2016・17年度 内外経済見通し

2016年
7-9月期GDP
2次速報後
改 訂
2016・17年度 内外経済見通し
~トランプ次期政権の政策を織り込み、米国中心に見通しを上方修正~
2016.12.8
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見通しのポイント
○ トランプ次期政権の財政政策などの影響を織り込み、2017年の米成長率見通しを上方修正
○ ユーロ圏、日本、その他アジアなども上方修正したことで、世界経済見通しも上方修正
○ 米国の財政政策については、大型減税は2017年夏、歳出増は新年度入り後を想定
○ ただし、米国経済については、トランプ氏の個別企業批判、過度なドル高、保護主義などによ
る下振れリスクと、規制緩和や成長期待の高まりによる上振れリスクが存在
○ 米国の金融政策は2016年12月に利上げ実施後、2017年に年2回の利上げを予想
○ 米国の財政拡張と利上げのポリシーミックスはドル高圧力となるため、為替の見通しをドル高
円安方向に修正。長期金利と株価の見通しも上昇方向に修正
○ ただし、過度なドル高は米国経済や新興国経済の下振れ要因になり、米国が保護主義姿勢
を強めるきっかけにも
○ 日本経済はトランプノミクスへの期待による円安進行を反映し、2017年度成長率及びインフレ
率を上方修正
○ 日本のGDP統計基準改定は、アベノミクス後の平均成長率を0.5%Pt押し上げ
1
1.全体概要 ~2017年にかけ世界経済は持ち直し、米次期政権の政策に注目
◯ トランプ米次期政権の財政政策の影響などを考慮して、米国を中心に2017年の成長率見通しを上方修正
‧ ただし、保護主義的な政策は織り込んでおらず、実施されれば、米国経済及び世界経済の下振れ要因に
【 世界経済見通し総括表 】
(前年比、%)
暦年
2014年
2015年
2016年
2017年
(実績)
(実績)
(予測)
(予測)
(%ポイント)
2016年
2017年
(11月予測)
2016年
2017年
(11月予測からの修正幅)
3.6
3.4
3.3
3.7
3.3
3.6
-
0.1
日米ユーロ圏
1.7
2.2
1.5
1.7
1.4
1.6
0.1
0.1
米国
2.4
2.6
1.6
2.2
1.5
2.1
0.1
0.1
ユーロ圏
1.2
2.0
1.6
1.3
1.6
1.1
-
0.2
日本
0.3
1.2
1.0
1.1
0.7
1.0
0.3
0.1
6.4
6.1
6.0
6.0
6.1
6.0
▲ 0.1
-
中国
7.3
6.9
6.7
6.5
6.7
6.5
-
-
NIEs
3.5
2.0
2.0
2.2
1.9
2.1
0.1
0.1
ASEAN5
4.6
4.8
4.8
4.7
4.8
4.6
-
0.1
インド
7.0
7.2
7.0
7.6
7.6
7.5
▲ 0.6
0.1
オーストラリア
2.7
2.4
2.4
2.5
2.8
2.5
▲ 0.4
-
ブラジル
0.1
▲ 3.8
▲ 3.4
1.0
▲ 3.2
1.2
▲ 0.2
▲ 0.2
ロシア
0.7
▲ 3.7
▲ 0.7
1.0
▲ 0.7
1.0
-
-
日本(年度)
▲ 0.4
1.3
1.2
1.2
0.9
1.0
0.3
0.2
93
49
43
55
43
55
-
-
予測対象地域計
アジア
原油価格(WTI,$/bbl)
(注)予測対象地域計はIMFによる2014年GDPシェア(PPP)により計算
(資料)IMF、各国統計より、みずほ総合研究所作成
2
金融市場:トランプノミクスの影響で、為替は円安方向、金利・株価は上昇方向に修正
【 金融市場の予測(2016年12月) 】
2015
2016
2017
年度
年度
年度
2016
7~9
2017
10~12
1~3
4~6
2018
7~9
10~12
1~3
日本
無担保コールO/N
ユーロ円TIBOR
金利スワップ
新発国債
日経平均株価
(末値、%)
▲ 0.00
▲ 0.05
▲ 0.05
▲ 0.06
▲ 0.05
▲ 0.05
▲ 0.05
▲ 0.05
▲ 0.05
▲ 0.05
(3か月、%)
0.16
0.06
0.06
0.06
0.06
0.06
0.06
0.06
0.06
0.06
(5年、%)
0.17
▲ 0.03
0.05
▲ 0.10
0.02
0.05
0.05
0.05
0.05
0.05
(10年、%)
0.29
▲ 0.05
0.00
▲ 0.13
▲ 0.01
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
(円)
18,841
17,400
19,800
16,497
17,700
18,800
19,100
19,600
19,900
20,400
0.25~0.50 0.50~0.75 1.25~1.50
0.25~0.50
0.50~0.75
0.50~0.75
0.75~1.00
0.75~1.00
1.00~1.25
1.25~1.50
米国
FFレート
(末値、%)
新発国債
(10年、%)
2.12
1.95
2.50
1.56
2.10
2.40
2.40
2.50
2.50
2.60
(ドル)
17,298
18,500
19,600
18,368
18,600
19,100
19,200
19,500
19,700
20,000
ECB主要政策金利
(末値、%)
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
ドイツ国債
(10年、%)
0.53
0.10
0.35
▲ 0.07
0.15
0.25
0.25
0.35
0.35
0.35
(円/ドル)
120
108
115
102
109
114
114
115
116
117
(ドル/ユーロ)
1.10
1.09
1.03
1.12
1.08
1.04
1.04
1.03
1.02
1.02
(ドル/バレル)
45
47
58
45
49
50
52
56
59
62
ダウ平均株価
ユーロ圏
為替
ドル・円
ユーロ・ドル
WTI原油先物価格
(注) 網掛けは予測値。予測値は期中平均。但し、無担保コールO/N、FFレート、ECB主要政策金利は期末値。
ユーロ円TIBORは360日ベース。スワップ5年は6カ月LIBORに対する固定金利払。為替相場はニューヨーク終値ベース。
(資料) Bloombergより、みずほ総合研究所作成
3
2.米国経済 ~ 次期政権の財政政策が2017年半ば以降の景気を押し上げ
○ 2016年7~9月期の実質GDP成長率は、在庫投資と外需の押し上げを受けて前期比年率
+3.2%と高い伸び(速報の同+2.9%から上方修正)。実質GDP成長率見通しは2016年は
+1.6%、2017年は+2.2%と予想。11月見通しから上方修正(共に+0.1%Pt)
○ 2016年の成長率は、7~9月期実績の上方修正と10~12月期の個人消費の堅調さを踏まえ
たもの。ただし輸出は7~9月期の反動減が発生、企業の設備投資等も弱いと予想
○ 2017年については、11月見通しでは「回復すれども緩やか」とのシナリオとしたが、本見通し
ではトランプ次期政権の財政政策(減税、インフラ投資、国防費の増額)を明示的に織り込み。
選挙後に急激なドル高が進行しており、その個人消費や外需などに対する影響を加味した
上で、次期政権下の米国経済成長率は、従来と比べて小幅ながら上振れすると予想
○ 本見通しではトランプ次期大統領と共和党議会の円滑な政策運営を前提に、財政政策が実
際に発動される時期を2017年央以降と想定。なお、為替・通商政策を通じた不透明感の増
大による下振れリスクが残存。他方、規制緩和による企業の成長期待上昇は上振れリスク
○ 米金融政策は、財政政策によるインフレ圧力とドル高のディスインフレ圧力の中で、年2回の
利上げを予想
4
米国:トランプ次期政権の財政政策とドル高の影響を織り込み、成長率を上方修正
◯
‧
‧
‧
2016年の成長率を+1.6%(11月予測+1.5%)、2017年の成長率を+2.2%(同+2.1%)に上方修正
2016年は7~9月期実績が上方修正、10~12月期予想値を引き上げ。後者は個人消費の堅調さを踏まえたもの
2017年は財政政策が年央以降に発動すると想定。また、ドル高による個人消費や外需への影響も加味
為替・通商政策を通じた不透明感の増大による下振れリスクが残存。他方、企業の成長期待が高まれば上振れのリスク
【 短期見通し総括表 】
2015 2016 2017
暦年
実質GDP
2015
1~3
4~6
2016
7~9 10~12 1~3
4~6
2017
7~9 10~12 1~3
4~6
7~9 10~12
前期比年率、%
2.6
1.6
2.2
2.0
2.6
2.0
0.9
0.8
1.4
3.2
1.9
1.8
2.3
2.3
2.3
個人消費
前期比年率、%
3.2
2.7
2.5
2.4
2.9
2.7
2.3
1.6
4.3
2.8
2.8
2.3
2.3
2.0
2.0
住宅投資
前期比年率、%
11.7
4.4
1.8
13.3
14.9
12.6
11.5
7.8 ▲ 7.7 ▲ 4.4
2.7
3.2
3.5
5.2
4.6
設備投資
前期比年率、%
2.1 ▲ 0.7
1.9
1.3
1.6
3.9
在庫投資
前期比年率寄与度、%Pt
政府支出
前期比年率、%
純輸出
▲ 3.3 ▲ 3.4
1.0
0.1
0.7
2.1
3.2
3.0
3.0
▲ 0.4 ▲ 0.4 ▲ 1.2
0.5
0.1 ▲ 0.2
0.0
0.0
0.0
1.6 ▲ 1.7
0.2
0.5
0.5
0.4
0.4
0.4
▲ 0.4 ▲ 0.1
0.1
0.1
0.1
0.2 ▲ 0.2 ▲ 0.0
1.0 ▲ 0.5 ▲ 0.6
1.8
0.8
0.3
2.6
1.9
1.0
前期比年率寄与度、%Pt ▲ 0.7
0.2
0.1 ▲ 1.7 ▲ 0.1 ▲ 0.5
▲ 0.5
0.0
0.2
0.9
▲ 2.7 ▲ 0.7
1.8
10.1
▲ 3.6
1.0
2.0
2.3
2.0
3.2
輸出
前期比年率、%
0.1
0.4
1.7 ▲ 5.8
2.9 ▲ 2.8
輸入
前期比年率、%
4.6
0.6
0.9
5.6
2.9
1.1
0.7 ▲ 0.6
0.2
2.1
▲ 0.1
1.2
1.1
0.9
0.7
%
5.3
4.9
4.6
5.6
5.4
5.2
5.0
4.9
4.9
4.9
4.8
4.8
4.7
4.6
4.5
非農業部門雇用者数 1か月当たり、千人
229
186
221
190
251
192
282
196
146
206
195
188
225
225
244
前年比、%
0.3
1.1
2.1
0.3
0.3
0.3
0.4
0.9
1.0
1.0
1.5
2.0
2.0
2.2
2.2
前年比、%
1.4
1.7
1.8
1.4
1.4
1.3
1.4
1.6
1.6
1.7
1.8
1.8
1.8
1.8
1.9
失業率
個人消費支出デフレーター
食品・エネルギーを除くコア
(注)網掛けは予測値。
(資料)米国商務省、米国労働省より、みずほ総合研究所作成
5
米国:選挙結果を受けた足元の経済指標は総じて改善基調
◯ 足元の個人消費は堅調。企業も業況が改善。ただし、投資活動には弱さが残る
‧ 雇用の堅調さや株高を背景に、消費者マインドは良好
――― 11月雇用統計では、最もカバレッジが広い失業率(U-6)が9.3% (前月比0.2Pt低下) 、 2008年4月以来の低さに
‧ ISM指数は製造業、非製造業とも上昇し、企業業況は改善基調維持
――― 11月の製造業ISM指数は53.2(前月比1.3Pt上昇)、非製造業ISM指数は57.2(前月比2.4Pt上昇)
‧ 他方、コア資本財の持ち直しは緩やかな動きに留まり、建設投資はピークアウトの動き
【 消費者マインド 】
【 企業の投資活動 】
(年率、億ドル)
720
110
105
カンファレンスボード
消費者信頼感指数
(1985年=100)
コア資本財出荷
コア資本財受注
(年率、億ドル)
4,400
4,300
建設支出(右目盛)
700
4,200
100
4,100
680
4,000
95
3,900
660
90
3,800
85
640
ミシガン大学
消費者信頼感指数
(1966年Q1=100)
80
3,700
3,600
620
3,500
75
14/01
14/07
15/01
15/07
16/01
(資料)ミシガン大、カンファレンスボードより、みずほ総合研究所作成
16/07 (年/月)
3,400
600
2014
15
16
(年/月)
(資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成
6
米国:大型減税は2017年夏、歳出増は新年度入り後を想定。内需を押し上げ
◯ 個人所得税減税と法人税減税は2017年7月には実施されると想定。インフラ投資や国防費増額は2018年度予算で実施
‧ 減税については、個人所得税は平均税率が2%Pt、法人税は最高税率が20%Pt低下すると想定
――― トランプ氏の公約には上記以外にも様々な減税措置が存在
――― しかし、共和党内には財政赤字の膨張を懸念する議員もいるため、トランプ氏の公約が全て通る公算は小
‧ ドル高と2017年央以降の財政拡大により、11月見通しと比べて、内需は上方修正、外需は下方修正に
【 財政政策の想定 】
【 11月見通しと12月見通しの比較 】
見通し
個人所得税減税
一般的世帯の所得税率が2%Pt低下。
実施時期は2017年7月。
(%Pt) 内需寄与度の比較
2.5
内需は上方修正
2.0
1.5
法人税減税
法人税率が20%Pt低下。
実施時期は2017年7月。
インフラ投資
10年で5,500億ドル(政権移行ウェブサイ
トの記述)。各四半期に均等割。
開始時期は2017年10~12月期。
国防費増額
歳出自動削減(セクエスター)の撤回を
通じた国防省要求水準への増額。
開始時期は2017年10~12月期。
1.0
0.5
0.0
1.0
0.5
外需は下方修正
0.0
▲0.5
1~3
4~6
7~9 10~12 1~3
2016
(注)本見通しでは、FRB/USモデルを用いて、11月見通しに上記の影響を加味した。
なお、ドル相場見通しの変化も考慮している。
(資料)みずほ総合研究所作成
11月見通し
12月見通し
外需寄与度の比較
4~6
7~9 10~12
2017
(四半期/年)
(資料)みずほ総合研究所作成
7
米国:企業批判と保護主義の下振れリスク。規制緩和と成長期待上昇の上振れリスク
◯ トランプ氏の個別企業批判、過度なドル高、保護主義は下振れリスク。規制緩和と成長期待の高まりは上振れリスク
‧ トランプ氏の企業批判と過度なドル高は製造・輸出セクターの業況悪化を通じて保護主義の引き金になりかねず
――― トランプ氏の批判は「経営不振時に雇用調整が困難になる」との企業予想を惹起(じゃっき)し、雇用や投資を抑制
――― 過度なドル高によって製造業の業況や雇用悪化が顕著となれば、米政権の保護主義化につながるリスク
‧ 他方、規制緩和による市場開拓が企業の成長期待を高めるなら、米国経済は上振れ
――― 企業の期待成長率を高めることができれば、長期にわたる設備投資ブームにつながる可能性
【 米経済の下振れリスク 】
元々は海外進出阻止、
国内の雇用維持が目的だが...
元々は実質金利の上昇
(=成長期待の高まり)が背景だが...
15
2%
10
行き過ぎたドル高
(製造・輸出企業)
米企業(製造・輸出企業)の委縮
業況悪化
設備投資(前年比%)
トランプ氏の
米企業批判
【 設備投資と期待成長率の関係 】
新政権の
保護主義化
世界経済、金融市場の混乱
(資料)みずほ総合研究所作成
4%
期待成長率
1%
5
0
▲5
▲10
点線:1997~2004年
破線:2004~2011年
実線:2011~2016年
トランプノミクス考慮前
●線:2016~2020年(今後の投資循環)
▲15
米景気の腰折れ
3%
▲20
8
9
10
11
前年の設備投資/資本ストック比率(%)
12
(注)期待成長率は資本係数の伸びをゼロ、償却率を8.0%として計算。
(資料)米国商務省より、みずほ総合研究所作成
8
米国: FOMCは2017年に年2回の利上げ
◯ FOMCはトランプノミクスや市場動向に注視しながら、年2回の利上げを実施すると予想(6月と12月)
‧ 2016年12月に利上げした後、FOMCは経済指標と政策、金融市場の動きに注視しながら、半年ほど様子見
‧ なお、共和党議会から、金融規制見直し(ドッド=フランク法廃止)や金融政策への干渉(ルール導入等)が強まる公算大
――― 次期政権の為替政策も、FOMCの「緩やかな利上げ」方針を左右するおそれ
【 失業率とインフレ率 】
【 FOMC/FRBに関する政治問題 】
(前年比、%)
2.0
コアインフレ率
1.8
FRB
の目標
金融規制
・ドッド=フランク法の見直し・撤廃
金融政策
・監視委員会の設置
・金融政策へのルール導入
・為替政策(ムニューチン財務長官)の動向
1.6
(%)
8.0
7.5
7.0
6.5
6.0
5.5
5.0
4.5
4.0
1.4
1.2
1.0
失業率
5%を下回ると完全雇用へ
人事
2014
2015
・FRB理事(2名)の指名
・イエレン議長の再任問題
2016
(月・年)
(注) コアインフレ率は食料・エネルギーを除く個人消費支出デフレーター上昇率。
(資料) 米国商務省、米国労働省より、みずほ総合研究所作成
(注)監視委員会設置法案として、Centennial Monetary Commission Act of
2015, S.1786がある。
(資料)みずほ総合研究所作成
9
3.日本経済 ~ 経済対策の進捗や「トランプ円安」が、2017年度の追い風に
○ 2016年7~9月期(2次速報)は、成長率こそ下方修正されたが、在庫投資が下方修正される一
方、個人消費が上方修正されており、内容的には悪くない結果
○ GDP統計の基準改定によって、アベノミクス後の成長率が平均0.5%Pt上方修正。これによって、
潜在成長率も高まる見込み。また、「研究・開発の資本化」などの影響から、GDPの水準(名目)
は約30兆円上方修正
○ 10~12月期以降の景気は、経済対策に伴う公共投資の執行に加えて、「トランプ円安」も下支え
となり、緩やかに持ち直し。2016・17年度の成長率はいずれも+1.2%と、1%を上回る成長に
○ トランプノミクスの影響は、2017年度までの予測期間中は円安がメイン。2018年度以降は、大型
減税やインフラ投資優遇策、規制緩和などに伴う米国経済の成長力向上が、日本経済にとって
もプラスに。ただし、保護主義姿勢や政策の不確実性が高まるリスクに注意
○ これまでの円高や原油価格下落の影響から、コアCPI前年比は2016年末頃までマイナス圏。そ
の後は、エネルギー価格の前年比がプラスに転じ、予測期間後半にはコアインフレ率は1%台
に。エネルギー価格の影響を除く基調的なインフレ率は、小幅なプラスにとどまる
10
日本:「トランプ円安」などを反映し、2016・17年度の成長率を11月予測から上方修正
◯ トランプノミクスへの期待による円安や統計の基準改定を反映し、2016・17年度成長率を11月時点の予測値から上方修正
‧ 2016年度は海外経済の減速や円高の影響が成長率を下押し。一方、公的需要の増加や個人消費の底入れが下支えと
なり、成長率は+1.2%と1%を上回る成長を維持
――― 11月見通し(+0.9%)から0.3%Ptの上方修正。うち0.2%Ptは実績部分(2016年1~6月)の上方修正の影響
‧ 2017年度の成長率は、経済対策の進捗本格化や「トランプ円安」の効果などから、+1.2%(11月見通し+1.0%)と予測
【 日本経済見通し総括表 】
2014
2015
2016
2017
年度
実質GDP
前期比、%
▲ 0.4
2015
7~9
1.3
1.2
1.2
0.2
2016
10~12
▲ 0.4
1~3
0.7
4~6
7~9
10~12
1~3
0.3
0.3
0.4
0.3
1.8
1.3
0.9
0.9
1.1
1.3
1.4
1.3
0.5
▲ 0.0
0.4
0.3
0.2
0.3
0.3
0.3
0.9
▲ 0.1
0.2
0.2
0.2
0.3
0.3
0.3
0.4
0.2
0.3
0.1
0.2
0.3
0.3
0.3
0.3
1.3
3.5
2.6
0.5
▲ 1.2
▲ 3.9
▲ 2.3
▲ 0.1
2.1
0.4
▲ 0.3
1.4
▲ 0.4
0.8
0.5
0.4
0.4
0.7
0.3
▲ 0.1
▲ 0.1
0.2
▲ 0.3
▲ 0.0
▲ 0.0
0.0
0.1
▲ 0.0
▲ 0.1
--
--
--
--
0.8
▲ 1.8
2.8
1.1
0.9
1.1
0.3
▲ 0.5
0.3
前期比、%
▲ 1.4
1.1
0.8
0.9
0.3
▲ 0.7
0.1
個人消費
前期比、%
▲ 2.7
0.5
0.7
1.0
0.5
▲ 0.7
住宅投資
前期比、%
▲ 9.9
2.7
6.4
▲ 5.2
1.8
▲ 1.2
設備投資
前期比、%
2.5
0.6
1.7
1.8
0.6
在庫投資
前期比寄与度、%Pt
0.5
0.3
▲ 0.2
▲ 0.0
▲ 0.2
公需
1~3
0.2
▲ 1.0
民需
10~12
0.2
前期比、%
0.5
7~9
2018
0.3
前期比年率、%
内需
4~6
2017
前期比、%
▲ 0.1
1.2
1.1
1.8
0.2
0.0
1.0
▲ 0.6
0.3
1.0
0.5
0.4
0.3
0.3
0.3
政府消費
前期比、%
0.4
2.0
0.9
1.3
0.4
0.7
1.3
▲ 1.1
0.3
0.4
0.4
0.3
0.3
0.3
0.3
公共投資
前期比、%
▲ 2.1
▲ 2.0
1.9
3.7
▲ 0.5
▲ 2.8
▲ 0.7
1.6
0.1
3.1
0.8
0.8
0.7
0.5
0.3
0.2
0.3
0.1
▲ 0.1
0.1
0.4
▲ 0.1
0.3
▲ 0.2
▲ 0.0
0.0
0.0
0.1
0.0
外需
前期比寄与度、%Pt
0.6
輸出
前期比、%
8.7
0.8
1.5
3.1
2.1
▲ 0.6
0.8
▲ 1.3
1.6
1.5
0.6
0.5
0.6
0.7
0.5
輸入
前期比、%
4.1
▲ 0.2
▲ 0.3
2.8
2.5
▲ 0.9
▲ 1.2
▲ 0.9
▲ 0.4
2.7
1.0
0.2
0.4
0.4
0.4
名目GDP
前期比、%
2.1
2.8
1.2
1.4
0.6
▲ 0.3
0.8
0.2
0.1
0.5
0.0
0.5
0.8
0.4
▲ 0.4
GDPデフレーター
前年比、%
2.5
1.4
▲ 0.0
0.3
1.8
1.5
0.9
0.4
▲ 0.2
▲ 0.1
▲ 0.3
▲ 0.0
0.7
0.5
0.0
前年比、%
2.1
0.0
▲ 0.3
0.9
0.0
▲ 0.0
▲ 0.3
▲ 0.7
▲ 0.8
▲ 0.1
0.4
0.7
1.1
1.0
0.9
内需デフレーター
(注)網掛けは予測値。
(資料)内閣府「四半期別GDP速報」より、みずほ総合研究所作成
11
日本:円安修正を受けて、2017年度のコアインフレ率を小幅上方修正(+0.1%Pt)
【 日本経済見通し総括表(主要経済指標) 】
2014
2015
2016
2017
年度
鉱工業生産
7~9
5.1
9.0
▲ 1.7
前年比、%
1.8
1.5
▲ 0.7
2.0
1.4
1.7
2.6
2.2
%
3.5
3.3
3.0
3.0
3.4
3.3
3.2
新設住宅着工戸数
年率換算、万戸
88.0
92.1
97.4
91.3
91.7
86.8
経常収支
年率換算、兆円
8.7
18.0
21.0
20.5
15.9
国内企業物価
前年比、%
2.7
▲ 3.2
▲ 2.3
2.3
消費者物価(除く生鮮食品)
前年比、%
2.8
▲ 0.0
▲ 0.2
消費者物価(同上、除く消費税) 前年比、%
0.7
▲ 0.0
消費者物価(除く食料(酒類除く)
前年比、%
及びエネルギー、除く消費税)
0.5
0.5
完全失業率
▲ 1.0
4~6
0.3
(4.4)
名目雇用者報酬
0.1
1~3
2.5
前年比、%
▲ 1.0
10~12
1.1
経常利益
(下段:特殊要因除く)
▲ 1.0
2016
▲ 1.5
3.5
(▲5.3)
前期比、%
▲ 0.5
2015
0.2
2017
7~9
1.3
11.5
▲ 9.3 ▲ 10.0
(▲5.8)
10~12
1.7
1~3
0.3
4~6
0.5
2018
7~9
10~12
1~3
0.4
0.5
0.4
▲ 12.4
0.3
(3.7)
6.3
7.6
▲ 1.5
▲ 3.2
2.3
1.9
1.9
1.9
1.9
2.1
1.9
3.2
3.0
3.0
3.0
3.0
3.0
3.0
3.0
94.7
100.5
98.2
96.6
93.5
91.9
91.6
91.2
90.9
19.2
19.9
18.5
19.6
23.4
20.0
20.0
18.2
21.9
19.0
▲ 3.7
▲ 3.7
▲ 3.5
▲ 4.4
▲ 3.6
▲ 1.7
0.6
2.0
2.9
2.6
2.0
1.0
▲ 0.2
▲ 0.1
▲ 0.1
▲ 0.4
▲ 0.5
▲ 0.3
0.2
0.5
1.0
1.2
1.3
▲ 0.2
1.0
▲ 0.2
▲ 0.1
▲ 0.1
▲ 0.4
▲ 0.5
▲ 0.3
0.2
0.5
1.0
1.2
1.3
0.2
0.3
0.5
0.6
0.6
0.5
0.2
0.0
0.1
0.1
0.3
0.4
0.4
無担保コール翌日物金利
%
0.02 ▲ 0.00 ▲ 0.05 ▲ 0.05
0.01
0.04 ▲ 0.00 ▲ 0.06 ▲ 0.06 ▲ 0.05 ▲ 0.05 ▲ 0.05 ▲ 0.05 ▲ 0.05 ▲ 0.05
新発10年国債利回り
%
0.48
0.39
0.31
0.06 ▲ 0.12 ▲ 0.13 ▲ 0.01
日経平均株価
円
19,412 19,053
16,849 16,408 16,497 17,700
対ドル為替相場
WTI原油先物最期近物
0.29 ▲ 0.05
0.00
16,273 18,841 17,400 19,800
0.00
0.00
0.00
0.00
0.00
18,800 19,100 19,600 19,900
20,400
円/ドル
110
120
108
115
122
121
115
108
102
109
114
114
115
116
117
ドル/バレル
81
45
47
58
47
42
34
46
45
49
50
52
56
59
62
(注)1.網掛けは予測値。実数データより変化率を計算しているため、公表値と一致しないことがある。
2.経常利益は法人企業統計の全規模・全産業ベース(金融・保険を除く)。下段の()内の数値は、2016年7~9月期に発生した純粋持ち株会社の個社要因による押し上げを除くベース。
3.完全失業率、新設住宅着工戸数、経常収支の四半期は季節調整値。
4.金融関連の指標について、無担保コール翌日物金利は期末値、新発10年国債利回りは月末値の期中平均値、その他は期中平均値。
(資料)内閣府「四半期別GDP速報」、経済産業省「鉱工業指数」、財務省「法人企業統計季報」、総務省「労働力調査」、「消費者物価指数」、国土交通省「建築着工統計調査報告」、
日本銀行「国際収支」、「企業物価指数」、「金融経済統計月報」、「外国為替相場」、日本相互証券㈱「主要レート推移」、日本経済新聞、Bloombergより、みずほ総合研究所作成
12
日本: 7~9月期GDP(2次速報)概要~成長率こそ下方修正も、内容は悪くない
◯ 7~9月期の実質成長率(2次速報)は前期比+0.3%(年率+1.3%)と、1次速報(年率+2.2%)から下方修正
‧ 下方修正の主因は在庫投資だが、これは先行きの在庫調整圧力の緩和を示すもの。一方、個人消費は上方修正され、
持ち直しが明確に
‧ 総じてみると、7~9月期の回復は、外需の持ち直しに加えて、家計部門の回復も下支えしていたとの姿に改められた。し
たがって、今回の2次速報は、成長率こそ下方修正されたものの、内容的には悪くないと評価できる
【 7~9月期実質GDP成長率(2次速報) 】
(前期比・%)
2015年
7~9 10~12
(前期比、%)
2.0
1.0
0.7
0.5
0.3
0.5
▲ 1.8
2.8
1.8
1.3
2.2
2.1
1.1
0.4
0.9
1.1
0.3 ▲ 0.5
0.3
0.5 ▲ 0.0
(0.3) (▲0.5)
(0.3)
(0.5) (▲0.0)
0.3 ▲ 0.7
0.1
0.9 ▲ 0.1
国内民間需要
(0.3) (▲0.5)
(0.1)
(0.7) (▲0.1)
0.5 ▲ 0.7
0.4
0.2
0.3
民間最終消費支出
1.8 ▲ 1.2
1.3
3.5
2.6
民間住宅
0.6
0.4 ▲ 0.3
1.4 ▲ 0.4
民間企業設備
(▲0.2) (▲0.1) (▲0.1)
(0.2) (▲0.3)
民間在庫変動
0.2
0.0
1.0 ▲ 0.6
0.3
公的需要
(0.1)
(0.0)
(0.2) (▲0.1)
(0.1)
0.4
0.7
1.3 ▲ 1.1
0.3
政府最終消費支出
▲ 0.5 ▲ 2.8 ▲ 0.7
1.6
0.1
公的固定資本形成
(▲0.1)
(0.1)
(0.4) (▲0.1)
(0.3)
財貨・サービスの純輸出
2.1 ▲ 0.6
0.8 ▲ 1.3
1.6
輸出
2.5 ▲ 0.9 ▲ 1.2 ▲ 0.9 ▲ 0.4
輸入
0.6 ▲ 0.3
0.8
0.2
0.1
名目GDP
1.8
1.5
0.9
0.4 ▲ 0.2
GDPデフレーター(前年比)
(注)()内は国内総生産への寄与度。
(資料) 内閣府「四半期別GDP速報」より、みずほ総合研究所作成
0.9
0.1
(0.1)
0.1
(0.0)
0.1
2.3
0.0
(▲0.1)
0.2
(0.0)
0.4
▲ 0.7
(0.5)
2.0
▲ 0.6
0.2
▲ 0.1
(前年比)
0.5
0.0
実質GDP
成長率
▲ 0.5
民間在庫投資
民間設備投資
▲ 1.0
Q3
Q4
2014
Q1
Q2
Q3
Q4
Q1
2015
(資料) 内閣府「四半期別GDP速報」より、みずほ総合研究所作成
Q2
2016
Q3 (期)
(年)
1次QE
7~9
▲ 0.4
国内需要
公的需要
7~9
0.8
(前期比年率)
家計
(消費+住宅) 外需
4~6
0.2
国内総生産(GDP)
1.5
2016年
1~3
13
日本:GDP統計基準改定の影響~アベノミクス後の成長率が大幅に上方修正
◯ GDP統計の基準改定によって、アベノミクス開始後の成長率が大幅に上方修正。潜在成長率も高まる見込み
‧ アベノミクス開始後(2013年1~3月期以降)の平均成長率は、実質年率+1.1%と改定前の実質年率+0.6%から上昇
――― 2013年度(成長率:+2.0%⇒+2.6%)は、「建設コモ法見直し」(※)で設備投資(+3.0%⇒+7.0%)が上振れ
――― 2014年度(成長率:+▲0.9%⇒▲0.4%)は、R&D算入や機械投資の上振れで、設備投資(+0.1%⇒+2.5%)が
上方修正。2015年度(成長率:+0.9%⇒+1.3%)は、主に個人消費(▲0.1%⇒+0.5%)が上振れ
※ 建設業産出額の計算を「インプット方式」から「出来高方式」に変更
◯ GDPの水準(名目)は、約30兆円上方修正。大部分は「研究・開発の資本化」の影響(約20兆円)
【 実質GDP成長率の改定前後比較 】
アベノミクス開始後平均と全体平均(1994年以降)
ア ベノミ クス開始後 全体( 1 9 9 4 年以降)
改定後
改定前
改定後
改定前
変化率( %)
GDP
1.1
0.6
0.9
0.8
個人消費
▲ 0.0
▲ 0.2
0.9
0.8
住宅投資
1.5
1.0
▲ 1.9
▲ 2.0
設備投資
3.4
2.1
1.3
0.9
政府消費
1.3
1.0
1.8
1.9
年度ベース
(前年比、%)
4
3
アベノミクス後が
上方修正
改定幅
改定前
改定後
2
1
0
公共投資
0.4
0.5
▲ 2.4
▲ 2.8
輸出
4.4
3.8
4.1
3.9
▲1
輸入
2.8
2.7
3.2
3.2
▲2
民需
0.6
0.3
0.6
0.5
▲3
公需
0.3
0.2
0.2
0.2
外需
0.2
0.1
0.2
0.2
▲4
寄与度( %Pt )
(注)アベノミクス開始後は、2013年1~3月期以降。
(資料) 内閣府「四半期別GDP速報」より、みずほ総合研究所作成
05
06
07
08
09
10
11
12
13
14
15 (年度)
(資料) 内閣府「四半期別GDP速報」より、みずほ総合研究所作成
14
日本:トランプ政権誕生の影響~2017年度は「トランプ円安」が追い風に
◯ トランプノミクスによる日本経済への影響は、2017年度までの予測期間においては、為替を通じた影響がメイン
‧ トランプノミクスへの期待から円安が進行。円安は、セクターによってメリット・デメリットが分かれるが、全体としてはプラス
‧ 2017年度のドル・円レートは115円/ドルと、11月見通し(105円/ドル)から約10%円安に修正。円安修正などを受けて、日
本の2017年度成長率は+1.2%(11月見通し+1.0%)、コアCPI前年比は+1.0%(11月見通し+0.9%)に上方修正
◯ 2018年度以降については、大型減税やインフラ投資優遇策、規制緩和などに伴う米国経済の成長力向上が、日本経済に
とってもプラスに。ただし、保護主義姿勢や政策の不確実性が高まるリスクに注意
【 ドル・円相場と想定為替レート(全規模・全産業ベース) 】
【 円安のメリット・デメリット整理 】
(円/ドル)
130
125
短
期
長
期
120
115
110
105
ドル円相場
想定為替レート
100
95
15/4
16/4
(年/月)
(注)想定為替レートは日銀短観の全規模・全産業ベース。上期は6月調査、下期は12月調査の
想定レート(ただし2016年度は9月調査)。
(資料) 日本銀行、Bloombergより、みずほ総合研究所作成
メリ ッ ト
デメリ ッ ト
【輸出型産業】
・輸出金額の円評価額増加による
増収効果
【国内型産業】
・輸入品に対する価格競争力改善
【 インバウンド関連】
・ インバウンド需要の増加
【輸入型産業】
・輸入コストの増加・収益圧迫
【 家計】
・ 物価上昇による購買力低下
【 輸出型産業】
・ 輸出先通貨での販売価格引き
下げによる価格競争力向上・
輸出数量増加
【国内型産業】
・輸出産業からの生産波及
【製造業】国内回帰
【外資】対内投資増加
【企業】海外進出のコスト増
【 インバウンド関連】 設備投資増加
(資料)みずほ総合研究所作成
15
(ご参考)主要国の政治日程
2017年
米国
1月 新議会・新政権誕生
2018年
2月 イエレンFRB議長任期満了
11月 中間選挙
3月 オランダ議会選挙
欧州
5月頃 イタリア総選挙
4月~5月 フランス大統領選挙
6月 フランス議会選挙
8~10月 ドイツ議会選挙
4月 黒田日銀総裁任期満了
日本
9月 自民党総裁選
12月頃 衆議院議員任期満了
3月 香港行政長官選挙
アジア
秋 第19期中国共産党大会
12月頃 韓国大統領選挙
5月 マレーシア議会選挙
年後半 中国3中全会
年内 インド上院選挙
12月頃 タイ総選挙
3月 ロシア大統領選挙
その他
7月 メキシコ大統領選挙
10月 ブラジル大統領選挙
(資料) みずほ総合研究所作成
16
【経済予測チーム】
武内浩二
小林公司
・米国/欧州経済
小野 亮
風間春香
吉田健一郎
松本 惇
・アジア経済
大和香織
玉井芳野
・日本経済
徳田秀信
有田賢太郎
大野晴香
市川雄介
宮嶋貴之
上里 啓
高瀬美帆
・金融市場
野口雄裕
井上 淳
大塚理恵子
坂中弥生
(全体総括)
(新興国)
03-3591-1244
03-3591-1379
[email protected]
[email protected]
(総括)
(米国)
(欧州)
(欧州)
03-3591-1219
03-3591-1418
03-3591-1265
03-3591-1199
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
(総括)
(中国)
03-3591-1368
03-3591-1367
[email protected]
[email protected]
(総括)
(外需・物価)
(個人消費)
(計量分析)
(企業)
(雇用・政府)
(住宅)
03-3591-1298
03-3591-1419
03-3591-1243
03-3591-1289
03-3591-1434
03-3591-1284
03-3591-1416
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
(総括)
(新興国・原油)
(内外株式)
(海外金利)
03-3591-1249
03-3591-1197
03-3591-1420
03-3591-1242
[email protected]
[email protected]
[email protected]
[email protected]
本資料は情報提供のみを目的として作成されたものであり、取引の勧誘を目的としたものではありません。本資料は、弊社が
信頼に足り且つ正確であると判断した情報に基づき作成されておりますが、弊社はその正確性・確実性を保証するものではあ
りません。本資料のご利用に際しては、ご自身の判断にてなされますようお願い申し上げます。
17