Ⅳ 三重県経済の概況(参考) 1 経済の動向 ~ 経済成長率 名目:0.0%増 実質:1.0%減 ~ 県内総生産は、名目で7兆6,564億円(対前年度比0.0%増)、 実質で 9兆258億円( 同 ▲1.0%)となり、 名目は3年連続の増加、実質では3年ぶりの減少となりました。 平成26年度の三重県経済は、生産面では、製造業及び卸売業・小売業が減少したものの、 サービス業などが増加となり、名目は3年連続の増加、実質は3年ぶりの減少となりました。 (図35) 三重県の経済成長率 (%) 10.0 7.1 7.5 4.5 5.0 4.1 3.7 4.2 0.0 6.9 6.4 1.6 ▲ 6.6 ▲ 5.0 ▲ 0.3 ▲ 1.3 3.4 2.5 実質経済成長率 ▲ 15.0 16 17 18 19 5.0 3.1 0.0 ▲ 1.0 ▲ 2.9 ▲ 4.4 名目経済成長率 ▲ 10.0 5.1 ▲ 11.0 20 21 22 23 24 26 (年度) 25 2 県内総生産(名目) 平成26年度の県内総生産(名目)の対前年度比を産業別にみると、第1次産業は農業 が減少したことから、対前年度比3.0%減となり、第2次産業は製造業、建設業が減少した ことから、対前年度比▲1.1%となり、第3次産業は卸売・小売業などが減少したが、 サービス業や政府サービス生産者が増加したことから、対前年度比0.8%増となりました。 (図36) 三重県内産業別総生産の対前年度増加率 (%) 13.6 15.0 10.0 第2次産業 第3次産業 5.8 6.5 4.2 5.0 0.0 第1次産業 1.8 1.5 0.1 ▲ 0.2 ▲ 5.0 1.3 0.8 ▲ 1.1 ▲ 0.2 ▲ 3.0 ▲ 5.5 ▲ 10.0 ▲ 11.0 ▲ 15.0 22 23 24 25 26 (年度) 3 県民所得(分配) 平成26年度の県民(分配)所得は5兆7,386億円で、対前年度比は0.7%減となり、3年 ぶりの減少となりました。 一人当たりの県民所得は314万4千円となり、対前年度(315万2千円)比で0.3%減となり ました。全国(平成26年度の一人当たり国民所得286万8千円:内閣府「平成26年度国民経 済計算確報」)を基準(=100)とした値では109.6となり、前年度比で2.1ポイント減少 しました。 (図37) 一人当たりの県民所得及び国民所得 (千円) 4,000 108.2 109.1 110.4 112.2 115 110.8 106.8 107.3 3,500 110.5 110 105 3,000 103.4 102.6 100 102.1 95 2,500 90 一人当たり県民所得 一人当たり国民所得 一人当たり県民所得(国民所得=100) 2,000 1,500 16 17 18 19 20 85 21 22 23 24 25 26 80 (年度) 参考 項目別県民所得(分配)と労働分配率 平成26年度の県民所得(分配)5兆7,386億円の内訳は、県民雇用者報酬が3兆4,609億円 財産所得が2,878億円、企業所得が1兆9,899億円となりました。労働分配率は60.3%とな り3年ぶりに上昇しました。 (%) (図38) 三重県の項目別市町民所得及び労働分配率 (億円) 70,000 80 75 60,000 50,000 69.6 63.8 70 65.9 64.4 65 66.2 64.2 63.4 62.2 62.1 60.3 60.0 40,000 60 55 50 30,000 雇用者報酬 財産所得 企業所得 労働分配率(右目盛) 20,000 45 40 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 (年度) 4 県内総生産(支出側、名目) 平成26年度の県内総生産(支出側)は名目で7兆6,564億円(対前年度比0.0%増)となり ました。 対前年度比では、民間最終消費支出が0.8%増で2年連続の増加、政府最終消費支出 が2.4%増で3年ぶりの増加、県内総資本形成が11.8%増で2年連続の増加となりました。 (%) (図39) 県内総生産(支出側、名目)の項目別寄与度の推移 10.0 8.0 6.0 4.0 2.0 0.0 ▲ 2.0 ▲ 4.0 ▲ 6.0 ▲ 8.0 ▲ 10.0 民間最終消費支出 政府最終消費支出 民間住宅 民間企業設備 公的固定資本形成 在庫品増加 財貨・サ-ビスの移出入等 県内総生産(支出側)の伸び率 ▲ 12.0 22 23 24 25 26 (年度)
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