法8条1項)
。
オ:×……認証紛争解決手続において,当事者は
エ:○……外国判決を日本で執行するための要件
期日に出頭することを強制されず,期日に欠席
として,敗訴の被告が訴訟の開始に必要な呼び
したとしても,直ちに,期日に出席した当事者
出しもしくは命令の送達を受けたことが必要で
の主張を認める執行証書が作成されるわけでは
ない。
ある。
オ:×……外国判決を日本国内で執行するための
要件として,外国裁判所の確定した判決である
第9問 9-2 解答 ③
(2級公式テキストp.54~p.57)
ア:○……本肢に記載の通りである。
イ:×……株式会社は,発行可能株式総数を定款
で定めなければならず,その範囲内で募集株式
の発行を行わなければならない。
ウ:○……募集株式の引受人のうちに出資の履行
をしない者がいる場合,その者は失権するが,
募集株式の発行手続自体が無効となるわけでは
ない。
エ:○……不公正な募集株式の発行に対し,株主
には,募集株式の発行等差止請求権が与えられ
ことが必要である。
第10問 10-1 解答 ③
(2級公式テキストp.2~p.9)
①:○……本肢に記載の通りである。
②:○……本肢の擬似発起人は,発起人とみなさ
れ,会社法上一定の責任を負う。
③:×……定款が効力を生じるには,公証人の認
証を受ける必要がある。
④:○……本肢に記載の通りである。
⑤:○……各発起人は,設立時発行株式を1株以
上引き受ける義務を負う。
ている。
オ:×……会社法上,新株発行無効の訴えの制度
が規定されている。
第9問 9-3 解答 ①
(2級公式テキストp.295~p.303)
ア:○……貸金業者は,顧客等の返済能力を超え
る貸付けの契約を締結してはならない。
イ:○……利息制限法の規定する利率の上限を超
過する利息の定めがなされた場合,上限を超過
する部分のみが無効とされる。
ウ:×…… 金融商品取引法上の公開買付けでは,
第10問 10-2 解答 ④
(2級公式テキストp.103~p.107,
p.115~p.120)
①:○……本肢に記載の通りである。
②:○……商人は,諾否通知義務を負う。
③:○……本肢に記載の通りである。
④:×……商行為によって生じた特定物の引渡債
務は,商法上,その行為の時にその物が存在し
た場所で履行しなければならない。
⑤:○……商人間の売買において,買主は,目的
物につき検査通知義務を負う。
すべての応募株主について買付けの価格を均一
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第10問 10-3 解答 ④
(2級公式テキストp.174~p.178)
①:×……不動産の買戻特約は,民法上認められ
ている。
②:×……相手方が自働債権につき同時履行の抗
弁権を有している場合,相殺は認められない。
③:×…… 仮登記担保法上,仮登記担保権者は,
破産手続において抵当権者と同じ扱いを受ける。
④:○……仮登記担保法上,債務者には受戻権が
認められている。
⑤:×……所有権留保は,口頭の約定で成立し得
る。
第10問 10-4 解答 ⑤
(2級公式テキストp.248~p.258)
①:○……本肢におけるCの説明は不確実な事項
についての断定的判断の提供に当たり,Aは,
消費者契約法に基づき,売買契約を取り消すこ
とができる。
②:○……本肢のような消費者に一方的に不利益
となる契約条項は,無効である。
③:○……本肢に記載の通りである。
④:○……割賦販売法上,信販会社による契約の
解除等は制限されており,消費者の期限の利益
を喪失させるには所定の催告等が必要である。
⑤:×……本肢において,Aは,割賦販売法に基
づきクーリング・オフを行使することはできな
い。
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