平成 26 年度県民経済計算の推計結果(確報)

平成 28 年 11 月 21 日
企 画 振 興 部
平成 26 年度県民経済計算の推計結果(確報)
<推計結果のポイント>
平成 26 年度の本県経済は、4月に実施された消費税率引上げによる駆け込み需要の
反動等の影響を受け、個人消費や生産に弱さがみられた。
このような状況から、県内総生産は、名目では3年ぶり、実質では5年ぶりのマイ
ナス成長となった。
○ 県内総生産 ~1年間の県内経済活動により生み出された付加価値~
県内総生産(名目)
3兆7,546億円
名目経済成長率
△0.6%
産業別にみると、農林水産業、製造業、建設業などが減少した。
・ 農 業 △ 7.7%(果実の産出額が増加したものの、米の産出額が減少)
・ 製造業 △ 3.0%(うち 電気機械△19.3%、精密機械△30.3%、化学+35.7%)
・ 建設業 △ 3.9%(公共工事が増加したものの、民間工事が減少)
実質経済成長率
※
△1.5%
デフレーター(物価指数)が上昇(87.1→87.8)したため、実質の減少幅は名目の
減少幅より大きい。
○ 県 民 所 得 ~雇用者への報酬や企業の利潤など付加価値の分配~
県 民 所 得
2兆9,275億円(前年度比△2.0%)3年ぶりの減少
・ 雇用者報酬 + 0.1%
比較可能な平成 14 年度以降で初の増加
・ 企業所得
5年ぶりの減少
△ 7.5%
・ 財 産 所 得(利子、配当など)+4.1% 3年連続の増加
一人当たり県民所得
258万9千円(前年度比△1.1%)
・ 対全国比(全国=100)は90.3(H25 は 92.8)となり、5年ぶりに比率が低下
※
「一人当たり県民所得」は、企業の利潤なども含んだ県民経済全体の所得水準を表す
指標であり、県民個人の給与や実収入などとの比較はできない。
《参考:平成 26 年度国民経済計算(前年度比)
》
名目経済成長率 +1.5%
国民所得
+1.5%
実質経済成長率
一人当たり国民所得
△1.0%
+1.7%(286 万 8 千円)